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話の元ネタというか、世界観はデスピリアというDCのゲーム。詳しくはググルか二個動で プレイ動画を見てください。 簡単な用語説明 スピリア→人の記憶を物質化したもの。麻薬っぽく使われることもあるけど、      体を変形させたりいろいろできるヤヴァイ薬 マインド使い→スタンド=マインドでおk。 789 1/6 sage 2009/07/26(日) 06:18:54 ID:hKfmuMj2 ベルントが雇われたのは不気味なほどに整然とした研究所だった。まだ17とは言え、スラム街ではそれなりに名の通ったマインド使いだった彼が、 これ程の場所にセキュリティエージェントとして雇われるのは相応とも不相応ともとれた。初日に渡されたのは研究所の見取り図といくつかの カードキー。それから実弾入りの銃だった。業務に関する簡単な説明を受けた後、ベルントは白衣を着た男に、これから同僚になるであろう 男達と共に施設を案内された。 「――こちらはまだ施工中だが、加工プラントになる予定だ。」 いくつも同じような部屋を回り、何度も同じような説明を受ける。酷く退屈なそれに、ベルントは飽き飽きしていた。 そして、彼があくびをした瞬間だった。 「――ベルント。お前にはもう一つ業務がある。」 くい、と白衣の男が手招きする。従わない理由もない。ベルントは身を揺らしながら歩き、グループから抜け出た。 「で?業務ってのはなんだよ。別に金は出るんだろうな?」 「ああ。特別手当てが出る。」 それならば文句は無い。ベルントは小さく息を吐く。 「ここだ。」 二人が止まったのは無機質な扉の前。壁に取り付けられたパネルを操作すると、エアーが抜ける音と共に、こちらもまた無機質な部屋が現れた。 そしてそこには、小さな、小さなしかしベルントに唯一生命を感じさせるものがいた。 「これからお前に、コレの面倒を見て貰う。」 部屋には少年がいた。年は十ばかりだろうか。少年は、栗色の髪に金に近い、琥珀色の瞳をしていた。少女と見まごうばかりの美貌は、今は 怯えや混乱ですっかり曇っている。 「おいおい、俺はベビーシッターか?ガキのお守りなんてごめんだね。冗談じゃない。」 「何も付きっきりで世話をしろとは言わない。ただ日に数度、観察しにくれば、他はどうしようと構わない。」 『コレ』。 『観察』。 言葉の端々に白衣の男が、少年を物として認識している様が現れている。別段驚きはしないが、ベルントにはそれが居心地悪く感じられた。 「以上で話は終わりだ。明朝までは好きにしていろ。私は失礼する。」 そう言うと、白衣の男はさっさと何処かへと歩いて行ってしまう。ベルントは少年と二人きりになった。予想外の依頼に当惑しつつも、仕事なのだと 割り切るしかない状況に、ベルントは溜め息をつく。 790 2/6 sage 2009/07/26(日) 06:22:21 ID:hKfmuMj2 「ったく、下らねえ。おい、ガキ。お前何て名前だ。」 乱暴に聞けば少年は更に縮こまり、きゅっと唇を噛む。 (当然か。いきなり拐われたんだ。) スラムではよくあることだ。ベルントは少年に近づき、爪先で小突く。 「いいか。大人しくしてろよ。でねえと骨ごと挽き肉にされるぞ。」 その言葉に、少年は目を見開いた。ガタガタと震えて、ベルントを見つめる。その揺れる金の瞳に、ベルントは舌打ちをした。 「大人しくしてりゃミンチにはなんねえだろうよ。いいから黙って、イイコにしてな。」 踵を返し、ベルントは早々に部屋を後にした。どんな目的でこの研究所ができたかは知らない。知ったところでベルントにはどうということはない。 しかし、一つだけ言えることは、この研究所はろくでもないものだし、ここにいるたくさんの子供達の運命も、ヘドが出るほど下らないもの なのだろうということだ。 「おい、機能の実験どうだった?」 「ああ、スピリア精製か?上々だったよ。」 「これからは対照実験に入るってさ。」 朝も昼もわからない研究所の食堂では研究員たちが食事を取っていた。運悪く居合わせたベルントには、彼らの雑談がいやでも聞こえてきた。 ここ数日、聞き耳を立てているとこの研究所の目的や実際に行われていることが多少見えてきた。 ここはスピリアというドラッグらしきものを研究しているということ。 スピリアはまだ未知数のもので、まだ試行錯誤を重ねている段階だということ。 そのスピリアの精製には、子供が重要な鍵を握っているということ。 そして、ここにつれてこられた子供は、その実験に使われ―― (詰まんねえな。) ふと、あの金の瞳の少年の姿が浮かんだ。日に何度か様子を見に行き、言葉をかけるが、多少慣れたように見えるものの、一向に口を開こうとは しない。それでも話しかける言葉は選んでいるつもりだが、少年の心の扉はそう簡単には開かないようだった。 らしくもない感傷に、ベルントは苛立ち、荒っぽく薄味の食事を口に詰め込むと、ベルントはコーヒーを片手に食堂を後にした。 定時巡回。まだ慣れない施設を、マップを片手に進む。適当に点検をし、異常がなければ支給された端末にチェックを入れる。 791 3/6 sage 2009/07/26(日) 06:23:44 ID:hKfmuMj2 「第五区画七番応接室、異常なし…と。」 ふとテーブルに目をやると、小さな皿に盛られた、色とりどりのキャンディがあった。誰かが茶請けとして出したものが、そのまま放置されて いたらしい。 (――少しくらい構わねえだろ。) ベルントはおもむろにそれを掴むと、それらをポケットに詰め込み、次の目的地へと進んだ。 巡回も終盤に差し掛かったころ、数人のセキュリティエージェントが屯しているのが目に飛び込んできた。いやらしい笑みを浮かべ、なにやら ガラスの向こうを見ている。不審に思ったベルントは声をかける。 「おい、何してんだよ。」 呼びかけに一人の男が反応する。 「へへへ、見てみろよ。面白いもんがみれるぜ。」 男が指差したその先。ガラスの向こう側。ベルントは目を見開いた。 「きゃふうぅっ…!やめて、やめてくださいぃ…!おしり、こわれちゃうっ…」 長めの黒髪を揺らし、四つん這いになりながら泣く少年。その肛門は白衣を着た男のペニスに貫かれ、ぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てている。 「ああ~、君みたいなかわいい子をレイプできるなんて運がいいよ~。ほら、ココが前立腺だよ~。」 下品な笑みを浮かべた男が腰を振ると、少年の未熟な茎はぴゅく、ぴゅく、と精液を放った。既に長時間行為が行われていたのか、床には どちらのものとも知れない白濁の水溜りがいくつもできている。また、明らかに実験器具ではない、人を性的に苛むための玩具もいくつか ちらばっていた。そしてそのどれもが人の体液で汚れいている。 「や、やらあ…」 「ほら、もっと腰を振ってごらん。すっごく気持ちよくなるからさぁ~」 男がキュッと少年の乳首を摘む。 「ひゃぁん!だめ、ちくびだめぇ!」 こりこりと感触を確かめるように胸の突起をいじってやれば、少年の直腸はけなげに男の勃起を締め付け、極上の快感を与える。 「いいねえ。乳首を開発した甲斐があったよ~。さっきも乳首いじっただけでチンポから精液ビュクビュクしちゃったもんねえ。もう少ししたら 女性ホルモンを打ってあげようか?おっぱいも大きくなって、もっといやらしいカラダになれるよ~」 小さな乳首を嘗めねぶりながら男は哂った。少年は心とは裏腹に、体が感じる快感に甘やかな悲鳴を上げ、とろとろと唾液をこぼしていた。 少年の反応に満足した男はゆっくりと腰を引き、菊門から肉棒を抜く。同時にこぽりと精液が開ききった孔から零れ落ち、少年の睾丸と肉茎を 汚していった。 792 4/6 sage 2009/07/26(日) 06:25:32 ID:hKfmuMj2 「ゆるして、ゆるしてぇ…おうちにかえして…」 「ほーら、この前みたくオモチャを使おうか。大丈夫、いっぱい中出ししたから前見たく裂けちゃったりしないからね。」 か細い哀願を無視し、男は手にしたローターを小さな穴に埋め込んでいく。そしてリモコンのスイッチを最大へといれていった。 「ああぁぁぁ!やあぁぁぁぁぁぁ!だめっ!きもちよすぎてぇ…!ひぎゅううぅぅ!!」 のた打ち回る少年の体を男は容易く押さえつける。 「イイコだから大人しくしてねえ。そうしたらいっぱいザーメンどぴゅどぴゅして、たっぷり種付けしてあげるからね~」 そういい終わるや否や、男はローターが蠢くアナルに自身のペニスを挿入した。少年はその瞬間息を呑み、虚空を凝視する。そして次の瞬間 悲鳴をあげた。 「ひゃうううううぅぅぅぅ!!おちんちんがあ!おちんちんお腹かき混ぜてるぅ!!いやああぁぁぁぁ!!!」 「はぁっ、はあっ、本当に最高だよ、君のケツマンコ!こんなに気持ちいいアナルの子は初めてだよ!」 「やめてえ!おちんちん抜いてぇ!お尻の穴ひろがっちゃうよぉ!助けてぇ!!たすけてええええ!!」 じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼおぉぉ!ぐちゅん、にちゃっ!ずぼおぉぉぉ! 時折ローターのコードを引き、肛門まで引き摺りだした後、地震の男根で最奥まで震える塊を抉りこむ。それを何度も繰り返すうちに、 勃起した少年のペニスはびくびくと痙攣を始める。 「や、だぁ…!またイっちゃうよぉ…ほんとはイヤなのにぃ…!気持ちよくなっちゃダメなのにい…!!」 「ははは、まだそんなくだらないことを。いいんだよ、気持ちよくなっても。ほらっ、こんなのなんかどう?」 男はぐりっと腰を突き出した。それがちょうどローターとともに、度重なる肛虐によって目覚めさせられた性感帯を刺激する。 「っああああああ!らめっ!らめっ!お尻おかしくなるのぉ!お尻の穴おかしくなってぇ!!ひゃうあああ!おちんちん止まんないぃぃ! おしっことまんないよぉぉ!!」 いよいよ少年の叫びが狂気を帯びてきたころ、男はにたりと哂い、少年の性器を握った。 「よしよし、イイコだイイコだ。それじゃあお兄さんと一緒に射精しようね~。ザーメンだして一緒に気持ちよくなろうね~」 ズパンズパンズパンスパン!グチュオ!グチョオグチュウウウウウ!! 男は一気にピストンを加速させる。それに比例して少年の声も鬼気迫り、近づく破滅への恐怖で彩られた。 793 5/6 sage 2009/07/26(日) 06:27:48 ID:hKfmuMj2 「ああああ!やあああああああぁぁ!も、もうだめぇっ!だめええええええ!!!イく、イくイっちゃう!!イっちゃうよおぉおおお!!!」 「お、お兄さんもっ、い、イくよ!熱いザーメン中出しして、孕ませてあげるからねっ!精子たくさん出して、妊娠させてあげるからね!」 「だめ!あああ!いやああ!赤ちゃんらめえぇ!あかちゃん、あかちゃんんんんん!!ああ!い、イくイく!イくうううう!!!!」 ゴビュウ!ドクンドクン!ブシャアアアアアアアアアアアア! 「うくううう!」 「きゃああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!」 少年と男は同時に達した。少年は幼いペニスから精を床に何度も吐き出し、絶頂を迎えた。一方男も、腰を痙攣させながら全ての精液を 少年の胎内へと注ぎ込む。二人はぶるぶると震えながら崩れ落ちると、しばらくそのまま息を荒げていた。 「ふう、ふう、ふう。いやあ、本当に可愛い、最高のケツマンコだよ~。ただの精液便所にしておくのはもったいないよお~。もう少しスピリアの 研究が進んで、ちゃんと改造できるようになったら、君に本物の子宮をつけてあげるね。それで、君を僕専用のチンポはめ穴人形にして、いっぱい 種付けしてあげる。それからいっぱい妊娠させて、アナルからたくさん可愛い赤ちゃんヒリ出させてあげるよ~。うれしいでしょ~?」 男は心底楽しそうに少年を眺め、横抱きにするとどこかへと去っていった。 セキュリティ・エージェントの一人は下品な声を上げて哂う。 「見たか?あんなふうにガキをレイプするのがこの研究所のやることオシゴトなんだとよ。いいねえ、俺も手伝ってやりたいもんだ。」 その声に、その場にいたほかのエージェントも声を上げ、あるものは同意し、あるものはそれを揶揄した。ベルントはというと、目の前の 光景をただ無表情に見つめるばかりだ。 「おう、お前はどうだ?お前もああいう趣味か?」 ひげ面のエージェントがベルントを覗き込み、からかう。だがベルントは繭一つ動かさず、ぽつりと言った。 「うるせえ。」 そしてすぐに、巡回の規定ルートへと戻っていった。 794 6/6 sage 2009/07/26(日) 06:28:12 ID:hKfmuMj2 端末にカードキーを通し、ロックを解除する。 「あ……」 部屋にいた少年は、突然の来訪に小さく息を呑む。 「よお、ガキ。」 来訪者はベルントだった。短い間のうちではあるが、この訪問もなじみの行為になっている。 「…元気か。」 ぶっきらぼなベルントの問いかけに、少年はこくんとうなづく。それを見たのか、ベルントの頬が微かに緩んだ。 それからベルントはポケットの中から無造作にあるものを掴み出し、少年に渡した。 「ほら。飴。食うだろ。ココの飯まずいから、たまにはな。」 少年の手にはまるで宝石のように輝くキャンディが置かれていた。そして少年は、不思議そうに、そしてひどく驚いたようにそれを見つめていた。 しばらくの沈黙の後、ベルントはため息をつき、くるりと扉のほうを向いた。そして、ゆっくりと歩みを進めた。 「――ヨシフ。」 ベルントは驚いて振り返った。そこには、笑みを浮かべる少年がいた。 「…僕の、名前、です。」 はにかむ少年は、頬を染め、ベルントを見ている。 「お兄さんの名前、教えてください。」 ベルントは困ったような顔をして、頬をかいた。それから、なれない笑顔を作って言った。 「ベルントだよ、ヨシフ。じゃあ、またな。」 「…はい。」 少年は笑っていた。 この、ひどく陰惨な研究所の中で。それを見たベルントは、ひどく深いため息を吐いた。  -[[続き>:無題(二次:デスピリア)2]] 
789 1/6 sage 2009/07/26(日) 06:18:54 ID:hKfmuMj2 ベルントが雇われたのは不気味なほどに整然とした研究所だった。まだ17とは言え、スラム街ではそれなりに名の通ったマインド使いだった彼が、 これ程の場所にセキュリティエージェントとして雇われるのは相応とも不相応ともとれた。初日に渡されたのは研究所の見取り図といくつかの カードキー。それから実弾入りの銃だった。業務に関する簡単な説明を受けた後、ベルントは白衣を着た男に、これから同僚になるであろう 男達と共に施設を案内された。 「――こちらはまだ施工中だが、加工プラントになる予定だ。」 いくつも同じような部屋を回り、何度も同じような説明を受ける。酷く退屈なそれに、ベルントは飽き飽きしていた。 そして、彼があくびをした瞬間だった。 「――ベルント。お前にはもう一つ業務がある。」 くい、と白衣の男が手招きする。従わない理由もない。ベルントは身を揺らしながら歩き、グループから抜け出た。 「で?業務ってのはなんだよ。別に金は出るんだろうな?」 「ああ。特別手当てが出る。」 それならば文句は無い。ベルントは小さく息を吐く。 「ここだ。」 二人が止まったのは無機質な扉の前。壁に取り付けられたパネルを操作すると、エアーが抜ける音と共に、こちらもまた無機質な部屋が現れた。 そしてそこには、小さな、小さなしかしベルントに唯一生命を感じさせるものがいた。 「これからお前に、コレの面倒を見て貰う。」 部屋には少年がいた。年は十ばかりだろうか。少年は、栗色の髪に金に近い、琥珀色の瞳をしていた。少女と見まごうばかりの美貌は、今は 怯えや混乱ですっかり曇っている。 「おいおい、俺はベビーシッターか?ガキのお守りなんてごめんだね。冗談じゃない。」 「何も付きっきりで世話をしろとは言わない。ただ日に数度、観察しにくれば、他はどうしようと構わない。」 『コレ』。 『観察』。 言葉の端々に白衣の男が、少年を物として認識している様が現れている。別段驚きはしないが、ベルントにはそれが居心地悪く感じられた。 「以上で話は終わりだ。明朝までは好きにしていろ。私は失礼する。」 そう言うと、白衣の男はさっさと何処かへと歩いて行ってしまう。ベルントは少年と二人きりになった。予想外の依頼に当惑しつつも、仕事なのだと 割り切るしかない状況に、ベルントは溜め息をつく。 790 2/6 sage 2009/07/26(日) 06:22:21 ID:hKfmuMj2 「ったく、下らねえ。おい、ガキ。お前何て名前だ。」 乱暴に聞けば少年は更に縮こまり、きゅっと唇を噛む。 (当然か。いきなり拐われたんだ。) スラムではよくあることだ。ベルントは少年に近づき、爪先で小突く。 「いいか。大人しくしてろよ。でねえと骨ごと挽き肉にされるぞ。」 その言葉に、少年は目を見開いた。ガタガタと震えて、ベルントを見つめる。その揺れる金の瞳に、ベルントは舌打ちをした。 「大人しくしてりゃミンチにはなんねえだろうよ。いいから黙って、イイコにしてな。」 踵を返し、ベルントは早々に部屋を後にした。どんな目的でこの研究所ができたかは知らない。知ったところでベルントにはどうということはない。 しかし、一つだけ言えることは、この研究所はろくでもないものだし、ここにいるたくさんの子供達の運命も、ヘドが出るほど下らないもの なのだろうということだ。 「おい、機能の実験どうだった?」 「ああ、スピリア精製か?上々だったよ。」 「これからは対照実験に入るってさ。」 朝も昼もわからない研究所の食堂では研究員たちが食事を取っていた。運悪く居合わせたベルントには、彼らの雑談がいやでも聞こえてきた。 ここ数日、聞き耳を立てているとこの研究所の目的や実際に行われていることが多少見えてきた。 ここはスピリアというドラッグらしきものを研究しているということ。 スピリアはまだ未知数のもので、まだ試行錯誤を重ねている段階だということ。 そのスピリアの精製には、子供が重要な鍵を握っているということ。 そして、ここにつれてこられた子供は、その実験に使われ―― (詰まんねえな。) ふと、あの金の瞳の少年の姿が浮かんだ。日に何度か様子を見に行き、言葉をかけるが、多少慣れたように見えるものの、一向に口を開こうとは しない。それでも話しかける言葉は選んでいるつもりだが、少年の心の扉はそう簡単には開かないようだった。 らしくもない感傷に、ベルントは苛立ち、荒っぽく薄味の食事を口に詰め込むと、ベルントはコーヒーを片手に食堂を後にした。 定時巡回。まだ慣れない施設を、マップを片手に進む。適当に点検をし、異常がなければ支給された端末にチェックを入れる。 791 3/6 sage 2009/07/26(日) 06:23:44 ID:hKfmuMj2 「第五区画七番応接室、異常なし…と。」 ふとテーブルに目をやると、小さな皿に盛られた、色とりどりのキャンディがあった。誰かが茶請けとして出したものが、そのまま放置されて いたらしい。 (――少しくらい構わねえだろ。) ベルントはおもむろにそれを掴むと、それらをポケットに詰め込み、次の目的地へと進んだ。 巡回も終盤に差し掛かったころ、数人のセキュリティエージェントが屯しているのが目に飛び込んできた。いやらしい笑みを浮かべ、なにやら ガラスの向こうを見ている。不審に思ったベルントは声をかける。 「おい、何してんだよ。」 呼びかけに一人の男が反応する。 「へへへ、見てみろよ。面白いもんがみれるぜ。」 男が指差したその先。ガラスの向こう側。ベルントは目を見開いた。 「きゃふうぅっ…!やめて、やめてくださいぃ…!おしり、こわれちゃうっ…」 長めの黒髪を揺らし、四つん這いになりながら泣く少年。その肛門は白衣を着た男のペニスに貫かれ、ぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てている。 「ああ~、君みたいなかわいい子をレイプできるなんて運がいいよ~。ほら、ココが前立腺だよ~。」 下品な笑みを浮かべた男が腰を振ると、少年の未熟な茎はぴゅく、ぴゅく、と精液を放った。既に長時間行為が行われていたのか、床には どちらのものとも知れない白濁の水溜りがいくつもできている。また、明らかに実験器具ではない、人を性的に苛むための玩具もいくつか ちらばっていた。そしてそのどれもが人の体液で汚れいている。 「や、やらあ…」 「ほら、もっと腰を振ってごらん。すっごく気持ちよくなるからさぁ~」 男がキュッと少年の乳首を摘む。 「ひゃぁん!だめ、ちくびだめぇ!」 こりこりと感触を確かめるように胸の突起をいじってやれば、少年の直腸はけなげに男の勃起を締め付け、極上の快感を与える。 「いいねえ。乳首を開発した甲斐があったよ~。さっきも乳首いじっただけでチンポから精液ビュクビュクしちゃったもんねえ。もう少ししたら 女性ホルモンを打ってあげようか?おっぱいも大きくなって、もっといやらしいカラダになれるよ~」 小さな乳首を嘗めねぶりながら男は哂った。少年は心とは裏腹に、体が感じる快感に甘やかな悲鳴を上げ、とろとろと唾液をこぼしていた。 少年の反応に満足した男はゆっくりと腰を引き、菊門から肉棒を抜く。同時にこぽりと精液が開ききった孔から零れ落ち、少年の睾丸と肉茎を 汚していった。 792 4/6 sage 2009/07/26(日) 06:25:32 ID:hKfmuMj2 「ゆるして、ゆるしてぇ…おうちにかえして…」 「ほーら、この前みたくオモチャを使おうか。大丈夫、いっぱい中出ししたから前見たく裂けちゃったりしないからね。」 か細い哀願を無視し、男は手にしたローターを小さな穴に埋め込んでいく。そしてリモコンのスイッチを最大へといれていった。 「ああぁぁぁ!やあぁぁぁぁぁぁ!だめっ!きもちよすぎてぇ…!ひぎゅううぅぅ!!」 のた打ち回る少年の体を男は容易く押さえつける。 「イイコだから大人しくしてねえ。そうしたらいっぱいザーメンどぴゅどぴゅして、たっぷり種付けしてあげるからね~」 そういい終わるや否や、男はローターが蠢くアナルに自身のペニスを挿入した。少年はその瞬間息を呑み、虚空を凝視する。そして次の瞬間 悲鳴をあげた。 「ひゃうううううぅぅぅぅ!!おちんちんがあ!おちんちんお腹かき混ぜてるぅ!!いやああぁぁぁぁ!!!」 「はぁっ、はあっ、本当に最高だよ、君のケツマンコ!こんなに気持ちいいアナルの子は初めてだよ!」 「やめてえ!おちんちん抜いてぇ!お尻の穴ひろがっちゃうよぉ!助けてぇ!!たすけてええええ!!」 じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼおぉぉ!ぐちゅん、にちゃっ!ずぼおぉぉぉ! 時折ローターのコードを引き、肛門まで引き摺りだした後、地震の男根で最奥まで震える塊を抉りこむ。それを何度も繰り返すうちに、 勃起した少年のペニスはびくびくと痙攣を始める。 「や、だぁ…!またイっちゃうよぉ…ほんとはイヤなのにぃ…!気持ちよくなっちゃダメなのにい…!!」 「ははは、まだそんなくだらないことを。いいんだよ、気持ちよくなっても。ほらっ、こんなのなんかどう?」 男はぐりっと腰を突き出した。それがちょうどローターとともに、度重なる肛虐によって目覚めさせられた性感帯を刺激する。 「っああああああ!らめっ!らめっ!お尻おかしくなるのぉ!お尻の穴おかしくなってぇ!!ひゃうあああ!おちんちん止まんないぃぃ! おしっことまんないよぉぉ!!」 いよいよ少年の叫びが狂気を帯びてきたころ、男はにたりと哂い、少年の性器を握った。 「よしよし、イイコだイイコだ。それじゃあお兄さんと一緒に射精しようね~。ザーメンだして一緒に気持ちよくなろうね~」 ズパンズパンズパンスパン!グチュオ!グチョオグチュウウウウウ!! 男は一気にピストンを加速させる。それに比例して少年の声も鬼気迫り、近づく破滅への恐怖で彩られた。 793 5/6 sage 2009/07/26(日) 06:27:48 ID:hKfmuMj2 「ああああ!やあああああああぁぁ!も、もうだめぇっ!だめええええええ!!!イく、イくイっちゃう!!イっちゃうよおぉおおお!!!」 「お、お兄さんもっ、い、イくよ!熱いザーメン中出しして、孕ませてあげるからねっ!精子たくさん出して、妊娠させてあげるからね!」 「だめ!あああ!いやああ!赤ちゃんらめえぇ!あかちゃん、あかちゃんんんんん!!ああ!い、イくイく!イくうううう!!!!」 ゴビュウ!ドクンドクン!ブシャアアアアアアアアアアアア! 「うくううう!」 「きゃああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!」 少年と男は同時に達した。少年は幼いペニスから精を床に何度も吐き出し、絶頂を迎えた。一方男も、腰を痙攣させながら全ての精液を 少年の胎内へと注ぎ込む。二人はぶるぶると震えながら崩れ落ちると、しばらくそのまま息を荒げていた。 「ふう、ふう、ふう。いやあ、本当に可愛い、最高のケツマンコだよ~。ただの精液便所にしておくのはもったいないよお~。もう少しスピリアの 研究が進んで、ちゃんと改造できるようになったら、君に本物の子宮をつけてあげるね。それで、君を僕専用のチンポはめ穴人形にして、いっぱい 種付けしてあげる。それからいっぱい妊娠させて、アナルからたくさん可愛い赤ちゃんヒリ出させてあげるよ~。うれしいでしょ~?」 男は心底楽しそうに少年を眺め、横抱きにするとどこかへと去っていった。 セキュリティ・エージェントの一人は下品な声を上げて哂う。 「見たか?あんなふうにガキをレイプするのがこの研究所のやることオシゴトなんだとよ。いいねえ、俺も手伝ってやりたいもんだ。」 その声に、その場にいたほかのエージェントも声を上げ、あるものは同意し、あるものはそれを揶揄した。ベルントはというと、目の前の 光景をただ無表情に見つめるばかりだ。 「おう、お前はどうだ?お前もああいう趣味か?」 ひげ面のエージェントがベルントを覗き込み、からかう。だがベルントは繭一つ動かさず、ぽつりと言った。 「うるせえ。」 そしてすぐに、巡回の規定ルートへと戻っていった。 794 6/6 sage 2009/07/26(日) 06:28:12 ID:hKfmuMj2 端末にカードキーを通し、ロックを解除する。 「あ……」 部屋にいた少年は、突然の来訪に小さく息を呑む。 「よお、ガキ。」 来訪者はベルントだった。短い間のうちではあるが、この訪問もなじみの行為になっている。 「…元気か。」 ぶっきらぼなベルントの問いかけに、少年はこくんとうなづく。それを見たのか、ベルントの頬が微かに緩んだ。 それからベルントはポケットの中から無造作にあるものを掴み出し、少年に渡した。 「ほら。飴。食うだろ。ココの飯まずいから、たまにはな。」 少年の手にはまるで宝石のように輝くキャンディが置かれていた。そして少年は、不思議そうに、そしてひどく驚いたようにそれを見つめていた。 しばらくの沈黙の後、ベルントはため息をつき、くるりと扉のほうを向いた。そして、ゆっくりと歩みを進めた。 「――ヨシフ。」 ベルントは驚いて振り返った。そこには、笑みを浮かべる少年がいた。 「…僕の、名前、です。」 はにかむ少年は、頬を染め、ベルントを見ている。 「お兄さんの名前、教えてください。」 ベルントは困ったような顔をして、頬をかいた。それから、なれない笑顔を作って言った。 「ベルントだよ、ヨシフ。じゃあ、またな。」 「…はい。」 少年は笑っていた。 この、ひどく陰惨な研究所の中で。それを見たベルントは、ひどく深いため息を吐いた。  -[[続き>:無題(二次:デスピリア)2]] 

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