◆創作集団『必志組』
『必志組』は、10代後半(2001年時点で高校生くらい)のメンバーが
ネット、メールなどを通じて出逢い、作り上げてきた集団です。
創作集団という名前からも分かるとおり、活動を芝居に限定はしていません。
映像やダンスなど、自由にやりたいことをやっていいのです。
芝居を中心にやってはいますが、メンバーそれぞれが自分の希望を語りつつ、
それを実現していっています。
キーワードは志です。
ご存じの方も多いと思いますが、キャラメルボックスという劇団の
『俺達は志士じゃない』という芝居の中で出てくる名前が「ヒッシグミ」です。
志を持つ者なら身分に関係なく入れる、日本を良くするための組です。
この集団の名前『必志組』は、そこから来ています。
◆『必志組』立ち上げ
立ち上げ直後は、こんな感じでした。
忘れもしない十月のあの日。私はコタツでビデオを見ていた。
見ていたのは……演劇集団キャラメルボックス『俺たちは志士じゃない』
そのころちょうど、煎餅などかじりながら友人と話題にしていたのは、
芝居をやることについて。
『何のために芝居をやるのか?』
そして、それが見えないままに芝居を作るというのは、
いったいどういうことなのか?
『どうして芝居をするの?』
その答えが、『部活だから』『なんとなく』では哀しすぎる。
私には、ある。
伝えたいことが、叫びたいことが。
それを総合すると、何か。
志士を集めよう。
口だけで終わるほど、弱いものではなかった。
私たちは様々な場所から人を集めた。
『友達同士で芝居する』ためではなく、『芝居のために仲間になる』こと。
そうして私は、私の仲間たちと出会った。
私事だが、私は『私たち』という呼び方をするつもりはない。
私が書いている文章に、全員が納得するかなど怪しいのだから。
それぞれやりたいことがあるのだ。
右へ倣えなどできるはずもない連中である。(と、私は思う)
私は、このページを通じて私たちの仲間にも呼びかけたいと思う。
芝居を一つやって、それだけで終わりの集団にはしたくない。
互いを、自分のヤリタイコトのために思う存分利用していきたい。
そして、そのぶつかり合いの中で、何か新しいものを作っていきたい。
仲間も増やしたい。
現在、脚本書き3名、絵描き多数(笑)。
それから写真撮り1名、歌うたい1名、踊り好き1名、役者は何人?である。
ネットで応援してくださる方の中には、音楽を手伝ってくださる方や、
観に行きますと言ってくださる方などがいる。
高校生のうちに、私は私の仲間たちと出会えたことを本当に幸せに思う。
以上は、私が2001年の3月に書いた文章です。立ち上げて四ヶ月。生まれたばかりの『必志組』です。
現在、メンバー変更もありますが、本質は変わらず。志を燃やして走り続けています。
◆『必志組』現在(2002.4.12)
『必志組』は、今、『必志組』NON-STOP。調布市の市民会館「たづくり」での
公演のために、練習に励んでいます。
何故NON-STOPかというと、脚本書き三人がそれぞれ別の二人~三人芝居を書いて、
三ユニットを組みました。
そしてそれを、それぞれが三~四公演ずつやるのです。
市民会館の映像シアターの座席数は104ですから、
集客は1000人なければならないということになります。
半分としても、520人。
とても辛い戦いです。チャレンジです。
役者を、劇団を、スタッフや演出を伸ばすのは、
そして彼らに新しい可能性を示すのは、誰よりも観客です。
目の肥えたお客さんから、芝居を見たことがない人まで。
幅広い観客層を、『必志組』は求めています。
伸びたい。もっと。
『必志組』の、願いです。
最終更新:2008年01月28日 02:07