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763 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:32:05 ID:Eu5tbSBI Should I Love Him1彼は貴族で俺は、農民。2彼の大切なものは、宝石や名声やお金や香辛料。そして、パヒューム。俺はそんなものを好きな彼が大切。3彼の生き方は自由奔放で。俺は、何かに縛られている。それでも俺はShould I Love Him?そもそもの罪は、彼のいたずらだった。知り合うはずなかった二人。彼は、生まれつきの貴族。小さなときから好きなものを与えられ。好きなことをさせてもらえてる。今は子どもだけど、将来も家を継ぎ未来もある。俺は、何かに縛られ。自由になったことさえなかった。将来もきっと変わることはない。こんな二人が出逢ってしまったから、罪や罰と言う鋭利な何かが俺を突き立てる。あの日のせせらぎ、俺は水を汲みに行った。すると、反対岸には彼がいた。いつもの貴族と言うレッテルをはられているような格好ではなく、俺たちと同じような格好をしていた。「あ、ねえ!君の家にかくまってよ!」まだ、声変わりしていないのか女のような甲高い声だった。俺は一瞬、彼が何を言っているのかわからなかった。すると彼は、俺の返事を聞きもせず向こうにかかってる橋をわたってこっち側に回ってきた。「ねえ、お願い?…わかってるよ、こんなこと認められるはずがないし。第一君の家にいることがバレたら…」そんなことを言っていた気がする。しかし、大変美しい彼の容姿に声に体中を奪われていた。
764 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:32:58 ID:Eu5tbSBI そして、何を思ったのか。俺も彼を家にあげていた。「ありがとう…こんなワガママ、ごめんね」椅子に座り、首を傾げる。多分、恋に落ちる瞬間だったと思う。太陽の光を浴びて、キラキラに輝く彼が天使のように見えていたから。金色のかみに、海の色をした瞳。すべてが俺と違っていたことに、悲しくなったりはしなかった。そんな感情さえも、彼のキラメキに囚われていたから。「あ、ああ…で、でもどうして?」彼は部屋を見渡していた。「え?」向こう側に向いていた顔がこちらにむく。無垢な微笑だった。その微笑を自分のものにしたくなるのも、また。俺は醜いと感じた、しかし。やはり彼の煌めきに敵う感情はなかった。多分、心を奪われるってこうゆうことなんだろうとおもった。「あ…えっと、ちょっと嫌になったんだ。家が」俺は彼の言葉に耳を疑った。自由だと思っていたのは。俺の勝手な想像だった。彼の家はシキタリや、宗教に自由を縛られていた。俺のように。俺は時間や労働に自由を縛られているだけだけど。「もう…嫌なんだ。あんな家、きらい」瞳が潤んでいた。泣きそうなことに気づいたのか俺から顔をそらしてうつむいた。なにがあったなんて俺には想像できなかった。それは多分、まだ俺が幼かったから。「じゃあ、俺は仕事に戻るから…」俺は彼の寂しそうな背中にぽつりとつぶやいた。そして、家を出た。親には彼のことは言っていない。言うつもりもなかった。
765 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:33:43 ID:Eu5tbSBI やがて、あたりは次第にオレンジ色の光に包まれていった。俺は親の目を盗み、足早に家を帰り彼を誘導した。物置小屋へと手を引いた。彼の手は暖かくて心地良かった。「ここは…」藁や農具を見つめながら、俺に問いかける。「物置小屋…ごめんな、こんなところにおいて」彼は膝をかがめ藁を触った。「わあ、気持ちいい…」その姿を確認すると、俺は小屋を出て行った。彼が寂しそうに俺の背中を見ていたのは気がつかなかった。「どこ行ってたの?」「え、ちょっと物置小屋に…」「そう…」母親と俺は荷物をまとめていた。「じゃあ、これも持って行ってて」「うん…」俺は、荷物をもって物置小屋へと向かった。小屋に入ると、彼が横たわっていたので俺は急いで彼のもとへと向かった。「どうした!?」近くで彼を見ると、安らかな顔をしていた。ただ寝ているだけだった。「なんだ…」とは言いながら俺は彼の顔から目を離せられなかった。そして俺は、彼に口づけをしてしまった。俺はびっくりして彼から後ずさった。「は…何やってんだ、俺…」もう一度彼の顔を見ると彼は安らかな顔をしていた。はあ…と溜息がこぼれた。
766 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:34:36 ID:Eu5tbSBI 「ん…?」彼は俺の気配に気づいたのか、目を覚ました。「あ、ごめ…寝ちゃってた」「いいよ、起こしてわるかったな」俺は小屋の入口に置いていた荷物を取りに行き、片付けた。「じゃあ、夕飯持ってくるから…期待するなよ、貧乏な農民の家に来たお前もお前だぞ」「うん、泊まらせてくれるだけで。うれしい」彼の顔はわからなかった。なぜなら俺は荷物を片付けるため後ろを向いていたから。でも、声でわかる。彼はすごい笑顔だ。そして、俺が今その笑顔を見たら多分理性が効かなくなるだろう。だから、すごく見たかったけど。俺は振り返らなかった。「じゃ、じゃあ…」俺は荷物を片付けると足早に小屋をでた。そして、家に向かった。やがて、夜は深けた。俺は、晩飯の残りのパンと半切れとスープを器に入れたものを持って小屋へと向かった。「わあ、美味しそう」小屋の中は月明かりだけが照らしていた。今宵の月は満ちていた。星さえも輝けない程、明るい満月の夜だった。「いいよ、そんなこといわなくても。お前は普段からいいもん食べてんだし」一瞬の暗雲。「お世辞じゃないよ、本当に美味しそうだったから…」雲間から月が晴れた。彼の顔は少しムッとしていた。そして、器に口をつけた。「美味しい!うちの料理人と変えて欲しいねっ」凄い笑顔だ。俺は見惚れていた。良かった。
767 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:35:22 ID:Eu5tbSBI やがて食事をすました。俺は器を持って、小屋を出ようとした。「いくの?」すると、背中に向かって声を打たれた。俺は驚いて後ろを振り返る。また、雲が月に差し掛かった。「え…?」「行かないで…」か細い声で、そうつぶやいていた。「行っちゃヤダ!まだ、ここにいて…」そして、雲が晴れた。「ど、どうして?」彼は、とても、美しい、顔をしていた。月明かりにさえ輝いていた。「行かないで欲しいから」まるで炎の消えそうなろうそくのように、小さな声だった。俺は、彼へ近づいた。「それって…どうゆう……」彼が顔を横に向ける。「わ、わかんないけど…行かないで欲しかったから。それに…」月が雲に隠れた。「胸が痛い…」小さな小さな声だった。「……俺も、行きたくない」月が晴れた。彼はとても、美しい顔をしていた。「この気持ちをなんと言えばいいのか、わかんないけど…多分、好き」満月が彼の顔を照らした。「俺も、胸がくるしい……好き…なんだろうか?」俺もボソリと呟く。
768 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:36:16 ID:Eu5tbSBI 「好きなんだよ!ぼくも好きだもん!」そう叫ぶと、彼はいきなり俺に抱きついてきた。俺の手は宙を舞っていた。そして、俺の手から器が落ちる。カラン。多分、恋に落ちる音。俺は彼を抱きしめた。彼と同じように、強く。俺だけのものだと言うように、彼を抱きしめた。強く、抱きしめた。しばらく抱きしめ合っていると、彼がぽつりとつぶやく。「ねえ、知ってる?本当に好きな人同士は、キスをしていいんだよ」彼がそう言い終えると俺は、彼の瞳を見る。青い海を写しているかのような美しい瞳だった。そして、俺の唇は彼の唇へと向かう。紅い、ルージュの唇へと。俺は右手を彼の肩から、彼の後頭へと移し優しく包んだ。さらさらにきらめく金色の髪はまるで風に吹かれる秋穂のようだ。いや、それ以上に綺麗だった。月明かりのせいかもしれない。柔らかい髪の毛だった。いつまでも触っていれる。俺は、首をかしげ。口を開け、彼の口の中へ舌を入れた。熱情。溶けて絡み合う、舌。熱い、彼の頬の内側。そして、彼の思いも俺の舌に絡み付いてくる。それから唇を離す。ほんの数秒の情事だったが、今までの思い出が吹き飛んで行くような。熱い口づけだった。
769 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:36:54 ID:Eu5tbSBI 「へへ…なんだか、恥ずかしいね」彼のその一言で俺も顔が熱くなった。彼の頬もピンク色に染まっていた。そして、また抱き合った。するとまた、彼が思い出したようにつぶやいた。「ねえ、男同士でも…ってできるんだよ…」よく聞き取れなかった。俺は彼に聞こうと口を開けた。「え…?」そして、そこで気付いた。「あ…」彼の瞳は俺の目を一心に見つめている。なんだか、気恥ずかしくなり目をそらした。「ねえ、しよう…?ダメ?」さらに追い打ちをかけるように彼が聞いてくる。「だ、だめって…いうか、なんというか」俺が口ごもっていると。また、雲が月にかかった。「もう!いいじゃん!しちゃおうよ!」そう叫ぶと、彼が俺を押し倒した。彼は意外と強引だ。また、月が顔を出した。彼の顔はすごい、真っ赤だった。俺はいたたまれない気になり、彼の身体を起こして。「わかった…俺が、する…から」と、彼を抱きしめた。とは言ったものの、やり方なんて知らなかった。男女でのやり方であまりよくわからないのに…。とりあえず、彼に口づけの雨をふらせた。
770 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:37:44 ID:Eu5tbSBI おでこや頬、首元。鎖骨。手のひら、いろんなところにくちづけた。「やあ、くすぐったい」彼はにやけながら、つぶやいた。すると、俺の身体が一気に熱くなった。この火照りはいったいなんだろう。俺は彼の瞳を見た。そして、キスをした。今度はすっと離れた。「どうしたの…?」俺は彼の言葉に嘘をつけなくなっていた。彼の言葉に逆らえなくて、すべて曝け出さされているようだった。「……やりかたが、しらないんだ…」俺は素直につぶやいて、彼の瞳から目をそらした。「え、あ…あははっ…そっか、そうだよね。じゃあ、ぼくが教えてあげる。キモチよく…してね?」ボッと身体に火がついた。彼はそう告げると、俺の首元にキスをした。「うわっ…ちょっ」やがてキスは、俺の頬へと移る。そして、唇。すると、口づけしている間に服を脱がされた。「う、うわっ…!ちょ、ちょっ!」なんて早業…ていうか、厭らしい。俺から唇を離すと、今度は俺の胸板に口づけをする。そして、下へ下へと行き、へそまで行くと。ズボンを脱がした。
771 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:38:25 ID:Eu5tbSBI 「ちょっ!ちょお!」「もうっ、うるさいなあ…男は黙ってるの!」俺はびっくりして思わず「はい!」と相槌を打ってしまった。やっぱり逆らえない。そして、下着にまで手をかけた。恥ずかしながら、俺のソレは彼の唇に反応していた。「うあ、すごお。おっきいね、えへへっ」その無垢な笑顔を残しながら。俺のを口に含んだ。「ちょっ…き、きたねえっ…て」俺は彼の頭を抑えながら、搾り出すように声をだした。「うるひゃい…きもひいいれひょ?」俺のを口に含みながら、そういう。「ねえ…?」しつこく聞いてくる。でも、やっぱり逆らえなくて。「…う、うん」「ねっ」俺の返事を聞くと、口から俺のを出して。「すごいね、やっぱりおっきいよ」そして、手でシながら先をなめた。俺は、制御不能みたいに何もできなくなっていた。彼にされるがまま。そうは思っても、して欲しいと思う。俺は彼の頭を撫でた。そしてまた、彼は俺のソレを口に含んだ。すると、さっきとは違い俺のを刺激するように吸いながら。手で上下に動かしていた。こんなこと、どこでしったんだ…。すると、身体がビクっと弾く。俺は彼の口で達してしまった。
772 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:39:10 ID:Eu5tbSBI 「んっ…ふっ」彼はゴクリと俺のを飲み込む。「うわ、の!飲むなよ!」「ん…出るなら、でるっていってよ」そういうと彼は立ち上がり、服を抜き始めた。「ねえ、恥ずかしがらず見ていてね」彼はそういうと、上の服を脱いだ。そこには稲妻のような形をした、酷い傷跡が広がっていた。「あ…これ…!」「ね、すごいでしょ…まるで酷刑だよ」彼が逃げてきた理由って…。心が締め付けられるような感覚が俺を襲った。良心を痛めたって、なにもできやしなのに…。「ダメだよ、黙らないで」彼は下の服と、下着を脱いだ。同じような傷跡が、上半身よりも多くあった。酷い…。俺は目頭を熱くさせた、すると、なにかが目からこぼれてきた。「やだな、泣かないでよ…まるで、ぼくが泣かしてるみたいじゃん」彼にいわれて、初めて気付いた。俺がまぶたをこすったときには、既にかなりの量の涙がでていた。「あ、ごめ…」それ以上俺はなにも言えなかった。服を脱ぎ落とすと、彼の顔が俺の顔に近づいてきた。キスをした。弱々しく、すぐ離れた。恥ずかしげなキスだった。「続きしよっか」そう言って彼は自分の指を舐めて、臀部の方へと持って行った。「んっ…」甘い声を漏らし、なにやらをしている。
773 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:40:10 ID:Eu5tbSBI しばらくしていると、手が離れた。「もう、いいかな…」そうつぶやくと、俺を仰向けにし横たわらせた。そして、俺のそれへまたいで。腰を下げた。すると、たまらない感覚が俺を襲った。「うわっ…!あ…は」「んふっ、気持ちイイ?」彼がそう言うと、また耐えられないような快感が俺をおそう。「あっ…うわ…!」ビクンッ!と腰が浮く。また、出してしまった。「わあ、また…ふふ」彼の一言一言、堪らなく卑しくて。羞恥的な感覚に陥る。「でも、まだするからね…」そう言い終える前に腰を上げて、下げた。「あっ!ああっ!」すごい。快感。「すごい…気持ちいいよ…ねえ?」「あ、ああ…あ…」俺はコクコクとなんども頷いた。彼の言葉には逆らえないから。「う、あっ!ああっ!」また、身体が弾む。また、イッてしまった。「あは、すごい。また…絶倫?ふふ」そう言い終えると、彼の顔から微笑が消えた。
774 :名無しさん@ピンキー 2009/12/29(火) 01:41:11 ID:Eu5tbSBI 「ああん、いいよぉ…すごお!あんっ…ふとぉっ!いい!」腰の動きがどんどん激しくなる。俺のソレも、俺自身もたまらなく感じていて身体中が炎の中にいるみたいに火照っていた。「うわっ!ああっいっ!く!」「ぼ、ぼくもいいよお!!すごい、いっちゃう!いくぅうっ!」二人の身体が、同時にはねる。そして、俺の身体に白濁色の液が飛び散る。「あっ…はあ、すご。お尻でいっ…!いっちゃった」恥ずかしげな顔を彼して。俺に頬を緩める。そして、俺のを外して。 俺に倒れかける。俺も耐えられないような、まどろみに瞳を閉じた。そして、翌日帰っていった。帰っていたあとも、俺はあの時の熱情を思い出しては。狂ったように自分のを慰めていた。その情事から数日たったある日。彼の家のした悪事がバレて、彼の一家は全員死刑に処された。彼と彼の家族は一ヶ月の獄中生活ののち、処刑台に出され、父、母と殺されていった。そして、彼の番になった。すると、今まで騒がしかった処刑場が淡々と静まり。「かわいそう」という声まであがるほどになったとき、彼は一言。処刑人につぶやくように。「Should I Love Him?」と言った。そして、自ら処刑道具に首を収めた。そして…。彼の顔より大きな刃が彼の首を掻き切った。俺は、彼の最後の言葉に。また、涙を流した。Should I Love Him...
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