魔法少女リリカルなのはStrikerS 第15話【Sisters&Daughters】
ギンガ「戦闘機人。それは、人の身体に機械を融合させ、戦闘能力を飛躍的に高める研究。 しかし、成功例の少なさや人道的理由を初めとする様々な問題点から、研究は中止され、 ついにはその存在そのものがタブーとされた。今回機動六課が担当する事件に戦闘機人が姿を現し、 私たちは事件捜査への更なる協力を申し出た。 戦闘機人事件は、私たち家族にとって重要な意味を持つ事件だから。陸士108部隊、ギンガ・ナカジマ」
ヴィータ「ティアナは今日もあたしとやるぞ」ティアナ「はい!」ヴィータ「突撃型のさばき方、第6章!」ティアナ「お願いします!」
なのは「ギンガ」ギンガ「はい?」なのは「ちょっと、スバルの出来を見てもらっていいかな?」ギンガ「あ、はい」なのは「一対一で、軽く模擬戦。スバルの成長、確かめてみて」ギンガ「はい!」
シグナム「なるほど。悪くない」なのは「はい」ヴィータ「ああ。二人とも、なかなかだ」
ティアナ「スバル、お姉ちゃんっ子だからね~。ギンガさんも、スバルに結構甘いし」
シグナム「スバルは、だいぶ使えるようになったな」なのは「入隊以降、ずっとクロスレンジの基礎固めをしてきましたから」ヴィータ「あたしとなのはが毎日毎日ぶったたいて、鍛えてるしなぁ~。あれぐらいは」
ヴィータ「反応は悪くなったぞ。スピードがおっつかなかったか」スバル「あ、ああ…ありがとうございます!」
なのは「ギンガ、どう?スバルの成長は」ギンガ「ビックリしました。攻防の切り替えが、すごくスムーズで、威力も段違いで」なのは「合格?」ギンガ「はい!ものすごく」フェイト「しばらくは、同じ部隊だから、一緒に頑張ろう」ギンガ「はい!」
なのは「せっかくだから、ギンガも入れたチーム戦。やってみよっか?フォワードチーム五人対、前線隊長四人チーム」ギンガ「ぅえぇ!?」
スバル「いや、あのね、ギン姉。これ、時々やるの」エリオ「隊長たち、かなり本気で潰しにきますので」ティアナ「まずは、地形や幻術を駆使して、何とか逃げ回って」キャロ「どんな手を使っても、決まった攻撃を入れることができれば、撃墜になります」
ヴィータ「悔しい気持ちのまま、反省レポート、まとめとけよ~」スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「はい!」
ティアナ「出動があっても、大丈夫なくらいには…限界ギリギリまでですね~」キャロ「密度濃いんです」
ヴィヴィオ「おはよーございます」マリエル「あ、えっと、おはようございます」シャーリー「おはよう、ヴィヴィオ」ヴィヴィオ「うん。しつれーします」マリエル「あ、どうも。ご丁寧に…」
ヴィヴィオ「ママー!」なのは「ヴィヴィオ」フェイト「危ないよー。転ばないでねー」ヴィヴィオ「うん」
なのは「大丈夫。地面柔らかいし、綺麗に転んだ。怪我はしてないよ」フェイト「そ、それはそうだけど…」
なのは「ヴィヴィオ。大丈夫?」ヴィヴィオ「うぁ、えっく、え」なのは「怪我してないよね?頑張って、自分で立ってみようか?」ヴィヴィオ「ママぁ~」なのは「うん?なのはママ、ここにいるから。おいで」ヴィヴィオ「え、ぇぁ、うぇ~」なのは「おいで」フェイト「なのは、駄目だよ。ヴィヴィオまだちっさいんだから」なのは「あ」
ヴィヴィオ「フェイトママ」フェイト「気をつけてね。ヴィヴィオが怪我なんかしたら、なのはママもフェイトママも、きっと、泣いちゃうよ?」ヴィヴィオ「ごめんなさい」なのは「もう、フェイトママちょっと甘いよ」フェイト「なのはママは厳しすぎです」なのは「ヴィヴィオ。今度は頑張ろうね」ヴィヴィオ「うん」
シャーリー「あんな感じです」マリエル「ああ。二人の子供かぁぁぁぁああうえぇぇ!?」
キャロ「ヴィヴィオ、髪の毛かわいいね~」ヴィヴィオ「なのはママのリボン~」なのは「アイナさんがしてくれたんだよね?」ヴィヴィオ「うん!」スバル「いい感じだよ~ヴィヴィオ」ヴィヴィオ「えへへ」
マリエル「なるほど。保護児童なのね」エリオ「僕の時と同じような感じです」シャーリー「なのはさんが保護責任者。後見人がフェイトさんです」マリエル「そっか」
ティアナ「しっかしまぁ。子供って泣いたり笑ったりの切り替えが早いわよね」ギンガ「スバルのちっちゃい頃も、あんなだったわよね~」スバル「え!そ、そうかなぁ?」
シャマル「リインちゃんも」リイン「え~!?リインは初めっから割と大人でしたぁ~!」シグナム「嘘をつけ」ヴィータ「身体はともかく、中身は赤ん坊だったじゃねぇか」リイン「う~。はやてちゃん!違いますよね!?」はやて「あはは。どうやったかなぁ?」
なのは「ヴィヴィオ。駄目だよ。ピーマン残しちゃ」ヴィヴィオ「あ~。苦いのきらーい」フェイト「え?おいしいよ?」なのは「しっかり食べないと、おっきくなれないんだから」ヴィヴィオ「うぅ~~」はやて「あ~、そやなぁ。好き嫌い多いと、ママたちみたいな美人にはなれへんよ?」ヴィヴィオ「う~~~」
シグナム「スバルたちは、マリエル技官と外出か」シャマル「いつもの健康診断よ。クラナガンの医療センターまで」
オーリス「機動六課からは、材料はでませんでした」レジアス「そうか。公開陳述会まで間もない。より有利な交渉材料を押さえておかねば」オーリス「引き続き、こちらの査察部を動かします。それよりも、本局査察部や一部の部隊が、 こちらを調べて回っているようです」レジアス「いつものことだ。いつものようにこなせ」オーリス「本局査察官に一人、やっかいな希少技能保有者がいます。本腰を入れられたら、 深いところまで探られる可能性もありますが」レジアス「チッ。いまいましい。全ては必要あってのことだ。連中に理解させるには、まだ時間と実績がいる」オーリス「最高評議会からの支援は、いただけないのでしょうか?」レジアス「わしが問い合わせる。アインヘリアルのほうはどうだ?」オーリス「三号機の最終確認が遅れていますが…順調です」レジアス「遅らせるな。陳述会前には終わらせておけ」オーリス「これから視察に行く予定です」
オーリス『例のプランといい、アインヘリアルといい、過ぎた力と思わなくもないが…』「あの方の…選んだ道だからな」
レジアス「教会のみならず、本局のご老人方も、何事か動かれているようですが」評議員「三提督か?気にせずともよかろう」書記「その通り」評議長「彼らにはもう、人も世界も動かせはせんよ。陳述会はおまえに任せる。これまで通りでよい」レジアス「はっ!」評議長「そう。これまで通りでよい。何にも、問題は、ない」
ディエチ「新しい身体、どう?」ウーノ「いいに決まってるわ。あなたたちの動作データが生きてるもの」クアットロ「妹たちも皆順調です~。ナンバー7セッテ。ナンバー8オットー。 ナンバー12ディードも基本ベースとIS動作までは完成です」ディエチ「9番ノーヴェと11番ウェンディの固有武装も、無事完成」ウーノ「2番ドゥーエ。5番チンクは既に任務中。良いペースね」
スカリエッティ「祭りの日は近いな。君たちも楽しみだろう」ウェンディ「あー。武装も完成したし、ドカーンと一発、暴れてみたいっすね~」スカリエッティ「君たちは最前栄耀の能力だ。存分に暴れられるとも」ウェンディ「だって。楽しみだねぇ~ノーヴェ」ノーヴェ「別に。あたしは、確かめたいことがあるだけだし。あたしたちの王様がどんな奴か。 そいつは本当に、あたしたちの上に立つのにふさわしいやつなのかどうか」ウェンディ「まぁ、よくわかんないけど。それ、すぐ分かるんっすよね?」スカリエッティ「そうとも。準備は整いつつある。一つ大きな花火を、打ち上げようじゃないかー! ははは、あははっはははっは!間違いなく、素晴らしく楽しいひと時になる!あははは、はははっははは」
ギンガ「スバル」スバル「ん?」ギンガ「この先たぶん、戦闘機人戦があると思うんだけど」スバル「うん」ギンガ「しっかりやろうね」
はやて「今日、教会のほうから最新の予言解釈が来た。やっぱり、公開意見陳述会が狙われる可能性が高いようや」フェイト「うん」はやて「もちろん、警備はいつもよりうんと厳重になる。機動六課も、各員でそれぞれ警備にあたってもらう。 ほんまは、前線丸ごとで警備させてもらえたらええんやけど、建物の中に入れるんは、私たち三人だけになりそうや」フェイト「まぁ、三人揃ってれば、大抵のことは何とかなるよ」なのは「前線メンバーも大丈夫。しっかり鍛えてきてる。副隊長たちも今までにないくらい万全だし」フェイト「皆のデバイスリミッターも、明日からはサードまで上げていくしね」はやて「ここを押さえれば、この事件は、一気に好転していくと思う」なのは・フェイト「うん」なのは「きっと、大丈夫」
次回予告
なのは「地上本部の警備に向かう私たちと、待舎で見送る機動六課メンバー」フェイト「襲撃は静かに、そして突然に」なのは「次回、魔法少女リリカルなのはStrikerS第16話」フェイト「その日、機動六課(前編)」なのフェ「Take off!」
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