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古泉監禁2」(2008/02/22 (金) 18:06:23) の最新版変更点

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薄暗いその部屋はとても静で、自分の息遣いだけが嫌に耳障りだった。 「誰か、誰か・・・、誰か居ませんか・・・・・・!」 後ろ手に拘束されたまま、僕は虚空へと呼びかける。 既に何度も試した事だ。 そして相変わらず返事も無い。 下校途中、SOS団の皆と別れた後、僕は見知らぬ人達に捕まってしまった。 機関の敵対組織だろうか。僕個人を狙ってくるとは思っていなかった。 完全に油断していた僕の落ち度だ。 身の危険を覚悟したが、ぁれらはどこかの廃屋に僕を連れ込み。 身動きを取れなくさせた後、姿を消したのだ。 これには拍子抜けだった。 しかし安堵したのも束の間の事。 そのまま数時間が過ぎ、僕は今避けられない生理現象に襲われている。 だがこの状態で漏らす訳にもいかない。 誰か人を呼ぼうにも、気配すらない。 携帯等の所持品は奪われてしまっている。 時間だけが無駄に過ぎ、焦りばかりが募っていった。 僕はそれでもここを抜け出す方法を考えていた。 人は呼べない。ではどうするか。室内を見回すが何も・・・・・・いや、あった。 部屋の片隅に、陰に隠れて判り難いが、こちらの方へ向けられている監視カメラに気付いた。 彼らは姿を消したのではなく、監視し続けているのだと僕は理解した―――――。

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