はじめてのエスペラント
助動詞と前置詞
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kursodeesperanto
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なんだかずっと喋ってたら喉が渇いてきたなぁ。
「私は水を飲みたい」ってなんていうの?
Mi volas trinki akvonよ。
volasは現在形の動詞で、「~しよう」という意思を示すの。
実際のところ、deziras(~したい)とよく混同されるわ。
volasは英語でいうwillで、dezirasはwant toみたいなものかな。
じゃあ、これらは助動詞なの?
エスペラントに助動詞はないの。
volas trinkiを見てちょうだい。動詞が連続しているでしょう?
volasは現在形で、trinkiは不定詞よね。
こういうのを複合動詞というのだけど、エスペラントでは助動詞にあたるものを複合動詞で示すの。
ほかにpovi(~できる), devi(~しなければならない), rajti(~してもよい)などを覚えておくといい。
Mi povas naĝi. 私は泳げます。
Ĝis morgaŭ li devas fini lian taskon. 明日までに彼は仕事を終えねばならない。
Vi rajtas manĝi la kukon. あなたはそのケーキを食べてもよい。
これは覚えておくと便利そうだね。
ところで、ĝis morgaŭで「明日までに」って意味なの?
えぇ、このĝisというのは「~までに」という前置詞よ。
Ĝis!だけで「またね」という挨拶語にもなるわ。
前置詞にはほかにどんなのがあるの?
「~に」を表すal、「~の」を表すde、「~の量」を表すdaなど、色々あるわ。
代表的なのを挙げておくわね。
Li donis al mi du librojn. 彼は私に本を2冊くれた。(英語の第4文型にあたるものはないので、Li donis min du librojnは不可)
Letero de Vincento ヴィンセントの手紙
Li trinkis tason da teo. 彼はお茶を一杯飲んだ。(tasonで「一杯」を表す)
Ŝi sidis en la ĉambro. 彼女は部屋の中で座っていた。(enは「~の中で」)
Ni laboris por la ideo. 私たちは理想のために働いた。(porは「~のために」)
La letero estas sur la tablo. その手紙は机の上にある。(surは「~の上に」)
Li staras antaŭ la pordo. 彼は門の前で立っている。(antaŭは「~の前に」)
最後に、意味が決まっていない前置詞jeを教えておこう。
jeはどの前置詞を使ったらいいか迷うときに使うことができる。
だが実際には意味がないわけではなく、時間や数量、動詞や形容詞の補語を示す。
- 1. 時間
- Mi revenis je la deka horo. 私は10時に戻った。
- 2. 数量
- Li estas pli alta ol mi je 5 cm. 彼は私より5cm背が高い。(比較参照)
- 3. 動詞の補語
- Mi malsaniĝis je la stomako. 私は胃を壊した。
- 4. 形容詞の補語
- Li estas riĉa je sperto. 彼は経験に富んでいる。