両者入場後の試合開始直前にはブックメイカーとして 紫が、そして大会本部長が証人として
双方の誓約書調印がリング上で交わされ、ここに 早苗vs 霊夢の赤青腋巫女対決が正式に本部公認試合として成立した。
調印内容には以下の5点が記載されている。
1:1vs1 時間無制限シングルマッチ
2:反則行為は即試合終了、反則裁量とする
3:レフェリーは大会本部長
4:敗者は今後腋が出る状態のコスチュームを全面封印とする
5:封印解除には『大会公認シングルマッチ』での勝利を条件とする
ものである。
前半3つは試合内ルールの確認であったが、後半2つは
極めて重大な制限事項
であり
団体を背負ってきたエースオブエースか、次世代のヒーローどちらかが
メインボードから外されるという事にも繋がりかねない誓約内容であった。
霊夢は、「 LSWタイトルマッチでもこんな立派な調印式はやらなかったのに」と 紫に嫌みを言いつつも、
内容自体には文句を付けず調印。早苗も粛々と調印し、会場はビッグマッチの期待に、
いやがおうにも盛り上がった。
試合開始序盤は静かなペースで展開される。
開幕直後にレフェリーの本部長がアクシデントで倒されるというハプニングがありながらも
その間には双方ダーティプレイを一切しないというクリーンファイトをみせ
お互いに簡単な技を単発で出しても効かないどころか即座に返す展開となった。
最初にフォールに入ったのは3分48秒。ロープに振った 霊夢への
ソバットがクリーンヒットした 早苗がすかさずフォールに入るも
この序盤の手数に対してのたった一発のクリーンヒットが有効打になるわけもなくカウントは1。
連続攻撃に繋ぎたい 早苗もそこは経験に勝る 霊夢が冷静に ペディグリー。
リングに倒れる早苗を引き上げて逆に連続攻撃を畳み掛ける。
こらえたい 早苗はネックブリーカーから シャープシューターで切り返し、
満面の笑顔と白く輝く歯、そしてしっかりと腋をアピールする。
何とか逃れる 霊夢に対して 早苗はタイミングを見計らい再び シャープシューター,
しかしリバーサル直後にロープに振られ、逆に殺人フランケンで脳天から打ちつけられてしまう。
何とか立ち上がる 早苗を目視した上で6分56秒 霊夢はロープを使い、
あわやこのハイペースでの 夢想封印で一気に試合を極めるかと思われたが
早苗の目が死んでいないのを目視していた様で、冷静にフェイスクラッシャーで一度組み立て直してフォール。カウントは2。
まだ攻撃が必要と判断し起き上がらせた直後に ペディグリーで押し潰し、即カバー。しかしこれもカウントは2.9。
試合は中盤戦へ。顔面への執拗な攻撃を嫌った 早苗はリバーサル直後の7分45秒、
霊夢に対して逆に顔面ダメージを与える 神の風を敢行。即フォールするが足がロープにかかりブレイク。
逆に8分12秒には 霊夢による タイガースープレックスでダメージを重ねるもこれも2.9。
早苗もエースオブエース相手にまだ負ける時間ではないと意地を見せる。
しかし意地だけで立ち上がった 早苗に対して8分38秒、 霊夢はついに 夢想封印を敢行。
瞬殺されるわけにはいかない、とばかりに更なる意地をみせこれを2.9で蹴り返す。
大技でやや息の上がる 霊夢に対して 早苗はリバーサル直後に腕投げ、そして倒れる相手の位置を調整し
巫女業界一痺れると定評のあるエルボーこと『 エルボーは儚き人民のために』を繰り出す。
しかし完全には決まらず即座に 霊夢は立ち上がる。
9分20秒、ロープに 霊夢を振りウラカンラナを仕掛けるがカウントは2。
単発単発ではなく本格的な大技の組み立てを求められる相手だが、
現状単発大技を主にパkもとい勉強している 早苗には苦しい時間帯となる。
再度ロープに振り スパインバスターをしかけるも有効打にはならず
リングで双方のドロップキックが交差炸裂する。
わずかに早く立ち上がった霊夢が起き抜けにローリングエルボーを的確に決め
頭・首・腕の3点ダメージを正確に重ねていく。
何とか立ち上がり吼え攻撃を繰り出す 早苗を笑うかのように逆に 霊夢が観客へアピール。
大技をみせるかと思われたが逆にレッグラリアートで返される。
しかし11分21秒再びローリングエルボーでダウンを奪うと、コーナーに上り
意識が朦朧とするまま立ち上がった 早苗に対してのミサイルキック。
これに何とか耐え、三度 シャープシューターを試みるがおぼつかない手足では決まらず跳ね返される。
12分06秒、相変わらず立ち上がるので精一杯の 早苗に対して
夢想封印を繰り出す構えをみせた 霊夢をまさかのグレイズ。これには観客も大いに盛り上がる。
早苗の巫女としての奇跡は起こせるのか。否、同じ巫女なら負けられない。
霊夢は12分48秒、垂直落下式リバースDDTを決めフォール。カウントは2。
起き上がり直後に 夢想封印を狙う 霊夢に対してカウンターソバット、
無理やり引き起こして13分29秒、高い跳躍のウラカンラナ『 八坂の神風』を敢行。
これが完全に極まってしまい3カウント。
次世代 ピープルズシャーマンこと 東風谷早苗が、団体エースオブエース 博麗霊夢をシングルで打ち破る大金星をあげ、
かつ腋コントラを制し、奇跡を起こせる『東プロ正当腋巫女』の座を獲得した。
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