ビオメハニカWS

  • 早稲田大学演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点主催イベントのお知らせ

演劇博物館演劇映像学連携研究拠点では、共同研究「演劇の理論と実践、その現代における応用I メイエルホリドの場合」の企画により、下記2つの催しを開催いたします。ご参加・ご来場をお待ちしております。(ワークショップは申込が必要です)

① ビオメハニカ・ワークショップ ―メイエルホリドの孫弟子 アレクセイ・レヴィンスキー直伝 (ロシア語 通訳付き 参加費無料)


ビオメハニカは20世紀ロシアの演劇人フセヴォロド・メイエルホリドが考案した俳優訓練法です。1938年にメイエルホリド劇場が閉鎖されたのち、ビオメハニカは演劇の表舞台から姿を消します。このメソッドを守りぬいたのがメイエルホリド劇場出身の俳優、ニコライ・クストフでした。1930年代から劇場でビオメハニカの指導を行っていたクストフは、のちに国立演劇大学GITIS(現在のロシア演劇アカデミーRAMT)で俳優の身体訓練を教えるようになります。今回招聘するアレクセイ・レヴィンスキーは1970年代にGITISでクストフからビオメハニカを学び、俳優・演出家として自ら演劇活動の中で実践的に用いてゆくのみならず、国内外でビオメハニカのワークショップを行っています。なお、レヴィンスキーによる日本でのワークショップは今回が初めてです。

日時:2010年3月1日(月)~3月5日(金) 5回連続
3月1・2・3・5日 14:00~16:30
3月4日 12:30~15:00
場所:早稲田大学 演劇映像実習室(戸山キャンパス36号館)
参加資格:演劇や俳優訓練法に興味のある方で、5回とも参加可能な方
(ワークショップ後、研究のためのアンケートにご協力いただきます)
定員:10名
応募受付:2010年1月25日(月)~1月31日(日)の間に、①氏名 ②年齢 ③性別 ④職業 ⑤ワークショップを受けたいと思った理由 ⑥連絡先電話番号 ⑦メールアドレス をご記入の上、下記応募先にメールでお申し込みください。募集人数が定員を上回った場合、選考をさせていただくことがございます。応募者の皆様には、遅くとも2月5日までに参加の可否に関するご連絡をさせていただきます。
応募先:uedayoko■y.aoni.waseda.jp(←■を@に変えてください)
主催:早稲田大学演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点(共同研究「演劇の理論と実践、その現代における応用I メイエルホリドの場合」)

ワークショップは安全の配慮のもと開催いたしますが、万が一のワークショップ中のけが、事故、盗難などに関しては、主催者は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。


② シンポジウム&デモンストレーション「ビオメハニカの現在」


メイエルホリドの俳優訓練法ビオメハニカが今日の世界のパフォーミング・
アーツにおいて持っている意味と可能性を探ります。

日時:2010年3月4日(木)16:00~19:00(15:30開場)
場所:早稲田大学小野記念講堂(早稲田キャンパス27号館)
参加者:アレクセイ・レヴィンスキー(演出家・俳優)× 鴻英良(演劇批評家)×巻上公一(音楽家・俳優)
司会:藤井慎太郎(早稲田大学准教授)
主催:早稲田大学演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点(共同研究「演劇の理論と実践、その現代における応用I メイエルホリドの場合」)

予約不要・入場無料

なお、上記イベントの関連企画として、早稲田大学演劇博物館にて下記2つの催しが開催されます。ぜひ、併せて足をお運びください。

① 企画展示「メイエルホリドの演劇と生涯 没後70年・復権55年」


20世紀のもっとも偉大な演劇人のひとり、フセヴォロド・メイエルホリドをテーマとする展示です。『仮面舞踏会』『堂々たるコキュ』『検察官』他の多くの重要な作品群、結局建設されなかったメイエルホリド劇場、残された彼自身の肖像という三つのアプローチから、メイエルホリドの演劇と生涯を探ります。

日時:3月1日(月)~4月28日(水)10:00~17:00、火・金のみ19:00まで
(会期中の休館日 3月21・22日)
場所:早稲田大学演劇博物館 企画展示室I(2階)

入場無料

② 演劇講座「メイエルホリドとわたしたち ―映画『白鷲』を見ながら」


第一部 メイエルホリド出演映画『白鷲』上映(プロタザーノフ監督、1928年、無声映画、字幕つき、67分)
第二部 ディスカッション「メイエルホリドと同時代~現代の先端的芸術」
鴻英良(演劇批評家)× 塚原史(早稲田大学教授)× 豊島重之(モレキュラーシアター演出家・ICANOFキュレーター)

日時:3月12日(金) 15:00~18:00(14:30開場)
場所:早稲田大学小野記念講堂(早稲田キャンパス27号館)

予約不要・入場無料


<問い合わせ先>
早稲田大学演劇博物館 助手 上田洋子
03-5286-1830 uedayoko■aoni.waseda.jp(←■を@に変えてください)
最終更新:2010年01月23日 12:55