勤務先から車で1時間弱かかり、帰宅は早くとも同日午後8時前後とみられる。
捜査関係者によると、付近住民などは、5日夜に諸賀さん宅のドアの開閉音はしたが、午後9時以降はなかったと証言しているという。
個人用の携帯電話はまだ見つかっていないが、捜査本部がその電話の通話履歴を調べたところ、不審な点は見あたらなかったことが新たにわかった。
犯人が事前に諸賀さんと待ち合わせをするなどしていないとすれば、帰宅を待ち伏せしていた可能性もあるとみられている。
諸賀さんは3月5日午後7時ごろ、勤務先から車でおよそ40分かけて帰宅したとみられ、そして6日午前5時ごろ、ゴルフコンペ参加のため、同僚が迎えに来た時には、姿を消していたという。
(03/22 17:23 テレビ西日本)
犯人が持ち去ったとみられる携帯電話の通話記録を警察が調べたところ、帰宅した後とみられる時間帯に同僚の女性とメールのやり取りをしていたことが新たにわかりました。
しかし、不審な点は見あたらず、それ以外には事件直前に通話やメールのやりとりはなかったということです。
4月05日 19時54分
自宅アパートの状況などから、一度帰宅したように偽装された可能性も検討するなど、捜査幹部は「あらゆる可能性を念頭に原点から捜査を見直す」と話す。
県警は最後の足取りから洗い直している。
捜査関係者によると、通勤に使っていた社有車は博多区の支店に駐車されていた。
支店からアパートまで約500メートル。
玄関ドアは施錠されており、室内にバッグや財布などが残されていた。
ところが、当日着ていたとみられるスーツと玄関のキーが見当たらず、帰宅経路や自宅周辺での目撃情報や防犯カメラの映像もなかった。
県警はこれまで、車を支店に止めて歩いて帰宅後、顔見知りに連れ出されて殺害されたとみていた。
しかし、こうした自宅や周辺の状況などを詳細に再検討。
犯人が襲撃後に、財布などをアパートに置いて、一度帰宅したように偽装した可能性も視野に入れて捜査している。
毎日新聞 2010年9月14日 西部朝刊
最終更新:2010年04月07日 22:02