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:第五話 - (2008/08/30 (土) 02:51:44) のソース

666 :兄×義弟小ネタ(1/3):2008/08/17(日) 21:53:58 ID:SPHe0k0+
あまりの寝苦しさに目が覚めた。 
枕もとの目覚まし時計を見ると、まだ2時だ。 
もう一眠り出来そうな時間だけど、 
暑すぎて、すんなり眠れそうになかった。 

水でも飲もうか。 
ぼんやり思いついて、足音を忍ばせて台所に行き、 
窓からの薄明かりだけを頼りに、コップに注いだ水を飲み干す。 
夜中だというのに、じっとりと暑苦しい空気を感じながら、 
自分の部屋に戻ろうとした。 

ふと、チビの寝ている部屋のふすまの前で立ち止まる。 
さっき水を飲んだばかりだというのに、のどの渇きを自覚する。 
ふすま一枚隔てた向こうに、チビが無防備に寝ている。 
そう思うと、居ても立ってもいられない思いがした。 

チビは、お袋の再婚相手の親父さんの連れ子だった。 
俺とチビとは、初対面のときから惹かれあっていた。 
仕事が忙しい両親が、俺たちが暮らすアパートに 
不在がちなのを利用して、俺たちはしばしば身体を重ねていた。 
俺も、多分チビの奴も、同性愛者なんかじゃない。 
だけど、俺たちの間では、性別の意味は無かった。 
想像しにくいけど俺が女でも、またチビの方が女でも、 
俺たちが出会ったら、きっとこういう関係になったんじゃないか、 
って俺は思っていた。 

そして、今晩、いつものように両親はいない。 
俺は、衝動が求めるままに、でも余計な音は立てないように 
ふすまを開いた。 
チビはあどけない表情で、眠っていた。 
ちょっと中性的なチビの顔を見ながら、 
俺は自分の寝巻き代わりの、Tシャツと短パンを脱ぎ去った。 

勃起したペニスが、きりきりと痛い。 
自分の手で握り締め、摩擦を感じたい欲望に駆られる。 
でも、俺は自制心を振り絞って、その欲望に耐えた。 
自分の物を握ったとたん、そのまま射精してしまいそうな 
気持ちの高ぶりが、怖かったからだ。 

俺は、全裸のままチビの傍らに跪くと、 
チビの身体から、毛布代わりのタオルケットを取り去った。 
チビが目を覚まさなかった事に、少し自信を感じながら、 
今度はチビのパジャマのボタンに手を掛ける。 
「ん、んんっ …… 」 
軽くうめくような寝息を立てるチビに、 
ちょっと怯えて手を止めながらも、チビの上半身をはだけた。 
薄暗い部屋の中で、チビの身体が光を放っているかのように 
白く浮き上がって見えた。 

俺は、チビの胸をむさぼり、撫で上げたい気持ちを抑えながら、 
パジャマのズボンに手を伸ばす。 
「ん、ぅうん …… 」 
チビの、今にも目覚めそうな素振りに、 
俺はチビのパジャマのズボンとブリーフを、剥ぎ取った。 
チビの股間のほっそりとした男性器を目にした途端、 
気持ちを押さえつけることが出来なくなってしまった。 


667 :兄×義弟小ネタ(2/3):2008/08/17(日) 21:56:12 ID:SPHe0k0+
右手をチビの背中に回し、左手は股間に伸ばす。 
目を開いたものの、目覚めきっていないチビの唇を、自分のそれで塞ぐ。 
手のひらでチビのペニスを腹に押し付けるようにして押さえ、 
指先で睾丸をもてあそぶ。 
声を上げそうに開いたチビの口の中に、俺の舌を差し入れる。 
思わず、咽そうになっているチビの口の中を、舌を使って舐め上げる。 
右手は、女の子の肌のように滑らかなチビの背中を、 
むさぼるように撫でさすっていた。 

寝巻きを脱がされ、全裸の俺に抱きしめられている事を 
把握したらしいチビは、身体を固くしておののいていた。 
俺はチビの唇を塞いだまま、左手に神経を集中した。 
チビの睾丸の形を探るかのように、指先を動かす。 
局部をまさぐられる感覚に、チビが身体を引きつらせて応える。 
息苦しさに耐え切れなくなり、口を離した。 
チビの肌に唾液の跡を残しながら、頬から耳へと唇を這わす。 
柔らかな耳たぶを唇で、歯で、舌でなぶる。 
乱暴な愛撫に、チビは俺を責めるような、苦しげな喘ぎを漏らした。 
口の中に感じられるチビの味に、俺の興奮は高まった。 

すすり泣くようなチビの喘ぎを聞きながら、顔の位置を動かす。 
喉元から胸元へと唇をずらしていき、乳首を口に含んだ。 
チビの喘ぎが、ひときわ大きな、そして切なげなものになった。 
左右の乳首を、かわるがわる口先で弄ぶ。 
心なしか固さを増した、チビの乳首の味に、俺の理性は溶け去っていった。 

左手で、チビの両足を広げさせる。 
局部をむき出しにする姿勢に、チビが思わず息を呑む。 
そんなチビに構わず、俺は自分の身体をチビの両足の間に割りいれ、 
男性として振舞っていない、チビの性器に、自分のそれを重ねた。 
敏感な部分への刺激に、切なげな吐息が漏れる。 
俺は、正常位で女性と交わるような姿勢で、 
チビの上にかぶさっていった。 
互いの下腹に挟まれているだけの互いの性器は、 
少しでも激しい動作をすると、摩擦が得られなくなった。 
そのもどかしさに耐え切れなくなったらしいチビは、 
お互いの下腹部を結び付けようとでもするように、俺の腰に両足を回してきた。 

ふと見ると、チビは快感に上気した顔を僅かにそむけ、 
恥ずかしそうに目線をそらしていた。 
下半身をこすり合わせる俺の動きに、時折すすり泣くような喘ぎを漏らす。 
俺は再びチビの口許に顔を寄せると、貪るように唇を奪った。 
おののいた様に、でも、少し待ちきれなかったかのように、 
チビは俺の口を受け入れた。 
互いの舌を絡め合い、また、口の中に舌を這わせ合った。 

やがて、股間の疼きに耐え切れなくなった俺は、 
小声でチビの名を呼んだ。 
チビは、僅かに身じろぎして、互いの性器をより確かに重ね合わせ、 
俺の腰に回した両足に、力を込めた。 
俺は、腕立て伏せをする様に、両手を布団につくと、 
上半身をのけぞらせ、下半身をより強くチビに押し付けた。 

チビが微かに肯いたのを目にした俺は、 
全身を強く、でも小刻みに前後させた。 
腹の下で、苦しげに快感に耐えるチビを感じながら、 
俺は、性器への摩擦を貪った。 
背中に走る全てを解き放つ予感に、俺はチビに声をかけた。 
チビ! いく! 


668 :兄×義弟小ネタ(3/3):2008/08/17(日) 21:58:12 ID:SPHe0k0+
チビの返事を確かめる間もなく、俺は射精に達した。 
お互いの下腹部に挟まれただけの、俺のペニスから放たれた精液は、 
チビの胸元や腹を汚していった。 
うなるような耳鳴りを聞きながら、俺はさっきまで感じていた、 
焦りや興奮が、急速に消えていくのを自覚していた。 
それと同時に、身体から力が抜けていくような気がする。 
耐え切れずに、チビに身体を預ける。 

自分の放った精液に汚れる事も無視して、 
俺はチビの胸元に頬擦りするようにしがみつく。 
あれ? さっきまで、あんなに暑くて、寝苦しく感じていたのに、 
チビの体温が、何でこんなに心地よく思えるんだろう? 
少しずつ、眠りに落ち込んでゆく意識の中で、そんな事を考えていた。 
チビの両手が、俺の頭を抱きかかえてくれた事を、ぼんやりと感じながら、 
俺は安らぎと安心感の中で、無意識へと滑り込んで行った。 


「こーにぃ、起きて! 朝だよ!」 
俺を起こす声に、うっすらと目を開けると、きちんと服を着たチビが居た。 
そこで、自分が全裸なのと、チビの布団に寝ているのに気付く。 
返事も出来ないほど焦っていると、昨夜の夜這いと狼藉が、 
ぼんやりと脳裏に浮かんできた。 

え、えーと、昨晩は、ごめん。 
とりあえず俺の口から出せたのは、間抜けな謝罪の言葉だった。 
「そ、そのことは、別にいいからぁ」 
何故か赤面したチビが、そっぽ向きながら答えた。 
「あ、あの、ご飯の前にシャワー浴びてよね。いろいろ、汚れてるから」 
う、うん。分った。 
そっぽ向いたまんま、チビは急き立てるように言った。 
俺は、おとなしく返事を返す事しか、できなかった。 

「お布団も汚しちゃって、どうしようも無いんだから」 
責めたてるように、チビが言葉をつなぐ。 
ぁ、ぁぅぅ、ごめん。ほんっとうに、ごめん。 
「こんな事が無いように、お父さんもお母さんも居ない日は、 
ぼく、今度から、こーにぃのベッドで寝るからねっ!」 
真っ赤な顔のまんまで、俺に判決を言い渡したチビは、 
恥ずかしそうに、逃げ去るように台所に駆け去っていった。 
一瞬、きょとんとしていた俺は、チビの言葉と態度に、噴き出しそうになる。 
「早くシャワー浴びてよねっ」 
台所から聞こえたチビの声に、返事を返した俺は、風呂場へと向かった。 

~ 了 ~ 
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