2年企画

2年企画(-ねんきかく)とは、夏休み後半、9月に行われる行事。

概要

この行事は、2年生が企画するもののうち、最も規模の大きなものである。 合宿の全ての要素(場所、日程の詳細、内容、宿泊場所、風呂の場所等)を2年生がゼロから立案する。 他の行事では、慣例などから宿泊場所が決まっていたり、班毎に学年に関係なく計画を立てていったりするが、この行事では全く何もないところから企画を作り上げるため、他の行事とは一線を画すものとなっている。

このため、準備には多大な時間を要する。通常、夏休みの後半に行われるため、準備は夏合宿を挟んでしまう。この理由から、新歓合宿が終わった時期には既に準備を開始することが多いようである。

反面、全ての要素を全て企画側で決めることが出来るため、最も自由度が高い行事ともいえる。

歴代の2年企画

以下の表は、2年企画が直江津耐久ランから現行の内容に変更された1999年からの内容をまとめたものである。

※レース欄:レースが行われた会場を表記。

日付 場所 レク レース 備考
1999年  ? 箱根  ?  ? 「箱根激坂ラン」
2000年 9月8日~9月10日 東海道 × × 「マゾ de Tohkaidoh」
耐久ランに近い内容。岡崎→箱根(約260km)を一晩で走る企画
2001年  ?  ? ?  ?
2002年 9月10日~9月12日 東伊豆 河津 「伊豆の走り子」
2003年 9月6日~9月8日 富士山周辺 × 3日目に富士スバルラインを登る企画あり
2004年 9月10日~9月12日 山梨・長野 ?
2005年  ?  ?
2006年 9月9日~9月11日 東伊豆 富戸
2007年 9月11日~9月13日 御殿場 × 2日目に富士スバルラインを登る企画あり
2008年 河口湖 御坂峠(R137旧道)
2009年 9月7日~9月9日 つくば・霞ヶ浦 つくば道(茨城r138)
2010年 秩父・長瀞 (賽神峠)(長瀞町道) レースは雨によるコンディション不良のため中止
2011年 9月6日~9月8日 ヤビツ峠周辺 ヤビツ峠(神奈川r70)
2012年 9月4日~9月6日 相模湖 和田峠(藤野側)
2013年 9月4日~9月6日 山梨・小菅 (松姫峠) レースは雨によるコンディション不良のため中止
2014年 9月3日~9月5日 長瀞 釜伏峠

耐久ラン

2年企画が現行の形になったのは、1999年度からである。それ以前は、新潟県の直江津大学(およそ350km)を一晩で走り切る耐久レースを2年企画(当時は2年生企画)としていた。この企画は1987年度に初めて開催された。
現在、このランについて知っている現役部員はほとんど居らず、部室に資料が残るのみとなっている。筆者も当時の状況を資料でしか知ることが出来ないが、その資料から分かった情報は、

  • 有志企画だった
  • 新潟県直江津→学校を一晩で走りきる企画
  • レースの形式を採っており、順位やタイムが記録された
  • 走者は朝東京を発ち、夕方直江津に到着。22:00から24:00にスタート。寝ずに東京を自転車で目指した
  • 大学には本部が設置され、運営は2年生が行った
  • スタート前に出走者の自転車の「車検」を行うなど、長距離を走るための手厚いサポートも行われた
  • コースが指定されており、サポートカーも出された
  • 走者はコース中4~5箇所に設置されたチェックポイントを通過するごとに本部に連絡をするルールがあった
  • 全員が学校に到着した後、閉会式や打ち上げが行われた

などである。

時期は1988(昭和63)年度は10月の上旬、1990(平成2)年度以降は9月の中旬に行われていた。

1999年度は2年生企画として、「箱根激坂ラン」が開催された。当時の記録によれば、耐久ランに変わる新たな伝統を作りたかったということである。上記の耐久ランは、1998年度が最後の開催となった。

関連項目

  • 年間行事
  • Pラン ・・・同じく2年生が企画する行事
  • 主将演説 ・・・この2年企画が来年度、2年生が部活を運営する上での試金石となるともいえる。

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最終更新:2014年10月20日 13:12