窓ガラスが内側から割れていたのは、倒れたゴルフバッグが当たったためであることが18日、捜査関係者への取材で分かった。
諸賀さんが行方不明になった後、自宅アパート室内を調べたところ、割れた窓ガラスの付近でゴルフバックが転倒した状態で放置されていた。
諸賀さんが誰かともみ合うなどした際に倒れ、ガラスが割れた可能性があるという。
室内に金品を物色したような形跡はなく、財布や通帳も残されていた。
捜査本部は未発見の諸賀さんの個人用携帯電話の通話履歴を調べたが、相手が不明なものはなかった。
3/18 06:13
【共同通信】
3.18 07:57
3月18日16時45分
女性はアパート2階に住んでいたが、ベランダ側のガラスが割れていた。
近くにゴルフバッグが倒れており、破損の形状などからも、県警はガラスはバッグが倒れたはずみで割れたとみている。
室内からは激しく争った跡や土足痕などは見つかっておらず、どうしてゴルフバッグが倒れたかはっきりしないという。
切断遺体発見1ヵ月 三つの謎 捜査阻む
遺棄場所 特定できず 割れた窓 争った跡か トラブル 同僚ら否定
(10/04/14西日本新聞夕刊10版7面)
■呼び出されたか
捜査関係者によると、諸賀さんは3月5日午後7時ごろ、マイカーで退社したのを最後に、行方が分からなくなった。
車は普段通り、自宅近くに駐車。
自宅玄関は施錠され、バッグや仕事用携帯電話、車の鍵、財布がまとめて置かれており荒らされた様子もなかった。
室内から血液反応も検出されず、県警は顔見知りに突然、呼び出された可能性が高いとみる。
捜査員が首をひねるのは、内側から割れたまま放置されていた窓ガラス。
室内にあったゴルフバッグが倒れかかったのが原因とみられ、室内で犯人と争った可能性も否定できないでいる。
最終更新:2010年04月17日 02:30