魔法少女リリカルなのはStrikerS 第26話【約束の空へ】
スバル「探してたのは勇気の意味」ティアナ「今を見つめられなくて、夢と未来に逃げてたこと」エリオ「傷つけてばかりで、何もできなかった頃」キャロ「うつむいて、震えてただけだった自分」スバル「教えてもらったのは、立ち向かうための、心と力」ティアナ「今、自分にできること」エリオ「大切なものを守るために」キャロ「まっすぐ、前を見つめること」ティアナ「この事件を、悲しみと後悔で終わらせないように」スバル「私たちが今、助けに行きます!」
クロノ『なのは、フェイト、はやて。脱出、急いでくれよ』
リイン「駄目です!魔力結合できません!通信も!」はやて「しゃあない。歩いて脱出や」リイン「でも、なのはさんが、」なのは「はぁ、はぁ、はぁ、大丈夫。歩けるよ!」ヴィヴィオ「ママ」
ゆりかご『乗員は、所定の位置に移動してください。繰り返します。乗員は所定の位置に移動してください。 これより、破損内壁の応急処置を開始します。破損内壁・および非常隔壁から離れて下さい』
シャッハ「私は、フェイト執務官を助けに」ヴェロッサ「シャッハ!その負傷じゃ無理だよ。僕が行く」シャッハ「ですが!」フェイト「待って下さい!こちらは自力で脱出できます。それより、この崩落を止めないと。ポットの中の人たちが、 まだ生きてるかもしれないんです。道連れにさせるわけにはいかない」シャッハ「ですが!」フェイト「止めます!シャーリー!」シャーリー「はい!フェイトさん!」
シグナム「私はこれから空へ上がる。アギト。おまえはどうする」アギト「あんたは、旦那を、殺した!だけど!騎士として、誇りある最期をくれた。旦那はあんたに、あたしを託した。 だから、あんたと行く!傍にいて、見極めてやる。あんたがもし、旦那の言葉を裏切るような真似をしたら」シグナム「その時は、おまえが私を焼き殺せ」アギト「ユニゾン、イン!」
ヴァイス「いいか!船ん中、奥に進むほど強度のAMF空間だそうだ。ウイングロードが届く距離までくっつける。 そいつでつっこんで、隊長たちを拾ってこい!」スバル・ティアナ「はい!!」ヴァイス「行くぜ、ストームレイダー。前に言ったな。俺ぁエースでも達人でもねぇ。身内が巻き込まれた事故にビビって、 取り返しのつかねぇミスショットもした。死にてぇぐらい情けねぇ思いもした。それでもよ! 無鉄砲で馬鹿ったれな、後輩の道を、作ってやるぐれぇのことはできらぁな!」
ルキノ「あれ?シグナム副隊長、そのお姿は」シグナム「心強い増援がついてくれた。現在位置で迎撃する」ルキノ「はい!」アギト「機影48。まだ増える」シグナム「やれるか?アギト」アギト「やれるさ。猛れ炎熱!烈火刃!」
シグナム「何故だろうな、アギト。おまえとの融合は、不思議と心が温かい。アギト?」アギト「ひっく、なんでもねぇ。なんでもねぇよ」ルキノ「距離450!第二編隊、来ます!」シグナム「ああ、行くぞ、アギト!」アギト「おう!シグナム!」
隊員「無茶です!ヴィータ三尉!」ヴィータ「うるせぇ!」
ティアナ「ヴィータ副隊長!御無事で!」スバル「なのはさんと八神部隊長の救出!いってきます!」隊員「あ、あの子たちは」ヴィータ「あいつら」
ティアナ「本当に、全然魔力が結合しない」スバル「でもあたしは、戦闘機人モードでなら、撃てるし走れる!」ティアナ「きっと助けて戻れるわ。私とあんたの二人でなら!」スバル「うん!」
シャーリー「データ解析。パスコード看破!フェイトさん!」フェイト「うん!止まった」シャーリー「はい!」
スバル『あの日のなのはさんに憧れて、選んだこの道』はやて「この音」リィン「まさか!」なのは「うん」ギンガ『スバル』スバル『母さん、ギン姉。ちょっとだけ、力を貸して!』
ティアナ「お待たせしました!」スバル「助けに来ました!」なのは「うん」
シャーリー「巨大船、撃墜。任務完了です!やったぁ!やりましたぁ!あはは!やったぁ!」シャマル「シャーリー。でも、ちょっとだけ、しー」シャーリー「え?」はやて「みんなぁ、ほんまにお疲れや」
スバル「レリック事件をきっかけに始まった、今回の任務は、こうして無事に終わりを告げました。 いくつもの出来事が絡み合ったこの事件が、ジェイル・スカリエッティ事件。 または、JS事件と呼ばれるようになったのは、事件が終わって随分経ってからのこと」 「逮捕されたスカリエッティと、事件捜査に協力の意思を見せなかった戦闘機人たちは、 それぞれ別世界の移動拘置所」 「罪を認め、捜査に協力的な姿勢を見せた子たちは、ミッド海上の隔離施設。 ライトニング隊が保護した二人、ルーテシアとアギトも、自分たちで決めてそこにいる」
セイン「まぁ、お二人はすぐに出られると思いますけどね」ウェンディ「精神操作。心神喪失。その他もろもろがあるッスからね~」ルーテシア「うん」セイン「アギトさんなんかは、こなくてもよさそうなもんなのに」アギト「ルールーが心配だったんだよ!それに、これからは、ちゃんと生きなきゃならねぇからな」ウェンディ「あれ?そういやルーお嬢様。お母さんは?」ルーテシア「病院で、眠ってる。ちゃんと治療すれば、レリックがなくても、いつか目を覚ますだろうって」
スバル「ミッド地上は平穏を取り戻し、機動六課のオフィスも修理完了。隊員たちも全員、職場復帰。 ヴィヴィオも、一時保護と検査から帰ってきて、ママと一緒に平和な暮らし」
ヴェロッサ「しかし、はやて。事件以降、めっきりおとなしいね」カリム「疲れが出た?」はやて「う~。シグナムから聞いた、レジアス中将の話がな。なんや、あたしもな、おんなじような思いがあるから。 失ったものがあるから守りたくて、守りたいから必死になって、無茶もして」ヴェロッサ「どんな気持ちも、どんな思いも、強くなりすぎれば裏返ってしまうものさ」クロノ「積み重ねてきた時間や犠牲になったものが多ければ多いほど、よけいにな」カリム「だけど、急いで求めすぎたら悲しいことばかりが増えていくから」はやて「うん。しかしなんやな~。このメンバーにやと私は末っ子気分で、どうもあれや」クロノ「今頃気づいたのか」ヴェロッサ「君もまだまだチビッ子だ」はやて「うぅ」
スバル「そう、機動六課の試動運用期間は一年間。春が来たら、私たちは卒業になります」
ゲンヤ「おまえさんが持って帰ってきてくれたデータのおかげで、戦闘機人事件は綺麗にかたがついた。 女房やゼスト隊のみんなも、やっとゆっくり眠れるだろうよ」
はやて「長いようで短かった一年間。本日をもって、機動六課は、任務を終えて解散となります。 皆と一緒に働けて、戦えて、心強く嬉しかったです。次の部隊でも皆どうか元気に、頑張って」
ティアナ「なんか、わりとあっさり終ったわね」キャロ「ですね」エリオ「まぁ、この後お別れ二次会もありますもんね」スバル「うん」エリオ『スバルさん、元気ないね』キャロ『なのはさんとお別れだし、次の配置、ティアさんと進路が別れちゃったから』なのは「あ、皆、ちょっと」ティアナ「なのはさん」スバル「ギン姉も」なのは「二次会前に、フォワードメンバー。ちょっといいかな?」
はやて「私やなのはちゃんの故郷の花」フェイト「お別れと、始まりの季節に…つきものの花なんだ」ヴィータ「おっし、フォワード一同、整列!」スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「はい!!」なのは「さて、まずは四人とも、一年間訓練も任務もよく頑張りました」ヴィータ「この一年間。あたしはあんまりほめたことなかったが。ふっ、おまえら、まぁ、随分強くなった」スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「え?」なのは「辛い訓練、きつい状況、困難な任務。だけど、一生懸命頑張って、負けずに全部クリアしてくれた」 「皆、本当に強くなった。四人とも、もう立派なストライカーだよ」ヴィータ「あああ。泣くな馬鹿たれどもが」スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「はい!」なのは「さて。せっかくの卒業。せっかくの桜吹雪。湿っぽいのはなしにしよう」シグナム「ああ」ヴィータ「自分の相棒、連れてきてるだろうな」スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「え?」フェイト「え?え?」シグナム「なんだ?おまえは聞いてなかったのか?」なのは「全力全開!手加減なし!機動六課で最後の模擬戦!」スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「はい!」フェイト「全力全開って…聞いてませんよ!?」シグナム「まぁ、やらせてやれ。これも思い出だ」フェイト「あぁ、もう。ヴィータ、なのは!」ヴィータ「固いこと言うな。せっかくリミッターもとれたんだしよ」なのは「心配ないない。皆強いんだから」
フェイト「あぁ」ヴィヴィオ「フェイトママ、大丈夫」フェイト「え?」ヴィヴィオ「皆、楽しそうだもん」エリオ「フェイトさんも、お願いします!」キャロ「頑張って勝ちます!」フェイト「んー、もうー」ヴィヴィオ「頑張って」
ギンガ「それでは」はやて「レディ」はやて・ギンガ「ゴー!!」
八神はやて二佐
特別捜査官に復帰。地上に腰を据え、密輸物・違法魔導師関連の捜査指揮を担当守護騎士一同とともに、職務を続ける
フェイト・T・ハラオウン執務官
副官シャリオ・フィニーノとともに次元航行部隊に複隊
ティアナ・ランスター執務官補佐
フェイトの二人目の補佐官として、執務官になるための実務研修夢に向かって進行中
ルーテシア・アルピーノ
魔力の大幅封印後、無人世界への隔離による保護観察処分が決定長い隔離期間を、母や召喚獣たちとともに静かに暮らす
アルト・クラエッタ一等陸士
地上本部 ヘリパイロットに正式採用
ヴァイス・グランニック陸曹長
地上本部ヘリパイロット返納していた武装局員資格を再取得
グリフィス・ロウラン事務官
次元航行部隊に転属艦船での事務業務に従事する
ルキノ・リリエ事務官補兼操舵手補
グリフィスの補佐官を勤めつつ、艦船操舵手としての道を進む
キャロ・ル・ルシエ二等陸士
前所属の辺境自然保護隊に復帰
エリオ・モンディアル二等陸士
辺境自然保護隊へ希望転属竜騎士・竜召喚師コンビとして自然保護・密猟者対策業務において活躍
高町ヴィヴィオ
本人の希望により、聖王教会系列の魔法学校に入学母親とその友人たちに見守られごく普通の女の子としての人生を歩み始める
ギンガ・ナカジマ陸曹
関係者の指導のもと、収容された戦闘機人たちの更正プログラムに参加プログラムは順調に進行中
スバル・ナカジマ一等陸士
本人の希望転属先に配置災害対策・人命救助の最先鋒特別救助隊のフォワードトップとして活躍災害に見舞われた人々の命を、救い続ける
高町なのは一等空尉
JS事件の功績評価による昇進を辞退戦技教導官 そして空戦魔導師として現場に残り、後進を守り、育て続けるなのは「本日より三週間。皆さんの空戦教導を担当することになりました、高町なのは一等空尉です。 ちょっとハードな訓練になると思うけど、しっかりついてきてね」隊員「はい!」なのは「さぁて、それじゃあ元気に、頑張っていくよ!!」隊員「はい!」
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。
下から選んでください: