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返信は―― A.届いた。 緊張しながらメールを送ると、暫くして深夜だと言うのに返信があった。 こんな時間にやり取りをするのは初めての事だったが 相手は僕の事を信用し切れないようだった。 これまでどんな要求に従ってきたのに、これ以上どうしろと言うのだろう。 少し迷ってから、もっと直接的な内容のメールを送る。 会いたいのは、誰だか突き止めて報復する為では無く 僕をより滅茶苦茶にして欲しいだけなのだから。 数回に亘る送受信の後、非通知の着信があった。 直ぐに通話ボタンを押す。 「はい……古泉です」 相手は名乗りもしない。無言のままだ。 それでも、メールの送り主と繋がっている事が嬉しかった。 何を言うべきか言葉に詰まりながら電話に語り掛け メールで言われた通り自分の体に触れ始める。 いつもなら必死に抑える声を敢えて出すように。 恥部を弄る濡れた音を敢えて聞かせるように。 クラスメイトであろう誰かに、浅ましくいやらしく 会って直接触れて欲しいと強請った。 相手の情欲を誘うべく淫らな声を聞かせている。 その事に興奮しながら。 翌日。僕は夕暮れの中、体育館の倉庫へ向かった。運動部も既に帰った後だ。 倉庫に入り込み奥まったマットの上に陣取れば、埃っぽさを感じる。 ここが待ち合わせの場所だった。 指定された時間まであと少し。 次第に暗くなる窓の外にぼんやりと目をやってから 僕は用意していた布で自分の視界を覆った。 姿を見ない事。それが直接会う条件だった。 僕に知られたく無いだけなのか。それとも別の理由があるのか。 それすら定かでは無い。 でも今まで、相手は誰だか解らなかったのだ。 今後も解らなくとも問題は無いのかも知れない。 相手を知りたいという気持ちよりも 直接的な刺激を求める気持ちの方が強かった。 それが後僅かで与えられる。 期待に胸が高鳴り、欲望を我慢出来ない僕は ワイシャツ越しに自分の胸に触れ、緩やかな刺激を与えながら時を待った。 暫くして倉庫の外に人の気配を感じた。次いで扉が開く音。 ついにその時が来たのだ。 待つ間に発情して火照った顔をそちらに向けるが 依然として視界が暗闇である事に変わりは無い。 倉庫に立ち入ってきた人物から僕に掛けられる言葉は無く、無言で足音が近寄ってくる。 クラスメイトである場合、声を発すれば僕に知られるからだろうか。 それは一人では無いようだった。でも多くは無い。足音の数からして二人程度だろうか。 目隠しをしてマットに座り込んだままの僕の耳に、 シャッターを切るような音が聞こえた。写真を撮られたのだろう。 何処までをカメラに収められたのかは知る由も無いが これまで僕が自分で撮り送った写真には、頭部だけは含まれて居なかった。 だがそれも今日までなのだ。 退路を絶たれ、ただ堕ちていく予感に呼吸が早まる。 誰かの手が僕の後頭部に触れた。目隠しの確認か、固く縛り直される。 次いで僕の耳朶を嬲る指。耳の穴に柔らかな何かが押し入ってきて。 僕は聴覚も塞がれた。 視覚と聴覚を失った後、ワイシャツ越しに主張していた乳首が突然摘まれた。 もどかしくも心地良い刺激に声が漏れる。残された触覚は感度を増している。 不明瞭な笑い声が聞こえたような気がした。 誰かの手がワイシャツの釦を外していく。ベルトを外し下着ごと引き摺り下ろす。 手に触れた相手の衣服は、僕と同じ物のようで。やはりクラスの誰かなのか。 僕は無抵抗でマットに転がり、体毛を失って久しい恥部を晒した。 性器は期待に熱を持ち硬くなっている。濡れているかも知れない。 視線を感じる。早く触れて欲しい。そう思うのに手は離れていった。 僕は口を開いて誰かに強請ったが、それでも望む刺激は与えられない。 どうすれば触れてくれるのか解らなくて、でも我慢は出来なくて。 自分で下腹部に手を伸ばそうとしたけれども、手首を掴まれる。 何を求められているのか解らなくて困惑する僕の手が、胸元に押し当てられた。 まずは乳首を弄れという事なのだろうか。必死に両手で自分の乳首を弄る。 それだけでは物足りなくて、喘ぎながら腰を揺らした。 擦り続けた乳首が熱を持ち、痺れを感じるようになった頃 やっと誰かの手が僕の内腿に這わされた。 自分の手で与える物とは違うその感触に、酷く興奮する。 ローションらしき液体が恥部に垂らされ、誰かの手が僕の肛門に触れた。 物欲しさに更に脚を開けば、挿入される指が増え、左右に開かれ中を弄られた。 だらしなく声を上げる僕の口にも指が入り込んで来て。 僕はそれに舌を絡めて吸いついた。 僕の体を辿る手は四本。やはり二人居る。 彼らの手に僕は昂められ、体中を駆け巡る感覚に身悶えた。 放置されたまま天を向く性器にも触れて欲しくて 恥も外聞も無く僕は強請り続ける。 自分を貶める言葉を吐いて快楽を乞えば、それは与えられ。 限界間際だった僕は暗闇の中で瞬く光を感じ、呆気なく射精した。 吐精の快感に酔い痴れる僕の口に、熱く硬い物が触れる。 顔の見えぬ相手も今、僕と同様に興奮しているのだと解り、純粋に嬉しかった。 初めて触れる他人の男性器に嫌悪を感じる事も無く 自ら大きく口を開けてそれにむしゃぶりつく。 きっとこれが僕に更なる快楽を与えてくれる。そんな確信があった。 やがて吐き出された他人の精液は、やはり僕の物と大差無い味で。 汗と精に塗れ、それでも誰かの性器を咥え続ける僕の肛門に もう一つの熱が押し当てられた。ゆっくりと侵入してくる。 バイブやローターとは違い、熱く脈打つそれに内壁を擦られ 僕は全身に纏わり付く熱気を感じながら、ひたすら肉欲に溺れた。 携帯には、半裸のまま体液に塗れてマットに転がる僕の姿がある。 目隠しされて目元は解らないが、頬だけでなく全身を上気させ薄桃色に染めていた。 初めての歪んだ性交はとても刺激的で。 あの後、知らぬ間に撮られていた写真を送付され 他人の目で見る僕はこんな風に映るのかと、とてもどきどきした。 その日以来、僕は熱を持て余せばメールで相手を誘い また呼び出されれば学内の何処でも体を許した。 日毎に乱れた僕の写真や動画は増えていき、それを見て更に倒錯した興奮を覚える。 何度も頭の螺子が外れたような痴態を晒した。 視覚を奪われたままだとしても、いやだからこそ 感覚は研ぎ澄まされ、若い欲望は留まる所を知らない。 これまで誰に抱かれたのか、それが何人なのかも解らない。 幾度と無く繰り返される行為。 触れる手と性器だけを頼りに、少しずつ相手を覚えていく。 そこまでの人数で無い事だけは何となく察せられた。 今日もまた、休み時間の間にトイレの個室で視界を塞がれ 背後から誰かを受け入れてきた。 事後の余韻に浮ついた足で教室に辿り着くと クラスの男子数名が談笑しながら僕を見ていた。 あの日、僕を保健室に連れて行ってくれたクラスメイトもそこにいて。 彼らは一体何を話していたのだろう。 単に雑談中に教室に入ってきた生徒を確認しただけかも知れないし もしくはあの中に、ついさっきまでの相手がいるのかも知れない。 そうして僕は、誰かも解らぬ相手に思いを馳せるのだ。 彼らの前を横切り、殊更ゆっくりと自分の席へ向かう。 僕を見るその視線に、熱の冷めやらぬ体は再び火照り 先程体内に出された誰かの精液が溢れ、下着へと染みていく。 人目に晒されながら密かに粗相をするその感覚に 僕の肉体は悦び打ち震えた。 A.目隠し輪姦END「クラスメイトは僕の棒」

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