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:きつねのおはなし(後編・ハッピーエンドルート)

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479 :きつねのおはなし1/6:2009/06/15(月) 23:39:32 ID:ptL9eCDz

(布団をかけてやらねば…優太は身体が弱いから…)
コウは優太を起こさないよう、そっとその腕をすり抜けた。それから押し入れを開け、中から掛け布団を引っ張り
出した。小さなコウには些か重く、ついつらふいてしまう。それでも何とか向きを直し、歩みを進めようとした
その時である。
「コウ!!!」
耳をつんざく悲鳴が聞こえた。驚いたコウは思わず尻餅をついた。拍子に布団の下敷きになり、じたばたと
もがく。
「ゆ、優太、優太。」
コウが呼ぶと優太は尋常ならざる様子でこちらへと駆け寄り、コウを抱き上げる。布団から出たコウが見た
ものは、顔面蒼白にして恐慌状態に陥った優太だった。
「コウ、コウ、コウ……」
涙を流しながら優太はコウを何度も呼ぶ。コウを抱き締める力は、まるで万力のようだ。コウはどうして
いいかわからず、ただ優太の衣を握り締めることしかできない。
「ど、どうしたのじゃ?優太…怖い夢でも見たのか?」
優太は首を横に振る。しきりにしゃくりをあげ、コウを呼ぶ。
「コウ、もう行かないで……もう、目が醒めたらコウがいないなんて、そんなの嫌だ…」
コウははっとする。
コウが幼い優太と別れた時、優太は目を真っ赤に腫らし、足には血を滲ませてコウを追いかけてきた。
育ちが良く、物静かな少年があそこまで取り乱すとはコウにとって衝撃だった。しかしそれは、いかに優太が
コウがいなくなることに驚愕し、戦慄したかを物語るものだったのだ。そして恐らくは、今目覚め、コウが
腕の中にいないことを認めた優太はあの時の絶望を思い出したに違いない。その絶望は、成熟したであろう
青年を容易く混乱に陥れるに十分過ぎるほど、記憶の、心の奥深い部分を抉ったのだ。
「優太…すまん、本当にすまん……」
コウは己の罪深さを知り、そしてまた優太へのいとおしさが込み上げてきて、胸がいっぱいになった。
優太が好きだ。優太とずっと一緒にいたい。優太が望むなら、どんなことでもしてやりたい。狂おしいほどの
想いがコウの小さな体に満ち溢れる。


480 :きつねのおはなし2/6:2009/06/15(月) 23:40:14 ID:ptL9eCDz
「優太、わしは優太が大好きじゃ。わしはもうどこにも行かん。優太の傍におる。約束する。その為なら
なんだってする。だから優太、もう泣かないで。」
コウの言葉を、優太は一つ一つ噛み締めた。そして、コウを抱き締める力を少しずつ弱める。その顔は
夜闇に怯える幼子そのものだ。
「…本当に、ずっと一緒にいてくれる?」
「うむ。指切りげんまんしよう。」
コウは得意気に小指を差し出す。それを見た優太も、恐る恐るそれに己の指を絡める。
「ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのます、ゆびきった。」
ニコリとコウは笑った。優太も涙を溜めながらも、柔らかく微笑んだ。
「――ありがとう、コウ。コウは優しいね。」
「いいのじゃ。わしは優太が喜ぶなら何でもしたいんじゃ。だから礼などいらん。」
コウが優太の涙を拭ってやる中、優太は少し思い詰めたような顔をした。まだ優太は不安なのか。コウは
心配そうに優太を見つめた。
「………コウ、本当に僕が好き?」
「うむ。」
「……………それじゃあ、僕の頼み、聞いてくれる?」
「うむ。何じゃ?何がいいのじゃ?優太。」
無邪気に笑うコウを見て、優太は躊躇った。本当にこの願いを伝えても良いものか。今、無垢な親友に
こんな頼みをするなど、卑怯ではないか。良心が警鐘を鳴らす。しかし同時に、長年押さえつけてきた
熱い想いが優太を責め立てる。ゴクリ、と喉を鳴らす。
「――コウ、契りを、結んでくれないか。」
突然の言葉に、コウはきょとんとする。コウには契りを結ぶ、と言うことが何を指すのかわからないのだ。
戸惑うコウ。しかし優太がそれを望むならば、それを拒むなど考えられない。
「う、うむっ。いいぞ。優太がしたいなら、わしもしたい。」
小さなその両手で、ぎゅうっと優太の手を握った。それを見て優太は息を詰まらせる。
「ありがとう……ごめんね。」
「何で謝るのじゃ?優太は変じゃ。」
コウはいつも優太がしてくれるように、頭をよしよしと撫でてやった。これには優太も苦笑するしかない。


481 :きつねのおはなし3/6:2009/06/15(月) 23:42:29 ID:ptL9eCDz
優太は覚悟を決め、ゆっくりとコウを横たえる。コウが先程落とした布団に仰向けになると、優太は
コウの視界を遮るように身を乗り出した。それからそっとコウの額に口づける。温かい感触に、コウは
思わずうめいた。だが優太はそれに気付かぬ振りをして何度も口づける。額、鼻、頬、首筋と丁寧に啄む。
はじめは擽ったさしか覚えなかったコウだが、段々妖しい悦びを覚え始める。
(あの時と一緒じゃ……)
切なさに似た痺れが未熟な体を蝕んでゆく。それは優太がコウの耳を食んだ時決定的となる。
「ふわああぁっ?!」
びりりと背筋が犯された。たまらず体を跳ねさせる。
「あの時と同じだ。コウは耳とここが弱いんだよね。」
そう言いながら優太はコウのしっぽをくっと掴む。
「ああぁぁ!やっ…ひんっ!」
下腹部がきゅんきゅんとひくついた。あり得ないほどの快感にコウは翻弄される。このまま体が融けて
しまうのでなはいかとすら錯覚した。
「優太っ…、ダメじゃ!体、熱い……!」
気付けばコウの着物ははだけられ、胸元が露になってしまっている。そしてその薄い胸にある小さな赤い
実を、優太はちろりと舐めてやった。
「ひゃああっ!優太、なっ…ひぅうう!!」
頭が真っ白にかる。胸の飾りがこれほどの快感をもたらすのかと驚く暇もない。優太が赤子のように突起を
吸う度に新たな快感が襲ってくる。
――くちゃり。
「!!?」
声にならない悲鳴が上がる。
「ここ、堅くなってる。気持ちいいんだね、コウ。」
隠されていた下半身が暴かれる。
「あ……!」
コウの官能を表すように、普段可愛らしい様を見せている排泄器官は、懸命に牡としてその大きさを
主張していた。先端からは僅かに桃色の亀頭が覗く、幼い性器だ。

「う…うそじゃ……」
あの時と同じだ。そうコウは思った。まだ優太が幼い頃、布団の中でした戯れ。痛みと快感の混じった
奇妙な感覚。それが今また、コウの体を犯していた。
「ど、どうしよう…どうしよう…また体がおかしくなって……」
不安に押し潰されそうになり、コウは涙ぐむ。それを見て取った優太はコウをあやすように頬に触れた。
「何にもおかしくないんだよ。男の子はね、好きな人と気持ちいいことをすると、こうなるんだ。
だからね、全然怖くないんだよ。」
「好きな…人と……?」
それを聞いて、コウの胸は高鳴った。これで全て合点がいく。あの時も、また今も優太ともっと気持ち
よくなりたい。どろどろに溶けて、一つになってしまいたい。しかし同時に不安も湧く。
「優太…優太はわしが好きか?わしとして、気持ちいいか?」
身を起こし、可憐な眉をたわめて聞く。もし優太が自分を好いていてくれるなら、自分として、気持ち
よくなっていてくれるなら、きっと優太も自分と同じようになっていてくれるはずだ。コウは勇気を出し、
優太に尋ねた。
「優太、その…お、おちんちんを…見せて…くれぬか?」
顔が真っ赤になるのを感じる。しかしどうしても確かめたかった。優太も自分と同じ気持ちでいるのか
知りたかったのだ。
「いいよ。コウ。コウがしたいなら。」
ゴクリと唾を飲み込み、コウは恐る恐る優太の着物をはだけさせる。
「……!」
そこにあったものは、コウのそれとは比べ物にならないほど大きく、圧倒的な牡だった。黒みがかった
肉茎には脈打つ筋が浮き上がり、先端からは透明な体液がうっすらと滲んでいる。
「ゆ…た…これ……」
「コウ、僕はずっとコウだけが好きだった。これからだってそうだ。だからコウ、一つになろう。
ね?コウ。」
優太がそう囁くとコウは歓喜の涙を滲ませ、ぎゅうっと優太に抱きついた。


482 :きつねのおはなし4/6:2009/06/15(月) 23:44:11 ID:ptL9eCDz
くちゃ、くちゃ、ぬちゃ。
「ひゃ…あんっ…んんっ…ゆうたぁ……」
仰向けに寝そべり、はしたなく足を広げるコウ。そして股には分け入るように優太が身を置いていた。
愛らしい菊の穴を舌で丁寧に湿らせながら、注意深く指で馴染ませる。始めこそ指の注挿に痛みと
違和感を覚えていたコウだが、優太の献身的な奉仕で、コウの肛門は直ぐ様能を貪る淫らな器官へと作り
替えられてしまった。敷布には優太の唾液と、コウの先走りで大きな染みができてしまっている。
「もうっ…もういれてぇ…ゆうたぁ……」
もどかしさと切なさから、コウは恥じ入りながらも卑猥な言葉で挿入をねだり始めてしまう。その媚態に、
優太の何度も理性がぐらついた。しかし優太はその衝動を圧し殺し、忍耐強く搾まりを解していく。
「もう少しちゃんと慣らそう。そうしないと凄く痛いよ。痛いのは嫌だろ?」
「い、痛くてもいいっ…!優太、早くぅ…!」
優太と結ばれたいとの想いにコウは狂わされていた。体の苦痛などどうでもいい。優太を受け入れ、
交わり、互いを互いにとって唯一無二の存在にしたい。それだけが願いだった。
もどかしさのあまり、いよいよコウが泣き出したとき、コウの蕾にぴたりと熱いものがあてがわれた。
驚いてそこを見れば、はち切れんばかりに猛った優太のものが今まさにコウの中へと入ろうとしていた。
「楽にして。気持ちがいいだけだから。」
ずぶぶぶっ。
「ひゃあああああああぁぁぁぁ!!」
コウは悲鳴を上げた。処女を散らされた痛みや苦しさからではない。信じられないほどの快感がコウを
襲ったからだ。丹念に解され切った秘部は、それまで雄を知らなかったとは思えないほど、いとも容易く
最奥へと男根をくわえ込んでしまう。コウの脳裏にはちかちかと火花が散り、まともな思考など最早望む
べくもなかった。一方優太も予想以上に狭窄かつ熱い感覚に、思わず熱い息を漏らす。
「コウっ…ごめん、もうっ……!」
「あうううっ!ゆ、たっ、ああんっ!」
いきなりコウの両足を抱え込み、カツンガツンと腰を振りだす優太。長大な肉棒が幼い肛門を容赦無く
蹂躙する。


483 :きつねのおはなし5/6:2009/06/15(月) 23:45:53 ID:ptL9eCDz
ぐちゃっ、ぐちゃっ、ぐちゃっ、ぐちゃあっ!ぬぷっ、ぐぷっ、にちゃっ!
「ひぐううぅぅ!優太あ!奥っ、奥にぃ!ああぁっ!ゆ、優太のおちんちんっ!おちんちん奥に
ぶつかってぇ!はひいいぃぃぃ!」
一見酷く暴力的に見えるそれは、互いに快楽を貪った結果であり、二人は共に淫欲に溺れていった。
「きゃうんっ!?」
コウは一瞬、より鋭い嬌声をあげる。優太の性器が、コウの最も敏感な部分を探り当て、思い切り抉った
のだ。
「コウ、ここ、気持ちいいの?凄く、締め付けてくるっ…!」
優太が前立腺を亀頭で容赦なく潰す度、コウは貪欲に熱い肉の棒に食らいつく。
「うんっ!あふぅっ!気持ちいいっ!優太ぁ、もっとぐちゃぐちゃしてぇ!」
前立腺を突かれる度にぴゅく、ぴゅく、と先走りを撒き散らす。その様を見て、優太はコウの幼茎に
そっと手を添えた。
「らめええ!おちんちんらめぇえ!き、気持ちよすぎておかひくなるよぉ!!」
前後から極上の快楽を与えられ、コウは狂ったように叫び、頭を振り乱す。それを優太は力強く抱き止め、
簡単に押さえ込んでしまう。
「いいよ、おかしくなって。後始末は全部してあげるからっ…一緒にイこうっ…!」
ずちゃずちゃずちゃずちゃ!
「うきゃああああぁぁぁぁぁ!!」
優太は肛姦の速度を上げ、また更に絶妙な手技でコウの性器を扱きにかかる。性の知識に乏しいコウも、
本能的に『絶頂』が近いことを知った。堪らずはしたなく腰を振り、自らも遥かな高みに登り詰めていく。
「コウ、イくよ、コウ、コウ、コウ…!」
「ゆーたぁ!イくよぉ!イっちゃうよぉ!!ゆーら、ゆーら、ゆーらああぁぁ!!!」
びゅくびゅくびゅくっ!
ドクドクドクゥッ!ブシャアアッ!!
絶叫と同時に、二人はきつく抱き合い、互いに精を吐き出した。コウの熱く蕩けた恥部は、痙攣しながらも、
懸命に愛するヒトの白濁を受け入れようとする。また優太もずっと恋い焦がれた存在に、己の想いをすべて
注ぎ込むべく、一番奥の部分に肉を打ち込み、果てた。
「はあ…はあ…はあ…」「はあぁ…あうぅ……」
ぐったりと横たわるコウの額に、優太はそっと口付けた。その仕種に、初めての睦み合いの余韻に浸る
コウは、再び軽く達してしまう。


484 :きつねのおはなし6/6:2009/06/15(月) 23:47:43 ID:ptL9eCDz
「大好き……大好きだよ……コウ……」
「わしもじゃ…優太……ずっとずっと大好きじゃ………」
互いの告白に心も身体も更に熱くなる。そして二人は、再び求め合い、肌を重ねた。

二人が目覚めたのは昼近くになってからだった。明け方まで続いた行為の為、コウも優太もまだ疲労が
残っていたが、中々起きてこない優太を案じた妙が、優太に声をかけたのだ。優太は昼餉には行くからと
返し、加えて白湯を持って来るよう言いつけた。
「コウ、大丈夫?」
日を浴びようと縁側に腰掛けた優太は、同じく隣に腰掛けるコウに声をかける。妙が持ってきた白湯を
口にしつつ、コウは微笑んだ。
「優太は心配しすぎじゃ。ちょっと眠いが、また優太と昼寝をすればよいだけじゃ。」
屈託なく笑うコウに、優太もつられて微笑む。
「お~や~ぶ~ん~」
ふと、庭のむこうから騒がしい声がした。視線を向けると、小さな狐達がぴょんぴょんと跳ねてくるでは
ないか。
「おやぶん~ただいま~あのね~みんなおばばのとこでねんねしたんだよ~」
「ゆーた、ゆーた、おいらおなかすいた~おいなりさんたべたい~」
「みてみて~まんまるのいしみつけたよ~」
わいわいと騒ぐ子狐達に手を焼きつつも、コウと優太は幸せそうに笑い合う。

その時だ。

ぽつり。ぽつり。

「わう~あめだぁ~」
「おてんきあめ~」
雲一つ無い空から、いくつもいくつも、雨粒が落ちてきた。皆不思議青空を見上げる。そこにヨウが、
得意そうに口を出してきた。
「ねえねえ、ゆーた、しってる?あのね~、どこかのきつねさんがね、およめさんになったらね、
わーって、おてんきあめがふるんだよ~」
ヨウの言葉に優太はきょとんとする。それからそっと、コウの手を握った。
「――そうなんだね。きっと、そのお嫁さんは、とっても優しくて、可愛いお嫁さんだよ。」
「え?」
狐の嫁入り。
それを口にすると共に、優太はコウを優しく見詰めた。
「え、え、え…?お、お嫁さん……?わしが…優太、の……?」
そこまで言うとコウの顔は火を吹いた。
「わ~!おやぶんまっか~!」
「おやぶんびょーき!?わう~!おばばのとこにいかなくちゃ~!」
「なっ…何でもないんじゃ!たわけっ!」

わあわあと慌てふためく子狐達の声が響く庭。そこには幸福な青年と狐がいた。

青年は優太。狐はコウという。青年と狐は長い時を経て、生涯の伴侶となった。

かたい絆で結ばれた青年と狐は、いつまでもいつまでも、末永く幸せにくらしたということだ。

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