ショタとお兄さんでエロパロ 保管庫@ ウィキ

:菊之助無惨

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だれでも歓迎! 編集
114 名無しさん@ピンキー 2009/08/19(水) 14:39:12 ID:/ioxvJdn
 仇討ち、仇討ちと、肩肘を張って、まなじりをつり上げて旅に出た。しかし、ここで討つべき相
手にとらわれた。宿でつい気のゆるんだ所を取り囲まれ、それでも兄と二人で五六人は斬り
倒したろう。でも、それが精一杯だった。わらわらと有象無象にたかられて、最後は網打たれ
て捕らわれた。今や兄もどこかに連れ去られてしまった。

 重四郎と定次郎の手で縄尻を鴨居に吊られ、そこに吊し立ちにされた菊之助はさも無念そ
うに固く眼を閉ざしている。
 もはや、昨夜見せたような荒々しい反発の気力は失せていた。しっかり足をふまえて立って、
罵倒する姿勢も失せ、毒づく事もなく、重四郎の前に晒した素っ裸を恥じ入るかのよう赤く
染まった頼をねり、眼を伏せているのだった。
 むしろ、その白い腿から膝はおびえのためかかすかに慄えていた。
「どうだ、菊之助。貴様、衆道の慰みものになる覚悟は出来たか。白くていいけつをしておるで
はないか。ふむ、すべすべしたなんともいえん肌をしおって」
 重四郎は菊之助の高雅さを匂わせる美しい横顔に眼を注ぎながら愉快そうにいった。
 菊之助は眼を伏せたまま、固く口をつぐんでいる。
「武士でありながらそうして一物をむき出しにしたままの日々、さぞ辛い事だろうな」
 と、定次郎がからかうようにいうと、菊之助は閉じ合わせていた眼をようやく開いた。そして、
濡れ光ったその哀しげな瞳をじっと重四郎に注ぎ、
「いわれる通り、武士でありながらこの屈辱、死ぬよりの辛さです。重四郎どの。武士の情け、
何卒、せめて下帯ぐらいはお与え下さい」
と、声を慄わせていうのだ。
「褌をさせてくれというのか、ハハハ、年に似合わず立派なものをぶら下げておるではないか。
 どうもその引っ込み思案の包茎はちと情けないがな。
 なに、もの自体は立派なものだ。そのうちに、みなで寄ってたかって包皮も剥き上げてどこへ
出しても恥ずかしくない道具に仕上げて進ぜよう。何もそのような立派なものをきつい褌な
んぞで、覆い隠す事はあるまい。
 そっちの趣味の男というのは実は意外に多くてな。男気のある連中ってやつさ。
 そっちの趣味の雲助どもの小汚い手で掴み回される日が来るまでそうしてブラブラさせてお
れ。まあそうなりゃあ、いくら精神を堅固に鍛え上げた菊之助どのといえども、その一物ブラ
ブラどころでは済むまいの。ははは。」


115 名無しさん@ピンキー 2009/08/19(水) 14:42:10 ID:/ioxvJdn
「まあ、まあ」
 と定次郎が親切めかして、口を出す。
「菊之助ぼっちゃん、どうしても腰から下が頼りないというのなら、つまらぬ褌などよりいいも
のがあるんですぜ。
 どうだい紅くも屋といやこの街道筋では並ぶ者なしの女郎屋だ。ここの綺麗どころが贅沢し
て着散らしたもんがたくさんあるんだ。肌に着けるものならよりどりみどりさ。
 肌触りのいい薄くて可愛い柄の長襦袢に、花柄のついたきれいなお腰でも巻いて、ちったあし
おらしくお振る舞いになってはどうかね。変態趣味の男どもを楽しませてやる方がよいでない
ですかい、へへへ」
 定次郎はそういって笑うと、早速にもと、女物の薄手の着物類を持ってきて、、あれこれと品
定めをしたあげく、透き通るように薄い絹の長襦袢と、花柄の散った腰巻きを選び出した。こ
れを菊之助に着せる算段だ。
 その女臭いにおいを焚きしめた薄い布が体に絡みついてくるのを菊之助は泣いて嫌がった。
 しかし、最後には、透き通るような桜色の襦袢に赤い絹の腰ひもをしめさせられ、その下には
花柄の小粋に散った腰巻きを巻かれて、屈辱にうなだれるしかなかった。
 その水のようなするするとした肌触りの布地は、気味悪く菊之助の尻、腿、下腹部を撫でる。
腰に巻いた脆弱な布は、菊之助の小さな動作毎に、腿にも尻にも執拗にまとわりついてくる。

 たった、二枚のうす絹の肌着の効果は驚くほどだった。菊之助は自分が急に女のように弱い
ものになったかのように、思った。まして、その女の肌着の感触が「快い」ことに気づき、余計に
嫌悪を覚えた。
 このさわさわするするとまとわりつく布地は、そうして勇ましい武士の子であった菊之助を
取り囲んで、その心をじわじわと腐食させようとしているものの様に思われた。


116 名無しさん@ピンキー 2009/08/19(水) 14:42:53 ID:/ioxvJdn
 菊之助は悲痛なばかりに頬を歪め、再び、悲しげに固く眼を閉ざすのだった。閉じ合わした
睫毛の間より屈辱の熱い涙がしたたり落ちている。
「貴様は近くこの道場より紅くも屋という麓の宿へ移動させる。兄上はすでにそっちに連れて
行かれて、親分さんのきつい取り調べを受けているはずだ。
 貴様のような美しい若衆が腰巻きの間から前のものをちらちらさせながら、宿屋へ入って見
ろ。変態趣味の親分さん一同、雲助連中どもも、泣いて喜ふぞ」

 下郎の春助がどこからか持ち出して来た長い青竹を持ってきた。定次郎がこれを受け取って
重四郎と一緒に腰をかがませた。
「肢を開け、菊之助。足枷のかわりにこの青竹を用いるのだ」
「な、なにをしようというのです」
「今にわかる。ブツブツいわずに開かんか」
 定次郎は菊之助の尻を一発平手打ちし、重四郎と一緒に菊之助の二股に手をかけ、強引に左
右に割り裂かせると、刀の下げ緒を使って素早く菊之助の二つの足首を青竹につなぎ止めるの
だった。
 縄尻を鴨居に吊られ、両腿を大きく割ってそこに立つ菊之助の周囲を定次郎は一度、二度、
廻って見て、よし、とうなずいている。
「亀吉、頼むぞ」
定次郎が声をかけるとそれを待ちかまえていたように亀吉と春助が小さな壷と太い火箸のよ
うなものを手にして襖のうしろから顔を出すのだった。


117 名無しさん@ピンキー 2009/08/19(水) 14:43:22 ID:/ioxvJdn
 今度は、さっき着せられたばかりの襦袢と腰巻きを剥ぐようにまくられる。そのたよりない
衣類は、菊之助の腿の上を滑り、さわさわと水のような音をたててめくりあげられてゆく。
 亀吉は菊之助の背後に腰をかがませ、春助と一緒に菊之助の双臀を割り始めたのである。
 白い双丘の内側がぞくりと、濃いむらさきの陰影の谷底を見せた。
「あっ」
 と菊之助は大きく首をうしろへのげぞらせ、全身をガクガク慄わせた。
 亀吉と春助はまるで桃でも割るように無慈悲に菊之助の双臀をたち割り、その奥に秘めら
れた菊花の蕾を露わにさせた。普段風の当たらないところに冷ややかな空気の感じを覚え菊
之助は狼狽する。そのうえ、亀吉が鼻を奥まった蕾に極度に近づけ匂いを嗅ぎ取ろうとする気
配がある。
「な、なにを、なさるっ!」
「おおお、このこもった匂い。ちょっと臭えが、ずきずきと俺のちんちんに響くぜ、」
「そ、そのようなところを嗅いではならぬっ、たっ、たのむから、もう、もう。離れてっ、いやっ」 
 春助もそれを見ると我慢が効かない、亀吉が離れまいとするのへ顔をすり寄せて、自分も鼻
先を菊之助の尻の間に押し込もうとする。
「くっ、きたきた。この香りはぁっ」
「すこしくーっせえけど、懐かしいようなにおいだぜ」

 ひどく恥ずかしい、尻穴嗅ぎに一段落つくと。
 亀吉と春助は、さんざん嗅ぎ回した菊之助の蕾に、椿油をべったり塗りつけ出した。
菊之助は激しい狼狽を示した。
「ま、まだ、そこをっ、な、なにをするのですっ。や、やめて下さい」
 菊之助は雲助どもの無骨な指先がやわらかいしりのたぶの内側に触れたのを知覚するとた
まらない嫌悪感を感じ、雲助どもの手を振り切ろうとするかのように双臀を狂おしく揺さぶ
るのだった。
「ええ、ききわけのねえ坊ちゃんだな。俺たちは、おめえのかわいい尻のことを気遣って準備し
てやってるんだぜ。
 熊造と勝負するからにはここん所をよくほぐして、滑りのいいものなんぞもしっかり塗り込
んでおかねばならんよ。何の準備もなく、熊造の、あんな馬並みのものをまともにぶちこまれ
ちゃ肉がはじけ飛んじまうぜ」
 亀吉のその言葉を聞くと、菊之助は魂が打ち砕かれるような衝撃を受け、赤く上気した頬
が真っ青に変じた。
「熊、熊造が」
「熊造は、私のそんなところに?」
 菊之助は気が遠くなりかける。
 恐怖の戦慄で開股に縛りつけられている両腿の筋肉が断続的に震え出す。


118 名無しさん@ピンキー 2009/08/19(水) 14:43:59 ID:/ioxvJdn
 そんな菊之助の恐怖にひきつった表情を重四郎は楽しそうに眺めて、
「そう情けない顔するな。一足先に、紅くも屋に連れて行かれた貴様の兄上は熊造が父の仇で
ある事を訴えながらも無理矢理に契りを結ばせられたのだ。熊造の精を人には見せぬ穴に深
く打ち込まれ、受け入れたのだぞ。」

「いや、実にたのしい晩だったよ。兄上は貴様よりもっと綺麗な着物を着せられて、唇には紅を
ぬって、とても一刀流の使い手とは思える姿になって座敷に引かれてきたんだぜ。
 その上、浪乃介どのは、尻を貫かれる前に、様々な余興をされてみんな大満足だったのだ。 
 嫌がってはおったが、親分衆の杯にちんちんをあてがって、ひとつずつ小便を上手につがれた
ぞ」
「そういや定次郎、あの波乃介殿の小便酒は、親分連中どう始末したんだ?」
「それが、あのとんでもねえ変態連中ときたら、迷いも何もねえ、ぐびりぐびりと舌なめずり
して呑んじまったのさ」
「うへえ、そらまたひでえ。この菊之助も紅くも屋に移せば、どういう目を見るんだか空恐ろし
いってもんだ」
  重四郎はそう言って、菊之助の兄はもう返り討ちにあったのだと諭した。
「だから貴様も花柄の綺麗なべべを着た姿で、熊造に返り討ちのとどめを刺させる。熊造も役
得だな。そうしておかなければ片手落ちだからな。
 貴様も熊造の矛先を尻の穴で受け入れろ。かわいい、いいすぼまりをしておるではないか。
 ただ、兄上はもみほぐしもなくて、かちかちに硬い男尻のまんまずっぱりやられちまったら
しくて。普段は出す方にしか使わぬ穴だからな、無理無体もいいところさ。兄上も、痛かったろ
う。
 まだ年若の貴様の尻は、そんな乱暴はさせられねえ、しっかり準備してやるから安心しな。」
 せいぜい、めそめそ泣いて観客の春助どもを楽しませるんだな。ハハハ、わかったか」
 重四郎がそういった時、襖が開いて熊造と伝助が、入ってもよござんすか、と顔を見せる。
「おお、丁度、よい所へ来た。今、菊之助はお前を受け入れるために尻の穴に磨きをかけておる
所だ。もうしばらくここに来て待つがよかろう」
 と、重四郎は手招きして二人を呼び入れるのだ。
菊之助は父の仇である熊造、伝助両人の顔を見ると、さすがに口惜しげに歯を噛みしめ、さっ
と視線をそらせた。
 菊之助の心は乱れた。
 熊造には昨日、今一歩で首をとる勝負にまで持ち込んだが。今思い出しても卑怯な手で逃れ
られてしまった。
 今度は逆に、その意趣返しをするつもりなのだろう。屈辱を…与えられるのか、女になって、
お尻や陰茎をおもちゃにされるのだ、そう恩うと菊之助は息が止りそうになる。
 その上、不浄なうしろの穴に、なんという恥ずかしさ。


119 名無しさん@ピンキー 2009/08/19(水) 14:44:39 ID:/ioxvJdn
 この場で熊造、伝助、両人と衆道の契りを結ぶのだ、といった重四郎に菊之助は悲痛な表情を
向けて、
「そ、そればかりは、ああ、お許し下さい。重四郎どのっ」
 と、半泣きになってわめくようにいうのだった。
「どうした。親の仇に尻を貸すというのはそんなに辛いか。心配するな。お前のその涙で潤んだ
目でしなしなと優しくしてくれるよう頼めば、無粋なあいつらとていきり立った男のものをお
前の尻の穴につっこむ前に、けつもよく開いて弄ってもくれよう、お前の玉袋やその色づいた陰
茎もよく揉んで可愛がって気持ちよくさせてくれるさ。」
「どうじゃ、このきつい穴は普段は何に使っておるのだ、え、おい素直に答えぬかい、」
「…」
「素直に答えぬならば、街道にこの姿のまま引きずり出して、松の木の根本ででも、熊造にや
らせるぜ、見物人が黒山のようにたかるだろうぜ」
「そっ、そればかりはっ。あっあの。それなる穴は、」
「それなる穴だと、けつのめどといわんかぁ」
「うっ。わたくしの、けつのめどは、普段はご不浄で」
「ご不浄でなんだ」
「あの、きたないのものを出して」
「このやろう、気取るんじゃねえ、厠でなにをひりだすんだと!どんな色のものをこの貴様の可
愛らしいけつめどからひりだすんだ」
「あ、あの、それは先日峠道のそばに生えていた大きなキノコの様な色で」
「な、なんだと!。あの雲助どものいう『おおぐそたけ』か、馬糞そっくりの茶色と黄色の混じっ
て、
ところどころ黒っぽい斑点がありやがるあの、むかむかするような汚らしいキノコか、あんなの
を厠でこの可愛らしいめどから押し出してるのか菊之助どのは!」
「あっ、そ、それは。ただ色をたとえ…」
「いやいや、それは傑作だ。よくわかったぜ。これはよいことを聞いた。
旦那衆がそろった座敷で、その話は披露させてもらうぜ。
 余興に、菊之助どのに座敷の真ん真ん中でその『おおぐそたけ』みてえなとんでもねえ臭い塊
をむりむりひり出して見物させてもらうってのはどうだ、親分衆大喜びにちげえねえぜ。」
 重四郎がせせら笑っていうと、
「そ、そのような羞ずかしめに耐える気力はございませぬ。
他人の前で、そのような行為をしてみせるなど、…
ひ、ひと思いに首をはねて下さいませ」
と、菊之助は大粒の涙をしたたらせたがら蒼ざめた顔を激しく左右に振るのだった。
「何度いったらわかるのだ。貴様の兄上は貴様の命乞いをして、
そのため、泣く泣くに直に熊造達とけつのの契りを結んだのだぞ。
 貴様が命を落としてはこれまでの兄上の努力は水の泡になる。少しは兄上の気持ちを察して
みろ」
 命が助かるためだ。せっかく親からもらった可愛い尻を働かして、可愛く息んで臭い恥ずかし
い塊を出して見せて、そのうえ顔真っ赤にしてめそめそ泣いてみせな。
 このかわいらしい菊之助が尻の間の蕾をとんがらかして、めりめりっと臭い物出すとなれば。
 こりゃあ、親分衆も股の物をかちんかちんに硬くなさるだろうぜ。
 親分衆のすけべごころをくすぐる余興をするぐれえどうって事はあるまい、といい重四郎は
大口を開けて笑った。


120 名無しさん@ピンキー 2009/08/19(水) 14:45:11 ID:/ioxvJdn
 (ああ、兄上、菊之助はこのような屈辱を忍んでまで、命を守らねぱならぬのですか)
菊之助は胸の中で血を吐くように叫んだ。
 ここにまつわりつく程度の低い者どもに自分の誇りを傷つけられぬためには、一切の拒否、一
切の無反応を持って答えるべきなのだ。

 それだというのに、自分はこのしなしなした恥ずかしい衣類を着せられて赤面し、それを捲
られて悲鳴を上げ、尻の穴をいじられて泣き。
 その泣き声と恥ずかしがる態度自体がこの男達を愉しませている。
 最低の芸者のように、そうだ最低の男芸者。

 倶に天を戴かざる熊造達に女のなりで男色の契りを結ぶなど、想像するだけでも菊之助の
心臓は止りそうになる。
 ましてや、下賤なやくざ者の変質的な欲望を満足させるために、厠での行為を白日の下に晒
すなど、恐ろしさにのどが詰まる思いであった。
「ともかく返り討ちのとどめとして熊造に、菊之助の尻を抜かせて観念させ、因果を含めてか
ら紅くも屋に連れてこいというのが親分衆の指示だ。立合人として拙者達がここで最後まで見
とどけてやる」

 重四郎は、そういうと、菊之助の背後に廻っている亀吉と下郎の春助に
「ともかく、尻を熊造にやらせるが、この生白い尻だ、壊してしまっては元も子もない、お前ら
手はず通り、菊之助が多少は受け入れやすいように、尻の準備をしてやれ」

 亀吉と伝助がいそいそと背後に回り、菊之助の双腎の肉に再び手をかけぐっと左右に割り開
く。
「あっ」
菊之助は雲助どもの指先がそれに触れ、再び、淫靡ないたぶりを開始すると狂ったように左右
に首を振った。
「もっとよく揉んで柔らかくしておかなきゃ駄目だ。これから馬並みのでっかいものをぶ
ちこまれるんだろ。下手すると肉がはじけ飛んじまうぜ」
 春助と亀吉はクスクス笑いながら菊之助の双臀深くの陰微な蕾を露わにさせ、しきりに油を
塗りつけつつ、指の先で微妙に揉みほぐすのだった。
 菊之助の繊細な頬は真っ赤に上気し、雲助どもの淫靡な指の動きに歯をカチカチ噛み合わせ
ながら堪えていたが、春助の指先がぐっと深く内部に押し進むと、ひきつったような悲鳴を上
げ、激しく前髪を慄わせながら身悶えする。


121 名無しさん@ピンキー 2009/08/19(水) 14:45:47 ID:/ioxvJdn
 それは誰が見ても、ため息が出るようなお尻の穴だった。
 雪の小山のような尻の底に、ほんの少し淡いすみれ色がにじんだような可憐なすぼまりを、
目の前にして、亀吉は不思議に胸が絞られるような、欲望と、憧れの混じり合った気持ちにな
っていた。
「大丈夫かね、こんな可愛い、おもちゃのようなお尻の穴で熊造を受ける事が出来るのかね」
 亀吉は心からそう思った。油を塗った指の先で、菊之助の尻の底の少し膨らんだ入り口をく
るくると撫でていくと、震えるような緊張が走る。
 十分油がしみてきたと思った時、指の先でぐっと入り口を割ってみる。
「あっ、そんなっ、ならぬっ、そんなことはぁ」
 と菊之助が声を上げる。ぷくりっと肛門の入り口がわずかに裏返る。
「ほうら、こっちのくぼみにも、このちいさなしわの間にも、塗って上げるよ、さあさあ、ちから
を抜いて、力を抜いて」
 春助は菊之助の身悶えや鳴咽を楽しみながら陰微な蕾の入り口をそれこそ舐めるようにも
み尽くした。とうとう指は、ぬったりと絡む油とともに、壁を開いていった。ぬちっ、ぬちっとい
う隠微な音とともに、春助の指は次第に菊之助の肛門の奥へと滑り込んでいく。
「う、うう、うくっ、」
 菊之助の抗議の声も何か湿ったような声になっている。
 春助の指が、大きく回すように引き抜かれたとき、間からちらりと、菊之助の肛門の内側の
肌が、珊瑚色の輝きを放った。それを見た瞬間、亀吉は不覚にも、密かに下帯に精を漏らして
しまっていた。

 深く秘められた菊の蕾は亀吉と春助の指先で露わになり肉は柔らかく、硬く綴じ込まれた
ようだったしわの集まりは、美しい襞の模様となって花のように開いて、ぬめぬめと光っていた。


134 名無しさん@ピンキー 2009/08/20(木) 01:38:48 ID:NvRnyHW9
「もうそれ位でよかろう」
と声がかかった。
重四郎は熊遺と伝助の方に眼を向けて、
「熊造に、そろそろ、とどめを刺させろ」
 と、愉快そうにいった。
 亀吉はその時、正直言って菊之助の尻から離れたくなかった。半日でもこうして、可愛らしい
肛門をいじり、浅く深く指を潜らせて、その度に菊之助の体に走る緊張を感じ、声にならない
すすり泣きを聞いていたかった。が、しかたがない、重四郎の命令には逆らえない。 
 亀吉は名残惜しそうに、菊之助の尻から指を抜き「さ熊造さんと伝助さんに可愛がってもら
うんだよ、」と、汗を滲ませている菊之助の肩を押す。
 屈辱の尻穴ほぐしをやっと逃れたものの、続いて熊造と伝助がニャニヤしながら近づいて来る
と菊之助は戦慄し、赤く上気した頬を強張らせた。
「ヘヘヘ、さ、今度は俺達が相手だ。俺が手前を田楽刺しにしてる」
 熊造はせせら笑いながら着ていた不潔な単衣物を脱ぎ、臭いそうな褌を解き出した。
 全身に刺青した赤銅色の肌を熊造が正面から押しつけて来ると菊之助は嫌悪の戦慄で激し
く身を揉み始める。
「何もそうおびえる事はねえだろ。そら、もうこんなにおっ立っているじゃねえか」
丸裸になった熊造はガクガク懐え続ける菊之助の前に立つと青竹を足枷にして、左右へ割り
裂かれている両腿の間へごつい手を伸ばしてきた。
「ううっ、ああ」
菊之助は前髪をブルブル左右に振って、悲痛なうめきを口から洩らした。
熊造の武骨な毛むくじゃらの手で菊之助はしっかりと握りしめられている。
「そんな情けねえ面すんねえ。二、三日前までは、おのれ親の仇、と俺に勝負を迫ったじゃねえ
か、しゃんとしろやい」


135 名無しさん@ピンキー 2009/08/20(木) 01:39:24 ID:NvRnyHW9
 「白鉢巻に白襷、ほんにあの時のお前さんは凛々しく、恰好がよかったぜ」
 と、熊造は笑いながらそういい、
 小花の散った腰巻きをまといつかせた驚くほど白い腿を撫でさする。
 そしてとうとう、菊之助の必死で閉じようとする腿の間の意外に容量のある陰茎に無骨な
指を触れさせ、さらにはずうずうしくも菊之助の愛らしいものを撫でさするように握りしめ、
柔らかく揉み始めるのだった。
「ううっ」
 菊之助は細い女のような眉毛をキューと口惜しげにしかめ、嫌悪と屈辱にカチカチ奥歯を噛
み鳴らしている。
 菊之助のそのかわいらしい器官は、まだしっかり皮をかぶり、その色もけっして黒ずんだりし
ていない。そのお尻の肌色とほとんど変わらず、透けるように白い姿をしていた。その砂糖菓子
のような美しい突起には蒼い静脈が透けていた。それ自身怯えたように、熊造の毛むくじゃら
の手の中で身をくねらせていた。
 憎みても余りある親の仇、熊造になぶられる気が狂うばかりの汚辱感…
 しかし、カッと頭に血が登るばかりの憎悪感とはうらはらに口惜しくも熊造の掌でゆるやか
に揉みほぐされる菊之助は意志とは関係なく見る見る固く膨張していくのだ。
「そら、伝助、見てみな。この可愛いお坊っちゃん、大人なみにでっかく膨らましやがったぜ」
 熊造は伝助の顔を見てゲラゲラ集い、薄紅色の綺麗な肉を薄皮餅のような白い包皮の隙間
から熱っぽく息づかせているそれを更に面白そうに掌でいたぶり続けている。
「どうだい。刀のかわりにお互いの抜き身で勝負しようじゃねえか」
と、熊造はついと立ち、菊之助の慄えるしなやかな両肩を両手でつかみ、自分の怒張した巨
大な肉塊を菊之助に押し当てたのである。
「さ、抜き身と抜き身とこすり合わせ、この親の仇と一騎討したらどうだい」
 熊造が、屈辱の極致に追いこまれ、真っ赤に類を染めている菊之助をしっかり両手で抱きしめ
ながらそれを強く押し当て、こすりつけ出したので亀吉も春助も笑いこけた。


136 名無しさん@ピンキー 2009/08/20(木) 01:40:08 ID:NvRnyHW9
 熊造と菊之助の交差したその様子は、同性の同じ器官とはいいながら、その二つは何と甚だ
しく異なった物だったろう。
 熊造のその器官は、渦巻くような真っ黒の陰毛に覆われ、煮染めたようなどす黒い包皮がす
っかり剥けて畳み込まれている。その下にはたっぷりとした睾丸がどっしりとつり下がり、本体
は吐き気を催すようなどす黒紫のものが剥けきった姿を表し、汚らしい斑点もついている。
 その醜悪なものは、先端の割れ口から粘っこい汁のようなものを垂らしながら、菊之助の可
憐な白ヘビのようなものに迫ってくる。
 熊造のその醜悪なものを自分に押し当てられ、ぐいぐいとすりつけられる菊之助の世にも恐
ろしげで、口惜しげな表情…それが痛快でならず、重四郎も定次郎も手をたたいて笑い合って
いる。
 菊之助は熊造のそれが身に触れた途端、ぞっとする嫌悪感と汚辱感で顔面をひきつらせ、全
身に悪感が走ったようガタガタ懐え出している。
 ああ、父の仇の熊造に何という羞ずかしめを…。
 菊之助は遂に声を上げて泣きじゃくった。
 熊造はそんな菊之助を満足そうに見つめながらふと腰を引いて自分の薄汚く黒ずんだ赤紫
の先端をわざと口惜しくも熱気を帯びて屹立した菊之助の薔薇のような淡い紅のかがやく先
端にぴったり触れさせて、
「さ、剣術の要領でその抜き身振り廻さなきゃ駄目じゃねえか。しっかりしろい」
と、嘲笑するのだった。
「ほれ、つっこむ前に、お前の花びらみてえな口と俺ので吸い合いっこしようぜ」

「お、おのれ、私をどれ程、羞ずかしめれば気がすむと申すのか、熊造。その汚い顔を近づける
な、食いちぎるぞ」
菊之助はあまりの屈辱感に頭の芯かじーんと痺れ切り、思わず喘ぐようにしながら熊造を罵
倒する。
「おや、久しぶりに、おのれ、熊造が出たね、お坊っちゃん」
 熊造は片頬を歪めて菊之助の真っ赤に上気した顔を見つめた。


137 名無しさん@ピンキー 2009/08/20(木) 01:40:43 ID:NvRnyHW9
「もう仇討ちの事は忘れて俺と衆道の契りをこれから結ぼうってのに、そんないい方はねえで
しょう」
「面倒くせえ、てっとり早くやっつけるか」
 熊造は菊之助が口吻をはっきり拒否すると薄笑いを浮かべて菊之助の背後に廻った。
「ああっ、な、なにをするっ」
 緊縛された菊之助の裸身を熊造は今度は背後からしっかりと抱きしめ、薄い襦袢と腰巻き
をまくり上げた。そして鉄のように硬化した肉塊を今まで亀吉達にもみつづけられていた陰
微な個所に一気に押し入れようとしたのだ。
「そ、そのような真似は断じてさせぬっ、おのれ、貴様は父の仇っ」
と、わめいて狂気したように腰部を揺さぶったり、また、急に女っぽい悲鳴を上げて、
「そ、それだけは、何卒、お許しをああ、あまりに自分がみじめでございますいいいやあぁぁぁ」
 と、号泣したり、菊之助は、居丈高に怒鳴ったかと思えば、弱々しく泣いて哀願し、神経が混
乱に陥っている様子がありありとわかった。
「こうなりゃ、観念して返り討ちに合うのさ。
 みっともないあがきはよしな。
 そうめそめそ泣き悶える顔は辛抱たまらんほどいいぜ、 憎い親の仇に水揚げされる不幸を
精一杯悲しめよ。」
 見物人の亀吉たちは、また勝手なことを言っている。
「それにしても、まあ、菊の美しいことよ、
 小汚い小僧や女郎が鼻水垂らして泣いたって面白くも何ともねえが、
 菊之助の泣き声ときたら、たいてい不能の奴だってあそこが立ってくるだろうよ。
 可愛く哀しく泣きに泣いて、あの長いまつげの先に水晶玉みてえな涙の粒をきらきらさせや
がる。俺まで涙が出そうになるぜ。
 こいつが、泣けば泣くほど俺の股間はうずうずするんだけどよ」

 しかし重四郎は、一種の虚無主義者で、身分制度というものの下層で、長年憎悪を育ててき
た男だ。そういう亀吉連中を鼻で嘲笑う
「馬鹿野郎、菊と一緒になってめそめそしくさって、弁天様でも拝んでるつもりかよ、
俺は忠義だ孝行だ仇討ちだと、偉そうなことしゃべくる旗本の小せがれは、骨の髄まで嫌いだ
ね。綺麗綺麗にあそんでやるつもりはねえぞ。今に、そのけつの奥から、小汚い糞ひきずり出し
て、犬ころとかわらねえとこまで踏みにじってやるぜ。お血筋だなんだと、しゃらくせい野郎の
ちんこなんぞ切り取って豚の餌にでもしてやるがいいんだ」

 菊之助の姿に酔ってうっとりしかけた亀吉と春助だが、重四郎の憎悪の暗さにぞっとして言
葉もない。


138 名無しさん@ピンキー 2009/08/20(木) 01:41:10 ID:NvRnyHW9
 「熊造とあろうものが、いつまで生白い小僧をばたばたさせておるのだ
 亀吉に、春助、ぼんやりしてないで、菊之助をおさえつけて、熊造に的を絞らせてやれ」

 おうとばかり二人は立ち上がって、身悶えする菊之助の左右に立ち、両手をからませて激し
い身悶えを封じようとするのだった。
 懸命になって白い臀部を揺さぶり、熊造が押しつけて来るそれをはねのけようとする菊之助
の狼狽と身悶えは言語に絶するものといえる。
 くなくなと、熊造から腰を逃げようとするたびに、菊之助の意志に反して硬化させられた
肉棒は、空を切って振り回されるような有様。
「嫌ですっ、ああ、それだけは、何卒!離して、離してぇ、
 それを、その汚い黒いものは堪忍!後生だから、どけて、どけてぇ!」
と、わめき散らし、
「父の仇とこのような行為を演じるなど、あのような汚い毛の生えたものが、わたくしのお尻
にっ、許しませぬ、ああ、兄上っ、菊之助は、ど、どうすればいいのっ、いやぁ!」
 と、正に気も狂わんぽかり、支離滅裂な言葉を吐いて、大声で泣きじゃくるのだったが、遂に
熊造にがっちりと組みつかれ、ぴったりと自分のそれに触れられた途端、菊之助の唇から絹を
裂くような悲鳴がほとばしり出たのだ。
 つづいて、菊之助は、全身を熱病にかかったようブルブル痙攣させながら汗にべっとり濡れ
た首筋を大きくのけぞらせる。


139 名無しさん@ピンキー 2009/08/20(木) 01:41:34 ID:NvRnyHW9
「ううつ」
 秘められたその柔らかな薄紅のすぼまりに熊造の鋼鉄の硬さを持つ醜い肉塊が一気に押し
入って来たのだ。
 菊之助は息の根も止るばかりの痛みとそれに伴う屈辱感とで熊造に穢されている臀部をガ
タンガタンと浪打たせ、汗はんだ全身を反り返らせるようにして苦痛の深い絶叫を上げるの
だった。
 今、菊之助のいじらしい小さな蕾が熊造のその巨大な肉塊を受け入れたと思うと、亀吉も春
助も息づまるばかりの嗜虐の昂ぶりを感じ、急使いも荒々しくなる。
「へへへ、どうだい。こうなりゃこっちのものだ。よくも俺を下郎呼ばわりし、刀で追い廻しやがっ
たな。うんと可愛がってやるからな」
 熊造も荒々しい息を吐きながら背後より菊之助の胸元に両手をからみつかせてしっかりと抱
きしめ、どうだ、と腰を揺さぶりつつ押して出る。菊之助の上半身の襦袢はからみついてるだ
けで胸は大きくはだけてしまっている。それでも赤い絹の腰ひもが残り、熊造はいい手がかりと
それに手をかけて、菊之助の細い体を思いっきり自分の腰に引きつけにかかった。
 そのうえ、無骨な手が、菊之助の花びらのような乳首をさぐり回し、引き延ばしこすりあげ
る。
 青竹の足枷をかけられ、左右にすらりと伸びた菊之助の色白の滑らかな二股がそれにつれ
て一層の痙攣を示し、菊之助は傷ついた獣のようにのたうちながらすさまじいばかりの悲鳴
を上げるのだった。
 熱い刃で突き抜かれるような鋭い痛みと痛烈な汚辱感、そして、それに伴う言葉では説明出
来ない被虐の不思議な快美感が菊之助の全身を襲ったのである。
 熊造は遂に菊之助にの深奥に侵入した。熊造の黒い刀身は柄本まで押し込まれ、熊造の荒い
陰毛が菊之助の尻の間に充満してごわごわとこすり上げてくる。


140 名無しさん@ピンキー 2009/08/20(木) 01:42:00 ID:NvRnyHW9
 菊之助はあらんかぎりの悲鳴を上げ、大粒の涙をポロポロ流した。腰も背骨も頭の芯も忽ち
痺れて、それが苦痛なのか、屈辱なのか、快感なのかもうわけがわからぬ位、魔薬に冒された
ように腰から下の自由が利かない。
「ハハハ、どうだ、菊之助。親の仇に大事にしてきた尻を貸し与えた気分はよお、てめえ、のこの
くその穴、おお、厠でしか使わぬにしては、柔こくてあったかくて、俺のせがれも今まで真っ黒
になるまで苦労してきた甲斐あったってもんだ。こんなあったかくて狭くて上品な穴にずっぽ
りと入りこましてもらってよ」

 仇討ちに来て敵に捕われ、無理無惨にけつで契りを結ばされるなど、このような哀れといお
うか滑稽といおうか、こんな話は前代未聞だろう、といって重四郎は嘲笑するのである
「まだそれでも武士のつもりか、菊之助」
「仇に尻を開かれて、いじられ、厠で使う穴にとんでもないものをつっこまれる武士など聞いた
事がないわ。」
 重四郎と定次郎は交互に菊之助を揶揄しまくる。見物連中も尻馬に乗って野次りながら楽
しそうに酒をくみ合うのだった。
 そんな重四郎達のからかいに、菊之助は不自由な姿勢からきっとにらみつける。
「さ菊之助、もうこうなれば抗うだけ苦しむのだぞ、おとなしい稚児となって、可愛くうしろに
顔を廻し、熊造と舌を吸い合って見せろ」
 亀吉はむしろ菊之助のために、反抗せず可愛がってもらえと、声をかける。
 熊造は背後から両手でしっかりと菊之助の胸をかかえこみ、菊之助の火のように熱くなった
頬に粘っこく頬ずりしながら、
「さ、舌を吸ってやるぜ。こっちへ顔を廻しな、その花びらみてえな唇をよこしな。お前の蜜のよ
うなつばなら、俺が吸ってやるぜ」
 と、荒々しく息をはずませながらいい、太い腕を回して菊之助の髪をつかみ無理矢理に顔を
ねじ向けさせようとする。
 菊之助はぞっと青ざめて、泣きじゃくりながら必死に首を振って熊造の酒くさい唇から逃れ
ようと身を揉んでいる。


141 名無しさん@ピンキー 2009/08/20(木) 01:42:37 ID:NvRnyHW9
 菊之助の陰茎はゆるやかに、しごき出される。
 あっあっと断続的な悲鳴を上げて菊之助は狂おしく身を揉んだ。すかさず背後の熊造はぐっ
と押すと見れば身をわずかに引いてまたすぐぐっと押して出る。まだどすんどすんと続けざ
まに打ち込むように腰を入れてくる。その時には、熊造の睾丸の袋が重い鉄の振り子のように
振れて、菊之助のガラス風鈴のような可憐な玉袋に、ばしっ、ばしっと衝突してくる。
 菊之助はそれこそ進退窮まった。
 苦悩のうめきを洩らし、自分は今、どうなっているのか判断がつかない位、頭の中は麻のよう
に乱れてしまっているのだ。 耳も首筋も女っぽい頼まで真っ赤に火照らせて菊之助は前髪を
慄わせてすすり泣いている。
「へへへ、仇討ちがとんだ結末になっちまったな。
 憎い熊造のねばねばした汚らしい精を可愛いお尻の奥に注ぎこまれるなんて、本当に可哀そ
うだ。でも、人間、諦めが肝心だ」
 こうなれば熊造と伝助両人にとことんまで生恥をかかされるがいい、
 そうして泣いてゆがんだ可愛い顔を見せてくれと、亀吉は笑いながら、しかし目は真剣その
もので、手には汁椀をもって、
「さあ、もうそろそろだな菊之助。熊造が一気にらちを開けたら、お前もこのお椀に思いっきり
お前の汁を出し切るんだ、」

「あっ、あっ、もう、もうおやめくださいっ。」 
 菊之助の上半身を引きつける熊造の腕が鋼のように硬くなり、あばらが折れるかと思うほ
どの強さになった。
「いくぜ、菊よ、てめえのけつに、うっく、」
 熊造の声も、息が荒く、短い。
「熊造、いけないっ、イヤあ、はぁぁ、で、でますっ、でますっ」
「おいおい、待て、おい、こぼしちゃなんねえぞ」
 伝助は、菊之助の暴れ回る陰茎をつかみ押さえ、椀の口に押し込む。
 熊造の全身が硬くなり、菊之助の白いからだがそれに続いてのびきったようになり、ぶるぶ
ると痙攣した。
 びしゅーつ、びしゅーつ、びゅっ、びゅっ、激しく早いリズムで菊之助は伝助が構えた椀の中に
その白い汁を放った。
「おっ、おっ、こら、行儀悪いぞ、菊よ」
 そんな伝助の声も、周りからはやすやんやの声も、菊之助は遠くに聞いていた。しびれるよう
な射精の感覚、恥の極みを晒したのだという墜落感。そして、もう思い切り泣くしか菊之助に
はできることはなかった。

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