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彼に触られるとどうしてこんなに気持ちがいいのだろう? 彼に抱き締められるとどうしてこんなに気持ちがいいのだろう? 彼にキスされるとどうしてこんなに気持ちがいいのだろう? どなたか答えをご存知ですか…? 「古泉、何考えてるんだ?」 僕らの唇が離れると、怒るでもなく彼に問いかけられた。 僕より少し低くて穏やかな彼の声に、僕はまた一つ疑問が浮かぶ。 「あなたの声はどうしてそんなに甘いんでしょうか?」 彼の問いに答えず、反対に問いかけてしまったが、彼はその穏やかな顔を崩すことなく、うーんと悩んだ。 「たぶん、古泉が俺を好きだから…かな?」 しばらくして彼は僕の前髪をかきあげながら、ニカリと笑った。 その彼の笑顔があまりに屈託無くて、僕の心はその言葉をすんなりと受け入れる。 僕は、彼が……好き。 彼と想いが通じた日から、毎日のように囁きあっていた言葉、改めて認識すると少し照れくさくなった。 あぁ、きっと今、僕の顔は赤いんだろうな。 彼にはこんな顔見られたくは無い。 …無いのだけれど。 僕は、僕の額に口づけを繰り返していた彼の頬に両手を添えて囁いた。 「あなたが、好きです」 どうか、この幸せな時間が永遠に続きますように………

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