「魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 2ndA'sパンフレット 用語集」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p>Magical Girl Lyrical NANOHA The MOVIE 2nd A's<br />
WORLD&HISTORY</p>
<p>旧世界ベルカ<br />
旧暦時代に繁栄していた次元世界。<br />
その歴史は古く、確認されているだけで5000年以上前の記録が存在する。<br />
現在の形に近い魔導文化発祥の地でもあり、かつては超自然現象として扱われていた魔力効果を解析し、<br />
「特異な才能の持ち主が偶発的に使用できるようになる」のみであった力を、体系立てた「魔導技術」として確立した。<br />
魔導技術による文明の進化は著しく、さらにベルカ内部諸国の内乱によって魔力運用技術は劇的な進歩を遂げた。<br />
ベルカの歴史の中期以降は、永遠に続くかのような戦乱の歴史が刻まれている。<br />
およそ300年前にベルカ諸国は様々な要因から滅びの時を迎え、現在は無人世界となっているが、<br />
ベルカ戦乱時代の史跡から数多くの遺失技術(ロストロギア)が発見されている。</p>
<p>ベルカの騎士<br />
ベルカ式魔法の使用者のうち、特に戦闘魔法技術の優れた術者は「騎士」と呼ばれる。<br />
最大の特徴は、「騎士甲冑」と呼ばれる戦闘用の防護服と、「騎士剣」と呼ばれる戦闘武装。<br />
騎士甲冑は温度変化や弾丸を防ぐ無敵の鎧として機能し、魔力を駆使して振るわれる騎士剣は、城壁をも破壊した。<br />
そして、戦闘用の大型砲に使用されていた「魔力弾」が小型化し、騎士剣に搭載されるようになり、騎士剣はさらなる威力を発揮するようになった。<br />
後に魔力弾を使用する騎士剣のシステムはさまざまな武装に取り入れられ、ベルカ伝統の武器となっていった。</p>
<p>融合騎<br />
ベルカ独自の技術。<br />
飛翔戦艦や陸上艦といった大型兵器以外にも、一個の人間を究極まで強化する、という思想に基づいた兵器開発もベルカでは積極的に行われ、<br />
その中で開発された技術成果の一つである。<br />
知性と魔力運用機能を持った疑似生命体を使用者と融合させ、使用者の魔法行使能力を劇的に向上させるというもの。<br />
開発初期は人間と同サイズで製作されていたが、この場合は使用者に合わせた微細な調整を行わなければならず、<br />
魔法行使時などに使用者が肉体的な不具合を発生させる事も多く、融合には様々な事故やトラブルが絶えなかった。<br />
このため魔法戦兵器の主力とはならなかったという経緯がある。<br />
「夜天の書」の完成融合騎は、融合騎開発の初期~中期にかけての個体であるらしい事が判明しており、<br />
その名の通り、夜天の書に納められた膨大な魔法の管制機能を持つ。<br />
これによって正しい融合状態にある夜天の主は、夜天の書の力の全てを扱う事が可能になる。</p>
<p>主との融合<br />
主と融合した融合騎は、通常、主の体内で意識を保ち、自身のリンカーコアと蓄積魔力を使用して魔法を行使する。<br />
主の魔法を補助・強化することで威力や精度を高める他、別々の魔法を発動させる事も可能。<br />
また、負傷などの理由で主が意識喪失した場合には、一時的に主を自身の体内に保護し、融合騎自身が戦闘を行う事もできる。<br />
「夜天の書」の管制融合騎は、夜天の書のマスターとして登録された人物の生体パターンや魔力資質といった情報を詳細に解析し、<br />
数ヶ月~数年をかけて管制融合騎が自身の融合機能を自動的に調整するシステムが搭載されており、融合事故の発生率は極めて低く抑えられている。</p>
<p>自律稼働プログラム「ヴォルケンリッター」<br />
旧ベルカにおいても遺失技術となっていた存在。<br />
人間と変わらない生活機能を持つが、加齢をせず、死亡・消滅しても、本体である夜天の書とその主が存在する限り再生が可能。<br />
乱世の王達が求めてやまなかった「不死身の戦士」であるが、その存在は夜天の書に大きく依存しており、そのシステムの最終解析が為される事はなかった。<br />
なお、夜天の書の終焉により騎士達は魔導書から解放されており、このため無限再生の機能は失われている。</p>
<p>夜天の書から闇の書へ<br />
「闇の書」が、旧世代の魔導師達にとって蠱惑的な存在であり、なおかつ制御・破壊不可能な危険物として存在し続けた理由は以下の通り。<br />
(1)4騎の強力な「騎士」を配下に置くことができる<br />
(2)騎士たちによる頁蒐集により、極めて安易に多様な魔法と莫大な魔力を得ることができる<br />
(3)融合事故を起こす確率が極めて低い、完全な管制融合騎を手に入れる事ができる<br />
(4)あらゆる危険から術者を守る絶対防衛システム「ナハトヴァール」によって守られる<br />
(5)術者が死亡しても転生が可能で、無限の時を生きられる<br />
闇の書の主となれば、一国を御することさえ可能。闇の世が闇の書として認識されはじめた当初には、そんなまことしやかな風聞が流れた事もあった。<br />
そして平凡な魔導書であった「夜天の書」を「忌まわしき闇の書」として作り替えた歴代の主達も、そんな理想を描いて改変を加えたものと推測されている。<br />
しかし、1~3までの機能はともかく、4・5の機能は正常に機能せず、ナハトヴァールは単独で魔力や再生能力を構築して、夜天の書を浸食していった。<br />
(5の機能は、主を置き去りに魔導書自身が無限に生き続ける事に費やされている)</p>
<p>ナハトヴァール<br />
夜天の書とその融合騎を守る事を究極の命題としている防衛システム。別名を「闇の書の闇」。<br />
ナハトヴァールは、「主」を個体認識する機能がなく、守護騎士システムと同様、魔力や能力を使い切った後には「交換」すればいい部品としての認識しかない。<br />
その反面、覚醒前の主と魔導書本体への保護機能は極めて手厚く、両者をいかなる状況下にあっても生き残らせよう、<br />
自らの蓄積魔力や主の魔力を自動的に駆使して保護しようとする。<br />
はやてがトラックとの衝突事故を回避できたのも、ナハトヴァールの働きである。<br />
(この事故の際にナハトヴァールがはやての魔力を使用し「主として覚醒可能」という判断を下したものと推測されている)</p>
<p>リンカーコア<br />
魔導師の体内にある、魔力を生成する器官。<br />
空気中の魔力を体内に取り込んで蓄積する機能を持ち、魔力を外部に放出する際にも動作する。<br />
外部機器によってリンカーコアにアクセスすることで、魔力量をはじめとする魔法資質がある程度判別可能。<br />
魔力の過剰放出などによって委縮する事があり、極端な魔力ダメージを受けたり、限界を越えた放出を行うと一時的に機能不全に陥る事があるが、<br />
魔導師が生存する限り失われる事はない。</p>
<p>ベルカ式とミッドチルダ式<br />
「撃ち出す」事を主眼としたミッドチルダの魔力運用に対してベルカ式魔法の魔力運用は「体内と武器を循環させながら放出する」というもの。<br />
このためベルカの術者は総じて身体強化・武器強化の技能に優れ、近接格闘を得意とする。<br />
それに対してミッドチルダ式は射撃・砲撃といった中~長距離戦闘を得意とする。<br />
現代では次元世界全域でミッドチルダ式が主流であり、真正の古代ベルカ式の術者は稀な存在になりつつある。</p>
<p>カートリッジシステム<br />
管理局員にも、真正・亜流を含めて古代ベルカ式術者がごく少数ながら存在する。<br />
また、ベルカ式の強力な魔力運用技術をミッドチルダのシステムでエミュレートする事で機能を再現する「近代ベルカ式」と呼ばれる魔法技術も開発されており、<br />
技術の熟成や端末の開発により、年々使用者が増加している。<br />
レイジングハートとバルディッシュに搭載されたカートリッジシステムは、そんな近代ベルカ式魔法の研究用に開発されていた、最新式の試作ユニットである</p>
<p>リインフォースII<br />
初代リインフォースの後継として生まれたリインフォースII。<br />
技術的には、比較的資料の多い後期型融合騎のシステムを採用。30cmあまりの小型フレームに豊富な魔力と運用機能と生命を持つ高性能個体である。<br />
開発主任はマリエルが担当。いまだ幼く、経験や実践<br />
技術を蓄積していくのはこれからだが、はやてと守護騎士達に育てられて日々成長していっている。<br />
初代とは「別人」であるため、当然別の人格、別の才覚を持っており、はやてや騎士達も彼女を初代と比較したりするような事はしていないが、<br />
彼女自身は「祝福の風・リインフォース」の存在とその最後について深い敬意を感じており、その名を受け継いだ事に強い誇りも持っている。<br />
受け継いだ名に恥じないようにと、祝福の風は日々研鑽を積んでいる。</p>
<p>Magical Girl Lyrical NANOHA The MOVIE 2nd A's<br />
WORLD&HISTORY</p>
<p>旧世界ベルカ<br />
旧暦時代に繁栄していた次元世界。<br />
その歴史は古く、確認されているだけで5000年以上前の記録が存在する。<br />
現在の形に近い魔導文化発祥の地でもあり、かつては超自然現象として扱われていた魔力効果を解析し、<br />
「特異な才能の持ち主が偶発的に使用できるようになる」のみであった力を、体系立てた「魔導技術」として確立した。<br />
魔導技術による文明の進化は著しく、さらにベルカ内部諸国の内乱によって魔力運用技術は劇的な進歩を遂げた。<br />
ベルカの歴史の中期以降は、永遠に続くかのような戦乱の歴史が刻まれている。<br />
およそ300年前にベルカ諸国は様々な要因から滅びの時を迎え、現在は無人世界となっているが、<br />
ベルカ戦乱時代の史跡から数多くの遺失技術(ロストロギア)が発見されている。</p>
<p>ベルカの騎士<br />
ベルカ式魔法の使用者のうち、特に戦闘魔法技術の優れた術者は「騎士」と呼ばれる。<br />
最大の特徴は、「騎士甲冑」と呼ばれる戦闘用の防護服と、「騎士剣」と呼ばれる戦闘武装。<br />
騎士甲冑は温度変化や弾丸を防ぐ無敵の鎧として機能し、魔力を駆使して振るわれる騎士剣は、城壁をも破壊した。<br />
そして、戦闘用の大型砲に使用されていた「魔力弾」が小型化し、騎士剣に搭載されるようになり、騎士剣はさらなる威力を発揮するようになった。<br />
後に魔力弾を使用する騎士剣のシステムはさまざまな武装に取り入れられ、ベルカ伝統の武器となっていった。</p>
<p>融合騎<br />
ベルカ独自の技術。<br />
飛翔戦艦や陸上艦といった大型兵器以外にも、一個の人間を究極まで強化する、という思想に基づいた兵器開発もベルカでは積極的に行われ、<br />
その中で開発された技術成果の一つである。<br />
知性と魔力運用機能を持った疑似生命体を使用者と融合させ、使用者の魔法行使能力を劇的に向上させるというもの。<br />
開発初期は人間と同サイズで製作されていたが、この場合は使用者に合わせた微細な調整を行わなければならず、<br />
魔法行使時などに使用者が肉体的な不具合を発生させる事も多く、融合には様々な事故やトラブルが絶えなかった。<br />
このため魔法戦兵器の主力とはならなかったという経緯がある。<br />
「夜天の書」の完成融合騎は、融合騎開発の初期~中期にかけての個体であるらしい事が判明しており、<br />
その名の通り、夜天の書に納められた膨大な魔法の管制機能を持つ。<br />
これによって正しい融合状態にある夜天の主は、夜天の書の力の全てを扱う事が可能になる。</p>
<p>主との融合<br />
主と融合した融合騎は、通常、主の体内で意識を保ち、自身のリンカーコアと蓄積魔力を使用して魔法を行使する。<br />
主の魔法を補助・強化することで威力や精度を高める他、別々の魔法を発動させる事も可能。<br />
また、負傷などの理由で主が意識喪失した場合には、一時的に主を自身の体内に保護し、融合騎自身が戦闘を行う事もできる。<br />
「夜天の書」の管制融合騎は、夜天の書のマスターとして登録された人物の生体パターンや魔力資質といった情報を詳細に解析し、<br />
数ヶ月~数年をかけて管制融合騎が自身の融合機能を自動的に調整するシステムが搭載されており、融合事故の発生率は極めて低く抑えられている。</p>
<p>自律稼働プログラム「ヴォルケンリッター」<br />
旧ベルカにおいても遺失技術となっていた存在。<br />
人間と変わらない生活機能を持つが、加齢をせず、死亡・消滅しても、本体である夜天の書とその主が存在する限り再生が可能。<br />
乱世の王達が求めてやまなかった「不死身の戦士」であるが、その存在は夜天の書に大きく依存しており、そのシステムの最終解析が為される事はなかった。<br />
なお、夜天の書の終焉により騎士達は魔導書から解放されており、このため無限再生の機能は失われている。</p>
<p>夜天の書から闇の書へ<br />
「闇の書」が、旧世代の魔導師達にとって蠱惑的な存在であり、なおかつ制御・破壊不可能な危険物として存在し続けた理由は以下の通り。<br />
(1)4騎の強力な「騎士」を配下に置くことができる<br />
(2)騎士たちによる頁蒐集により、極めて安易に多様な魔法と莫大な魔力を得ることができる<br />
(3)融合事故を起こす確率が極めて低い、完全な管制融合騎を手に入れる事ができる<br />
(4)あらゆる危険から術者を守る絶対防衛システム「ナハトヴァール」によって守られる<br />
(5)術者が死亡しても転生が可能で、無限の時を生きられる<br />
闇の書の主となれば、一国を御することさえ可能。闇の世が闇の書として認識されはじめた当初には、そんなまことしやかな風聞が流れた事もあった。<br />
そして平凡な魔導書であった「夜天の書」を「忌まわしき闇の書」として作り替えた歴代の主達も、そんな理想を描いて改変を加えたものと推測されている。<br />
しかし、1~3までの機能はともかく、4・5の機能は正常に機能せず、ナハトヴァールは単独で魔力や再生能力を構築して、夜天の書を浸食していった。<br />
(5の機能は、主を置き去りに魔導書自身が無限に生き続ける事に費やされている)</p>
<p>ナハトヴァール<br />
夜天の書とその融合騎を守る事を究極の命題としている防衛システム。別名を「闇の書の闇」。<br />
ナハトヴァールは、「主」を個体認識する機能がなく、守護騎士システムと同様、魔力や能力を使い切った後には「交換」すればいい部品としての認識しかない。<br />
その反面、覚醒前の主と魔導書本体への保護機能は極めて手厚く、両者をいかなる状況下にあっても生き残らせよう、<br />
自らの蓄積魔力や主の魔力を自動的に駆使して保護しようとする。<br />
はやてがトラックとの衝突事故を回避できたのも、ナハトヴァールの働きである。<br />
(この事故の際にナハトヴァールがはやての魔力を使用し「主として覚醒可能」という判断を下したものと推測されている)</p>
<p>リンカーコア<br />
魔導師の体内にある、魔力を生成する器官。<br />
空気中の魔力を体内に取り込んで蓄積する機能を持ち、魔力を外部に放出する際にも動作する。<br />
外部機器によってリンカーコアにアクセスすることで、魔力量をはじめとする魔法資質がある程度判別可能。<br />
魔力の過剰放出などによって委縮する事があり、極端な魔力ダメージを受けたり、限界を越えた放出を行うと一時的に機能不全に陥る事があるが、<br />
魔導師が生存する限り失われる事はない。</p>
<p>ベルカ式とミッドチルダ式<br />
「撃ち出す」事を主眼としたミッドチルダの魔力運用に対してベルカ式魔法の魔力運用は「体内と武器を循環させながら放出する」というもの。<br />
このためベルカの術者は総じて身体強化・武器強化の技能に優れ、近接格闘を得意とする。<br />
それに対してミッドチルダ式は射撃・砲撃といった中~長距離戦闘を得意とする。<br />
現代では次元世界全域でミッドチルダ式が主流であり、真正の古代ベルカ式の術者は稀な存在になりつつある。</p>
<p>カートリッジシステム<br />
管理局員にも、真正・亜流を含めて古代ベルカ式術者がごく少数ながら存在する。<br />
また、ベルカ式の強力な魔力運用技術をミッドチルダのシステムでエミュレートする事で機能を再現する「近代ベルカ式」と呼ばれる魔法技術も開発されており、<br />
技術の熟成や端末の開発により、年々使用者が増加している。<br />
レイジングハートとバルディッシュに搭載されたカートリッジシステムは、そんな近代ベルカ式魔法の研究用に開発されていた、最新式の試作ユニットである。</p>
<p>リインフォースII<br />
初代リインフォースの後継として生まれたリインフォースII。<br />
技術的には、比較的資料の多い後期型融合騎のシステムを採用。30cmあまりの小型フレームに豊富な魔力と運用機能と生命を持つ高性能個体である。<br />
開発主任はマリエルが担当。いまだ幼く、経験や実践<br />
技術を蓄積していくのはこれからだが、はやてと守護騎士達に育てられて日々成長していっている。<br />
初代とは「別人」であるため、当然別の人格、別の才覚を持っており、はやてや騎士達も彼女を初代と比較したりするような事はしていないが、<br />
彼女自身は「祝福の風・リインフォース」の存在とその最後について深い敬意を感じており、その名を受け継いだ事に強い誇りも持っている。<br />
受け継いだ名に恥じないようにと、祝福の風は日々研鑽を積んでいる。</p>