魔法戦記リリカルなのはForce 魔導事典1巻

次元世界と魔導の力 初出:Record01
次元の海には、いくつもの世界が存在する。治安維持組織である時空管理局の管理を受け、
文化交流を行なっている世界を「管理世界」、そうでない世界を「管理外世界」と呼ぶ。
そして管理世界のほとんどと、管理外世界の一部には「魔導」と呼ばれる独自のエネルギー運用技術が存在し、活用されている。
一般的に使用されている「魔法」もその一部であり、優れた術者が魔導師と呼ばれるのもここに由来する。
近年の魔導技術は科学と深く融合し、一般生活にまで深く浸透している。

ルヴェラ文化保護区 初出:Record01
管理世界においては、その土地に由来する自然や文化などを保護する目的で「保護区」設定が行なわれることがある。
自然保護区で自然環境や原生生物の保護がなされるように、文化保護区においては、その土地の文化や景観を損ねないよう、
先進技術に由来する物品や施設の持ち込み・建設が規制されている。
ルヴェラ地方は雄大な自然の景観や旧歴中期から続く閑静な町並みが保護指定されており、観光地として賑わっている。

インテリジェントデバイス 初出:Record01
魔法を扱う者たちが使用する「端末(デバイス)」はさまざまな機能や種別が存在する。
インテリジェントデバイスは自律した知能を持った端末であり、単独での魔法発動や自律行動などをはじめとした機能を持つ。
トーマの相棒スティードもこのインテリジェントデバイスである。
なお、通常の魔導端末はシンプルな術式構成言語で意思を伝えるが、スティードは通常言語で会話をできるように作られているようである。

実弾兵器 初出:Record01
ミッドチルダをはじめとする管理世界の「武装」はクリーンかつ威力・効果設定が容易な魔導武器に限定され、
こういった「実弾兵器」に対しては使用に強い規制がかけられており、
一般人や民間企業の警備員といった人々が所有・使用することはほぼ有り得ない。
だが、炸薬を使用して銃弾を撃ち出すこのタイプの銃火器は、管理外世界の多くではいまだ主流を占める武器であり、
密輸・違法使用の例は跡を絶たない。

ズーミングスキャナ 初出:Record01
撮影・観測に特化したデバイスであるスティードの基本機能のひとつ。
遠隔地の一部をモニタリングし、音声も拾う。なおトーマが指を耳に当てているのは、音が外部から漏れないよう、
指先を伝導音子として使用しているためである。

念話 初出:Record01
一般的な魔法における、初歩中の初歩にあたる技術。思念内で言語化した言葉を対象に送り届けることで通信・会話を行なう。
ただしこの場面(リリィが研究所でトーマを呼ぶ)での「頭の中に響いた音声」は一般的な念話とは異なるようである。

魔方陣 初出:Record01
魔法を使用する際に描き出す術式方陣。魔法ごとに設定された回路を目視できる形で展開し、術式の制御や安定化を行なう。
はるか昔は媒介物(特殊な砂や液体など)を使用して実際に描いていたが、現在は魔力によって瞬間的に展開、
使用後には消失するタイプが一般的である。

アンロック 初出:Record01
錠前を解除する魔法。通常の建物や施設のロッキングユニットには、これらの一般的な解錠魔法に対する厳重な防御がなされており、
専門の技術者であっても、アクセスコードがなければ数十分~数時間かかるのが一般的だが、
トーマはこれをわずか数秒、ワンアクションで解錠している。

リアクティング 初出:Record01
可燃物に炎を近づければ燃えあがるように、媒体同士が近接・接触した際に特定の反応を起こす場合がある。
これらの反応を魔力によって制御・任意に発生させるのが魔法の中核となる技術だが、
トーマとリリィの間にも、何らかの特定反応が発生している。
なお、「瞳の痛みと激しい頭痛」は、網膜から入り込んだ圧縮情報が、脳に直接送り込まれた際に起こりうる症状である。

熱焼却処理 初出:Record01
危険な細菌・化学物質などを扱う研究所施設では、漏出災害を抑えるため、室内の熱焼却処理の設備が置かれる場合がある。
金属の沸点―数千度を超える熱―による焼却処理は細菌や化学物質のほどんどを無害化し、およそあらゆる生命体は生存を許されない。

プロテクション(Protection) 初出:Record01
ミッドチルダ式魔法において、ごく一般的な防御魔法。任意の範囲に防御膜を張り、衝撃・温度変化などから身を守る。
トーマとスティードのプロテクションは、外気温500~800度(一般的な施設火災での高温状況下)程度の炎熱化においても、
数分程度であれば、内部の人間を守りながら移動を行なえる防御力を持つ。

誓約(エンゲージ) 初出:Record01
現状で詳細は不明。リリィ・シュトロゼックの意思によって、トーマの体に影響を及ぼす「何か」が発生している。
この誓約によって、リリィの左手首とトーマの右手首、それぞれに銀の腕輪が発生しているのが確認できる。

戦闘装備 初出:Record01
戦闘や災害救助など、特殊状況下で活動する魔導師は、自身の魔力で作成した「バリアジャケット」と呼ばれる防護服を装備し、
付加した各種の防護機能やフィールド生成能力などで身を守る。
トーマのこの装備(マント装備かつノースリーブ、へそだし、篭手装備)は、バリアジャケットとは異なるもののようだが、
両手足に装備された金属様の防具など、戦闘向きの装備であることが推測できるほか、トーマ自身の髪や目の色の変色も確認できる。

ECディバイダー 初出:Record01
現時点で詳細は不明。実弾銃に大ぶりなナイフを融合させたような奇妙なスタイルの武器であり、
本体には「996」及び「React STROSEK」の刻印が刻まれている。

ディバイド・ゼロ 初出:Record01
現時点では詳細は不明。一般的な「砲撃魔法」に近い発露状態だが、射線上への貫通能力と効果距離が極めて高レベルなものであるのと同時に、
射線外にいた人員や車両に対してもなんらかの効力を発生させ、活動不能にするという効果が見てとれる。

執務官 初出:Record01
時空管理局における役職のひとつ。(所属部署の権限範囲内において)司法処理を執り行うほか、
指示された案件においての捜査・監査の権限をもつ。
事件捜査においては「捜査指揮・現場司令」のポジションで立ち回ることが多いため、
2人以上の執務官が同じ案件を担当することは比較的稀。

第18管理外世界 イスタ 初出:Record02
高温多湿の亜熱帯地方が多く存在する、自然溢れる世界。
独自性の高い野生動物と植物の宝庫であると同時に鉱物資源にも恵まれており、
それらの輸出が主要産業として知られている。

第3管理世界 ヴァイゼン 初出:Record02
ミッドチルダと隣接する世界であり、環境もよく似ている。
首都近郊は利便性の高さと、郊外の住宅地の閑静さから「住みたい街」としてよく挙げられる。
都会からのアクセスのよい手ごろな山と湖が多く存在することでも知られており、登山家やキャンパーたちに人気の高い土地でもある。

LS級艦船ヴォルフラム 初出:Record02
時空管理局本局・海上捜査部の次元航行船。
大気圏内での長時間運用を想定されているため、次元航行船としては比較的コンパクトなLSサイズにまとめられている。

機動六課 初出:Record02
かつて「JS事件」と呼ばれる、ミッドチルダ首都を襲った未曾有の都市型テロを予見し、その対策にあたった地上部隊。
部隊長・八神はやてを筆頭に、戦技教導隊や本局法務部・航空武装隊からエース級の魔導師たちをはじめ、若い才能も多く集めて編成されていた。
もともと期間限定の試験部隊であったため、JS事件終了後に解散。メンバーはそれぞれ古巣の部隊や、新しい天地へと分かれていった。

次元通信 初出:Record02
ミッドチルダやヴァイセンなどの都会には埋設アンテナなどの通信網が整備されているため、
個人使用の携帯機でも次元通信を行なえるが、ルヴェラのようにそれらの設備がない地方では、
次元通信を行なえるのは、教会・医療施設・通信管制施設など、特定の施設のみとなる。

地域警邏 初出:Record02
管理局員の中でも、地域に常設された「ボックス」と呼ばれる駐在所に滞在し、巡回警邏を行なったり、
事件・事故などの際に現場に出勤したりする隊員たち。
巡回警邏を行なうようすから、「おまわりさん」の愛称で呼ばれることも多い。

アギト一等空士 初出:Record03
本局航空隊所属の一等空士。一般常識の範囲を超えて「小柄」なのは、彼女の出自によるもの。
通常の人間サイズになることも可能だが、勤務の現地においてはこちらの方が便利なことも多いとのこと。

本局航空武装隊 初出:Record03
「航空武装隊」は、空戦魔導師で編成された航空部隊であり、管理世界の各地に存在する。
中でも「ミッドチルダ首都防衛隊」と「本局航空武装隊は」いずれも厳しい審査によって選ばれた、優秀な戦力が集う部隊である。

ヴァイゼン遺跡鉱山崩壊事故 初出:Record04
新暦75年、ヴァイゼン北西部の鉱山街「アミア」が住人もろとも壊滅するという事件が発生した。
壊滅の理由は局地地震と有毒ガスの流出によるものとされ、住民約230名はほぼ全滅した。
地震とガス流出が深夜に起きたこと、周囲の地形が盆地であり、有毒ガスの逃げ場が無かったことなどが、
この悲惨な災害の原因とされているが、建築物の破壊状況、一部の遺体の損傷状態の不自然さなどを指摘し、
「事故ではなく、事件である」とする声もある。

バードショット・シェル 初出:Record04
銃身の周囲に生成したエネルギー弾(ショット・シェル)を、散弾として広範囲に撃ち出しているのが確認できる。
対人殺傷力は「極めて凶悪」なレベルであると推測できる。

シルバーバレット(Silver Barrett) 初出:Record04
射撃魔法に似た、エネルギー弾。高速度で撃ち出される白銀の閃光が確認できるのみで、弾丸形状は確認できない。

フレシェット・シェル(Flechette) 初出:Record04
広範囲に拡散する散弾と異なり、比重と貫通力の高いエネルギー弾を数発束ねて撃ち出している。

着弾防御 初出:Record04 
両者の前に、至近距離からの直撃に耐えるためのフィールドが生成されているのが確認できる。
「攻撃しながらの防御」には高度なスキルが必要となるが、
両者(トーマとヴェイロン)はいずれも高いレベルで「撃ちながら守る」を行なっている。
これが彼らの能力によるものなのか、武装などの外的要因によるものかは、いまだ不明。

クローグラブ 初出:Record04
ヴェイロンの装備品。硬質金属の爪と、掌に取り付けられた火炎噴射口で構成された近接武器。

ナパームファング 初出:Record04
クローグラブで掴んだまま、掌の火炎噴射口から噴射する液化燃料と火炎によって、対象を焼滅させる攻撃。
掴まれたのはトーマの右手だが、トーマは噴射の一瞬に利き手をかばい、右手を振り解き、左手で防御している。
クローグラブの性質的には「直撃」とは言えない状況ながら、
トーマの左腕は防具ごと機能停止レベルまで破壊されていることから、その威力がうかがえる。

シルバーハンマー(Silver Hammer) 初出:初出:Record04
砲撃魔法に似たエネルギー直射砲。先の「ディバイド・ゼロ」とは性質の異なる砲撃のようである。

治癒 初出:Record04
魔導技術による肉体治療が、通常「生きている」組織を回復・治癒させるのみにとどまり、
火傷・壊死・切断などによって「損失」した部位を回復させることはできない。
それら損失部位の治療のためには移植や人工筋肉・人工皮膚などの素材か、
それらの部品の代替となるものをゼロから生成して癒着させるような、極めて高位の魔導技術が必要になる。

2枚の切り札 初出:Record04
航空戦技教導隊・高町なのは一等空尉と、港湾特別救助隊のスバル・ナカジマ防災士長。
この2名は機動六課時代の「師弟」であり、スバルは、なのはのひとり娘の友達でもある。
かつての空の英雄と、現役の一流陸戦魔導師。八神はやてが切り札として用意した、2枚のエースカードである。

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最終更新:2012年08月05日 22:09
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