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クラスメイトの誰か×古泉(スカ有)」(2008/07/22 (火) 11:09:39) の最新版変更点

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「せんせー、古泉が具合悪いみたいなんで、保健室連れてっていいですかー」 隣に座る彼が突然そんなことを言い出して、僕は顔を上げた。 具合が悪いのは事実だ。でもだからと言って保健室に行くまでもない。 だが彼は僕の意見など聞かず(というか意見する暇も与えずに)、僕を連れて教室を後にした。 「どうしたんですか、突然」 「お前毎日やりすぎて疲れてるんだろ? クマできてるぜ」 授業中なので、廊下はとても静かだ。人の気配もない。 だからと言ってそういうことを公共の場で口にするのはいかがなものだろうか。 「別にいいだろ。ほら、こっちこい」 「え、あの、そっちは……」 「いいから」 有無を言わさず僕の腕を引っ張る彼。 ……惚れた弱み、というのもあるし、体調が万全ではない僕は それ以上反抗することができなかった。 今思えば、この時、無理やりにでも保健室に向かえばよかったのだ。 連れてこられた場所はなんとSOS団の部室であった。 彼が扉を開ける。さすがに長門有希の姿はなかった。 当然だ。今は授業中だし、そもそも今日は団活がない。 「あの……ここは保健室ではないのですが……ッ!!?」 部屋の中に連れ込まれた次の瞬間。振り向いた彼が思いきり僕の腹部を殴りつけた。 手加減のない殴打に、一瞬思考が止まる。 「ぐ……っ、あ゛あ゛っ!!!」 続けざまにもう一発。よろめいたところで制服をひっつかまれ床に転がされ、 腹を思いきり踏みつけられた。 意味がわからない。保健室に連れていくと言って連れ出され、部室に連れてこられ、殴られて。 「や、め……や」 普段優しいはずの彼の豹変に、僕は本気で恐怖した。 体を丸め、震える声で疑問を投げかける。 「もう殴んないって。ほら、座れ」 そういう彼の言葉がそう簡単には信じられなくて、床に寝転がったままでいると、 彼が僕の腕をとり無理やりに起こされた。 そうして言われるまま部室のパイプ椅子に座らされる。 あまりの出来事に、頭がぼうっとして思考がついてこない。 なぜ、どうして。 そんな言葉ばかりが頭の中を回っていたが、僕の意識はまたも 彼の突拍子もない行動により現実に引き戻されることとなる。 びりびり、となにかの音がして、足元を見るとなんと彼が僕の両足をガムテープで 椅子に拘束しているではないか。 「ひぃっ、や、なにやってるんですか……!!」 「ん? 拘束」 「拘束、じゃあありませんよ! 離して下さい!!」 「やだ」 「やだってあなた……!」 じたばたと足を動かすも時遅し、僕はパイプ椅子にがっちりと拘束されてしまう。 両腕も、もちろん背中の後ろで拘束済みだ。 「よし。じゃ、俺は行くから」 「ちょっ……、ぼ、僕をどうするつもりですか……!!?」 「平気平気、昼休みと放課後には来るし、今日中には解放してやるから。じゃあまたな」 人を監禁しているとは思えない軽い口調でそう残し、彼は部室から出て行ってしまった。 ご丁寧に、カギまでかけて。 後に残るのは静寂だけだ。 ひとり残された僕は、やるせなさからただ涙を流した。 部室には時計がない。 腕を拘束されているせいで腕時計を見ることもできない。 かすかに聞こえるチャイムだけが時間を知る手立てだ。 ひたすらに退屈な時間を過ごしていると、昼休みが始まるなりすぐに彼がやってきた。 手にはペットボトルのお茶とパンを持っている。 「よ。腹減っただろ? 食わせてやるよ」 「……結構です」 「おいおい、別にお前をいじめようってわけじゃないんだぜ。食えよ」 この状況がいじめでなくて何なんですか。 彼に言ってやりたいことは山のようにあったが、のどの渇きと空腹には勝てなかった。 彼の差し出すパンにかぶりつくという、みっともない方法で食事を終えた。 「これも飲めよ。脱水症状になったらやばいし、次これんのは放課後だから全部飲め」 いやです。と言ったら無理やり飲まされそうだったので、 何回かに分けてお茶を飲み干す。 パンは1個だけだったが、500mlのお茶を飲まされたせいで、満腹だ。 それから彼は携帯をいじったり、僕に話しかけてきたりして昼休みを過ごしていた。 もちろん僕の拘束を解くことはしない。 僕はどうなってしまうんだろう。 彼が去り、再び静寂が戻った部屋の中では悪い考えしか頭をよぎらない。 いっそ寝てしまおうかとも思った、が、そこでのっぴきならない問題が発生した。 ……尿意である。 まだ我慢できるレベルだ。僕は必死にそれから思考をそらした。 だがそれも時間の経過とともに難しくなっていく。 まさかこれが彼の狙いなのか? 考えたくもないが、そうだとしか思えない。 「よっ」 昼休みと同じ掛け声とともに、彼が現れた。僕の尿意はもう限界に近い。 「なぁ古泉、お前トイレ行きたくないか?」 かすかな笑みを湛えてわざとらしく問いかけてくる彼に、僕の怒りが爆発した。 「……行きたいにきまってるじゃないですか! いい加減にしてください!!」 みっともなくじたじたと全身を揺らして抵抗する。 だが両手両足の拘束は強固で、びくともしない。 彼に至ってはこの反応すら想定内らしく、先ほどよりも笑みの色を濃くする始末だ。 「じゃあ」 続く彼の言葉に僕は絶句する。 「ここでしてみてくれよ。そしたら解放してやるから」 「……はぁ!?」 もう訳がわからない。頭に血が上った状態で、僕は思わずどなり散らしてしまった。 「あなた、ご自分が何をおっしゃっているかお分かりですか!? 気が狂ったんですか、本当にいい加減にしてくださいよ、 ふざけないでください!!」 これだけ言っても無駄、という感じで彼はなにやら自分のカバンをまさぐっている。 ……気が狂ってしまったとしか思えない。 「ふざけてねーし。俺、お前がおもらししちゃうところ超見てーんだよ。ほら、」 ほら、じゃあありません! しかも、彼が取り出したのはなんとハンディカムだった。 見たいんじゃなくて録画したいんじゃありませんか。変態ですね。 僕はもう呆れてものも言えなくなって、ひたすら彼とハンディカムをにらみつけていた。 「……ほら」 「ほらじゃありません」 「下校時間までそんなに時間ねーんだよ。片付けもしなきゃいけねーし ……別にいいじゃん」 「よくありません」 返事が短くなってきたのは、認めたくないが尿意が限界に達していたからだ。 彼もそれを心得ていたようで、 「……っ! 触らないでくださいっ!!」 空いている方の手で僕の股間に触れてきた。 その手は性的刺激を与えるわけではなく、あくまでさするという動きに徹している、 が、長時間尿意を我慢していた僕にはそれでも強烈な刺激だった。 駄目だ駄目だ駄目だ、絶対にここで、なんて…… 「や……やだ、やだやだいやだあっ、見ないで、撮らないで、 あっ、いやだあああああああっ……!!」 しゃあああ………… 僕の中の何かがぷつりと途切れた。 我慢していた尿の放出は止まらない。 いつの間にか流れていた涙も止まらない。 勢いよく流れ出る尿は、どんどんと制服のズボンを濡らしていく。 「ああっ……や、あ……だめっ、みないで……っ」 彼の眼とカメラは僕の股間を凝視している。 (ああ、彼の記憶とカメラにこのみっともない姿が記録されている……) 我慢していた分をすべて出し切った頃には、僕のズボンはびしゃびしゃに濡れていた。 「……どうよ古泉、気持ち良かったか?」 彼の質問にゆるく頭を振ってこたえる。もちろん、横にだ。 気持ち良くなんて、ない。 僕が今感じている感情は、排泄に従うもので、僕の性癖のせいではない。 人間すべてが感じるものだ、だから気持ち良くなんてない…… そう自分に言い聞かせないと、おかしくなってしまいそうだった。
「せんせー、古泉が具合悪いみたいなんで、保健室連れてっていいですかー」 隣に座る彼が突然そんなことを言い出して、僕は顔を上げた。 具合が悪いのは事実だ。でもだからと言って保健室に行くまでもない。 だが彼は僕の意見など聞かず(というか意見する暇も与えずに)、僕を連れて教室を後にした。 「どうしたんですか、突然」 「お前毎日やりすぎて疲れてるんだろ? クマできてるぜ」 授業中なので、廊下はとても静かだ。人の気配もない。 だからと言ってそういうことを公共の場で口にするのはいかがなものだろうか。 「別にいいだろ。ほら、こっちこい」 「え、あの、そっちは……」 「いいから」 有無を言わさず僕の腕を引っ張る彼。 ……惚れた弱み、というのもあるし、体調が万全ではない僕はそれ以上反抗することができなかった。 今思えば、この時、無理やりにでも保健室に向かえばよかったのだ。 連れてこられた場所はなんとSOS団の部室であった。 彼が扉を開ける。さすがに長門有希の姿はなかった。 当然だ。今は授業中だし、そもそも今日は団活がない。 「あの……ここは保健室ではないのですが……ッ!!?」 部屋の中に連れ込まれた次の瞬間。振り向いた彼が思いきり僕の腹部を殴りつけた。 手加減のない殴打に、一瞬思考が止まる。 「ぐ……っ、あ゛あ゛っ!!!」 続けざまにもう一発。よろめいたところで制服をひっつかまれ床に転がされ、腹を思いきり踏みつけられた。 意味がわからない。保健室に連れていくと言って連れ出され、部室に連れてこられ、殴られて。 「や、め……や」 普段優しいはずの彼の豹変に、僕は本気で恐怖した。 体を丸め、震える声で疑問を投げかける。 「もう殴んないって。ほら、座れ」 そういう彼の言葉がそう簡単には信じられなくて、床に寝転がったままでいると、彼が僕の腕をとり無理やりに起こされた。 そうして言われるまま部室のパイプ椅子に座らされる。 あまりの出来事に、頭がぼうっとして思考がついてこない。 なぜ、どうして。 そんな言葉ばかりが頭の中を回っていたが、僕の意識はまたも 彼の突拍子もない行動により現実に引き戻されることとなる。 びりびり、となにかの音がして、足元を見るとなんと彼が僕の両足をガムテープで椅子に拘束しているではないか。 「ひぃっ、や、なにやってるんですか……!!」 「ん? 拘束」 「拘束、じゃあありませんよ! 離して下さい!!」 「やだ」 「やだってあなた……!」 じたばたと足を動かすも時遅し、僕はパイプ椅子にがっちりと拘束されてしまう。 両腕も、もちろん背中の後ろで拘束済みだ。 「よし。じゃ、俺は行くから」 「ちょっ……、ぼ、僕をどうするつもりですか……!!?」 「平気平気、昼休みと放課後には来るし、今日中には解放してやるから。じゃあまたな」 人を監禁しているとは思えない軽い口調でそう残し、彼は部室から出て行ってしまった。 ご丁寧に、カギまでかけて。 後に残るのは静寂だけだ。 ひとり残された僕は、やるせなさからただ涙を流した。 部室には時計がない。 腕を拘束されているせいで腕時計を見ることもできない。 かすかに聞こえるチャイムだけが時間を知る手立てだ。 ひたすらに退屈な時間を過ごしていると、昼休みが始まるなりすぐに彼がやってきた。 手にはペットボトルのお茶とパンを持っている。 「よ。腹減っただろ? 食わせてやるよ」 「……結構です」 「おいおい、別にお前をいじめようってわけじゃないんだぜ。食えよ」 この状況がいじめでなくて何なんですか。 彼に言ってやりたいことは山のようにあったが、のどの渇きと空腹には勝てなかった。 彼の差し出すパンにかぶりつくという、みっともない方法で食事を終えた。 「これも飲めよ。脱水症状になったらやばいし、次これんのは放課後だから全部飲め」 いやです。と言ったら無理やり飲まされそうだったので、何回かに分けてお茶を飲み干す。 パンは1個だけだったが、500mlのお茶を飲まされたせいで、満腹だ。 それから彼は携帯をいじったり、僕に話しかけてきたりして昼休みを過ごしていた。 もちろん僕の拘束を解くことはしない。 僕はどうなってしまうんだろう。 彼が去り、再び静寂が戻った部屋の中では悪い考えしか頭をよぎらない。 いっそ寝てしまおうかとも思った、が、そこでのっぴきならない問題が発生した。 ……尿意である。 まだ我慢できるレベルだ。僕は必死にそれから思考をそらした。 だがそれも時間の経過とともに難しくなっていく。 まさかこれが彼の狙いなのか? 考えたくもないが、そうだとしか思えない。 「よっ」 昼休みと同じ掛け声とともに、彼が現れた。僕の尿意はもう限界に近い。 「なぁ古泉、お前トイレ行きたくないか?」 かすかな笑みを湛えてわざとらしく問いかけてくる彼に、僕の怒りが爆発した。 「……行きたいにきまってるじゃないですか! いい加減にしてください!!」 みっともなくじたじたと全身を揺らして抵抗する。 だが両手両足の拘束は強固で、びくともしない。 彼に至ってはこの反応すら想定内らしく、先ほどよりも笑みの色を濃くする始末だ。 「じゃあ」 続く彼の言葉に僕は絶句する。 「ここでしてみてくれよ。そしたら解放してやるから」 「……はぁ!?」 もう訳がわからない。頭に血が上った状態で、僕は思わずどなり散らしてしまった。 「あなた、ご自分が何をおっしゃっているかお分かりですか!? 気が狂ったんですか、本当にいい加減にしてくださいよ、ふざけないでください!!」 これだけ言っても無駄、という感じで彼はなにやら自分のカバンをまさぐっている。 ……気が狂ってしまったとしか思えない。 「ふざけてねーし。俺、お前がおもらししちゃうところ超見てーんだよ。ほら、」 ほら、じゃあありません! しかも、彼が取り出したのはなんとハンディカムだった。 見たいんじゃなくて録画したいんじゃありませんか。変態ですね。 僕はもう呆れてものも言えなくなって、ひたすら彼とハンディカムをにらみつけていた。 「……ほら」 「ほらじゃありません」 「下校時間までそんなに時間ねーんだよ。片付けもしなきゃいけねーし……別にいいじゃん」 「よくありません」 返事が短くなってきたのは、認めたくないが尿意が限界に達していたからだ。 彼もそれを心得ていたようで、 「……っ! 触らないでくださいっ!!」 空いている方の手で僕の股間に触れてきた。 その手は性的刺激を与えるわけではなく、あくまでさするという動きに徹している、 が、長時間尿意を我慢していた僕にはそれでも強烈な刺激だった。 駄目だ駄目だ駄目だ、絶対にここで、なんて…… 「や……やだ、やだやだいやだあっ、見ないで、撮らないで、あっ、いやだあああああああっ……!!」 しゃあああ………… 僕の中の何かがぷつりと途切れた。 我慢していた尿の放出は止まらない。 いつの間にか流れていた涙も止まらない。 勢いよく流れ出る尿は、どんどんと制服のズボンを濡らしていく。 「ああっ……や、あ……だめっ、みないで……っ」 彼の眼とカメラは僕の股間を凝視している。 (ああ、彼の記憶とカメラにこのみっともない姿が記録されている……) 我慢していた分をすべて出し切った頃には、僕のズボンはびしゃびしゃに濡れていた。 「……どうよ古泉、気持ち良かったか?」 彼の質問にゆるく頭を振ってこたえる。もちろん、横にだ。 気持ち良くなんて、ない。 僕が今感じている感情は、排泄に従うもので、僕の性癖のせいではない。 人間すべてが感じるものだ、だから気持ち良くなんてない…… そう自分に言い聞かせないと、おかしくなってしまいそうだった。

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