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『オワタミュージシャンこなた』

俺の名はこなた
ロックミュージシャンを目指している。
俺は夢を追うばかり中学を中退し、毎日このトライアングルを片手にストリートで歌っている。
楽器は弾けないからな、でもそんなの関係ねぇ。
本物のロックってもんは全てを超越して人の魂を揺さ振るもんだ。
だから俺がたまにやるトライアングルを上に投げて、取らないというパフォーマンスも、
ロックしてるんだと思う。

今日も声帯を通して、俺の心の叫びを歌っていた。
I don't like 大人
I need 酸素
I like 万札

ここのストリートはいい。
自由だ。サツも来ねぇし、店から苦情もこねぇ。
昔はそんなの気にせず、かまわず歌っていてボコボコにされたことがある。
限りなくロックな時間だったが、無限の可能性を秘めた俺が入院という事態になった。
全治3週間。俺は20日ででてやったけど、こんなのロックしてるやつには当然のことだ。
出ていく際、看護婦に後二日は安静にしとけと言われたけど無視した。
理由は一つストリートが俺を呼んでいたからだ。

今日は何やら人の集まりがいい。
これが共鳴ってやつか。俺と客の魂がシンクロしてるんだ。そう思うと最高だ。
しかし、その共鳴もふと前に目を向けるとおわっている。
わかってる。
よくあることだ。
こんなことでへこたれるようじゃ本物にはなれない。
苦しんだ分、栄光は輝くんだ。
トライアングルを拾い上げる作業に飽きた俺は、紐を付けて振り回すパフォーマンスを考え付いた。
我ながらこれはロックだと、魂が震えた瞬間だ。

翌日さっそく使ってみたが、これはデンジャラスだ。
トライアングルは三角形だと思いきや、切れ目が入ってやがる。
紐が切れ目を抜けて豪快に飛んでいった。
飛距離は6メートルまさにロック。
くだらないことを言ってしまったが、過去に捉われないのがロックミュージシャンだ。もう忘れたぜ。


最高の俺に称賛を
タイトルから先に思いついた曲だ。

『最高の俺に称賛を』
    作詞 こなた

俺たちがしてきたことに
無駄なんて一つもない
全ては夢の欠片
自分だけの夢を作り上げる
最高の行動

命あるもの全て仲間
マイナス思考は絶滅しろ
不幸なんて忘れちまえ
今の楽しみは希望の光だ

太陽が無くなっても
俺がおまえらを照らしてやる
光り輝く世界に誘いてやる
最高に輝け
俺が太陽なら
おまえらは光り輝く星
命尽きてもなお輝く
力強い光だ

トライアングルをベンチ打ち付け、打楽器の代わりに歌った。
今までで最高の反応だ、ナイフが飛んできた。
ありがとよ。これでうまいもんでも食うぜ。


 『小鉈』
#1マイスイートエアー
#2ろくでなしな骨
#3重兵器を投げ飛ばせ
#4自由民権運動
#5最高の俺に称賛を
#6シーラカンスのように
#7これどうなってんだ

今まで作った全7曲を収録したミニアルバムを自主制作した。
なかでも力作『シーラカンスのように』は
初のバラード。

シーラカンスのように
なりたくはない
仲間にはなれても
人じゃないのは嫌だから

という全ての生物は仲間だが、人間に生まれたことを誇りに思っている
ということを歌っているんだ。

だが俺のCDは売れることはなかった。まだまだ世間に認められてないみたいだな。
ここで借金を抱えちまったが、知ってるか?
追い込まれてから逆転するのが最高にかっこいい勝ち方だぜ。
俺はその勝ち方ができるチャンスをもらったんだ。
どんな状況でも挫けない心が最高の才能だとは思わないか?
俺はこういい続けてやるぜ。
栄光を掴めなかったとしても、その栄光を追った時間がそいつの栄光だってことをな。



この物語はフィクションであり 実在のd(ry