クラスメイトは外国人
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クラスメイトは外国人
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このWIKIは「まんが クラスメイトは外国人 ~ 多文化共生20の物語」(明石書店、2009年4月)についての情報交換のために「外国につながる子どもたちの物語編集委員会」によって作成されています。
さまざまな方からお寄せいただいた、この書を使っての教育実践のとりくみや、子どもたち大人たちの感想をご紹介していきます。
ご意見ご感想や、本書を利用した取り組みをお寄せ下さい。上の「ツール」から、「このwikiの管理者に連絡」をクリックして下さい。そうするとメールの記入フォームが出てきますので、指示に従って記入の上、送信して下さい。
***「まんが クラスメイトは外国人 課題編:私達が向き合う多文化共生」
本シリーズ3作目になります。多文化共生のしょう害になる課題に踏み込んで仕上げました。取りかかってから出版までに5年近い歳月をかけました。2020年1月23日ごろ完成予定です。
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(2020年1月12日)
***感想をお寄せ下さい。「クラスメイトは外国人-入門編」
発売から7ヶ月が経ちました。ピンク(入門編)・ブルー(20の物語)と呼んで頂いている
ようです。ブルーはおかげさまで7刷目となり、合計で1万3千部を刷ることになりました。
ピンクの感想をお寄せ下さい。Amazonへのレビューも歓迎します。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%8C-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%AF%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA-%E5%85%A5%E9%96%80%E7%B7%A8-%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E5%AD%A6%E3%81%B6%E5%A4%9A%E6%96%87%E5%8C%96%E5%85%B1%E7%94%9F-%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%BF/dp/4750338257
(2014年1月9日)
***新作近日発売!:「クラスメイトは外国人―入門編」
期待と不安を胸に中学校に進学した翔と歩夢。
ブラジルや中国、ベトナムやインドなど、様々な国に
ルーツを持つ友達と出会い、彼・彼女らと共に、時には
泣き、笑い、悩み、考えながら、少しずつ成長していきます。
さあ、あなたも二人と一緒に、新しい中学校生活を送ってみましょう。
(2013年5月14日)
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***新作:「クラスメイトは外国人―入門編」
前作「クラスメイトは外国人―多文化共生20の物語り」を送り出してから、4年が経過しました。たくさんの方々から、ご指示や励まし、暖かいおしかりの声をいただいてまいりました。いただいたご意見を踏まえ、また前作の及ばなかった点への反省も込めて、このたび「姉妹編」を世に送り出したいと思います。
新作は、前作より、より子どもたちに親しみやすいようにと工夫をこらしましたので「入門編」としました。
タイトルは
「クラスメイトは外国人 入門編~はじめて学ぶ多文化共生」
前作ともどもご愛読いただけたらうれしいです。
(2013年5月9日)
***「第4回、作文コンクール(2012年度)」
2011年の作文コンクールはたくさんのご応募をいただきまして、ありがとうございました。
今年、2012年度も引き続き行います。左のメニューから入って、応募案内をご覧ください。
***2010年2月の重版(3刷)の修正箇所について
本書は地域のボランティア補習教室の片隅におかれたり、学校の授業で利用されることが多いようです。学校でも小学校、中学校、高校、そして大学と、年齢を問わず本書が活用されているのはとてもうれしいです。それだけに本書の記述内容はさまざまな方からのチェックが欠かせませんし、著者らが見過ごしていた部分の指摘はありがたいです。
今回の3刷りで修正対象になった場所は、大学生からいただいた指摘により、修正を加えました。
該当箇所は第17話アレックスの物語の解説です。「公務員法の引用のしかたが不適切」というもので、日本の公務員法には地方公務員法、もしくは国家公務員法ですが、どちらも引用箇所の主語は「日本国民」となっているので、本文の記述は正確ではない、というのです。そこで私たちは、日本の労働関係の法律やら、憲法の該当箇所をも今一度読み直したり、また「日本国民は」の意味を議論をしたりしました。
-「国民は」を「日本国籍者」と読ませてしまうのは逆に問題だ
-法律制定時はどう考えていたのか
-公務員も含め、外国人の雇用を禁止する文言は法律のどこにもない
-労働基準法や職業安定法では明確に外国人差別を禁じている
さまざまな意見や見解が示され、この問題の奥の深さというか、表向き差別を禁じた法体系が形成される歴史の襞の中で、巧妙に外国人排除が仕組まれている事にあらためて驚かされもしました。官僚が「当然の法理」などという訳のわからない「いいわけ」に終始せざるを得ない事情も見えてきます。
さて、たった2ページの解説の中に、このややこしい現実をどのように記述するか、ということですが、今回の修正も、まとまるまでかなり難航しました。短い紙面ですので、あまりややこしいことは書き切れません。今回指摘されている箇所は日本の労働関係の法律の基本が、外国人差別を禁じていることを伝えたい箇所ですから、憲法の引用を加筆し、さらに公務員法の引用をやめ、労働基準法の引用に差し替えることとしました。
***2009年9月の重版(2刷)の修正箇所について
発売以来、多くの方のご支持をいただき、おかげさまで重版となりました。
初版については間違いやら、不適切な箇所が数箇所あり、おおくのかたからご指摘いただいてきたところです。2刷から、できる範囲で修正しました。
第1話のポルトガル語の間違いについては、複数の当事者の方からご指摘をいただきました。
第7話解説・下の欄の注釈「外国人労働者・移住労働者」については鈴木江理子さん(立教大学)からの貴重なアドバイスをいただきながら、訂正・加筆を行いました。
第18話については、特に「ダブル」という表現に、異論をお持ちの方からのご指摘もあり、いただいたご意見の反映を試みました。
そのほかの修正箇所は客観的な誤りの修正と、より良い表現への小修正を行いました。
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2019-12-18T23:17:31+09:00
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「クラスメイトは外国人」~教室や地域で(実践報告)
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*「クラスメイトは外国人」~教室や地域で(実践報告)
**劇にしました
先日行われた神奈川の生徒交流会。地域の中高生(外国につながる子、及びその友人)が約40人ほどが集まりました。学校で孤立しがちな外国につながる子どもたちの、日ごろの思いを子どもや若者どうしで語り合う取り組みです。話し合うきっかけ作りで、マンガを利用しようということになりましたが、まだ日本に来て日の浅い、字を読むのも大変な子も多いので、大人のスタッフで劇にして見せよう、ということになりました。最初にいじめがテーマの第13話タオの体験、名前にちなんだアイデンティティについての第18話美里の物語、最後に非正規滞在者の家族と在留特別許可に取り組んだ第10話ジョシーの物語。事前に集まっての練習も出来なかったので、ぶっつけ本番、台本の最初の読み合わせのような劇でしたが、それでも子どもたちは真剣にみてくれました。
そのあと、グループに分かれてのミーティングをしました。いじめについては、ほとんどの子どもたちが被害者体験を持ているようでした。どうしたらいじめを乗り越えることが出来たか、というノウハウの交換も出来ました。
名前については、本名(外国風の名前)を名のったらアルバイトをことわられた体験が何人の子どもたちのから語られました。
参加した生徒の中には、かつてオーバーステイで、在留特別許可を取得した経験のある子もいたり、現在手続中の子もいたりしたので、そうした体験も話し合われました。
#right(){(D高校教員、2009年11月15日)}
**みんなが読んでくれた
「クラスメイトは外国人」を中学校や高校で、教室に置いておいたら、子どもたちが代わる代わる読んでいるという声も複数から聞いています。ここまで触れて欲しいという微妙な点まできちんと説明されていて、大変感心し、勉強させてもらっています。
#right(){(C高校教員、2009年7月26日)}
**第6話、ネブローズの物語
この前、「難民」の授業で、第6話ネブローズの物語を使ってみました。
NHK教育の「地球データマップ・難民」を見せたら、ちょうどカザンキランさん一家が出てきており、その後を理解してもらうために、読ませました。
どんな感想があるか、次回紹介します。
#right(){(B高校、2009年6月17日)}
**第18話 美里の物語
先月私のクラスで道徳の時間に読みました。
本当は2話の歴史から読まなくてはいけないと思ったのですが、在日韓国・朝鮮人の存在すら知らない中学生たちに、まずは名前というとっつきやすいところから入るのがよいかと思い、美里の話を選びました。以下に生徒の感想を載せます。
***ある男子
「日本人の悪い部分がすごく出ている。自分たちと違う環境で育ったりした人、肌の色や言葉の違いを、相手のことも考えず『変なモノ』として受け取っている。
それが名前にまで影響している。これは日本人が『朝鮮は危ない国』などの国で人を差別することが根付いているせいだと思う。
日本人は一人ひとり性格や考えも違うってことはわかっているのに、他の国の人のことになると、朝鮮はこうだから中国はあーだからという『先入観』によって生まれていることだと思う。
この先入観はニュースがかなり影響していると思う。
日本のニュースは他国の事件や悪いところを取り上げすぎだと思う。
そういうことが先入観につながる。日本人にはそういう習慣がついているのでは?」
***ある女子
「自分の名前は親が一生懸命考えてくれたのだから、簡単に変えてしまうのはどうかと思う。
名前でからかわれたりするのはつらいと思う。自分の場合、日本生まれで日本育ちだけど、変わった名前だからということで、今もかわかわれたりしている。
もう慣れてしまったから気にしてないけど、小学校の低学年のときは本気で名前を変えたかった。親から名前の意味を聞いてから、ちゃんんと意味がわかって一生この名前を大事にしおうと思った。だから相手の名前の由来を知ることで、名前を変えたりする人は少なくなると思う。」
***クラス全体の傾向
ほとんどの生徒は「差別はかわいそう」「名前を変えるのには私たちにも原因がある」「名前を変えなくてもよいような社会にしたい」という、予想される感想を書いていました。
その中で上記の2人は少し面白い視点をもっているなと思い、ほかの生徒にも紹介しました。
***在留特別許可申請中の
フィリピンルーツの女子生徒の感想を載せておきます。
「最初、自分の名前が嫌で日本人らしい名前がよかったと思ったことがあります。
この名前を言うだけで『えっ?外国人?』って言われるのがちょっと複雑でした。
周りから『日本人みたい』って言われるのも、ちょっとなんともいえない気持ちになります。
でも、今思うことはやっぱり自分の名前なので、このままでもいいなと思います。」
修学旅行から帰ってきたら、こんどはこの生徒の感想をもとに、名前についてもう少し考える授業をやってみたいと思います。
#right(){(A中学 2009年6月18日)}
2009-11-15T07:49:29+09:00
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外国につながる子どもたち・裏話・こぼれ話
https://w.atwiki.jp/tabunka/pages/18.html
*外国につながる子どもたち・裏話・こぼれ話
***ニュー入管に行ってきました。
東京入国管理局横浜支局は、金沢区に移転しました。
#ref(nyukan01.jpg)
根岸線の新杉田駅を下りると「入国管理局行きのバスはこちら」とたくさんの表示があります。
そこからバスで15分。港湾地区で周りは工場や倉庫だらけの中にピカピカの建物が。
#ref(nyukan02.jpg)
1階にはコンビニがあり、おしゃれなテーブルとイスが並んでいて、ホテルのようです。
待合室のドアに、新ガイドラインを受けてか
#ref(nyukan03.jpg)
「不法滞在者で日本での在留を希望される方は、3階 企画管理・調査部門で受付をします」
との表示がありました。(不法滞在者って・・・違和感あるなあ)
その3階には、審判部門と仮放免の窓口もあります。
面会窓口は別室になっています。入ってみたらすぐに「何か?」と声をかけられました。
「えーと、社会勉強です」と言ったら、特に何も言われず、面会・物品授与許可申請書も
「もらっていいですか」と言ったら、「どうぞ」と言われました。
いったいどれくらいの人が収監されているのでしょうか。
同行してくれたカラカサン(移住女性のためのエンパワメントセンター)の方から
「このまんが、タガログ語にできる?親に読ませたいよね」と言われました。
「このまんがを使って、何かワークショップできないかな」という依頼もありました。
「読んだ子どもたちはエンパワーされるね、すばらしいまんがだよ」と手を強く握られました。
直接評価されるのは、やはり嬉しいものです。
#right(){(ひばり 2009年7月18日)}
***日本で武来杏を待ち受けていたものは?
第7話の武来杏のモデルになった事件のおはなしをします。まんがの中にはさり気なく布石を仕掛けておきましたが、実は日本で武来杏を待ち受けていた最初の事件がありました。
(まんがは現実に起きた事件と設定が変えてありますが、まんがに沿ってお話しを進めていきましょう。)
私と武来杏との出会いは、やはり一本の電話からでした。
「フィリピンから呼びよせた子ども(武来杏)のビザが下りない。力を貸して欲しい。」というのがその電話の相談でした。早速家族と会い、細かい事情を聞きました。
武来杏は2005年に来日そのときの在留資格は「短期滞在90日」です。在留資格を「定住」に切り替えるべく手続きをしますが、その許可が下りなかったのです。2006年7月に2回目の来日。再度在留資格の取得を挑戦しますが、再び不許可になってしまいました。
不許可になったのはその年(2006年)の11月。このとき、のこりの在留期限は2007年1月末日まで。もたもたしていると在留期限が切れて、オーバーステイになってしまいます。しかも、すでに17歳になっていた武来杏は、今回の機会を逃すと、もう呼び寄せによって日本に来るチャンスはなくなります。つまり今回の来日でなんとか在留資格をゲットする以外、武来杏が母親や妹、それに義父と一緒に暮らせる方法はないのです。
不許可の理由は持ってきていただいた書類を見れば、一目瞭然でした。まんがの中にも書いてありますが、武来杏の出生証明書の両親欄は「結婚済み」になっています。しかも実の父親はフィリピン人男性です。フィリピンでは離婚は簡単にできません。もしお母さんが既婚者であるなら、日本人の佐藤さんとの結婚は出来るわけがないのです。おそらく佐藤さんと結婚するとき、お母さんは結婚できる条件の証明のために未婚の証明書を提出しているはずです。したがって、武来杏の出生証明書は、お母さんと佐藤さんの婚姻を無効にしてしまうかもしれない威力を持っていたのです。
なぜ武来杏の出生証明書の両親欄で、両親が結婚しているという偽りの記述が出来るのでしょうか。フィリピンでは出生証明書は、出生時に病院のスタッフ~看護士が母親から聞き取った内容で役所に届けるのです。このときの看護士のインタビューでお母さんはとっさに「結婚している」と答えてしまったのです。理由は簡単、このとき関係のあったボーイフレンド(武来杏の実父)は、いつか戻ってくれて自分と結婚してくれると信じていたからでした。またフィリピンの名前の付け方では、父親の姓、母親の姓が子どもの名前につくスペイン方式ですから、私生児の場合名前からこの子は未婚の母の子であることがあからさまにわかってしまうので、母親はそれを避けたかったのです。
さらに現実の物語はもう一つおまけが付きました。武来杏の出生証明書はお母さんの名前のスペルが一字ちがっていたのです。(出産した病院の看護士さんの単純なミスです)
武来杏の出生証明書がここまでデタラメだと、はたして「この子は、このお母さんの子どもであるのか」という根本的なところに入国管理局は疑いをもつでしょう。しかも、年齢がすでに17歳になっていると、日本の入国管理局は「出稼ぎ目的」という判断をするでしょう。
母子関係を証明するのは、もう書類では出来ません。私は直ちにDNA鑑定による母子証明をするようにアドバイスをしました。
そしてすぐに地元の弁護士のところに、家族と共に相談に行きました。タイムリミットは迫っています。弁護士は武来杏の出生証明書の両親欄がなぜ既婚になっているか、詳細な事情を母親から聞き取り、書類にまとめ、DNA鑑定の書類添え、再度の在留資格の変更の手続きをしてくれました。
そんなことをしているうちに、武来杏君は見事地元の高校に合格し、着々と日本での生活の基盤を築いていきました。武来杏に定住可能な在留資格が認められたのは、高校進学後、少したってからでした。
なお、話は違いますが、まんがを読まれた方の感想の中に、「いい話だね、でも、こんな優しい義父さんは、いないよね。」フィリピン人女性と結婚した日本人男性はDV加害者になるタイプの男性が少なくないので、こんな感想が出てくるのでしょう。
武来杏の中に出てくる佐藤さんのモデルになったお義父も、まんがのようにとても優しい方です。血のつながらない妻の子を呼びよせ・ビザ取得のために奔走しました。
離婚率が高いといわれている国際結婚ですが、少なくとも私が出会ったフィリピン・日本カップルの両親で武来杏の家族のようなラブラブの夫婦もけっして少なくないということを申し添えておきます。
#right(){(とーる、2009年6月21日)}
***武来杏はぼくにそっくりだね
マナーモードの携帯電話が着信を知らせています。見ると見知らぬ方からの電話。
私の携帯電話の番号は色々な人に出回っていて、知らない人からさまざまな相談電話がかかってきます。
この日は日本人男性からでした。
「中学校に通っている息子が、クラスメートから暴力をふるわれた。学校は対応してくれているのだが、同じような事件が起きそうで心配。どうしたらよいか。」
電話をかけてきたのは、フィリピン生まれのA君の義父。A君はフィリピン人のお母さんの再婚に伴って、あとから呼びよせられた。ほとんどマンガの第7話の武来杏君みたいな事情で日本に来た子です。
「いじめが背景にあると厄介ですから、とにかくA君と直接あって話を聞いてみましょう。」ということになりました。
お義父さんには席を外してもらって、A君と直接話をしました。来日してまだ日が浅いのに、日本語を流暢に話します。
暴力事件そのものの経緯からは、必ずしも「いじめ」であるかどうかはっきりしません。日本人の男の子どうしでもありそうな事件です。
そこで私は次のように聞きました。
「フィリピンに帰れ、とか言われない?」
「何回もいわれた」とA君は答えました。
これではっきりしました。彼は今「いじめ」のまっただ中で闘っているところだったのです。しかもどうやら中学校の先生はそれに気がついていないらしい。
A君と別れ際、たまたま手元にあった「まんが クラスメイトは外国人」をプレゼントしました。
お母さんがエンターティナーだったというので、第7話の武来杏君の紹介をしたら、「まるでぼくの話ですね」とうれしそうでした。お義父さんがとても素敵で優しいところも、ほとんど同じです。
その後、私はお義父さん宛に、A君から聞き取った内容と、背景に「いじめ」がある事件であることを伝える手紙を書いて送りました。お義父さんはその手紙を持って、学校の先生にお願いに行ったそうです。先生はお義父さんの訴えを受け止め、何か対応を取り組んでくださったようです。その後何事もなく、A君は安心して学校に通えるようになったと報告を受けました。
#right(){(とーる、2009年6月18日)}
2009-07-26T16:50:49+09:00
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書評・感想・意見
https://w.atwiki.jp/tabunka/pages/19.html
*書評・感想・意見
***ルーツを個性としてとらえる
「まんが クラスメイトは外国人」を読みました。初めて知ることばかりで、一気に読んでしまいました。
外国につながる子どもたちは、様々なルーツを持ちながら、日本に暮らしているんだな、と感じました。
私も自分の祖父と祖母の故郷である台湾のことをもっと勉強したくなりました。
このマンガを読めば、今まで外国ルーツの人々に偏見を持っていた人たちも、見方が変わるのではと思いました。
特に第10話のジョシーの話で、ジョシーがお巡りさんに一生懸命、自分たちが学校で頑張っていることを話すシーンは、読んでいて切なくなりました。
漫画のなかには、外国につながる子どもたちに対して偏見や差別などが多く取り上げられていますが、一方で、そういった子どもたちのルーツを、「かっこいいね!」「君がいると、場が明るくなって、勇気をもらえるね」と級友たちが褒めるシーンも出てきます。
外国につながっていることを、差別や偏見としてではなく、「個性」として捉えている象徴的なシーンだと思います。
そういった考え方が、もっと広がっていけば日本はより多様な価値観を受け入れられる国になるはずだと思いました。
#right(){(台湾ルーツ Sさんより感想、成人、女性、2009年7月24日)}
2009-07-25T21:38:58+09:00
1248525538
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みなみ ななみ
https://w.atwiki.jp/tabunka/pages/13.html
*「クラスメイトは外国人」を描くことを通して
「クラスメイトは外国人」のマンガを描くことを通して
今、日本にいるたくさんの外国から来た人たちのことで
知らなかった たくさんのことを 学びました。
なぜ今ここにいるのかという
さまざまな理由。
彼らが抱えているそれぞれの問題。etc.
自分は海外(アメリカ、アフリカ)で生活したこともあるし
外国人の友達も何人もいるので 国際化?していたつもりでしたが
日本の中にいる外国と関わりを持っている人たちのほとんどについて
実は私には何の関心もなく
全然知らないことだらけだったことに 初めて気づきました。
私は教会に通っているのですが、そこでは三か国語で礼拝を持っています。
それまで同じ教会にいても 私はスペイン語を話す南米からきた人たちと
ろくに話をしたこともありませんでした。
差別するつもりはないけど
たぶん自分とは「関係ない」と思っていたんです。
この本を描く時に 誰かにスペイン語を見てもらう必要があって
初めてその一人と ちゃんと話をしました。
彼女はこの本に出てくる「リカルド」とほぼ同じ
沖縄出身のおじいさんが南米移民をして、ボリビア出身、という背景をもっていました。
彼女とそんな話をして、
この本をきっかけに ほんの少しだけど 彼女のことを知りました。
「関係ない」と思い込んで 気づかなかった隣人への
扉を開いてくれた 貴重な本です。
この本の制作に関われたことを イラストレーターとして
とても光栄に思っています。
#center(){(みなみななみ 2009年6月17日)}
2009-07-21T23:26:05+09:00
1248186365
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2009-06-15T05:52:07+09:00
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