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:【太陽に灼かれて~屋根の上のショタ二匹~後編】 (二次:ネギま・小太郎×ネギ)

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499 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:41:01 ID:dlYpqrc1

【太陽に灼かれて~屋根の上のショタ二匹~後編】


「────狗神」
ぽつり、と小太郎がつぶやいた一言に呼応して、屋根にくっきりと浮かぶ影から数匹の獰猛な黒犬が姿を現す。
一匹ずつがそれぞれネギの四肢に噛み付き、屋根に磔にするように縫い止めた。
ネギは、既に抵抗を止めていた。
その事実が、小太郎の胸に燻る暗い感情に新たな火を灯す。
「…その澄まし顔が気にいらんのや!」
ローブの裾を鷲掴みにして、一気にまくりあげる。
腹の上まで持ち上げられると、動きやすい格好にしようとしたのだろう薄手のジャージがあった。
ジャキッ…。
右手の爪が伸び、まるで和紙か何かのように黒いズボンを、そしてその下のトランクスを切り裂いた。
肌を傷つけないように巧みに振るわれた斬撃によって、生地の切れ端になって瓦の上に落ちていく下穿き。
ネギのちぢこまったペニスが炎天下に晒された。

「……うぅ…っ!!」
恥ずかしさに身悶えするネギ。
その羞恥にあふれる表情を眺め、小太郎は愉悦に浸る。
恐怖に萎縮するペニスを爪の先でつまみ、くいくいと引っ張ってやった。
「なんや、チンチン小さくなっとるやないか。
 どんなときでも大きくできるようにしとかんと一人前の漢にはなれへんで?」
せせら笑うように言い放つと、自分のベルトに手をかける。
カチャカチャ…。
小太郎がベルトを外す音が、やけに大きく響いた気がした。
ウエストをくつろげると、股間のジッパーを引き下ろす。
そして黒い制服のズボンの下から覗くブリーフを掻き分けると──既に半勃ちになったペニスが顔を出した。
色こそは色素も沈着していない鮮やかなピンクであったが、
わずかに先の剥けただけのまだ子供じみたネギのソレと違って亀頭が完全に露出していた。
小太郎がペニスの根元に手を添えてニ、三度擦っただけでムクムクと大きくなっていく。
その年頃の少年には似つかわしくないほどに凶悪な性器であった。
それを見せつけるように歩を進めると、ネギの絆創膏の貼られた頬にぎゅっ…、と押しつける。
「…ほら、これがお前のナカに入るんや」


500 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:43:19 ID:dlYpqrc1
──…小太郎君のおちんちんが、頬に押しつけられた。
──まるで火でもついているかのように熱くて硬い。
──僕が頬に押しつけられたそれに戸惑っていると──小太郎君は、更に態勢を変えてくる。
──頬から、口の方へ。ぬるぬるした何かで通り道を示しながら、おちんちんが僕の口唇をこじあけようとした。

「くわえろや」
腰を突き出して一言だけ言い切る。
ぐりっ、と口唇を圧迫したペニスから快楽が這い登ってきた。
押し開かれるようにゆっくりと開かれるネギの小さな口。
しばらくは口を開けたままだった。
踏ん切りがつかないのか震えていたが、やがて観念したのか──
口唇はすぼめられ、口腔の粘膜と舌がついにペニスに触れた。

くちゅ、ちゅ、ぴちゃ…。
いやらしい音が響く。両手足を狗神に拘束されているため、口だけしか使えない。
力を緩めると髪を掴まれて喉をペニスで突かれるので、自然と熱のこもったものになる。
「ん、んぅ、んむっ…」
頭を前後に揺すりながら親友のペニスを頬張る姿に、小太郎は信じられない昂りを覚えていた。
涙目になりながら自分に一生懸命奉仕を続けるネギに強く劣情を感じる。
「はぁ、はぁ……!」
ネギの頭を強く押さえると、がくがくと前後に腰を振りたくった。
ずちゅ、ずっ、ずちゅっ──!
「んぐっ!? んぅ──!!」
突然スパートをかけてきた小太郎の勃起に息を乱され、ネギは喘いだ。
口が焼けそうになるほどにペニスが往復し、喉を幾度も突かれる。
ぐちゅぐちゅと先走りがネギの口の中を汚す。
粘液に息をふさがれ、苦しさに涙がぽろぽろとこぼれる。
歪む顔に、より強く息を荒らげる小太郎。
「っ、はぁ…、イ、イクでっ、ネギっ……!!」
限界を悟り、そう告げるが早いか。小太郎は絶頂を迎え、精液をネギの口に吐き出していた。


501 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:43:50 ID:dlYpqrc1
ごぼ、ごびゅぶっ…ぶびゅ……!
「っ、げほっ、っげほ…!」
10歳の小さな口には収まりきれない程の精液が口内を満たす。
苦しみにえづいたネギが吐き出した精液が口の周りや首筋、胸を白く染めていき、
口から解放されたペニスから未だ放出される精液が容赦なく顔を汚していった。
「あ……ぅぁ……」
ぐりぐりとペニスの先に残る残滓を拭うように、ネギの眼鏡に鈴口を擦りつけていく。
にちゅにちゅと目の前で精液を塗り広げられる光景を、何処か遠い場所のようにネギは眺めていた。

青臭い臭いでいっぱいにされて、放心状態のネギ。
フェラチオをしていた間は苦しさに突っ張っていた四肢も脱力し、屋根に横たわる。
「────っ、ひぃッ!?」
やっと息をつける、と思った瞬間に走った衝撃に、再び急激に現実に引き戻された。
「あ、っあ、や、いやぁ…!」
首を起こしてみると、小太郎がネギのペニスをぎりぎりと握り締めていた。
そのペニスは先程のちぢこまっていた状態とうって変わって勃ちあがり、
ぴくぴくと震えながら自己主張をしていた。

「…なんや、俺のちんちんしゃぶって勃たせとるんかいな。
 ──救いようのない変態やな。ホモなんちゃうか?」

端から見ている分には「じゃあ今までお前がやってたのは何だ」と問いたくなる物言いだったが、
侮蔑の視線でそう告げられたネギはいたたまれないように視線を逸らした。
「ち、違うよ…、僕、変態なんかじゃ……」
蚊の鳴くような小声で呟くが、一笑に伏される。
「──ハッ、何を言っても説得力あらへんわ。
 こんなにバッキバキに勃起しといて違うも何もあるかい」
そう笑うと、ぐいっとネギの太腿を持ち上げて割り広げた。
足を拘束する狗神も追随するように頭の方へ移動し、ネギは仰向けのままで足を掲げて背中を丸める格好にされる。
──いわゆる、『まんぐり返し』というポーズであった。


502 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:44:30 ID:dlYpqrc1
ペニスどころか、玉袋の裏側、蟻の門渡り…。
そして、尻の谷間にひっそりと息づく肛門さえも丸見えになってしまう。
火がついたように顔を赤くして、いやいやと首を降るネギ。
「あぁっ…! み、見ないでぇ…! 僕のお尻、見ないで…ぇ…!」
「そう言われると余計に見たくなるわなぁ?」
ネギの呼吸に合わせてひくひくと動く肛門のしわに指先をひっかけ、広げるようにして覗き込む。
「っあ……んっ! やっ…!」
反応の良さに気を良くしたのか、ずぶずぶと指先を出し入れする。
「ひぃ、っあ…、お、おしり、熱いよ…っ」
喘ぐネギに、何を言っているのかという表情をする小太郎。
ぐりぐりと指を動かすと、一旦肛門から指を抜き去った。
ネギの口元に持って行って、舐めて清めさせる。

ちゅぱ…、ちゅぱ、ちゅぱ…。
従順に、自分の肛門に突きたてられていた指をくわえて舐めしゃぶるネギ。
しばし舐めさせた後、狗神にネギをまんぐり返しに拘束させたままで小太郎は立ち上がった。
制服の上着を脱ぎながら手を軽く振りあげる。
──すると、新たに二匹の狗神が現れて動けないネギに取りつく。
ネギの白い尻に前脚を置くと、犬特有の長い舌で肛門をねぶり始めた。
「ひぅっ──!! 嫌ぁ、あううっ──!!」
小太郎の指での愛撫で開きかけていた肛門が、二枚の舌に貫かれていく。
未知の感覚に、手足の指先までも突っ張らせて悶えるネギ。
その痴態を観賞しながら小太郎は上着を脱ぎ捨ててシャツ一枚になり、
チャックを開けていただけのズボンもパンツと一緒に放り出すと、そそり立つ勃起を誇示するようにネギに歩み寄った。

疲れを知らない狗神に穴の奥まで執拗に舐めほじられ、ネギは息も絶え絶えになっていた。
目の焦点は合っておらず、しかし肛門はぷっくりと膨らんで、ほのかにピンクに色づいていた。
「は……、はぁ……、はぁっ……」
未だネギの肛門を一心不乱に舐め続ける狗神二匹を送り返し、小太郎はネギの肛門に亀頭をあてがう。



503 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:45:04 ID:dlYpqrc1
ぎゅ…。
それまで触れていた二枚の細く長い舌とは違う、異質な感覚。
太く、長く──何より熱い。
まるで焼けついた金属の棒を押しつけられるような感覚に、ネギは目を見開いた。
「!?」
目の当たりにしたのは、自分にのしかかってペニスを今にも突きたてようとする親友の姿。
「──行くで」
「~~ッッ!!」
ただ一言の宣言と共に、ずぶっ────と。
小太郎のペニスが、ネギの直腸奥深くまで打ち込まれた。

串刺しにでもされたようで。
そして身体の中から焼かれるようで。
出し入れされるたびに腸壁を擦られ、そこから発される熱がネギの理性を焼いていく。
徹底的にほぐされたせいか痛みは少なく、小太郎のペニスの形に広げられるネギの直腸。
排泄する場所からモノが出し入れされるという異物感が、逆にネギの被虐性を炙っていった。
「あっ、うぁ、ひぐっ! 焼けちゃう、広がっちゃうっ……!!」
肛門のしわを限界まで伸ばされて繰り返されるピストン運動。
がくがくと首を振りながら喘ぐネギの上で、小太郎も歯を食いしばって快楽に耐えていた。

予想以上にスムーズに、ネギの尻に挿入されたペニス。
──だが、ネギの肛門は柔らかく絡みついてくるのに、時折強く絞り上げるように動いた。
まるで別の生き物のように、ネギが高く喘ぐたびに締め付けてくる。
「あうッ、っくぅ!! っああ!!」
「…くっ、こら…キツいわっ…!」
狗神の6体同時顕現に精神力を使ったままではすぐに果ててしまうと察知し、
もうネギに抗う力はないだろうと判断して、四肢を押さえつけていた狗神を送還する。
腰を抱え直し、正上位に移行する。
――と、そのとき。成されるがままだったはずのネギが、がばっと起き上がった。


504 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:45:43 ID:dlYpqrc1
「!!」
完全に不意を突かれた。
小太郎は、ネギが起き上がってくるのをどこか冷静な目で見ていた。

――まあ、こんだけ好き勝手やってもうたんやからな。ゼロ距離から魔法撃たれても文句は言えん。
――もう2度と会われへんやろな……。

そう思い、怒りと共に放たれるだろう魔法の衝撃に備えて目を閉じる。
…だが、小太郎に与えられた衝撃は攻撃魔法の猛威ではなく。
起き上がったかと思うとそのまま小太郎に抱きついて、口づけをするネギの姿。
「ん…っ!?」
眼前には、小太郎の放った精液に塗れた顔。
その表情は同性の小太郎から見ても――たとえようもなくいやらしいと感じた。
もっと、もっとと言わんばかりに深く口づけを繰り返し、抱きついたままで腰を揺する。
くちゅ…、と音を立てて口が離れると、ネギは泣きそうな顔で懇願した。

「…こ、小太郎君……、小太郎君のおち…おちんちんが入ってるところが熱くて…っ。
 お、お願い…っ、もっと…っ、掻き、まわして……ぇ…!!」

その言葉に、小太郎の頭も沸騰する。
そんなつもりはなかった。ただ、屈辱に駆られて魔が差し、ネギにも屈辱を与えようとしていただけだったのに。
ただ、目の前の少年を貪ることしか考えられなくなった。
挿入したまま上体を互いに起こした「対面座位」で、二人の動きが徐々に早まっていく。
上体を起こしたおかげでネギも、拙いながらもピストン運動に合わせて腰をくねらせることが出来た。
二人が昂ぶっていくにつれて激しくなる動き。屋根の瓦もガタガタと揺れ動く。
「あ…はぁ……! もっ、もぉ、ダメっ…! 僕、もうイっちゃ……!!」
「……っ…、俺も、イキそうや……!」


505 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:46:40 ID:dlYpqrc1
ずぶずぶとペニスの出し入れを繰り返され、めくれあがるネギの肛門。
「あぁ、くっ、っう……! 広がっちゃう…、僕のお尻……!!」
それも気にせずに、小太郎は絶頂へ駆け上るためにピストンを早めた。
ネギの腸内に埋まったペニスがぴくっ、と、射精直前の震えを見せる。
「…イ、イくでっ、ネギ……っ!!」
「……ぅあ、っ、あああぁあぁあっ――――!!」

――どくっ、どくどくッッ――!!

一瞬、小太郎のペニスが更に一回り膨張したかと思った次の瞬間、ネギの直腸は熱い精液に満たされた。
否、満たされるだけに留まらず、結合部分からぶくぶくと泡を立てて漏れ出す。
「ひぎっ、ああっ、あ、熱いぃ……!!」
小太郎の亀頭の届いた体内から、精液の流れ出ている広がった肛門の入り口までが灼熱のように感じられる。
まるでどろどろの溶岩のようにさえ感じられて、射精されている間中ネギは絶頂し続けた。


「はぁ、は、あぁ…………」
やがて、断続的な絶頂は終わりを迎えた。
小太郎にしがみついていた腕が痺れたのか、ふっ――と手を離し、仰向けに倒れこむネギ。
脚は小太郎の腰に回されている。
絶頂の余韻で頭が回っていないのか、ネギの目はぼうっとしていた。
お尻をペニスに貫かれた状態であるから、当然ネギの腰は地面(屋根瓦だが)よりも高い位置にある。
人一人が完全に脱力して頭から落下していく様を見て、小太郎は戦慄した。
ネギを犯している間感じていた暗い感情など、入り込む余地もなく。
「――!!」
無意識に、手が伸びる。身体が前に出る。
気がつけば倒れこむネギの頭をかき抱き、自分が下になって――屋根に、倒れこんでいた。


506 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:47:25 ID:dlYpqrc1
「痛……ぅ……」
庇いこんで正面から倒れこんでしまったために、額を瓦にしたたかに打ち付けてしまった。
それで熱に浮かされていた頭が冷え切ったのか。
抱え込んだネギを見て、自分のしてしまったことの取り返しのつかなさを改めて思い知った。
――と。腕の中で目を閉じていたはずのネギが、ゆっくりと口を開いた。
本当にすまなさそうな、けれど何処か嬉しそうな声音と、表情。

「……ありがとう、小太郎君。…………ごめんね」

小太郎に、返す言葉はなかった。
今倒れたのは、ネギが自分を試したからなのか。
そもそも、どうして無抵抗で自分に犯されたのか。何に彼は謝っているのか。
――どれも、小太郎の頭では結論の出ないことだった。

ただ。自分はまだ――ネギのライバルとして、麻帆良で生きていける。
それだけは理解できて、泣きそうな笑顔を…浮かべた。


――――汚れたネギの顔を、千鶴が渡してくれたハンカチでぬぐい取る。
爪でビリビリに破いてしまったズボンとパンツはしょうがないので、ローブのボタンを止めて隠す事にした。
…そうやって始末をしてから、自分が下半身裸であったことを思い出して慌てて投げ捨てたブリーフとパンツを穿きなおす。

そして、何とか一息ついてから、二人は並んで屋根の上で寝転がっていた。
さっきまでの淫楽に歪んだ顔はもうどちらにもない。
ふと、意を決したように小太郎がネギの方を向いた。

「…ネギ、俺な。……楓の姉ちゃんに特訓つけてもらおうかと思っとるんや」

自分の弱さを他人に師事することで補うということに弱さを感じていた小太郎に起こった変化は何だったのか。
小太郎は悩みを振り切った、すっきりとした表情でネギに語る。


507 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:48:14 ID:dlYpqrc1
「俺より強いヤツはぎょうさんおった。それは認めるわ。
 …せやけどな、そこで腐るオレやあらへん。絶対にそいつらより強くなって…ブチのめしたる」

その瞳に、すでに迷いは無かった。
自らの弱さを認め、その上で更に高みを目指そうとする心の強さ。
――そして、人に頼ることは弱くなることではないと――。
暴走する感情を諌めてくれたネギに言い切り、ニッ、と笑ってみせる。
…少し顔を赤らめて、うつむくネギ。
「…な、なんや」
「…ごめん、ちょっとさっきの思い出して…」
情事を思い出すネギの赤面につられて、小太郎も赤くなる。
「……ッ、あ、あれはな! べっ、別に俺がお前のことそーいうふうに見てるんと違ってやな?
 ~~えっと、せやから、そのっ……!!」
しどろもどろになりながら次の言葉を探していた。
――そこに、鳴り響く放送。

『――それでは、会場の修理も終わりましたので、2回戦の続きに参りたいと思います!!』

それを聞いて、がばっ、と起き上がる両名。
「はっ、はよ行け! 行かんかったら不戦敗やでっ!?」
「わ、わかったよ小太郎君! 行ってくる!!」
そう言ってネギは人のいない方から飛び降り、近道で会場へ向かった。
あとに残されたのは、呆然とした小太郎。ネギの飛び降りた場所を見つめていた。
飛び降りた瞬間、めくれあがったローブの下から見えたネギの小ぶりな尻を見て固まってしまったのであった。
「…しまった、アイツ。今からノーパンで戦うんか…」
あちゃー、と頭を抱える。
強い風が吹いたらどうなるんだろう、と考えつつ、自分のしたことの重大さにひきつる小太郎であった。


508 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2005/08/08(月) 00:50:29 ID:dlYpqrc1
――そして、しばらくして。
一陣の風が屋根の上で木の葉と共に渦巻き、一人の女性が姿を現した。
「────吹っ切れたようでござるな、コタロー」
「ぅおわっ!? かっ、楓姉ちゃんっ、見てたんかっ!?」
ついさっき、ネギへの強姦の前に話していた――バーテンのような格好をした長瀬楓であった。
「んー? 何のことでござるかな? 拙者は屋根の上での露出プレイなど見てはおらんでござるよ?」
「思いっきり見とるやないかっ!!」
…と、怒鳴ってから。
眼下の会場ではネギが戦いを続けている。それを見下ろして、不敵に微笑む。
小太郎はとても穏やかな、しかし強さを秘めた表情で言い放つ。

「そんじゃ、特訓よろしく頼むわ。俺は、もっともっと強くなるんや!!」

その笑顔に、楓は気持ちいい「風」を感じた。
つられて笑みを浮かべる。
「ああ、拙者の修行は辛いでござるよ――?」

――狗神使いの少年は、一つ、たった一つ、けれどとても大きく、強くなった。


おわり
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