魔法少女リリカルなのはStrikerS第9話


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魔法少女リリカルなのはStrikerS 第9話 【たいせつなこと】

ティアナ「自分の失敗が許せなかった。だから、強くなりたかった。
     だけど……やっぱり何にもできなかった。間違ってるって叱られて、きっと幻滅された。
     隣を走る相方にも迷惑をかけて、悲しい思いをさせた。私のしてきたことは、
     選んできた道は、全部無駄だった……魔法少女リリカルなのはStrikerS、始まります」

シャマル「なのはちゃんの訓練用魔法弾は優秀だから、身体にダメージはないと思うんだけど…」
     「凄く熟睡してたわよ。死んでるんじゃないかって思うくらい。
      最近、ほとんど寝てなかったでしょ?溜まってた疲れが、一気にきたのよ」

フェイト「さっき、ティアナが目を覚ましてね。スバルと一緒に、オフィスに謝りにきてたよ」
なのは「…そう」

フェイト「なのはは訓練場だから、明日朝一で話したらって伝えちゃったんだけど…」
なのは「うん…ありがとう…。…でも、ごめんね。監督不行き届きで…
フェイトちゃんやライトニングの二人まで巻き込んじゃって…」
フェイト「あ、ううん!私は、全然」

なのは「スバルとティアナ、どんな感じだった?」
フェイト「やっぱり…まだちょっと、ご機嫌ななめだったかな」
なのは「……っ。まぁ、明日の朝ちゃんと話すよ。フォワードの皆と…」
フェイト「…うん」

ルーテシア「遠くの空に、ドクターのおもちゃが飛んでるみたいだけど…」
スカリ「じきに綺麗な花火が見れるはずだよ」
ルーテシア「…レリック」
スカリ「だったら、君に真っ先に報告しているさ。私のおもちゃの動作テストなんだよ。
破壊されるまでのデータが欲しくてね」
ルーテシア「壊されちゃうの?」
スカリ「ははは。私はあんな鉄くずに直接戦力は期待してないんだよ。
    私の作品たちがより輝くためにデコイとして使うガラクタさ」
ルーテシア「そう。…レリックじゃないなら、私には関係ないけど…。でも、がんばってね、ドクター」
スカリ「ああ、ありがとう。優しいルーテシア」
ルーテシア「じゃあ、ごきげんよう」

スカリ「…ふふふふ。私の作品は、やはり良い出来だな」

はやて「場所は何にもない海上。レリックの反応もなければ、付近には海上施設も、船もない」
グリフィス「まるで、撃ち落しに来いと誘っているような…」
はやて「…そやね。テスタロッサ・ハラオウン執務官。どう見る?」
フェイト「犯人が、スカリエッティなら…こちらの動きとか、航空戦力を探りたいんだと思う」
はやて「うん。この状況なら、こっちは超長距離攻撃を放り込めば済むわけやし…」
リィン「一撃でクリアですよー!」
フェイト「うん。でもだからこそ、奥の手は見せないほうがいいかなって」
はやて「ま、実際。この程度のことで隊長たちのリミッター解除ってわけにもいかへんしな」

はやて「高町教導官はどやろ?」
なのは「こっちの戦力調査が目的なら、なるべく新しい情報を出さずに今までと同じやりかたで片付けちゃう。かな?」

なのは「ああ…。それから、ティアナ?」
ティアナ「……っ」

なのは「ティアナは、出動待機から外れとこうか」

ヴィータ「そのほうがいいな。そうしとけ」
なのは「今夜は体調も魔力も、ベストじゃないだろうし」
ティアナ「……言うことを聞かないやつは」
なのは「…!」
ティアナ「使えないってことですか?」

なのは「…はぁ。…自分で言ってて分からない?当たり前なことだよ、それ」
ティアナ「現場での指示や命令は聞いてます!教導だって、ちゃんとサボらずやってます」
ヴィータ「…っ!」

ヴィータさん、ティアナを叱りに行こうとするけれど、なのはさんに止められます。

ティアナ「それ以外の場所での努力だって、教えられた通りじゃないと駄目なんですか!?私は!!
     なのはさんたちみたいにエリートじゃないし、スバルやエリオみたいな才能も、
     キャロみたいなレアスキルもない!少しくらい無茶したって、
     死ぬ気やらなきゃ強くなんてなれないじゃないですか!!」

シグナム「心配するな。加減はした。駄々をこねるだけの馬鹿はなまじ付き合ってやるから付け上がる」
なのは「ティアナ!思いつめちゃってるみたいだけど、戻ってきたらゆっくり話そう!」
ヴィータ「こぉら!もう!だから!付き合うなってのに!!」

シグナム「目障りだ。いつまでも甘ったれてないで、さっさと部屋に戻れ」
エリオ「あ、あの、シグナム副隊長。その辺で」
キャロ「スバルさん…。とりあえずロビーに…」
スバル「シグナム副隊長!!!」
エリオ・キャロ「……」


スバル「だけど!自分なりに強くなろうとすることとか、きつい状況でも何とかしようと頑張るのって、
     そんなにいけないことなんでしょうか!!」

シャーリー「昔ね。一人の女の子がいたの。その子は本当に普通の女の子で、魔法なんて知りもしなかったし、
戦いなんてするような子じゃなかった」

シャーリー「友達と一緒に学校へ行って、家族と一緒に幸せに暮らして、そういう一生を送るはずの子だった。
       だけど、事件は起こったの。魔法学校に通っていたわけでもなければ、特別なスキルがあったわけでもない。
       偶然の出会いで魔法を得て、たまたま魔力が大きかったってだけの、たった九歳の女の子が、
       魔法と出会ってわずか数ヶ月で、命がけの実戦を繰り返したの」

エリオ「これ!」
キャロ「フェイトさん!」
シャマル「フェイトちゃんは当時、家族環境が複雑でね。あるロストロギアを巡って、敵同士だったんだって」
シグナム「この事件の中心人物はテスタロッサの母。その名をとってプレシア・テスタロッサ事件。
      あるいはジュエルシード事件と呼ばれている」

エリオ「収束砲!?こんな大きな!!」
スバル「九歳の…女の子が…」
キャロ「ただでさえ、大威力砲撃は身体にひどい負担がかかるのに」

シグナム「その後もな、さほど時もおかず戦いは続いた」

シャマル「私たちが深く関わった、闇の書事件」
シグナム「襲撃事件での撃墜未遂と…敗北。それに打ち勝つために選んだのは…
      当時はまだ安全性が危うかったカートリッジシステムの使用。
      …身体への負担を無視して自身の限界値を超えた質力を無理やり引き出すフルドライブ…エクセリオンモード」
スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「あー」

シグナム「誰かを救うため、自分の思いを通すための無茶をなのはは続けた」

なのは「こちらスターズ1。中距離火砲支援、いっきまーす!!!」
フェイト「了解」
ヴィータ「おう!」

シグナム「だが、そんなことを繰り返して…身体に負担が生じないはずもなかった」

シャマル「事故が起きたのは…入局二年目の冬。異世界での捜査任務の帰り。
      ヴィータちゃんや部隊の仲間たちと一緒に出かけた場所。ふいに現れた未確認物体。
      いつものなのはちゃんなら、きっと何の問題もなく味方を守っておとせるはずだった相手。
      だけど…溜まっていた疲労、続けてきた無茶が、なのはちゃんの動きを…ほんの少しだけ鈍らせちゃったの」

シャマル「その結果が、これ」
     「なのはちゃん…無茶して迷惑かけてごめんなさいって、私たちの前では笑ってたけど…。
      もう飛べなくなるかも、とか、立って歩くことさえできなくなるかもって聞かされて……どんな思いだったか…!」

シグナム「無茶をしても、命をかけても譲れぬ場は確かにある。だが、おまえがミスショットをしたあの場面は、
      自分の仲間の安全や命をかけてでもどうしても撃たねばならない状況だったか?」
ティアナ「!!」
シグナム「訓練中のあの技は、一体誰のための…なんのための技だ?」
ティアナ「……」
シャーリー「なのはさん。皆にさ…自分と同じ思い、させたくないんだよ。
       だから、無茶なんてしなくてもいいように、絶対絶対…皆が元気に帰ってこられるようにって、
       ほんとに丁寧に、一生懸命考えて、教えてくれてるんだよ?」

なのは「えー!!」
シャーリー「ご、ごめんなさい!」
なのは「う~ん、駄目だよシャーリー。人の過去、勝手にばらしちゃ」
ヴァイス「駄目だぜ、口の軽い女はよう」
シャーリー「その、何か、見ていられなくて…」
ヴィータ「ま、いずれはばれることだしなぁ」

ティアナ「シャーリーさんやシグナム副隊長に…色々聞きました」
なのは「なのはさんの失敗の記録?」
ティアナ「じゃなくて!…その…」

なのは「無茶すると危ないんだよ、って話だよね?」
ティアナ「すみませんでした…」
なのは「うん」
なのは「じゃあ、分かってくれたところで、少し叱っとこうかな」

なのは「あのね、ティアナは自分のこと凡人で射撃と幻術しかできないって言うけど、
     それ、間違ってるからね。ティアナも他の皆も今はまだ、原石の状態。デコボコだらけだし、
     本当の価値も分かりづらいけど、だけど、磨いていくうちにどんどん輝く部分が見えてくる。
     エリオはスピード。キャロは優しい支援魔法。スバルはクロスレンジの爆発力。
     三人を指揮するティアナは射撃と幻術で仲間を守って知恵と勇気でどんな状況でも切り抜ける。
     そんなチームが理想系で、ゆっくりだけどその形に近づいていってる。
     模擬戦でさぁ、自分で受けてみて気づかなかった?」

なのは「ティアナの射撃魔法ってちゃんと使えば、あんなに避けにくくてあたると痛いんだよ?」
ティアナ「あっ!」
なのは「一番魅力的なところをないがしろにして、慌ててほかのことをやろうとするから、
     だからあぶなかっしくなっちゃうんだよ。…って、教えたかったんだけど…」
ティアナ「……」

なのは「まぁ、でもティアナが考えたこと間違ってはいないんだよね。システムリミッター、テストモードリリース」

なのは「ティアナは執務官志望だもんね。ここを出て、執務官を目指すようになったら、
     どうしても個人戦が多くなるし将来を考えて用意はしてたんだ」
ティアナ「!!……うっ、うう…」

なのは「クロスもロングももう少ししたら教えようと思ってた。だけど、出動はいますぐにでもあるかもしれないでしょ。
     だから、もう使いこなせてる武器をもっともっと確実なものしてあげたかった。
     …だけど、私の教導地味だから…。あんまり成果が出てないように感じて、苦しかったんだよね?ごめんね」

フェイト「技術が優れてて、華麗で優秀に戦える魔道師をエースって呼ぶでしょ?その他にも、
     優秀な魔道師をあらわす呼び名があるって知ってる?」
スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「?」
フェイト「その人がいれば、困難な状況を打破できる。どんな厳しい状況でも突破できる。
     そういう信頼を持って呼ばれる名前。……ストライカー」

フェイト「なのは、訓練を始めてからすぐの頃から言ってた。うちの四人は全員、一流のストライカーになれるはずだって…、
     だからうんと厳しく、だけど大切に丁寧に育てるんだって」

 

ヴィータ「しかし、教官っつうのも因果な役職だよな。面倒な時期に手ぇかけて育ててやっても、
      教導が終わったら皆勝手な道をいっちまうんだから」
なのは「まぁ、一緒にいられる期間があんまり長くないのはちょっと寂しいけどね。
     ずっと見ていられるわけじゃないから」


なのは「一緒にいられる間は、できる限りのことを教えてあげたいんだ」

なのは「何があっても、誰がきても、この子達はおとさせない。私の目が届く間はもちろん、
     いつか一人で、それぞれの空を飛ぶようになっても…」

次回予告

フェイト「戻ってきた日常。そして、フォワードの皆に嬉しいお知らせ」
なのは「四人揃って一日お休み!次回、魔法少女リリカルなのはStrikerS第10話」
フェイト「機動六課のある休日(前編)」
なのは「楽しい休日に」
なのは・フェイト「Take off!」

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