351 : ◆owucCa3b8sqR : 2010/10/17(日) 00:17:28 ID: K/q3qazZ
【狼と香辛料 ロレンスxコル】
旅に連れがいることの楽しさには劣るものの、やはり取引で儲けを出すということは快感だ。
口元が自然に笑ってしまうが、幸いなことに今はそれをからかううるさ方はいない。
トレニー銀貨を気前よく渡して、晩飯の品定めでもしておいてくれと言っておいたからだ。
ホロのことだからきっと町一番の酒場で、一番上等な席を取っていてくれることだろう。
そして今ロレンスの口元が緩んでしまっているのは、なにも今日の儲けのせいだけではない。
「コル」
小さく呼びかけると、小動物よろしく素早い動作でこちらを見上げてくる少年。
今二人がいる部屋は、この宿屋でも上等なほうで、大きな窓からは西日が差し込んでいた。
言葉を継がずにいると、コルはすぐにロレンスの言いたいことを察してくれた。
少しうつむいて視線をそらすと、遠慮がちに返事をした。
「はい」
ロレンスの前にひざをつき、慣れた様子でズボンのベルトを外してゆく。
実はコルにこうして奉仕をさせるのは、今日が初めてではない。
ホロの目を盗んでは、時折こうして旅生活で出せずに溜まった欲望を処理してもらっている。
金のない身に押し付けるのは申し訳ないとも思ったが、現実問題として溜まったものは処理しなければならない。
コルもそのことを了承してくれていて、今まで一度も嫌がるそぶりを見せたことがなかった。
ふとロレンスは気になって聞いてみた。
「お前、こういうことするの嫌じゃないのか?」
今さらだがな、と付け加えたロレンスに、コルは笑って答えた。
「確かに恥ずかしいです。でもそれよりも、嬉しい気持ちのほうが強いです」
本当になんでもないことのように笑うコルは、それが虚勢や強がりでないことを物語っていた。
元より嘘はつけない性格の少年だ。
だが、なぜと思う。
教会法学博士を目指しているのが村を救うための方便だからとしても、生理的な嫌悪感とかはあって当然だ。
それを嫌な顔ひとつせずに、それどころか喜んでいる風でさえあるのは、どういうことなのか。
コルは手際よくロレンスのズボンを下ろしながら、恥らうように頬を赤くする。
ホロの真の姿を見ても物怖じせず、無邪気に喜ぶような少年だ。ホロを賢狼として崇拝している様子すらある。
そんなホロを連れとして共に並んでいる自分は、コルからどう見えているのか。
これまでの道程で、ホロと並ぶに相応しいくらいには認めてもらえてるのかもしれなかった。
352 : ◆owucCa3b8sqR : 2010/10/17(日) 00:18:14 ID: K/q3qazZ
「それでは、失礼しますね」
「うっ」
取り出された一物をうやうやしく手に取り口に含むコル。ぬらついた口腔の感触に、思わず声が漏れてしまった。
傷口を舐めるかのような慎重で優しい愛撫なのに、しっかりと口内を締め付けてほどよい刺激を与えてくる。
ロレンスは下半身が痺れて溶けてしまいそうなほどの快感を感じていた。
コルはリスのように頬を膨らませている。
怒張したロレンスの一物を収めるのは苦しいに違いない。だがそんなそぶりも見せずに一心に口を動かしている。
コルはロレンスのモノを咥えたまま、ロレンスを上目遣いに見上げた。
気持ちいいですか? と問うているに違いない。ロレンスは自然に笑うことができた。
それに気を良くしたのか、コルは口を動かす速度を速めてロレンスを責め立ててくる。舌を裏筋に這わせて激しく吸引されれば、ロレンスとて情けない声を上げるしかない。
「う……あ……」
最初の頃こそ、ロレンスが声を上げるたびに心配そうに中断しては声をかけてきたものだが、最近は声を上げるのは気持ちいいからだと覚えたらしい。
物覚えの早さは理解していたつもりだが、正直ここまで上達するとは思っていなかった。
早くもロレンスは欲望の塊が急速にせり上がりつつあるのを感じていた。
「ぐっ……コルっ!」
切羽詰ってコルの髪を強引に掴んでしまうが、構う余裕はとうに失われていた。コルも多少驚きに口内を震わせたが、構わずに愛撫を続ける。
ロレンスはついに耐え切れなくなってコルの頭を押さえつけ、その喉奥に向かって激しく腰を打ちつけた。
精液がほとばしるのを、何度か腰を震わせて出るに任せたまま、余韻に浸った。コルは流し込まれるままに喉を嚥下させていた。
たっぷり数十秒そうしていた後、ようやく開放するとコルは口の端から白濁を垂らして恥ずかしそうに微笑んだ。
「コル、こっちへ」
ベッドに腰をかけ、コルを隣に座らせる。
こんな健気な少年に、なにかしてやれることはないだろうかと思った。
コルはおとなしく横に座り、清潔な布で唾液に濡れたロレンスの一物を拭こうとしてきた。
「うっ、いや……それはいい。今度は俺がお前を気持ちよくしてやろうと思ったんだ」
コルはすぐに理解が及んだようで、頬を赤くしてうつむいてしまった。
それはそうだろう。下の世話をしてもらうというのは、それが初めてなら恥ずかしくないわけがない。
だが自分でするより格段に得られる快感は大きい。単なる処理ではないその楽しみを、コルにも知ってもらいたかった。
「恥ずかしいのはわかる。だがいつもしてもらってばかりというのも座りが悪い。商人の取引はいつだって何かをもらえば代価を払うものだ」
コルはうつむいたまま返事をしない。だが否定の言葉もない。
「本当に嫌なら言ってくれて構わない」
コルは首を振った。
353 : ◆owucCa3b8sqR : 2010/10/17(日) 00:18:56 ID: K/q3qazZ
だがその体が緊張で強張っているのに気付かないロレンスではない。
本当に、健気な少年だ。
ロレンスはやれやれと思いながら、ゆっくりと、ゆっくりと、まるで全財産をかけた商品を扱うような慎重さで、そっとコルの股間に手を触れる。
その瞬間、コルがびくっと震えたのがわかった。コルの股間は期待に膨らんでいた。
コルの緊張を解きほぐすように、優しくそのふくらみを撫でてやる。
コルはされるがままにしていたが、やがてその口から小さな声が漏れ出した。
「あっ……あぁ……」
「心配しなくていいんだ。お前が俺に喜んでもらいたいと思ってくれたように、俺もお前が喜んでくれると嬉しいんだ」
コルはゆっくりとその顔を上げて微笑んだ。その目は涙に潤んでいた。
「……はい」
ロレンスはその返事に安心してから、コルのズボンの紐を解く。布一枚と紐だけの簡素なズボンだ。雪が降ればさぞ寒いに違いない。
ズボンを下ろして現れた股間のそれは、すでに膨らんでいたがロレンスのそれとは比べるべくもない大きさだった。
皮に包まれたままのペニスを軽くつまむと、コルはそれだけで大きな声を出した。
「怖がらなくていい。そのまま身をまかせればいいんだ」
くにくにとふたつの指で揉んで、指先で裏筋をノックする。コルは小さく鳴いた。
「あっ……うぁ……ぁ」
そして親指と人差し指でリングを作り、本格的にしごきあげる。
最初はゆっくり、だんだんと速く。
「あああっ! ロレンスさん、ぼくもう……」
おそらく無意識なのだろう、コルは開いている手でロレンスのシャツを強く掴んでいた。
その顔は羞恥と快感に染まっている。
「我慢しなくていい。ほら」
コルのペニスを、ラストスパートに向けて激しくしごき上げる。
「うっ、あああっ! ダメです! 出てしまいます! ああっ!」
コルの背中が大きくのけぞり、大きく体を震わせると同時に、この小さい体のどこに溜めていたのだろうとおもうほどの精液が宙へほとばしった。
ペニスを握るロレンスの手にも射精の律動が激しく感じられた。激しく熱を持って脈打つそれは、全てを吐き出し終えるとゆっくりとしぼんでゆく。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
見た目よりもずっと体力のあるコルが明らかに消耗していた。強すぎる快感に当てられたせいだろう。
ロレンスは悪戯っぽく言ってやった。
「大丈夫か? 少し寝ておくか?」
コルは秘密を共有する者の笑顔でこう答えてくれる。
「あんまり待たせると、ホロさんが怒りますよ」
「違いない」と笑い、急いで後始末を済ませて身支度を整えるのだった。
【狼と香辛料 ロレンスxコル】
旅に連れがいることの楽しさには劣るものの、やはり取引で儲けを出すということは快感だ。
口元が自然に笑ってしまうが、幸いなことに今はそれをからかううるさ方はいない。
トレニー銀貨を気前よく渡して、晩飯の品定めでもしておいてくれと言っておいたからだ。
ホロのことだからきっと町一番の酒場で、一番上等な席を取っていてくれることだろう。
そして今ロレンスの口元が緩んでしまっているのは、なにも今日の儲けのせいだけではない。
「コル」
小さく呼びかけると、小動物よろしく素早い動作でこちらを見上げてくる少年。
今二人がいる部屋は、この宿屋でも上等なほうで、大きな窓からは西日が差し込んでいた。
言葉を継がずにいると、コルはすぐにロレンスの言いたいことを察してくれた。
少しうつむいて視線をそらすと、遠慮がちに返事をした。
「はい」
ロレンスの前にひざをつき、慣れた様子でズボンのベルトを外してゆく。
実はコルにこうして奉仕をさせるのは、今日が初めてではない。
ホロの目を盗んでは、時折こうして旅生活で出せずに溜まった欲望を処理してもらっている。
金のない身に押し付けるのは申し訳ないとも思ったが、現実問題として溜まったものは処理しなければならない。
コルもそのことを了承してくれていて、今まで一度も嫌がるそぶりを見せたことがなかった。
ふとロレンスは気になって聞いてみた。
「お前、こういうことするの嫌じゃないのか?」
今さらだがな、と付け加えたロレンスに、コルは笑って答えた。
「確かに恥ずかしいです。でもそれよりも、嬉しい気持ちのほうが強いです」
本当になんでもないことのように笑うコルは、それが虚勢や強がりでないことを物語っていた。
元より嘘はつけない性格の少年だ。
だが、なぜと思う。
教会法学博士を目指しているのが村を救うための方便だからとしても、生理的な嫌悪感とかはあって当然だ。
それを嫌な顔ひとつせずに、それどころか喜んでいる風でさえあるのは、どういうことなのか。
コルは手際よくロレンスのズボンを下ろしながら、恥らうように頬を赤くする。
ホロの真の姿を見ても物怖じせず、無邪気に喜ぶような少年だ。ホロを賢狼として崇拝している様子すらある。
そんなホロを連れとして共に並んでいる自分は、コルからどう見えているのか。
これまでの道程で、ホロと並ぶに相応しいくらいには認めてもらえてるのかもしれなかった。
352 : ◆owucCa3b8sqR : 2010/10/17(日) 00:18:14 ID: K/q3qazZ
「それでは、失礼しますね」
「うっ」
取り出された一物をうやうやしく手に取り口に含むコル。ぬらついた口腔の感触に、思わず声が漏れてしまった。
傷口を舐めるかのような慎重で優しい愛撫なのに、しっかりと口内を締め付けてほどよい刺激を与えてくる。
ロレンスは下半身が痺れて溶けてしまいそうなほどの快感を感じていた。
コルはリスのように頬を膨らませている。
怒張したロレンスの一物を収めるのは苦しいに違いない。だがそんなそぶりも見せずに一心に口を動かしている。
コルはロレンスのモノを咥えたまま、ロレンスを上目遣いに見上げた。
気持ちいいですか? と問うているに違いない。ロレンスは自然に笑うことができた。
それに気を良くしたのか、コルは口を動かす速度を速めてロレンスを責め立ててくる。舌を裏筋に這わせて激しく吸引されれば、ロレンスとて情けない声を上げるしかない。
「う……あ……」
最初の頃こそ、ロレンスが声を上げるたびに心配そうに中断しては声をかけてきたものだが、最近は声を上げるのは気持ちいいからだと覚えたらしい。
物覚えの早さは理解していたつもりだが、正直ここまで上達するとは思っていなかった。
早くもロレンスは欲望の塊が急速にせり上がりつつあるのを感じていた。
「ぐっ……コルっ!」
切羽詰ってコルの髪を強引に掴んでしまうが、構う余裕はとうに失われていた。コルも多少驚きに口内を震わせたが、構わずに愛撫を続ける。
ロレンスはついに耐え切れなくなってコルの頭を押さえつけ、その喉奥に向かって激しく腰を打ちつけた。
精液がほとばしるのを、何度か腰を震わせて出るに任せたまま、余韻に浸った。コルは流し込まれるままに喉を嚥下させていた。
たっぷり数十秒そうしていた後、ようやく開放するとコルは口の端から白濁を垂らして恥ずかしそうに微笑んだ。
「コル、こっちへ」
ベッドに腰をかけ、コルを隣に座らせる。
こんな健気な少年に、なにかしてやれることはないだろうかと思った。
コルはおとなしく横に座り、清潔な布で唾液に濡れたロレンスの一物を拭こうとしてきた。
「うっ、いや……それはいい。今度は俺がお前を気持ちよくしてやろうと思ったんだ」
コルはすぐに理解が及んだようで、頬を赤くしてうつむいてしまった。
それはそうだろう。下の世話をしてもらうというのは、それが初めてなら恥ずかしくないわけがない。
だが自分でするより格段に得られる快感は大きい。単なる処理ではないその楽しみを、コルにも知ってもらいたかった。
「恥ずかしいのはわかる。だがいつもしてもらってばかりというのも座りが悪い。商人の取引はいつだって何かをもらえば代価を払うものだ」
コルはうつむいたまま返事をしない。だが否定の言葉もない。
「本当に嫌なら言ってくれて構わない」
コルは首を振った。
353 : ◆owucCa3b8sqR : 2010/10/17(日) 00:18:56 ID: K/q3qazZ
だがその体が緊張で強張っているのに気付かないロレンスではない。
本当に、健気な少年だ。
ロレンスはやれやれと思いながら、ゆっくりと、ゆっくりと、まるで全財産をかけた商品を扱うような慎重さで、そっとコルの股間に手を触れる。
その瞬間、コルがびくっと震えたのがわかった。コルの股間は期待に膨らんでいた。
コルの緊張を解きほぐすように、優しくそのふくらみを撫でてやる。
コルはされるがままにしていたが、やがてその口から小さな声が漏れ出した。
「あっ……あぁ……」
「心配しなくていいんだ。お前が俺に喜んでもらいたいと思ってくれたように、俺もお前が喜んでくれると嬉しいんだ」
コルはゆっくりとその顔を上げて微笑んだ。その目は涙に潤んでいた。
「……はい」
ロレンスはその返事に安心してから、コルのズボンの紐を解く。布一枚と紐だけの簡素なズボンだ。雪が降ればさぞ寒いに違いない。
ズボンを下ろして現れた股間のそれは、すでに膨らんでいたがロレンスのそれとは比べるべくもない大きさだった。
皮に包まれたままのペニスを軽くつまむと、コルはそれだけで大きな声を出した。
「怖がらなくていい。そのまま身をまかせればいいんだ」
くにくにとふたつの指で揉んで、指先で裏筋をノックする。コルは小さく鳴いた。
「あっ……うぁ……ぁ」
そして親指と人差し指でリングを作り、本格的にしごきあげる。
最初はゆっくり、だんだんと速く。
「あああっ! ロレンスさん、ぼくもう……」
おそらく無意識なのだろう、コルは開いている手でロレンスのシャツを強く掴んでいた。
その顔は羞恥と快感に染まっている。
「我慢しなくていい。ほら」
コルのペニスを、ラストスパートに向けて激しくしごき上げる。
「うっ、あああっ! ダメです! 出てしまいます! ああっ!」
コルの背中が大きくのけぞり、大きく体を震わせると同時に、この小さい体のどこに溜めていたのだろうとおもうほどの精液が宙へほとばしった。
ペニスを握るロレンスの手にも射精の律動が激しく感じられた。激しく熱を持って脈打つそれは、全てを吐き出し終えるとゆっくりとしぼんでゆく。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
見た目よりもずっと体力のあるコルが明らかに消耗していた。強すぎる快感に当てられたせいだろう。
ロレンスは悪戯っぽく言ってやった。
「大丈夫か? 少し寝ておくか?」
コルは秘密を共有する者の笑顔でこう答えてくれる。
「あんまり待たせると、ホロさんが怒りますよ」
「違いない」と笑い、急いで後始末を済ませて身支度を整えるのだった。