ショタとお兄さんでエロパロ 保管庫@ ウィキ

おしかけ弟子:中編


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353 :名無しさん@ピンキー 2010/05/21(金) 22:29:54 ID: Y/H4wd06
    続編投下します。エロ描写は自信ないです。


    【おしかけ弟子:中篇】

    師匠に弟子入りして2ヶ月が経った。
    僕は体力が全然足りなかったから、今は体力づくりの為に筋トレとランニングばかりしている。
    「はぁ…はぁ…」
    最初の頃よりは走れるようになったけどまだまだ足りない。
    こないだ師匠と走った時師匠は僕の倍以上は走っていたけど、平気そうな顔をしていたから。
    「もっと頑張らなくちゃ…」
    もう少し走りたいけど、そろそろ師匠が試合を終えて帰ってくる。
    今日は僕が当番の日だから、晩御飯の支度しなきゃいけない。早く帰らなくちゃ。
    献立は何にしようかな。こないだサソリを出したら怒られたしなぁ。炒飯でもしようかな。
    そんな事を考えながら帰ると僕の予想に反して、家に帰ると師匠はもう帰ってきてテレビを見ていた。
    「あ、師匠ごめんなさい。まだご飯出来てないんです」
    「ん…今日は良いぞ。飯作りたかったからな」
    そう言って師匠は笑って丼を二つ出す。やったギュウドンだ。師匠の作ってくれるご飯の中で一番好きだ。

    「師匠今日の試合はどうでした?」
    お肉と玉ネギを口に放り込みながら、師匠に結果を尋ねる。結果は分かってるけど。
    「…まなんとか勝ったって所かな」
    師匠と食卓を囲んで、こんなとりとめのない会話をするのがとても楽しい。
    まるでお兄ちゃんが生きていた頃に戻ったみたい。
    「それよりフォン、ちゃんと走ってるか?」
    「はい、今日も9キロぐらい走りました」
    「へぇ、お前も大分体力ついて来たじゃないか」
    そう師匠に褒めて貰えるのとホント嬉しい気持ちになる。
    「そろそろ技を教えても良いかもな」
    「ふぉんとですか!?」
    「ばっ…馬鹿野郎!口に物入れて喋るな!」
    師匠にお米を浴びせてしまった僕は、その後ずっと謝り続けた。

354 :名無しさん@ピンキー 2010/05/21(金) 22:31:23 ID: Y/H4wd06
    師匠の腕が動くたびに、空気を切り裂いているような音が聞こえる。
    その拳はまるで鉄の塊が凄い速度で飛んでいってるみたいだ。
    「フォン…?見ているか?」
    「あっ…はいみちてます!」
    思わず見とれてしまっていた。返事も噛んでしまう。
    「みちてますって何だよ…」
    「す、すいません……それがカラテですか?」
    「違うぞ。これは俺の家に伝わる古武術だ」
    と師匠は説明してくれる。
    「結構歴史があるんだぜ。江戸時代から続いてるからな」
    「エド…って何ですか?」
    「ああ、お前にゃ分からんよな。古くから続いている武術だと思えば良い」
    そんな伝統のある武術の継承者なんて師匠はやっぱり凄い。それにしてもエドジダイって何なんだろう日本語は難しいや。
    「それが基本的な体裁きと正拳の打ち方だ。やってみろ」
    「はいっ!」
    早速教えられた事をやってみる。師匠のものと比べると遅いしぎこちない。
    「もっと脇を閉めてみろ」
    「はい、分かりました」
    それからしばらく師匠は黙ってしまったので、僕はひたすら練習を続ける。
    (ん~お世辞にも才能があるとは言えんな。ちょっと他の面を試してみるか)
    「あっ…!」
    師匠がいきなり横から丸めた布を投げつける。僕はびっくりしたけどなんとか手で叩き落とした。
    「……師匠、僕何か気に障る事しましたか?」
    「良いから気にせず練習しろ」
    「は…はいっ!」
    (意外と動体視力と動く物を捉えるセンスがあるなコイツは…)

    稽古の後師匠のに続いてシャワーを終えた。師匠はベッドに腰掛けてビールを飲んでいる。
    「師匠ビールって美味しいですか?」
    「ああ旨いぞ。子供には分からないだろうけどな」
    そう言って風呂上りの少し湿った髪をゴシゴシと撫でてくれた。うぅー…子供扱いされてるなぁ。
    「子ども扱いしないで下さいよー」
    「そういう事言う奴はガキなの。さっさと寝ろ」
    おでこを指で突っつかれながら言われる。
    「それじゃあ子供じゃない所をお見せしますよ」
    師匠に体当たりしながら、そのまま倒れこむ。
    「うわっ!?お前何する気だ?」
    「こないだみたいにご奉仕ですよ」
    師匠のズボンを脱がしにかかる。
    「そんな事頼んでねぇぞ」
    「うわぁ…師匠のやっぱり大きいなあ…」

355 :名無しさん@ピンキー 2010/05/21(金) 22:33:00 ID: Y/H4wd06
    「おい、話をき…あうっ!」
    師匠の先っぽを口に含んでおしっこの穴を舌の先端で突っつく。こないだはここで喜んでくれた。
    「くぅ…ああっ……おまえ上手過ぎるぞ…」
    「ひひょうのてめなら…」
    後で怒られるかもしれないけど、手で師匠の玉を転がして同時に唾液で一杯の口内を上下に動かす。
    「んふぅく…オンナ以上じゃねぇか…」
    あんな所で習得した技術でも、師匠に喜んでくれるなら本当に嬉しい。
    「くぅあっ…もうダメだ…出すぞ」
    師匠の体がびくっと震える。それと同時に僕の口の中には白濁した液体で一杯になる。
    僕はその精液を口いっぱいに受けて飲みこむ。精液を美味しいと思った事はないけど、師匠のなら嫌でもなんでもない。
    「師匠満足していただけましたか?」
    師匠は答えてくれない。
    「………」
    「師匠どうしたんですか?」
    「本当なら…学校に行っている年なのにな」
    師匠の表情は少し曇っているように見える。
    「学校なんかいいんですよ。師匠にお仕えできれば」
    「そういう訳にもいかんだろ…よし明日休みだから勉強教えてやるよ」
    「勉強ですか?」
    勉強なんてほんとに久しぶりだ。嫌いじゃないけど。
    「ああ、明日だけじゃなくて、これからも時間見つけて教える。これでも大卒だからな」
    「あ……はい、ありがとうございます師匠。あの…もしよかったら日本語も教えてください」
    「日本語?」
    「はい。日本の事知りたくて」
    日本はその存在と車や電化製品しか知らない。でも師匠の母国だからきっといい所だと思う。
    お店に来ていた日本人のお客さんも、あんまりヘンな事や乱暴しない人が多かったし。
    「よし分かった。日本語も教えよう」
    「ありがとうございます」
    僕はそう言って師匠に頭を下げた。

    あいつが来てもう5ヶ年か。試合が終わった帰り道にふとそんな事を思う。
    「師匠ご飯出来ましたよ」
    「師匠見て下さいここに筋肉が…」
    「師匠!今日は10キロ以上走りました!!」
    なにかある度に師匠師匠と纏わり付いてくるフォン。しかし悪い気は全くしない。というより笑っているあいつを見ていると、自然と笑ってしまう自分がいる。
    この国に来てから、いや日本にいた頃でもこんな気持ちになった事はあまりない。彼女がいなかったわけでもないのに。
    「おかしいよな…」
    俺は同性愛者なのだろうか?いやそんな事はどうでもいい。とにかく今はフォンと一緒の暮らしが心地よい。それでいいじゃないか。
    そう思って歩いていると不意に俺を呼ぶ声が聞こえた。
    「おい、アンタ加藤洋じゃないか」
    声の主はスーツを着たやたらガッチリとしたでかい男だった。サングラスしているが、していなくてもこんな知り合いは記憶にない。
    なんだこの男?なんで俺の名前を知っている?日本語で話しかけて来る所をみると、日本人のようだが。
    「よお加藤久しぶりだな」
    「誰だあんた?」
    俺のその言葉がショックだったのか男はあからさまに落ち込んだ顔をする。
    「かぁ~マジで憶えてないのかよ?俺だよ俺!」
    そう言って男はサングラスを外した。
    「……もしかして松尾か?お前」
    「そうだよ松尾だよ。松尾雄二だよ!思い出してくれたか」
    松尾雄二。俺の幼稚園からの友人。空手の全国チャンピオンだ

356 :名無しさん@ピンキー 2010/05/21(金) 22:34:22 ID: Y/H4wd06
    「いやぁ、すまんすまん高校卒業してからだから…8年ぶりか」
    「ったく…こっちはお前の事を忘れた日はねえってのによ」
    そう言って松尾は俺の胸を突いた。
    「IHでも世界大会でも全勝優勝した俺をぶちのめしたお前だけだぜ」
    「あの頃は俺も馬鹿だったからな……」
    「なんでも欲しがるガキ大将だったなお前」
    小学生の時、日頃の稽古の成果を試したくて空手部の道場に殴りこんだのも、もう15年以上前のことか。
    「俺はお前に話があって来たんだ。家に行っていいか?」
    急に真面目な顔になって松尾はそう告げた。

    「師匠お帰りなさ…え?」
    玄関を開けると出迎えたフォンが目を丸くしている。これまで客と一緒に帰ったことはないからな。
    「ああ、こいつは俺の友達の松尾だ」
    「ど、どうも…」
    お辞儀をしてフォンは奥に引っ込んだ。恥ずかしがっているのか?
    「あの子…何なんだ?」
    松尾が耳元でささやく。
    「弟子だよ」
    俺はそう言ってキョトンとしている松尾を放っとき家の中に足を進めた。

    「…で話って何だよ?」
    「おお…すまんがちょっと外してもらっていいか?」
    松尾は部屋の隅にちょこんと座っているフォンを見ている。
    「フォンちょっと向こう行ってな」
    「……はい師匠」
    フォンは立ちあがり寝室に入る。
    「これでいいか?」
    「ああ……単刀直入に言おう。加藤俺と一緒に日本に帰ってくれ!」
    いきなりそう言って松尾は頭を深々と下げた。
    「はぁ?なんだよいきなり」
    「実は俺は今度神野先生と組んで格闘団体を立ち上げるんだ」
    神野だと…日本空手界のドンじゃねぇか。
    「俺たちが目指しているのは100%ガチの団体だ。そこで空手に問わず打撃系格闘家を集めているんだ」
    「それで俺か?」
    「そうだ!さっきの試合見させてもらったけど、腕は全く錆びちゃいないじゃないか。お前なら看板ファイターになれる!」
    かなり熱くまくし立てている。こいつも本気なんだろう。
    「見込み違いだろ…俺はただ賭け試合で小銭を稼いでいるだけさ」
    「嘘をつくな。試合中の顔を見ればわかる、お前は熱くなれる場所を探しているんだ」
    「ぐっ…」
    勝手な言い分だが100%否定する事もできない。
    「ここよりも本気になれる闘いを俺が用意する。約束だ。金だって稼げる」
    「もったいない話だよ…だけどな」
    「だけど?」
    「あいつは、フォンはどうなる?連れて行けると思うか?」
    「あの子はフォンというのか。……正直難しいだろう。この国の人身売買は大きな問題になっているからな」
    俺もそう思う。フォンの戸籍やらなんかが、どうなっているかは知らんない。
    だが、はたから見れば俺が金で買った少年を、国外に連れ出しているようにしか見えないだろう。
    「アイツを置いていくなんてできない。……分かってくれ松尾」
    そう言って俺は松尾に頭を下げた。紛れもない本心だ。
    「……分かった。俺は後1ケ月ぐらいははこの国にいる。もし気が変わったらこの番号に電話してくれ」
    電話番号が書かれたメモを残し松尾は去っていった。

361  :名無しさん@ピンキー  2010/05/22(土) 03:21:53  ID: PN9ZaG+q

    松尾が帰ったからかフォンが寝室から出てくる。しかしその顔は、暗いというか今にも泣き出しそうだ。
    「…どうした?」
    「師匠…僕の事は良いですから、日本に帰って下さい」
    俺と松尾の話を理解したのか?いや、教えた日本語からして大まかな要点だけだろう。
    「お前話を聞いていたのか?馬鹿な事を……」
    「馬鹿な事じゃないですよっ!せっかくのチャンスじゃないですか!」
    真剣な顔で叫ぶフォン。そんなに俺の事を、思ってくれているのか…。
    「勝手に押しかけてきといて、ふざけた事言うな!」
    「でも僕が師匠の足枷になるなんて嫌です。耐えられません!」
    なんて事を言うんだ。足枷だと?
    「そんな事お前は気にしなくて良い。……今の暮らしでも十分だ俺は」
    「師匠…嬉しいです……けど…」
    「もう言うな!先に寝てろ」
    そう強く言うと、まだ何か言いたそうな顔をしていたが、フォンは寝室に引っ込んだ。
    ……言い過ぎたな。

357 :名無しさん@ピンキー 2010/05/21(金) 22:43:07 ID: Y/H4wd06
    それから数日俺はフォンとまともに口をきかなかった。鬱屈した感情だけが胸の中に渦巻いて明瞭な答えはでない。
    今晩もベッドに入ったまま、眠れそうもない。瞼を閉じても効果なんてない。
    こういう時は酒でも飲むのが良いんだが、生憎今家には酒は一滴もなのは分かってる。
    「フォン…まだ起きてるか」
    耐え切れず下の床に寝そべる少年に声を掛ける。話すべきなんだろうな。
    「……はい起きてます」
    「あの…その、なんだ、一緒に寝ないか?」
    返事はない。拒否の沈黙だと思っていたが、フォンは黙って俺のベットに潜り込んできた。
    「こないだはゴメンな怒鳴ったりして」
    ようやく謝ることができた。
    「良いんです。生意気なこと言ってすいません」
    布団から出てきた首に腕枕をすれば、ぐちゃぐちゃの心が和らいだ気がする。なんだかもう眠れそうだ。
    「師匠…」
    「ん?」
    「……僕師匠の事好きです。お兄ちゃんと同じくらい」
    「そうか…ありがとな。俺も好きだよ」
    もう一方の腕で小さい体を抱き寄せれば、体温と心臓の鼓動が伝ってくる。
    「……ありがとうございます。師匠今夜は…」
    フォンの顔も声も艶がかかっている。言わんとする事もわかる。
    「わかってる…」
    そう言って唇を重ねる。こいつの顔をこんな間近で見るのは初めてかもしれない。
    目が合うとお互い表情が緩む。そういえばこいつが来て俺、はずいぶん笑うようになった。
    唇を割って舌を入れた時は、ちょっと驚いたが直ぐにお互いの舌を絡ませる行為に没頭した。
    「あふぅ…うぅ」
    ちゃぽんと音がしてお互いの口が離れる。フォンはトロンとした顔になっている。俺の顔はどうだろうか。
    「師匠…ください。お風呂で処理もしてますから……」
    上目遣いでそう訴えるフォン。拒絶できる人間がいたらお目にかかりたい。
    もう覚悟は出来ている。最後までつき合ってくれ。
    「ああ」
    フォンをベッドに寝かせ足と足の間に顔を入れ、綺麗なピンクの菊座をのぞき見る。
    「師匠ぉ…」
    「くすぐったいぞ」
    ローションを指につけフォンの肛門と体内に塗る。
    「それじゃあ、いくぞ」
    やはり経験のあるお陰か、俺の亀頭をすんなりと受け入れるフォン。
    「ふぁっ…ああああっ……」
    「きついか?久しぶりだろ」
    「へっ…平気です」
    強がりかもしれんが止める気はない。慎重にやる必要はあるが。
    「痛い時は痛いって言えよ」
    ゆっくりゆっくりフォンの体内を突き進んでいく俺の陰茎。
    「師匠…お客さん達にめちゃくちゃにされたから…緩くて気持ち悪くないですか?」
    「そんな事はない。女性にも負けてないさ」
    気を遣ったわけではなく本当にそう思う。入り口こそ柔らか目だが中は強い締め付けで喜ばせてくれる。
    「奥まで入ったぞ。大丈夫か?」
    「大丈夫…です。僕、今師匠と繋がってるんですね……嬉しい」
    そう上気した顔で微笑む。その顔が愛らしくてたまらない。
    「俺もだよ」
    そう言ってピストン運動を始め、体内の最奥を突いてゆく。
    「ふ、あ、あっ…はっ、ふぅあっ…あああっ」
    俺の動きによって刺激を受けているからだろうか。フォンの内壁はそれまでより更に俺のものを締め上げる。
    「くっ…どうだフォン?…」
    「ふぁぁ…気持ち良いです……お店にいた時と全然違います」
    言葉通りフォンのペニスも勃起している。愛のあるセックスだから…と思うのは俺の思い上がりだろうか。
    「そろそろ出るぞ…外が良いか?」
    「いやぁっ……中に、体の中にくださいぃ…」
    腕と足を使って俺に思いっきり抱きつくフォン。

358 :名無しさん@ピンキー 2010/05/21(金) 22:48:18 ID: Y/H4wd06
    「ううっ…だすぞ、だすからな!」
    もう限界だ。できるだけ接合部の隙間を埋めて、フォンの体内に精をぶちまけた。
    「ああっ…熱い…お腹の中が熱いです……ぼ、僕ももうダメ…」
    俺が射精して程なく、フォンも頂点に達したみたいだ。小さいペニスから白い液体が発射され、お互いの体にかかる。
    「痛くなかったか?」
    顔の汗を拭いながら尋ねる。フォンは無言で首を横に振る。
    「そうか。もうあんな事言うなよ」
    そう言って笑ってみせる。格闘家としての充実も興味がないわけではない。金も名誉も当然欲しい。
    でもそれらが俺に笑い返してくれるこの少年に換えられるだろうか?
    いや、答えはとっくに出ていたんだ。俺はこいつを選ぶ。それ以外は考えられない。
    「そうだよ。それで良かったんだ…」
    と自分に言い聞かせるように俺は呟いた。

    あれから何時間が経ったんだろう。師匠はぐっすり寝ている。僕は起さないように注意を払ってベッドから降りた。
    さっきまではあんなに熱く感じていた体が、今は何だが酷く冷たく感じる。
    ある決心を僕はしている。師匠と一緒にいたい……これからもずっと…。でももう大切な人が、自分のために苦労する見たくない。
    師匠はこんな所で終わっていい人じゃない。もっと陽の当たる場所を歩くべきなんだ。
    「だから…さよならしなくちゃ」
    僕と一緒の生活で満足してるって言ってくれた。その言葉に甘えたい、離れたくなんかない。
    でもそんな幸せより、もっと大きな幸せを掴んで欲しい。それだけの力のある人なんだから。
    「……だから最後に抱いて欲しかったんです」
    そうせめて最後師匠に抱かれて、一つになってみたかった。
    「たった5ヶ月だけど、本当に楽しかったです。ありがとうございました」
    寝ている師匠に頭を下げる。涙が止まらない。感謝の涙だろうか、悲しみの涙だろうか。両方かもしれない。
    でも大丈夫。お兄ちゃんと違って師匠は生きている。それだけで僕は十分だ。
    「十分…なんだから泣くなよバカ……」
    起きたら師匠は怒るかな。それとも悲しんでくれるかな。でも日本に帰ったら僕の事なんか忘れて欲しい。
    さあもう行かなくちゃ。早くしないとせっかくした決心が鈍っちゃう。
    さようなら師匠。僕のこと好きだって言ってくれた事、絶対に忘れません。
    もしいつか―――会えたらまたギュウドン、食べさせてください。



    ―――――そして翌朝フォンは消えていた。