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「痴漢×古泉2」(2007/09/13 (木) 18:45:53) の最新版変更点
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<p align="left">満員電車は好きでは無い。<br>
特にこんな時期では、蒸し蒸しとしてクーラーなんてかかっていないに等しいし、<br>
知らない人間と密着することに嫌悪感を抱いてしまう。<br>
早く駅に着いてくれないものか…と窮屈に身体を縮めて耐えて居た時だ。<br>
「っ…?!」<br>
ぞわりとした感覚が、下半身から伝わってきた。<br>
誰かに触られた?何故?誰が?<br>
身動きのできないこの状態で、相手を特定することができない。<br>
女子と間違えた…という事は無いだろう。身長は高い方だし、第一大抵の女子は<br>
専用車両に乗り込んでいるだろうから、この車両に乗っているのは大半が男だ。<br>
溜め息を吐きたくなる。<br>
こんな柔らかみのない男の身体を触って、何が楽しいのか…<br>
「ひっ…ぁっ?」後ろを一度撫で上げた手が、今度は前に回ってきた。<br>
大きくてごつい、男の手。<br>
それが自身をためらいも無く握ってきたのだ。<br>
「ふぁ…っく」<br>
制服の筈を握り絞めていた手を、急いで口に当てる。「んんっ…」<br>
それでも洩れる声が憎らしくて、俯いて袖をキツく噛んで必死に押さえた。<br>
男の手は容赦というものを知らない。痛みを伴う程の強さで扱いてくる。<br>
思考がグルグルとして追いつかない、声を出して周りに気付かれないようにするのがやっとだ。<br>
行動はエスカレートしていき、ジーッという音と共にファスナーが下ろされた。<br>
真っ青になりながら、その音を聞く。<br>
上から触られただけなら後は残らないが、こんな事したら、誰かに見られてしまう。<br>
ガタガタと震えながらも口元の手を男の手に伸ばし、やめさせようとした、が。<br>
「なっ…?!」<br>
逆に捕らえられ、その手を後ろに回される。<br>
そこにあったのは、布地の上からでも分かる熱く猛ったもの。<br>
それを握らされて全身が硬直した。<br>
もう片方の男の手は、ゆっくりとズボンの中へ侵入してきている。</p>
<p align="left">電車がガタン、と大きく揺れた。<br>
何とか体勢を維持している震える体に、男の熱い体が纏わりつくように張り付いた。<br>
荒い息が、首筋にあたり、嫌悪感で吐き気がこみ上げる。<br>
振り解きたいと思うけれど、それも適わない。<br>
男の手は、下着の上からゆっくりと撫で回し続け、刺激に慣れていないそこを、<br>
先ほどとは違ってやわやわと攻め立てている。<br>
もう片方の手は、無理やり回された手の上から、熱い男のソレを強弱をつけて握らせてくる。<br>
誰にも触られた事もないそこを刺激され、触った事もない、他人のソレを握らされて・・・<br>
くくっ、という笑い声と吐き出された息が気持ち悪くて「ひっ」と短く悲鳴を上げてしまう。<br>
「なぁお前、そんなお綺麗な顔して、もしかして初めてかぁ?」<br>
低く耳に届いた声のその内容に、そんなの当たり前だと返してやりたい。</p>
<p align="left">でも、周りに発覚する事が怖くて声を上げることもできない。<br>
片手は拘束されていて、もう片方は鞄を持っている。<br>
唇を噛む事でしか声を抑える事ができない今の状況で、これ以上何かをされてしまっては、<br>
抑える事なんてできないだろう。<br>
早く駅について欲しい。<br>
そうすればこの手から逃れて、悪夢を、すぐに終らせる事ができるのに。</p>
<p align="left">だが、世の中そう思い通りには行くわけも無い・・・<br>
下着の割れ目からごつくて荒れた指が進入し、直接触れられた。</p>
<p align="left">本当に、気持ちが悪いのに。身を捻ろうとすると指が動かされて思わず体が硬直する。<br>
中で窮屈そうに動かしていた指先が、とうとう少しずつ先走りを零していた鈴口に<br>
たどり着いてしまった。そこを直接擦られる感覚に、嫌悪感以外の何かを<br>
感じてしまいそうになり、嫌々と小さく首を振るしかできない。</p>
<p align="left">「ん?なんだ、まだ剥けてもいないのかよ・・・」<br>
「い・・・嫌・・だぁっ」<br>
声を出してはいけないと分かっているのに。押し殺そうとしても、殺しきれない。<br>
そんなこと、個人差ではないか。自分でだってほとんどしたことがないのに、そんな・・・。<br>
男の指にぐっと力が入った。</p>
<p align="left">「綺麗な顔した兄ちゃん、俺が剥いてやろうか・・・?」</p>
<p align="left">走る痛みに、状況に、涙腺までが弱まってきたのか目の前がじわりと滲んできた。</p>
<p align="left"> </p>