「:無題(『金の斧』)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

:無題(『金の斧』)」(2009/07/08 (水) 04:29:35) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

616 :名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 09:53:40 ID:HEnxaK9w  「ねぇ、お兄ちゃん『金の斧』ってどんなお話?」  「ああ…それはな……   ・・・・・・・・・  昔、ある兄弟が居たんだが、ある日、弟が湖で溺れてしまいました。  どうしようもなく兄が茫然としていると…  湖面が淡く輝いたと思うと、目の前に美しい少年が現れたんだ。  驚いて言葉を失っていると、その少年は静かな口調で話しかけてきた…  「恐がる必要はありません。私は湖の精です。とても困っている様ですがどうしたのですか?」  「…実は、私の弟が溺れてしまったのです!どうか助けてください!」  「それは大変だ!判りました、力になって上げられるかもしれません」  事情を知らない湖の精は、水の中に飛び込みました。  しばらくして…湖の精は二人の美少年を連れて出てきました。  そして一方の少年を指さすと、  「あなたの弟は、この『玉置 誠』クン ○学5年生。   健康的な小麦色の肌。学校の成績はいま一つだけどスポーツ万能、特にサッカーが得意。   素直で真っ直ぐで裏表がない性格、常に元気いっぱい。   追:お兄ちゃんの事が大好き。 ……ですか?」  さらに湖の精はもう一人の方を指さし  「それとも、この『神谷 透』クン 同じく○学5年生。   透き通る様な白い肌。ちょっと視力が悪く、メガネを愛用。学校の成績は常にトップ。   人から離れて、一人本を読んでいる事が多いけど、実はさびしがり屋。   追:もちろん、お兄ちゃんの事が大好き。 ……ですか?」  訊ねられた兄は、小一時間ほど悩みましたが、  「いいえ…残念ながら私の弟はその二人ではありません…」  と、正直に答えました。  するとそれを聞いた泉の精はいたく感動し、  「あなたは正直者ですね。その褒美に二人とも差し上げます。」  そう言って二人を兄に渡すと、泉の中に姿を消しました。  よく考えれば、本物の弟は戻って来ていないのですが…  兄は、目の前の二人の美少年を見、コンマ3秒で納得したのでした。  突然できた二人の弟に、周囲の人間は、何故か疑問を感じません。  初めのうちは違和感を感じていた兄でしたが、  『お兄ちゃん大好きアピール』をしてくる弟達に、調子に乗った兄は、  毎日のように、二人の身体を交互に…時には同時に味わっていくのでした。   ・・・・・・・・・  …と、まあこんな話だ。」  「……たぶん、色々間違えてるよ……。」

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー