魔法少女リリカルなのはStrikerS 第23話【Stars Strike】
ティアナ「地上でも空でも、分断されたままの絶望的な状況。だけど、ずっと傍にいてくれたあの子の馬鹿みたいな 優しさと、出来の悪い私に一生懸命、技と力を叩き込んでくれたあの人の教えが、私に、立って戦えって言ってる。 誰にも負けないって言ってくれた言葉を、積み重ねてきた時間を。信じた未来を、夢のままで、終わらせないために」
ディエチ「あの小さな子の、お母さん、なんだっけ。あんたに恨みはないけど」なのは「…っ、ブラスターシステム、リミット1!リリース!!」レイジングハート「ブラスターセット」なのは「ブラスター、シュート!!!」ディエチ「うっ、抜き打ちで、この、威力」『こいつ、本当に人間か?』
なのは「じっとしてなさい。突入隊があなたを確保して、安全な場所まで護送してくれる。この船は、私たちが停止させる!」
なのは「…っ」レイジングハート「master」なのは「平気。ブラスター1はこのまま維持!急ぐよ、レイジングハート!」レイジングハート「All right」
クアットロ「あはは、ははは。なんだ~。ブラスターシステム~なんて大仰な名前がついてるから、どんなハイテクかと思ったら、バッカらしい。ねぇ陛下ぁ?あなたのママはそうとうおばかさんですよ~?」
クアットロ「いっらしゃ~い。お待ちしてました」なのは「…っ」クアットロ「こんなところまで無駄足ご苦労様。さて、各地のあなたのお仲間は大変なことになってますよ~」なのは「大規模騒乱罪の現行犯であなたを逮捕します。すぐに騒乱の停止と武装の解除を」
クアットロ「仲間の危機と自分の子供のピンチにも、表情一つ変えないでお仕事ですかぁ?いいですね。 その悪魔じみた正義感」
クアットロ「で~も~、これでもまだ平静でいられます~?」ヴィヴィオ「う、うあ、あ」なのは「ヴィヴィオ!」クアットロ「んっふ。いいこと教えてあげる。 あの日、ケースの中で眠ったまま輸送トラックとガジェットを破壊したのはこの子なの。 あの時あなたがようやく防いだディエチの砲、でも、たとえその直撃を受けたとしてもものともせずに生き残れた はずの能力。それが、古代ベルカ王族の固有スキル、『聖王の鎧』。レリックとの融合を経て、 この子はその力を完全に取り戻す。古代ベルカの王族が自らその身を作り変えたという究極の生体兵器。 レリックウエポンとしての力を」ヴィヴィオ「ママーー!!!」なのは「ヴィヴィオ!!」ヴィヴィオ「!!ママ!!やだ~ママ!!」なのは「ヴィヴィオ、ヴィヴィオ!!」クアットロ「すぐに完成しますよ。私たちの王が。ゆりかごの力を得て、無限の力を振るう究極の戦士」
クアットロ「ほら陛下?いつまでも泣いてないで。陛下のママが助けて欲しいって泣いてます。 陛下のママを攫っていったこわ~い悪魔がそこにいます。 頑張ってそいつをやっつけて本当のママを助けてあげましょう?陛下の身体には、そのための力があるんですよ? 心のままに、思いのままにその力を解放して」
ヴィヴィオ「あなたは、ヴィヴィオのママを、どこかに攫った」なのは「ヴィヴィオ、違うよ。私だよ!なのはママだよ!」ヴィヴィオ「違う!」なのは「!!」ヴィヴィオ「うそつき。あなたなんか、ママじゃない!」なのは「…っ」ヴィヴィオ「ヴィヴィオのママを、返して!!」なのは「ヴィヴィオ!!」「レイジングハート!」レイハー「W.A.S.フルドライビング」クアットロ「さぁ、親子で仲良く、殺し合いを」ヴィヴィオ「ママを、返してー!!」なのは「ブラスター、リミット2!!」
ゲンヤ「市街地の防衛ラインは何とか持ちこたえてる。ガジェット共が相手なら、何とかならぁ」グリフィス「はい!」ゲンヤ「そっちの赤毛が鍛えてくれたうちの連中と航空隊の高町嬢ちゃんの教え子たちが最前線を張ってる。 だが、現状でギリギリだ。他に回せる余裕はねぇし、戦闘機人や召喚師に出てこられたら、 一気に崩されるかもしれねぇ」シャーリー「戦闘機人五機と召喚師一味は、六課前線メンバーと交戦中です」ゲンヤ「そうかい」
ティアナ『逃げ足も潰されて、カートリッジも魔力も、もう後ちょっと。頼みの綱の最後の一発勝負も、通用するかどうか』 「ほんとはさ。随分前から、気付いてたんだ。私はどんなに頑張っても、万能無敵の超一流になんてきっとなれない。 悔しくて、情けなくて、認めたくなくてね。それは今もあまり変わらないんだけど。だけど」
何だかいきなりスバルの回想シーンから始まったBパートですが、
マリエル「検査の結果、やはり間違いありません。ギンガもスバルも、二人とも、あなたと遺伝子形質が全く同じ。 あなたの遺伝子データがどこかで盗みだされて、使用されたんじゃないかと」クイント「そう」ギンガ「シューティングアーツの練習、スバルももっとちゃんとやればいいのに」スバル「痛いのとか怖いの、嫌い」スバル「自分が痛くて怖いのも嫌いだけど、誰かを痛くしたり、怖くしたりするのは、もっと嫌い。 私たちの身体、普通と違うんだし。壊したくないものまで壊しちゃうのは、怖いよ」ギンガ「そっか。まぁ、スバルは強くなくてもいいのかな。お父さんとお母さんがいるし。私もいるから」スバル「うん!」
なのは「そういえば、スバルが強くなりたい理由って、何なのかな?」スバル「え?あ、やっぱりそれは、なのはさんに憧れて」なのは「あっはは、それは嬉しいんだけど、そうじゃなくて」スバル「え?」なのは「強くなって、何をしたいのかなぁって」
マッハ「練習通りです」スバル「え?マッハキャリバー?」マッハ「まだ動けます、私も、あなたも。まだ戦えます。なのに、こんなところで終わる気ですか?」マッハ「あなたが教えてくれた、私の生まれた理由、あなたの憧れる強さ。嘘にしないでください」
スバル「災害とか、争い事とか、そんなどうしようもない状況が起きたとき、苦しくて悲しくて助けてって泣いてる人を、 助けてあげられるようになりたいです。自分の力で、安全な場所まで、一直線に!」なのは「あはっ」
スバル『戦うのとか、誰かを傷つけちゃうのとか、本当は何時も怖くて不安で、手が震える。 だけど、この手の力は壊すためじゃなく、守るための力。悲しい今を、打ち抜く力』
シャマル「あなたが地上戦の司令塔で、各地の結界担当。上手く隠れてたけど、クラールヴィントのセンサーからは、 逃げられない」ザフィーラ「大規模騒乱罪、及び、先日の機動六課襲撃の容疑で!」シャマル「逮捕します!」
ティアナ「あなたたちを、保護します。武装を、解除しなさい!」
レジアス「オーリス。おまえはもう下がれ」オーリス「それは、あなたもです。あなたにはもう、指揮権限はありません。ここにいる意味はないはずです」レジアス「わしは、ここにおらねばならんのだよ」ゼスト「手荒いらいこうで済まんな、レジアス」レジアス「かまわんよ、ゼスト」オーリス「ゼスト、さん?」
アギト「ここから先は、通行止めだ!」シグナム「おまえは」アギト「旦那は、ひどいことなんかしねぇ!ただ、昔の友達と話をしたいだけなんだ! 旦那には、もう時間がねぇんだ!そいつを邪魔するってんならぁ!!」シグナム「こちらはもとより事情を聞くのが目的だ。事件の根幹に関わることならば、尚更、聞かせてもらわねばならん」
ゼスト「オーリスは、おまえの副官か?」レジアス「頭が切れる分、わがままでな。子供の頃から変わらぬ」ゼスト「聞きたいことは、一つだけだ。八年前、俺と俺の部下たちを殺させたのは、おまえの指示で間違いないか? 共に語り合った、俺とおまえの正義は、今はどうなっている?」
次回予告エリオ「消えない傷跡も、止まらない痛みも、逃げずにまっすぐに受け止めること。教えてもらったから。 だから、僕らは。次回、魔法少女リリカルなのはStrikers第24話、雷光。勇気を込めて、Take off!」
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