■キャラクター名
佐藤拓哉

■キャラクターの性別:男性
■学年:その他
■所持武器:完全捕食者

■攻撃:20
■防御:0
■体力:10
■精神:0
■FS:0

■FS名:味方

■特殊能力名:放逐

■特殊能力内容
 佐藤拓哉は多次元並行世界統一政府に追われる立場である。
 完全捕食者による攻撃は非常に特徴的であるため三回も通常攻撃を行えば多次元並行世界統一政府に察知される。
 多次元並行世界統一政府は佐藤拓哉を非常に危険視している。
 多次元並行世界統一政府は佐藤拓哉の居場所が分かれば微小領域消失爆弾によって部分的に世界結界を破壊し佐藤拓哉は世界外に放逐される。
 つまり戦線離脱を余儀なくされる。
 佐藤拓哉が後何回攻撃できるか参加者が正確に認識できるよう状態変化の欄は管理者によって常時最新の状態に更新される。

【※GK注:この能力はゲーム的には以下の様に扱う】
効果:通常攻撃
範囲:同マス
対象:任意1人
時間:一瞬
制約1:永続戦線離脱
制約2:既に通常攻撃を2回行っていなければ使用できない。また、この能力を使用可能な状況では能力以外で通常攻撃を行えない。

■希望発動率
いかなる条件下においても絶対に発動する。
【※GK注:発動率200%として扱う】

■1ターン目リスク
1ターン目使用可(リスクなし)

■キャラクター説明
 日本政府は隔離対象中二病患者認定制度を発行した。
 隔離対象中二病患者認定制度とは一般人と同じ社会で共同生活を行うことが困難でありかつ大きな危険が伴う末期中二病患者を速やかに一般社会から隔離し中二力の制御特訓や封印処置を受けさせる制度だ。
 実質的には日本政府の背後にいる多次元並行世界統一政府の監視対象下におかれることを意味する。
 多次元並行世界統一政府とは世界内知性生命体が己の認識できる全ての世界のおおよそあらゆることを解明するために結成された探求者たちの秘密結社である。
 その設立時期ははっきりはしていないが少なくとも紀元前から存在しあらゆる組織に対し凄まじい影響力を誇っている。
 その情報網は絶大であらゆる最新情報を入手することができるとされその情報網ゆえに数多の組織や個人がその情報を得るために同盟を結んでいる。
 構成員数は日本国内にいる者に限定しても数億人とされ先進国の政府要人や大企業の幹部役員あるいは世に知られぬ権力や者学者なども数多く在籍している。
 現在では本来の目的である真理の探究から離れ裏社会から世界を管理する統治組織となっている。
 佐藤拓哉は多次元並行世界統一政府が発行した隔離対象中二病患者認定制度の対象患者の第壱号である。
 佐藤拓哉は隔離対象中二病患者第壱号事件によって対象患者に認定された。
 隔離対象中二病患者第壱号事件とは第八選別者守護機関と反中二教会との戦闘によって多数の民間人が巻き込まれた事件に端を発する一連の事件である。
 第八選別者保護機関とは魔人の保護と魔人の処罰を目的とする秘密機関である。
 その設立時期は不明だが少数精鋭の魔人によって構成され様々な種類の魔人が名を連ねている。
 対する反中二教会は全世界に支部を持ちながら極めて秘密性の高い宗教団体である。
 その教理は裏社会では一般に魔人とその中二病的創造物を全て抹消するというものと理解されているが実際には緻密な定義が存在するとされる。
 裏社会ではその名を知らぬ者は存在しない。
 信徒のほとんどは他の宗教と同様に一般的な信仰活動を行っている。
 しかし、上層部直属の実働部隊とその直轄部隊は完全な戦闘集団である。
 隔離対象中二病患者第壱号事件において両組織の戦闘に巻き込まれた民間人の中で唯一の生存者である佐藤拓哉の生存状況に不審を持たれ各機関が調査を行った。
 その結果佐藤拓哉は魔人であり無意識に発言した彼自身の能力で生き残ったことが判明した。
 さらに追跡調査を行うと被害者の大半の死因は佐藤拓哉の特殊能力に起因するものであることが明らかとなった。
 この情報は一般の報道機関に流出し無自覚な魔人が気づかぬうちに一般市民に被害を与えているのではないかという疑念を大衆に広めた。
 また報道機関の追跡調査によって器質的にも機能的にも臓器が未熟な超未熟児として奇跡的に生を受けた佐藤拓哉が生誕した同日に同病院で多数の新生児が不審死を遂げたという情報が疑心暗鬼に拍車をかけた。
 魔人が迫害の対象として排斥しようという世論への対策として日本政府は異例の速さで隔離対象中二病患者認定制度を制定した。
 本来抵抗するはずの第八選別者守護機関も事件の発端に関わりまた高まりつつあった世間の反魔人感情に油を注ぐ恐れがあったことから傍観を余儀なくされた。
 佐藤拓哉の持つ特殊能力はあらゆる存在を還元し物質の創造を行うものである。
 ただし能力自身が完全に自律的に作動するうえ創造をおよぼせる範囲は佐藤拓哉の肉体に限られる。
 通常状態は周囲の電磁波や放射線、熱振動、素粒子などをわずかに吸収する程度である。
 隔離対象中二病患者第壱号事件においては佐藤拓哉が瀕死の重傷を負ったことで周囲の生命体から生命力を大量に吸収した結果生命力が生命活動に必要な最低限を下回ったことから多数の死者を出す結果となった。
 佐藤拓哉の特殊能力は彼自身の存在維持を最優先とするため還元することで佐藤拓哉の存在維持を阻害するような存在や概念は原則的に吸収しない。
 逆に佐藤拓哉の存在を脅かす予兆があればその存在や概念を優先的に還元する。
 理論上あらゆる環境下においてあらゆる存在や概念を自らの栄養として取り込み永続的に活動することができることから彼の能力は多次元並行世界統一政府によって完全捕食者と命名された。
 佐藤拓哉は先天的な遺伝子疾患を持ち完全捕食者による肉体復元なしでは生きることができない。
 また佐藤拓哉は聾唖である。
 しかし他者と意思疎通のできない未来を完全捕食者に還元させることである能力を得た。
 その能力とは互いの声が届く範囲に精神感応を行うというものであった。
 つまり普通に会話することができるというものである。
 日常的に使われたこの能力はあまりにも自然であったため周囲の人間にも気づかれることはなかった。
 しかし多次元並行世界統一政府の能力制御特訓時に言語圏の異なる者とも問題なく対話できることが発覚した。
 実は佐藤拓哉の脳は感覚を処理する部分がほとんどない。
 佐藤拓哉は五感の処理を完全捕食者に模倣させることでこれを補っている。
 ここでいう五感とは体性感覚や前庭感覚など健全な肉体を持つ人間が通常持ちうる全ての生理学的感覚のことである。
 この五感の模倣は非常に柔軟で感覚器官が許容する範囲内で自由に感度を変えることができる。
 共感覚や運動盲など特殊な知覚もまるで問題なく行える。
 このように巨視的な肉体の欠陥は完全捕食者が補間するため支障はない。
 また完全捕食者によって復元される細胞は寿命を含め微視的に常時最良の状態にある。
 さらに佐藤拓哉は多次元並行世界統一政府の能力制御特訓時に意識的に肉体の限界を無視する身体操作術を習得している。
 これにより佐藤拓哉は肉体特化型魔人と互角の運動能力を得た。
 特に自らの肉体を破壊しながら繰り出されるその攻撃は完全捕食者の暴走を意識的に促しあらゆる敵に深刻な損害を与える。
 現在の佐藤拓哉はこれらに加えさらに特異な能力を獲得している。
 そのきっかけは強硬な反魔人組織が佐藤拓哉を収容している隔離施設を核攻撃したことである。
 この事件によって完全捕食者はより積極的に佐藤拓哉の存在を維持するよう変革を遂げた。
 佐藤拓哉が核攻撃を受けたのは事前にそれを察知できなかったためでありより多くの情報を得るため完全捕食者は佐藤拓哉に上位存在である参加者と同じ視点を与えた。
 つまり掲示板と呼称される文書群などを閲覧できるようになったのだ。
 この能力を得たことが皮肉にも佐藤拓哉の存在を脅かすものとなる。
 会ったことのない人間のことを詳細に知ることができ未来に起きることが分かってしまうがゆえに佐藤拓哉は同じ世界に住む他者に共感できなくなったのだ。
 社会性を失った佐藤拓哉はかつての友を失い家族からも見放され今の組織に拾われた。
 この能力は運命を決める電子会議室の賽の目を変えられるものではないため今の仲間からは肝心なことが分からない予知と理解されている。
 佐藤拓哉の外見は会うたびに変わる。
 これは反魔人組織による隔離施設の破壊を佐藤拓哉の脱走と解釈した多次元並行世界統一政府から佐藤拓哉の身を守るため今の仲間が外見を自由自在に変える魔法の装身具を佐藤拓哉に与えたからである。
 その多様性は比肩するものがないほど圧倒的であり老若男女人種体格雰囲気に至るまで千変万化どころではない。

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最終更新:2010年07月18日 19:33