覇王VSノーヴェ!!イングヴァルト「あなたにいくつか伺いたい事と、確かめさせて頂きたい事が」ノーヴェ「質問すんならバイザー外して名を名乗れ」イングヴァルト「失礼しました。カイザーアーツ正統、ハイディ・E・S・イングヴァルト。覇王を名乗らせて頂いています」ノーヴェ「噂の通り魔か」イングヴァルト「否定はしません」 「伺いたいのはあなたの知己である『王』達についてです。 聖王オリヴィエの複製体(クローン)と冥府の炎王のイクスヴェリア。 あなたはその両方の所在を知っていると……」ノーヴェ「知らねえな。聖王のクローンだの冥王陛下だのなんて連中と知り合いになった覚えはねえ。 あたしが知ってんのは、一生懸命生きてるだけの普通の子供達だ」イングヴァルト「――理解できました。その件については他を当たるとします。ではもう一つ確かめたい事は。 あなたの拳と私の拳、いったいどちらが強いのかです」穏やかで優しくてかけがえのない時間 Memory;04☆「覇王」イングヴァルト「防護服と武装をお願いします」ノーヴェ「いらねえよ」イングヴァルト「そうですか」ノーヴェ「よく見りゃ、まだガキじゃねーか。なんでこんな事をしてる?」イングヴァルト「――強さを知りたいんです」ノーヴェ「ハッ!馬鹿馬鹿しい」ノーヴェ『ガードの上からとはいえ、不意打ちとスタンショットをマトモに受けきった。ち……言うだけの事ぁあるってか』ノーヴェ「ジェットエッジ」ジェットエッジ「Start Up」イングヴァルト「ありがとうございます」ノーヴェ「強さを知りたいって正気かよ?」イングヴァルト「正気です。そして今よりもっと強くなりたい」ノーヴェ「ならこんな事してねーで。真面目に練習するなりプロ格闘家目指すなりしろよ! 単なる喧嘩馬鹿ならここでやめとけ。ジムなり道場なりいい所(トコ)紹介してやるからよ」イングヴァルト「ご厚意、痛み入ります。ですが私の確かめたい強さは――生きる意味は、表舞台にはないんです」ノーヴェ『――構えた。この距離で?空戦(エリアル)?射砲撃(ミドルレンジ)?』 「――って!!」『突撃(チャージ)!!』『速い!?』『違う歩法(ステップ)!』「ち…ッ!」「が……ツ!」イングヴァルト「列強の王達を全て斃し、ベルカの天地に覇を成すこと。それが私の成すべき事です」ノーヴェ「寝ぼけたこと抜かしてんじゃねェよッ!」 「昔の王様なんざみんな死んでる!生き残りや末裔達だって普通に生きてんだ!!」イングヴァルト「弱い王なら、この手でただ屠るまで」ノーヴェ「このバカったれが!!」「ベルカの戦乱も聖王戦争もッ!ベルカって国そのものも!!もうとっくに終わってんだよッ!!」テロップ【リボルバー・スパイク】ノーヴェ「!?」イングヴァルト「終わってないんです」ノーヴェ『カウンターバインド!?』『どうかしてる』『防御捨てて反撃準備(このバインド)を……ッ」イングヴァルト「私にとってはまだ何も」テロップ【覇 王 断 空 拳】イングヴァルト「弱さは罪です。弱い拳では……誰の事も守れないから」圧倒的な覇王の力――その正体は?
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