魔法少女リリカルなのはStrikerS第20話


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魔法少女リリカルなのはStrikerS 第20話【無限の欲望】

フェイト「ジェイル・スカリエッティ。いくつもの世界で指名手配された広域次元犯罪者。
      通信映像や音声のデータは数多く残っているものの、未だ、人前に姿を現したことはなく、
     逮捕歴もない。多くの命を弄び、生体改造兵器を作り出し、管理局地上本部にテロをしかけ、
     とうとう、古代の遺産まで呼び起こしてしまった。空へ上がる聖者の船を前に、私たちは」

シャッハ「騎士カリム。これが、あなたの予言にあった」
カリム「踊る死者たち、死せる王の下。聖地より帰った船。古代ベルカ、聖王時代の究極の質量兵器。
     天地を統べる聖者の船。聖王の…ゆりかご」

はやて「一番なって欲しくない状況になってもうたんかな?」
カリム「教会の、ううん、私の不手際だわ。予言の解釈が不十分だった」
はやて「未来なんて、分からへんのが当たり前や。カリムや教会の皆さんのせいとちゃう。さて、どないしよか」
クロノ「はやて、クロノだ。本局は、巨大船を極めて危険度の高いロストロギアと認定した。
    次元航行部隊の艦隊は、もう動き出している。地上部隊も協力して、事態にあたる。機動六課、動けるか?」
はやて「うん」

ウーノ「聖王の器とゆりかごは、安定状態に入ったわ。クアットロとディエチはゆりかご内より私と交代。
     トーレとセッテ、セインはラボでドクターの警護。ノーヴェは、ディードとウェンディ、13番目と一緒に。
     ゆりかごが完全浮上して、主砲を撃てる位置」
クアットロ「二つの月の魔力を受けられて、地上攻撃ができる軌道位置までたどり着ければ、ゆりかごはまさに無敵」
トーレ「ミッドの地上全てが人質だ。その状態なら、本局の主力艦隊とでも渡り合える!」

ウェンディ「そういや、一個疑問があるんッスけど」
トーレ「なんだ?」
ウェンディ「あのゆりかごの中にいる聖王の器とかいう女の子って、ぶっちゃけ何?」
スカリエッティ「ふふふ、私が教えようか?」
トーレ「ドクター」
スカリエッティ「今から、10年ばかり前になるかね。聖王教会にある司祭がいてね。
         彼は敬謙な教徒にして、高潔な人格者だった。それゆえに、聖遺物管理という重職についていたんだよ」
ウェンディ「せい、いぶつ?」
クアットロ「聖王教会の信仰の対象。古代ベルカ時代の聖なる王様、聖王陛下の持ち物だったものとか、遺骨とかのことよ」
ウェンディ「へぇ~」
スカリエッティ「だが、司祭といえど人の子だ。彼は、ある女性への愛から、
         それに手をつけてしまったんだよ。そして、聖骸布に極わずかに含まれた血液からは、
         遺伝子情報が取り出された。古代ベルカを統べた偉大な王。聖王の遺伝子データがね。
         そうして、聖王の種は各地に点在する研究機関で極秘裏に複製され、再生を待った」

セイン「はい、ドクター。質問」
スカリエッティ「どうぞ、セイン」
セイン「レジアスのおっちゃんはまぁいいとしてさ。最高評議会だっけ?あっちのほうはいいの?
     ガジェットの量産とか人造魔道師計画の支援をしてくれたのってあの人たちだよね?」
スカリエッティ「ああ、そうとも」
セイン「ゼスト様とかルーお嬢様も評議会の発注で復活させたんでしょ?
評議会には評議会で何かプランとか思惑とかあったんじゃ」
スカリエッティ「レジアスも最高評議会も希望は一緒さ。地上と次元世界の平和と安全。
         そのために、レジアスは計画を頓挫させられた戦闘機人に拘り、
         最高評議会はレリックウェポンと人造魔道師計画に拘わった。平和を守り、正義を貫くためなら、
         罪もない人々に犠牲を出してもいいと、なかなか傲慢な矛盾を抱えておいでだ」
セイン「ん~、何かよく分かんないなぁ」
ウェンデイ「ッスね~」
セイン「ともかく、スポンサーである評議会のことを無視して、あんなでっかいおもちゃを呼び出したりしたら、
     怒られるんじゃないのって私は心配」
スカリエッティ「はははは、ちゃんと怒られないようにしてあるさ。君たちは何も気にせずに楽しく遊んできてくれればいい。
         遊び終わったら我らの新しい家に、ゆりかごに帰ろう。そうすれば、世界の全てが我々の遊び場だ」
セイン『へぇ、相変わらずドクターの話はよく分からんねぇ~』
ウェンディ『そうッスね~。ま、あたしら別に夢や希望があるわけでもなし。生みの親の言う通りに動くしかないッスけどね~』

「ジェイルは少々やりすぎだな」
「レジアスとて、我らにとっては重要な駒の一つであるというのに」
「我らが求めた聖王のゆりかごも、奴は自分のおもちゃにしようとしている。止めねばならんな」
「だが、ジェイルは貴重な個体だ。消去するにはまだ惜しい」
「しかし、かの人造魔道師計画もゼストは失敗。
ルーテシアも成功には至らなかったが聖王の器は完全なる成功のようだ。そろそろ、良いのではないか?」
「我らが求むるは優れた指導者によって統べられる世界。我らがその指導者を選び、
その影で我らが世界を導かねばならぬ。そのための生命操作技術。そのためのゆりかご」
「旧暦の時代より世界を見守るために、わが身を捨てて永らえたが、もうさほどは長く持たぬ」
「だが時限の海と管理局は、未だ我らが見守ってゆかねばならぬ。ゼストが五体無事であればな。
ジェイルの監査役として最適だったのだが」
「あれは武人だ。我らには御せぬよ。
戦闘機人事件の追跡情報とルーテシアの安全と引き換えにかろうじて鎖をつけていただけだ。
奴がレジアスにたどり着いてしまえば、そこで終わりよ」

ミゼット「旧暦の時代。バラバラだった世界を平定したのは最高評議会の三人。
     現役の場を次の世代、私たちや時空管理局ってシステムに託してからも、
     評議会制を作って見守ってくれていた。レジィ坊や…、ジアス中将もやり方が時々乱暴ではあったけど、
     地上の平和を守り続けてきた功労者。だから、彼らが今回の事件に関わっているなんて、
     信じたくは、ないのだけれど」
クロノ「……」


はやて「理由はどうあれ、レジアス中将や最高評議会は、偉業の天才犯罪者、ジェイル・スカリエッティを利用しようとした。
     そやけど、逆に利用されて裏切られた。どこからどこまでが誰の計画で、何が誰の思惑なのか、それはわからへん。
     そやけど今、巨大船が空を飛んで町中にガジェットと戦闘機人が現れて、市民の安全を脅かしてる。
     これは事実。私たちは、止めなあかん」
フェイト「ゆりかごには、本局の艦隊が向かってるし、地上の戦闘機人たちやガジェットも各部隊が協力して対応にあたる」
なのは「だけど、高レベルなAMF戦をできる魔道師は多くない。
     私たちは3グループに分かれて各部署に協力することになる」


フェイト「別グループになっちゃったね。ごめんね、私、いつも大切な時に二人の傍にいられないね」
エリオ「そんな」
キャロ「フェイトさん、一人でスカリエッティのところになんて心配で」
フェイト「緊急事態のためにシグナムには地上に残ってもらいたいし、アコース査察官やシスターシャッハも一緒だよ。
     一人じゃない。二人とも頑張って。絶対無茶とかしないんだよ」
キャロ「はい」
エリオ「それは、フェイトさんも同じです」

シグナム「ゼスト・グランガイツと融合器アギトだな」
リイン「え!?」
シグナム「騎士ゼストについては、ナカジマ三佐がご存知だったよ。元管理局員、首都防衛隊のストライカー級魔道師。
      八年前に亡くなられたはずの、レジアス中将の、親友だそうだ」

なのは「今回の出動は、今までで一番ハードになると思う」
ヴィータ「それに、あたしもなのはもおまえらがピンチでも、助けにいけねぇ」
なのは「だけど、ちょっと目を瞑って今までの訓練のことを思い出して。ずっと繰り返してきた基礎スキル。
     磨きに磨いたそれぞれの得意技。痛い思いをした防御練習。
     全身筋肉痛になるまで繰り返したフォーメーション。いつもボロボロになるまで私たちと繰り返した模擬戦」
スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「ぐぅ」
なのは「目、あけていいよ。まぁ、私が言うのもなんだけど、きつかったよね」
スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「あははは」

ヴィータ「それでも、四人ともここまでよくついてきた」
スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「え?」
なのは「四人とも、誰よりも強くなった、とは、まだちょっと言えないけど。だけど、どんな相手がきても、
     どんな状況でも絶対に負けないように教えてきた。守るべきものを守れる力。救うべきものを救う力。
     絶望的な状況に立ち向かっていける力。ここまで頑張ってきた皆は、それがしっかり身についてる。
     夢見て憧れて、必死に積み重ねてきた時間。どんな辛くても止めなかった努力の時間は、絶対に自分を裏切らない。
     それだけ、忘れないで」
ヴィータ「きつい状況をビシっとこなしてみせてこそのストライカーだからな」
スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「はい!」
なのは「じゃあ、機動六課フォワード隊、出動!」
ヴィータ「いってこい!」
スバル・ティアナ・エリオ・キャロ「はい!!」

なのは「スバル。ギンガのこともあるし、きっと」
スバル「あの!違うんです!」
なのは「っ」
スバル「ギン姉はたぶん、大丈夫です。私が、きっと助けます。今は、なのはさんとヴィヴィオのことが」
なのは「ありがとう、スバル。でも大丈夫だよ。一番怖いのは、現場に行けないことだったんだけど、
     八神部隊長がそこをクリアーしてくれた。現場に行って全力全開でやっていいんだったら、
     不安なんて何もない。ヴィヴィオも大丈夫。私がきっと助けてみせる。だから、心配ないよ」
スバル「あ」
なのは「スバルが憧れてくれたなのはさんは、誰にも負けない、無敵のエースだから」
スバル「はい」
なのは「スバルだって、うちの自慢のフロントアタッカーなんだからね。相棒と、
マッハキャリバーと一緒に、負けないで頑張ってきて」
スバル「はい!」

ティアナ「出動前に何泣いてんのよ」
スバル「なのはさん、頑張ってって言おうと思ったのに」
ティアナ「逆に励まされて帰ってきた?」
スバル「うん」
ティアナ「馬鹿ね~。あんたがなのはさんを励ますなんて10年早いってことでしょ?
     なのはさんを励ましたいなら、今よりずっと強くなって立派にならなきゃさ」
スバル「うん」

はやて「ほんなら、隊長陣も出動や!」
なのフェ「うん!」
ヴィータ「おう!」

カリム「機動六課隊長、副隊長一同。能力限定、完全解除。
    はやて、シグナム、ヴィータ、なのはさん、フェイトさん、皆さん、どうか」
はやて「しっかりやるよ」
フェイト「迅速に解決します」
なのは「お任せください」
カリム「うん。リミット、リリース!」

フェイト「なのは」
なのは「フェイトちゃん」
フェイト「なのはとレイジングハートのリミットブレイク、ブラスターモード。なのはは言っても聞かないだろうから、
     使っちゃ駄目、とは言わないけど。お願いだから、無理だけはしないで」
なのは「私はフェイトちゃんのほうが心配。フェイトちゃんとバルディッシュのリミットブレイクだって、
     凄い性能な分危険も負担も大きいんだからね」
フェイト「私は平気。大丈夫」
なのは「んぅ、フェイトちゃんは相変わらず頑固だなぁ」
フェイト「な、なのはだって、いつも危ないことばっかり」
なのは「だって、航空魔道師だよ?危ないのも仕事だもん」
フェイト「だからって、なのは無茶が多すぎるの!」
はやて・ヴィータ「はあぁ」

フェイト「私が、私たちがいつも、どれくらい心配してるか」
なのは「知ってるよ」
フェイト「ん」
なのは「ずっと心配してくれてたこと、よく知ってる。…だから、今日もちゃんと帰ってくる。
     ヴィヴィオを連れて、一緒に元気で帰ってくる!」
フェイト「ぁ、うん!」
はやて「あの、フェイトちゃん。そろそろ」
フェイト「あ、ぁ、うん!」

ヴィータ「フェイト隊長も無茶すんなよ。地上と空は、あたしらがきっちり抑えるからな!」
フェイト「うん!大丈夫」
なのは「頑張ろうね」
フェイト「うん。頑張ろう」

なのは『悲しい出来事。理不尽な痛み。どうしようもない運命。そんなのが嫌いで、
     認められなくて、撃ち抜く力が欲しくて…私はこの道を選んで、
     おんなじ思いを持った子たちに技術と力を伝えていく仕事を選んだ。
     この手の魔法は、大切なものを守れる力。思いを貫き通すために、必要な力。待っててね、ヴィヴィオ!』

ドゥーエ「あなたが見つけ出し、生み出し育てた異能の天才児、
      失われた世界の知恵と限りない欲望をその身に秘めたアルハザードの遺児。
      開発コードネーム。アンリミテッドデザイア、ジェイル・スカリエッティ。
      彼を生み出し、力を与えてしまった時点でこの運命は決まっていたんですよ。
      どんな首輪をつけようと、いかなる檻に閉じ込めようと、扱いきれるはずもない力は、必ず破滅を呼ぶものです」

ヴィータ「中への突入口を探せ!突入部隊!位置報告!」
なのは「第7密集点撃破!次!!」
隊員「は、はい!」

次回予告
なのは「ゆりかごへ突入する私と、ヴィータ副隊長」
フェイト「スカリエッティのアジトへ突入する、私とシスターシャッハ」
なのは「そして、フォワードたちも…」
フェイト「次回、魔法少女リリカルなのはStrikerS第21話」
なのは「決戦」
なのフェ「Take off!」

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