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メール調教(乳首葬り・女物下着装着)」(2008/07/29 (火) 09:27:55) の最新版変更点

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果たして、剃り残された陰毛に常に悩まされるのと 無毛となったその頼りなさに悩むのとでは、どちらがマシだったのだろうか。 ただ、歩く度に刺激してきたそれは今は無く 秘めやかな皮膚に直接触れる下着の感触に、僕は小さく吐息を漏らした。 朝早く登校し、教卓を確認するべきかとも思っていたが もしあれを探している自分を誰かに見られたら、どう言い訳するべきか考えが纏まらず 結局いつも通りの時間帯に登校となった。 例えがたい緊張の末に辿り着いた教室は、いつもと何も変わらず 教卓の上には何も無かった。安堵感と共に脱力感が僕を襲う。 昨日の全てが夢だったら良いのに。 頼りなさを訴える自分の恥部が避けられない現実を示しているのに 僕はそんなどうしようも無い事まで考えてしまった。 HRが始まり、時が過ぎていく。メールはまだ来ない。 今日も欠席者は居ない。ならば何故メールは来ない? メールを待っている訳では無い。ただ音沙汰無いのが逆に気味が悪い。 斜め前に座る女生徒が友人と会話をしていた。 その手には小さなリップクリームがある。 唇が荒れ易いから新しく買ったと笑う彼女のそこは、艶やかに濡れて見えた。 一時間目の授業が始まった。 携帯は震えず、授業は何事も無く進んでいく。 足を組むと昨日までと違う、何も触れないそこの異質さを痛感してしまう。 中途半端よりはマシだろうと思ってした事が、一層自分を卑しめたように思えた。 人知れず顔が火照っている。意識が下半身に向かい、熱が集まり始める。 だめだ、気を逸らさなければ。 何故僕はこんな事を考えながら授業を受けなければならないのか。 相手は僕を見ているはずだった。落ち着かなくて教室内に視線を巡らす。 廊下側のその壁を視野に入れた時、僕は息苦しさを覚えた。 大丈夫だと自分に言い聞かせる。昨日下校の際は誰にも会わなかった。 教卓に残された封筒の話なんて誰もしていない。誰も気付いていない。 それなら、あの封筒はあれからどうなった。片付けたのは誰だ。 不安で堪らない僕の携帯が、やがて揺れた。 びくりと身を震わせて鼓動を早め、机の影に隠れながらも急いで確認した僕の行動は まるでメールを待ち望んでいるかのようだった。 そして昨夜の僕の予想通り、相手は剃った証拠を求めてきた。 封筒の行方に関しては全く触れられていなかった。 あれがどうなったのか、こちらから問いたい気持ちはあったが これまでのやり取りを考えても、まともな返信があるとも思えなかった。 短い休み時間の中で、僕は個室でベルトを外し下着を下ろす。 要求された通りに、自分の恥部を携帯のカメラに写した。 そこは茂みを失って性器を隠す物も無く 緩やかに熱を持ち立ち上がった姿を根元まで晒している。 それを視認し送信ボタンを押した時 僕は一切触れる事の無かった性器の先端に うっすらと雫を滲ませてすらいたのだ。 だが、戻ってきたメールはそれを揶揄する事も無く 無機質に昨日何度射精したかを尋ねるものだった。 こうも簡単に勃起している性器を晒したから、問われたのだろうと思いながらも 剃毛した事に興奮した自分を知られているかのようで落ち着かなかった。 一回だけだと返信し、また校内で射精を強要されても困るから。 そんな理由で、僕は羞恥に苛まれながらも正確な回数を送信した。 逸る鼓動を必死に抑え、それだけが理由だと自分で自分に言い聞かせて。 昼休み。 食事を終えて教室に戻った僕は、椅子の上に小さなリップクリームを見つけた。 これは、もしかして今朝の女生徒の物では無いだろうか。 返してあげようと教室内を見渡すが、まだ戻ってきていないようだった。 あとで渡そう、そう思い制服のポケットに入れる。 そんな時、クラスメイトの男子生徒が不思議そうな声を上げたのが耳に入った。 「お、なんだこれ?手紙か?」 彼が手にしていたのは薄っぺらい封筒が一通。 今時机にラブレターか?古泉じゃあるまいし。 そう周囲にからかわれながら、どうせ何かの間違いか悪戯だと彼は笑ってそれを開いた。 細かい何かが封筒から散らばり落ちる。驚く彼を中心に教室にざわめきが広がる。 目の前で床に落ちたそれは、何かの毛のようで。 僕にはそれが何か直ぐに解る。昨日自分で剃った僕の陰毛だった。 僕は居た堪れなさに教室から逃げ出した。 ここ数日でやたらと来る回数の増えた人気の無いトイレに入り鍵を掛けた。 今の僕の顔を誰にも見られたく無い。 蓋をした便座に力無く腰掛け、自分の頭を抱える。触れた頬は熱を持っていた。 なるべくゆっくりと呼吸を繰り返す。 あれが何の毛かは解らないのかも知れない。 仮に察せたとしても誰の物なのかなんて考える物好きも居ないだろう。 クラスに怪しげな話題を提供したあの封筒は 気味悪がられながらも直ぐに綺麗好きな誰かが片付けるはずだ。 だから大丈夫だ。 携帯が揺れる。ほら、逃げるからこうやって追いかけてくる。 暫くして呼吸を落ち着けてから僕はメールを開いた。 陰毛については触れていない。教室から逃げた事にも。 あるのは、何時から見ていたのか、拾ったリップクリームを 乳首に塗り込み、その写真を撮れと言う指示。 性器だけでなく、今度は乳首を弄れという事か。 断れもせずに実行するしかない自分が滑稽で情けなくて、涙に視界が滲んだ。 上着の前を開きネクタイを緩める。胸元を外気に触れさせる。 これから刺激を受ける乳首は、まだ自己主張する事もなく薄い色のままだ。 僕の手には真新しい小さなリップクリーム。 だが、それが新品で無いのは蓋を開けてみれば解った。 やはり彼女の物なのだろうか。 いや、もう誰の物でも良い。これを塗れと言われれば塗るだけだ。 どうせ油分だ。ぬめる程度だろう。 半ば自棄になったように僕は自分の両乳首を摘んだ。 こんな所を自分で弄った事はあまり無い。 それでも適当に刺激を与えれば乳首は充血し硬くなった。より摘み易くなる。 こんな場所で男の癖に乳首を弄る羞恥が僕を苛むが、性器と違い 単純な快楽と言い切れぬそれは、自分を見失わないようで何処か僕を安心させた。 だから早く済ませて、授業が始まる前に教室へ戻ろう。 リップクリームを塗りつけた途端、違う感覚に襲われた。 そのリップクリームにはメンソールが含まれていた。 スッとする感覚が乳首に集中する。しまったと思い 指先で強く拭おうとしたが逆効果だった。背筋を何かが駆け上がる。 これ以上触れるのはやめておいた方が良い。 僕は早々に諦め、写真を撮って送信した。 何時になく赤く色付いた乳首が、まるで自分の胸では無いようで卑猥だった。 教室に戻るべく衣服を直すと、ワイシャツの中で勃起した乳首が擦れるのが解る。 僅かなクリームを塗りつけただけだというのに そこは想像以上に敏感になったようだった。 ワイシャツを小さく押し上げる乳首が気になって上から抑えてみると 布越しに緩く与えられた刺激に思わず腰が揺れた。 釣られるように下腹部にも意識がいってしまう。 写真を見たのだろう、丁度返信が届いた。 乳首を弄り、性器が勃起したかを問うメール。 醜態から目を背ける事を許さないその問いに、僕はズボン越しに指を這わせる。 嘆かわしい事に答えは yes だった。 必死に意識を逸らし芽生え始めていた熱を散らしてから 僕はチャイムギリギリに教室へと戻った。 あの封筒は処分されたようだった。僅かに安堵する。 手にしたままのリップクリームをどうするべきかと迷っていると 女生徒が僕に気付いて声を掛けてきた。 案の定それは彼女の物だった。買ったばかりなのに無くしたのかと思っていたと 彼女は礼を言い、笑みを浮かべて僕の手からそれを受け取る。 そうして僕の乳首に使ったリップクリームを、僕の目の前で彼女は自らの唇に触れさせた。 その光景に顔だけでなく僕の体は急激に熱を持ち、震えた。 教室で赤面する僕を見ていたのか。 次に届いたメールには、自分で同様のリップクリームを買い 朝昼晩と自分の乳首と性器に塗れという旨が書かれてあった。 乳首でさえこんなに刺激的だったのに 更に薄く敏感な皮膚に塗ったらどうなってしまうのだろう。 不安とそして微かな期待に、僕は性器の先端に僅かに湿り気を感じてしまう。 団活の後、帰宅の際に、僕は指示通りそれを手にした。 ただのリップクリーム。男子高校生が買っても違和感などあるはずも無い。 でも僕はこれを唇に塗りはしないのだ。 店員から釣り銭を受け取りながら僕の鼓動は早まった。 メールはこれまで学外での指示はしてこなかった。 それが今回は違った。日中に限らず、朝や夜もつけろと。 僕の私生活に誰かが少しずつ入り込んで来る。 明日は土曜で学校は休みだ。相手が僕を見る事も無い。 塗った証拠写真は要るのだろうか。 いや、指示にない以上そこまでする必要は無いはずだ。 自分から恥を晒してどうするのか。 いっそ月曜の朝まで何もしなくても良いのでは無いか。 だけど、一度くらいは試しておかないと月曜が不安だ。 教室で乱れる訳にもいかない。 だからこれは、僕がやりたいからじゃない。 そんな言い訳をして、僕はベッドに腰掛けて服を乱し 露になった胸元にリップクリームを近付けていく。 まだ平たい乳首にそれを押し付け塗り込むように動かす。 触れた外気にスッとした感覚が乳首を尖らせた。 尖った乳首を自分の指先で触れて確かめる。 触れる刺激と、普通では無い行為をしている自覚が緩い快感となった。 もう片方の乳首にも同様にリップを施して。 下腹部へと視線を落とせば、そこは既に熱を持って下着を押し上げていた。 取り出し見てみれば、うっすらと性器の先を濡らしてすらいて。 その湿った先端に、僕はリップを触れさせた。 離せば透明な糸を僅かに引いて消える。 敏感な尿道口は刺激と熱さを感じ、痛痒に性器が震えた。 僕は再びリップを塗り込み、自ら与えた疼きを癒そうと 亀頭の先を指の腹で擦り上げ、溢れる体液を塗り広げていった。 片手で硬くしこった乳首を弄りながら、やがて僕は果てた。 そして土曜。いつものように僕は SOS団の面々と過ごす為に駅前の喫茶店へと向かう。 だけど、腰まで上着で隠れる服装を選んで。 昨夜の行為では弱い皮膚への刺激は強く、暫く後を引いた。 来週から動揺を表に出さずあれを付けて過ごすには それまでに出来るだけ慣れておく必要がある。 そう考えた末、僕は体の三箇所にリップを塗りこんで出掛けた。 衣服の中で擦られる胸先と性器を意識しながら 僕は彼らと行動を共にする。 表情には出していないはず。誰も気付いていない。 涼宮さんは彼を相手に明るく楽しそうに笑っている。 朝比奈さんもそちらを見て微笑んでいる。だから大丈夫。 そんな中で長門さんが僕を見た。 何も言わず、無表情のまま他所へ移ったその視線に いやらしい自分を見透かされ、軽蔑されたように思えて。 人知れず興奮した。 週が明け月曜日。朝のHR中に届いたメールは 僕の週末の行動を確認するものだった。 だが、リップを要所に塗っていたかどうかは尋ねられる事も無く 例によって何度自慰を行い、何度果てたか。それだけだった。 休みを挟んだからとは言え、いつになく回数の多いそれに 日に日に淫らになっていく自分を突き付けられるようだった。 熱っぽい体を周囲に悟られぬよう気を付けながら 時は静かに過ぎていく。 4時間目も終える頃、小さく携帯が震えた。 昼食も摂らず、僕はリップをポケットに入れ昇降口へ向かう。 下駄箱に紙袋が入っていた。それを持ちメールの指示通りに 離れのトイレの指定された個室へ入る。あまり来ない場所だった。 紙袋の中には、薄く安っぽい女性の下着があった。 ご丁寧にブラジャーまで入っている。 それから、一体何に使えというのか、輪ゴムと絆創膏。 意図が解らぬ輪ゴム類はさておき、届いたメールは リップを恥部に塗り直してから、これらの下着を身に付け 写真を送れと言う指示だった。ただ塗る箇所が一つ増えていて。 その事に関しても、また女性の下着を身に付ける事に関しても 抵抗感はかなり強かったが、早く済ませないと 昼食を摂る時間が無くなりそうな気がした。 制服を脱いで扉のフックに掛けてから、僕はリップを体に滑らせる。 朝から熱を持っている乳首と性器の先端と。 それから緩く足を開いて、陰嚢の更に奥へと手を伸ばした。 今までこういった目的で触れた事の無い箇所に塗り付けると そこが外気にひくつくのが解り、とても不思議な感じがした。 次に下着を身に付けていく。 まずは上から。頼りない生地ながらも、思いの外それは伸縮性があり 男の僕の体でも何とかなってしまった。 勃った乳首に触れるブラジャーが背徳感を上乗せさせた。 背徳感と緊張と羞恥心が興奮を煽る。 勃起した性器が濡れているのがその証拠だった。 はやく撮ってしまおう。そう思い携帯を手にした。 こんな状態で冷静に二枚撮るなんて出来そうになくて 僕は便座に手を付いて前傾姿勢で体だけ写した。 ブラジャーに包まれた平たい胸と腹部 小さな布地にギリギリ包まれ、形を浮かび上がらせた性器が その一枚に収められる。 それを送信した。 撮ったからにはもう脱いで良いのだろう。 そう思いながらも体を持て余した僕は。布越しに恥部へと触れる。 形を辿るように上下に指先を滑らすと 見る見る薄い布は先走りに濡れ色を濃くしていった。 同様に乳首もなぞる。布越しのもどかしい刺激に熱い息が漏れた。 もう脱いで扱いてしまおうと思った時、メールが届いた。 言われた事は既にしたはずだ。これ以上何をしろと言うのか。 おそるおそるメールを開くと、相手は僕の現状を見越しているのか 女性の下着を身に付けた状態で自慰をし、写真に撮れと言ってきた。 どちらにしても今途中で止めるのは無理だと思った。 布に包まれたままの性器を上から何度も擦る。 体に張り付く伸縮性の強い小さな布は、手の動きに合わせて 先程リップを塗った肛門までも擦り、奇妙な感覚を生んだ。 つい行為に没頭してしまいそうになったが このまま果てる訳にはいかない。 震える体を片手で支えながら下腹部を再びカメラに収めた。 先程よりも発情しているそこは、色を濃くした下着から しとどに濡れた先端だけ覗かせていて。 更には引き上げられた狭い布地から陰嚢すらも食み出している。 その淫らがましさに僕は一人乱れた。 下着によりぴったりと上を向きながら吐き出された白濁は 僕の腹や胸元まで汚した。 体を拭き取ろうと壁に目をやり、備え付けの紙を取ろうとするが そこには何も無かった。だからここを選んだのだろうか。 仕方無しに僕はその薄い下着で体を拭う。 だけど、それは既にぐしょぐしょで あまり拭き取る意味を成さないようだった。 更にメールが届く。今使った女性下着だけでなく 自分の下着までも紙袋に入れて中庭のゴミ箱に捨ててこいと。 先週の羞恥を思い出す。今日体育は無い。 だけど、今の僕は下着を身に付けずに平常を過ごせる自信が無かった。 制服まで汚す訳には行かない。 性へ目覚めてしまった体はとても敏感で 自制心で何とか出来るものでも無いのだ。 悩んだ挙句、それは勘弁して欲しいと返信すると、即理由を問われた。 今までの一方的なメールが信じられない位のスムーズなやりとりに驚く。 しかしその理由は、自分があまりに淫乱だと伝えているようで。 それでも必死に言葉を選んで送信すると 袋に入れた物を使えと返ってきた。眩暈がしそうだった。 結局、拭き切れなかった分は自分の下着を用いた。 自分の体液に塗れたそれらを、僕は出来るだけ平静を装って 人の多い中庭のゴミ箱へと置いてくる。 誰にも会わないうちに早く立ち去りたい。 そう思いながらも、性器の根元を輪ゴムで戒められ 先端を隠すように貼られた絆創膏の引き攣るような違和感に 僕は殊更ゆっくりと歩くしか無かった。 放課後、それでも僕は部室に寄った。 途中で帰るにしても、SOS団の誰かに一声掛けてからでなくては 涼宮さんが心配してしまうだろうから。 扉を開くと、そこには朝比奈さん以外の面々が揃っていた。 着いて早々に、バイトがあるから今日は帰りますと涼宮さんに伝えた。 彼はまた機関絡みなのかと言外に心配したような目で僕を見て。 そんな彼を裏切る行為に僕の鼓動は早まる。 何もかもを知っているだろう長門さんは、本から目を上げる事は無く。 その態度に、ほんの少しの物足りなさと共に安堵を覚える。 それではと、ぺこりと挨拶をして身を起こすと 意図せぬ事態が起きた。 ポケットに忍ばせていたリップクリームが落ちたのだ。 全員の視線がそれに集まる。僕の体に緊張が走った。 「あら、古泉くんの?」 転がったリップを涼宮さんが拾い上げる。 即座に頬が熱を持っていくのを感じた。 「ええ。唇が荒れ易いものでして」 先日の女生徒の台詞を思い出し、即座に嘘をついた。 「ちゃんとお手入れしてるのね。流石古泉くんだわ」 僕を褒める涼宮さんの影で、彼が男の癖にとでも 言いたげな顔をしたのが見えた。 手入れどころでは無く、異常な使い方をしているリップを 早く返して欲しくて、僕は涼宮さんへと近寄る。 「あ、古泉くん。これちょっと借りて良い?今日忘れちゃってね。 みくるちゃんなら持ってるだろうけど、今居ないし」 「え」 驚きに動きを止めた僕の返事を待つ事も無く 涼宮さんはリップの蓋を開け唇へと滑らせた。 僕の汚らわしい場所へ何度も塗ったそれを。 「い、いけません!」 上擦った声で止めるがもう遅い。 思わず叫んだ僕を彼が意外そうな目で見ている。勿論涼宮さんもだ。 「大丈夫よこれくらい。団長と副団長の仲でしょ? ふふ、真っ赤になっちゃって。意外と古泉くんも可愛いのね!」 そう涼宮さんは笑って僕の手にリップを返してくれた。 僕は言うべき言葉が見当たらない。 涼宮さんからすれば、僕はあまり男として見られていないのかも 知れないが、これは間接キスとかいうレベルでは無いのだから。 しかしそれ以上拘って不審に思われても困るから。 その場を何とか誤魔化して、僕は部室を後にした。 扉を背に、大きく息を吐く。 顔だけでなく体も熱を持っていた。 根元を結わえ先端を封じていなければ、僕はまた服を汚していたかも知れない。 それくらい、あのリップに涼宮さんの唇が触れたのは刺激的だった。 帰宅し扉に施錠をして直ぐに、僕はベルトを外して戒めを解いた。 せめて部屋に戻ってからだとか、ここは玄関先だとか気にする余裕も無かった。 輪ゴムで縛られていた性器は鬱血して、触れるだけで強い痺れをもたらす。 陰毛を剃っていなかったら、絡んで外すのが大変だっただろうと思えた。 剥がした絆創膏は既にぐっしょりと濡れている。 膝立ちになり、水音を立てながら僕は性器を扱いた。 いつまでも涼宮さんの唇が脳裏から離れなくて。 リップを取り出し蓋を外して、差し出した舌にそっと触れさせた。 それは無味無臭で。このリップを今まで自分の体の何処に 使ってきたのかを思えば、異常な事だと本気で思う。 それでも僕は今の興奮を止められない。 自分の唾液に塗れたリップをまた体に滑らせる。 涼宮さんの唇が僕の体に触れているような錯覚さえ覚える程で。 まるで覚えたての猿のように僕は自慰に耽った。

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