ショタとお兄さんでエロパロ 保管庫@ ウィキ

:無題 38-41

38 :名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 01:27:04 ID:U4XdDKtX

その日、慎平はなんとしても要求を母に飲ませようと必死だった。
まだ元号が平成に変わる前のある年、四月も半ばを過ぎたある土曜日の昼。
昼で終わった学校から帰り、用意された昼食を食べ終えた慎平は流しで洗い物をする母親に食い下がっていた。
「なぁ、頼むよ、かあちゃん。新しいズボン買ってくれよぉ・・・」
「アンタ、何言ってんのよ。これから暑くなるのに長ズボンなんか買って、本当に穿くの?」
慎平が母親にねだっているのは、ジーンズの長ズボンだ。
「穿くから言ってんだろぉ~、なあ、買ってくれよ、頼むよぉ」
「ちょっと、慎平、アンタ、半年もたってない暮れのこと、自分で何て言ったか憶えてる?」
「憶えてねぇよ、そんなのいいから、明日ズボン買いに行く金くれよ~」
「アンタ、本当に憶えてないの?アタシが長ズボン買ってやろうとした時にアンタが言ったことよ?」
そこまで聞いて慎平は思い出した。
「子供は風の子、冬でも半袖半ズボンがカッコイイんだよ、長ズボンなんてダサイ格好できない、アンタそう言ったわよね?」
去年の暮れ、当時まだ小学校6年生だった慎平は確かにそう言って、母が買ってやろうとしたジーンズを断ってデニムの半ズボンを買ってもらっていた。
「あんなこと言って半年も経たずに、それもこれから暑くなるって時に買ってくれなんて言われても困るわよ。それに5月の連休に部活の道具を買いに行くから1万円持ってくって言ってたじゃ・・・」
言いかけた母の言葉を遮って慎平が吠えた。
「ウッセー、けちんぼババァ!そんなこといちいち憶えてんじゃねーよ!明日買いに行くから金くれよ!」
パチン!
それを聞いて母は洗い物をしていた手を止めて振り返り、慎平の頬を張る。
「アンタ、誰に向かってそんな口きいてんの!」
洗い物に夢中だと思い強気に出ていた慎平は不意のビンタと予想外の母の激怒にあっけに取られ、張られた頬を押さえて一瞬固まった。
自分の頬を張った母と合ったままの視線、その瞳に見る見る涙がたまって行く。
その涙が一筋こぼれ落ちると同時に、泣いていることを隠すように走り出す慎平。
「もう頼まねーよ!」
そう捨て台詞を吐いて家を飛び出した。



39 :名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 01:28:14 ID:U4XdDKtX
母が一度ダメと言ったことは粘っても無駄、そう知っていた慎平だったが今回は必死だった。
中学に入学してから学ランの下はいつも体操服で、帰宅してからは学ランを脱ぐだけ普段着は体操服、部活がある日は体操服で帰宅すると風呂に入るまでその格好、この田舎町では普通のことだったので慎平は私服のオシャレを意識したことがなかった。
しかし昨日のこと、この間まで一緒に半袖半ズボンで遊んでいた同級生が私服の長ズボンで歩いているを見て、半ズボン姿しか見たことない友人の変化に自分も同じようにしないと子供っぽく見られそうな感覚を味わったのだった。
しかも、その日に慎平はこの春に入ったクラブの仮入部期間が終わる5月の頭に先輩に付き合ってもらって3駅先の街までスポーツ用品を買いに行く約束をしたので、どうしても街に出るその日は自分が中学生らしいと思う長ズボン姿で出かけたかったのだ。
慎平はそのことを思い出しながら、走ってきた公園の一段高くなった花壇のふちに腰掛けた。
「はぁ・・・かあちゃんにあんな事言っちまったから、服買う金はくれないだろうな・・・。半ズボン穿いて行ったら先輩に子供扱いされるかなぁ・・・。楽しみにしてたのに、なんかもう、先輩に付き合ってもらって買い物行くの、嫌んなっちゃったなぁ・・・」
そんな事を思ってため息をつく。
気が付けば、ビンタをされてベソをかきながら走ってきたので、顔は涙と鼻水で汚れていた。
強がってババァなんて言ってみてもビンタひとつでこの有様の自分が、小学生の頃と変わってないガキンチョに思えて、さらに気落ちする。
うつむくと、短パンから伸びる自分の腿にトリハダが立っている。
4月下旬とは言え、まだ肌寒い。
帰宅して学ランを脱いだままの体操服姿で飛び出してきたことを後悔した。
シャツの裾を引っ張り上げてそれで顔を拭き、ずずっとひとつ鼻をすすると、またハァとため息を漏らす慎平。
「帰って、かあちゃんに謝ろう・・・」
こんなベソっかきの顔を誰かに見られるかもしれないと言う思いと肌寒さに促されて、慎平は家へと向かった。
”良い話”的な展開なら、素直に謝った慎平は母に今回だけよ、と言うようなことを言われて長ズボンを買ってもらえたかもしれないが、結局のところ要求は通らず、この日は夕飯時までまた涙と鼻水を流し続けるほどババァ発言についてひどく叱られたのだった。



40 :名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 01:29:42 ID:U4XdDKtX
カレンダーが1枚はがされて買い物の約束の日が来た。
デニムの半ズボンに半袖シャツ、くるぶし丈のスッポーツソックスに運動靴と言う小学校に着て行っていたのと変わらない格好をして駅前で先輩を待つ慎平がいた。
「先輩にガキっぽいってバカにされないかな・・・ったく、服くらい買ってくれりゃいいのに」
そんな事を考えながらも、ババァと言って大目玉を食らった日に今日の買い物資金まで出さないと言われなくて良かったと思い直す。
5分ほど待つと慎平より頭一つほど背の高い少年が右手を挙げて近づいてきた。
「よっ、待たせたな、シンペー」
「おはようございます、トモキ先輩。今日はよろしくお願いします。」
慎平が礼儀正しく挨拶した相手は碓氷朋樹。
慎平が入ったクラブの3年生だが、この地区は碓氷姓が多く、「碓氷先輩」では何人も同時に呼んでしまうので下の名前で呼ぶのが通例になっていた。
20分に1本しか来ない列車の到着時刻が近づいていたので、立ち話もそこそこに駅に入っていく二人。
改札を抜けて間もなくホームに滑り込んできた列車に乗り込むと、慎平は聞かれもしないのに言い訳するように話し出した。
「ウチの親、ひどいんですよぉ。俺ももう中学生になるってのにまだこんな半ズボン穿かせるんですよ?」
先日、土曜の午後にあった一悶着を自分がベソかいた部分はカットして朋樹に話して聞かせる。
うんうんと頷いて慎平の不平不満を聞いてやる朋樹だったが、不意に右手を慎平の頭に乗せてくしゃくしゃと少し乱暴に撫でると、腰を少し落とし慎平に目線を合わせて言った。
「気にすんなよ、脚が長く見えるし、シンペーには似合っててカッコイイと思うぜ、俺は」
俺が子供っぽいから半ズボンがお似合いって言ってるのかな?なんてネガティブな考えも浮かんでじっと朋樹の目を見返して次の言葉を待つ慎平。
それを察したかのように朋樹は続けた。
「ガキっぽいと思ってるなら俺はカワイイって言ったぞ。似合っててカッコイイって言ったんだから本当に気にすんなよ。」
そう言ってもう一度、慎平の頭をくしゃくしゃと撫でる朋樹。
それを聞いてやっとニコッとして慎平が答えた。
「うん、トモキ先輩がそう言ってくれるなら、俺もなんだか自信ついたよ!」
やっと笑顔になってクラブや学校の事を話す慎平をみて、朋樹はやれやれと言った様子で慎平の話にうんうんと頷いていた。



41 :名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 01:30:44 ID:U4XdDKtX
目的の駅に着き、この辺りでは一軒だけのスポーツ用品店に入って行く。
「扱いやすさならこっちだけど、上達したければ最初はこっちみたいな道具で揃えたほうがいいぞ」
朋樹のアドバイスを聞きながら道具を選ぶ慎平。
一緒になって自分が次に買うならどれがいいか、なんて陳列されている商品を手にとってフォームを作る朋樹。
真似して同じようにフォームを作る慎平に背後から、そこはこう、こっちはこう、と腕や腰を掴んで指導する朋樹。
クラブの中で1、2の実力を持つ憧れの先輩が親身になってくれていることに、素直にうれしくなる慎平。
そんなことをしながらも慎平の買うものがあらかた決まって、自分の欲しいものを物色しはじめる朋樹。
そして、有名メーカーのウェアを持って、これカッコイイな、うちの部もこのモデルを試合用にしないかな、なんて事を慎平に顔を近づけて言う。
練習中は寡黙で、たまに相手をしてもらうと手も足も出ない実力の先輩がこんなうれしそうに自分に話しかけてくれることに、慎平は素直に嬉しくなった。
「お、あれもカッコ良くないか?」
そう言って慎平の腕を掴んで引っ張っていく朋樹。
「せ、先輩、そんな引っ張らなくても行きますよ」
慎平は憧れの先輩に密着されドキっとして思わず言った。
と、同時に違和感を覚える。
別に先輩だって男なんだからこんなドキドキする必要ないんじゃないか?何やってるんだ、俺・・・。
そんな風に思い、意識しないようにしようとするほど意識してしまい、いつも通りに振舞えないで居る慎平だった。

慎平は自分の異変に戸惑い、買うと決めた物を持ってレジに行き、会計を済ませた。
帰り道ではとたんに無口になった慎平の様子にも気付かず、店で見てまわった物を、アレ今度買っちまおうかなぁなどと嬉しそうに話す朋樹。
家のある駅に着き、朋樹は慎平に言う。
「シンペー、今日は楽しかったぜ。今度、俺の買い物に行く時は付き合ってくれよな」
「あ、はい、もちろんお付き合いします。今日はありがとうございました」
慎平は朋樹の言葉を嬉しく思い、今日の礼を言って別れた。
そしてその夜、慎平は夢を見た。
部活の最中に、今日スポーツ用品店でしてもらったように朋樹にフォームを直してもらっているのだが、なかなかうまくできずにいる夢だった。
そんな慎平にあきれることもなく、腰や足の位置を手で掴んで矯正してくれる朋樹。
後ろから抱かれるように手首を掴まれて正しい腕の振りを教えてくれる朋樹に、なぜかはち切れんばかりに持ち上がる短パンの前を気付かれなければいいなと祈る夢の中。
「あっ、先輩・・・」
そう声に出して、眠りながらブリーフの中に精を放つ慎平。
朝になって起きたら、自分の見た夢とその反応に戸惑うではずだが今は夢の中、憧れの先輩に指導を受けて満たされた気分で眠り続ける慎平だった。


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