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年下×古泉」(2007/11/05 (月) 21:13:27) の最新版変更点

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その日、数少ない年下の機関構成員からの頼み事は 僕の予想から大きく外れていたものだった。 曰く「えっちな事を教えてください」と。 何故僕に頼むのかと、固まりかけたけれども 精通したての年頃だろうし、他に近い年代の人が居ないのだから 仕方ないのかなと思うことにした。 「ええと…これは別に病気じゃなくってですね……」 「そんなの知ってます」 そうですよね。幾らなんでもそれくらい義務教育に入ってますよね。 学校に行けない時も多いとは言え。なら何を聞くんですか。 「自分でする時に、どうやるのかなって…」 それは…自分なりのやり方ってのがあるんじゃないでしょうか。 「あ、あのっやり方の参考にしたいんですっ!見せてくださいっ!」 なんでそうなるのかと小一時間問い詰めても良いですかっ! いたいけな眼差しで見つめてくる彼を前に、僕はどうしたものかと悩み続けるのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――― 「……触ったり上下に扱いたり、とかで良いんじゃないでしょうか…」 何でこんな具体的な話をしなければならないんでしょうか。 しかし真面目な顔で僕の話を聞いている彼を見ると 文句を言う気も削がれてしまう。 「扱く…?」 解りにくいですかそうですか。しかし実演だけは出来ません。 僕にも一応プライドと言うものがありまして。 「では僕がするのではなく、あなたのをお手伝いしましょうか」 彼の年齢を考えるとちょっと犯罪の臭いがするかも知れませんが、自分がするよりは…。 そう思い言い出したけれど、彼はあまり乗り気ではないようで。 「見せてはくれないんですか…」 寧ろ何故そんなに人のを見たがるんですか。 「だって…俺あんまり他人のを見たことないから…」 人のと比べたいんでしょうか…。それなら銭湯等へ行けば…って なかなか機会もありませんよね。 それこそ年配の構成員に頼めば、笑いながら見せてくれそうではありますが それはそれで彼にショックを与えてしまうかも知れないし…。 「…………見せるだけですよ。しませんからね…?」 大人に混じって生活をしている彼の望みを無碍には出来ないと僕は思った。 きちんと部屋に鍵を掛けてから、僕は椅子に浅く腰掛けベルトを外しファスナーを…。 「……」 ああ、凄い見られてる見られてる。正直物凄く気まずいです。 でも見せるために脱ぐからには、そんなに見ないで下さいとも言えない。 大丈夫相手は子供です。そして僕はこれからする事は性教育の為で他意は無い。 自分にそう言い聞かせて、ファスナーを下ろしてズボンを寛げ、下着からそれを取り出す。 ぷらんと出てきたそれを見て彼が呟いた。 「俺とちょっと違う……」 これで俺のと変わらないとか言われたら凹む所でした。ちょっとほっとしてみたり。 「大人になるとこうなりますよ」 まぁ僕もそこまで大人じゃないのですが。 「そうなんだ…?」 彼が不思議そうに顔を近づけて、まじまじと僕の性器を見つめる。 何だかそんなに間近に見られていると、おかしな気分になってしまいそうで怖いのですが…。 「これを触って扱くの?」 「そうですよ」 今は萎えて下を向いていますが、勃起と言って上を向くように…って ああ、触っちゃだめですってば! つんつんと指先で突付かれ、僕は大慌てで彼の手を止めた。 「見せるだけですと言ったでしょう」 「すんません…」 う、そんなに素直に謝られると…。 しかし彼の目線は僕の股間に向けられていて。自分でもそちらを見ると 情け無い事に今ので軽く半立ちになっているソレがあった。 思わず顔が熱くなる。たったあれだけで何て事でしょう…。 「…向きが」 いえ、言わないで下さい…。 しかし彼の指摘に僕の性器は更に反応してしまい。恥ずかしくて必死に誤魔化す方法を考える。 「ええと、このように次第に硬くなるので、それを更に刺激するのが普通です」 「普通の人って今みたいに簡単にこうなるの?」 えーと…それは個人差があると思いますが…。 「突付くだけ?」 「……今回はあなたに見られているから、でしょうか…」 何ですかこの羞恥プレイは。 「見せるだけでもこうなるんだ…」 いえ、それにもおそらく個人差が…。 って見せると勃つなんて僕が露出狂みたいじゃないですか! おそらく僕の顔は今真っ赤になっているんでしょう。 「古泉さんは見せると大きくなるんだ…」 だから言わないで下さいってば。自分が危ない人みたいで嫌になります…。 「まぁ勃起する理由も人それぞれと言う事で…。もう良いでしょうか」 今の問答で勃ってしまっているソレを無視して早く仕舞ってしまいたい。 「でもこのままだと大変じゃない?」 …痛い所を突いてきますね。 「そもそもこうなるのって気持ち良かったり、興奮した時なんでしょ?」 それはまぁ…そうなんでしょうね。 「じゃあ古泉さん、俺に見せて気持ち良いの?」 いえ、別にそれは…。 まぁ一般的に性的刺激を受けた時や性的に興奮した時に勃起する、と。 「なら今が…」 ……それはそれで置いておきましょう。お願いですから。 気にしないで下さい。もう見ないで下さい。 椅子に腰掛けている僕の両足の間に、彼はいつしか陣取る形で僕のを凝視している。 無理矢理足を閉じる訳にも行かないし、彼を力づくでどかす訳にも行かない。 「良いですか…もう…」 段々情けなくなってきてしまう。 どうして大した事は何もしてないのに、こんなに僕のは勃起しているのかと。 この場は何としてでも彼から逃げ出して、どこかトイレにでも立て篭もろうかと考えていると ふいに彼の手が伸びてきて、僕のそれに触れた。 「ぁっ……」 思わず声を漏らしてしまい、僕は咄嗟に口を抑えて動揺をやり過ごす。 僕よりも小さな手が僕のソレに触れる光景は、何だかとても倒錯染みていて……これはいけない。 ちょ、ちょっと待って下さい。何で勝手に触れているんですか。 嗜めるとおずおずと彼は手を離し、怒られたとでも思ったのかしゅんとして上目遣いに僕を見上げてきた。 まるでこっちが悪い事をしたような気分になってしまう。だがしかし。 「だって…凄い立っててつらそうだったから…」 いえいえいえいえ辛くないです。これくらい大丈夫です。 そう思わせて下さい。勃ってるのは否定出来ませんけれども! お触りは厳禁ですよ!なんて冗談で済ませられる状態でも無いのが我ながら痛々しい。 「人がするのを見たいとは言っていましたが、触ってみたいとは言ってませんでしたよね」 「そうだけど…」 よし、頑張れ僕。何とか言いくるめて、ここから脱出しなければ。 この後トイレに行くのは目に見えていますけれど。それは悟られてはいけません。 「でもこうなったら最後まで見せてくれても良いじゃないですか」 申し訳有りませんが全然良くありませんっ! こら、そこで口を尖らせて拗ねないで下さい。急に年下アピールしてもダメですよ。 「ならそっちだって、こんなになってるのに年上ぶっても説得力ないじゃないですか」 ……全く持ってその通りです。しかも一向に萎えないソレがとても情けない。 それにしても、僕は何時まで自分を曝け出したままに、だらだらと会話を続けているのかと。 「じゃあ、教えてくれなくても良いですから。僕がやるのを見て、間違ってたら直して下さい」 つい現実逃避をしかける僕に彼が言う。 まぁ、それなら良いんじゃないでしょうか……? そもそも間違いも何も、個人の好みでしょうから、こういう事は。 僕がそう言うと、彼は頷いて手を伸ばし動かし始めた。 ──僕のソレに。 ちょ、なんでそうなるんですか!自分のじゃないんですかっ!? 「既に立ってますし、出してくれてますし。こっちの方が効率が…」 そこで冷静に効率とか言わないで下さい…。 いえ、まぁ、これも教育の一環ではあるので、それはそれで妥当な言い方なのかも知れません、が…? いや本当にこれでいいのか僕。 「それに古泉さん、自分でやってみせてくれそうにないし…」 確かに人前で自慰をするような趣味はありませんが。でもこれも結構際どい気が…。 何だか見ていたらいけない気がしてきて、僕は思わず目を閉じた。 必死に頭の中で気を反らそうとアレコレ考えてみるものの 直接与えられる刺激に、僕の鼓動は次第に早まり。 「やり方、これで良いですか?……気持ち良いです?」 そう問いかけられると、年端も行かない彼にこんな事をさせてしまっている現実が付き付けられて。 それがまた倒錯した快感をもたらしていく。ああ、僕は危ない人だったのか。 「…大丈夫ですか?静かになっちゃったけど……」 返事をすると、余計な声まで漏らしてしまいそうで。 手で口元を覆いながら、僕は視線を彷徨わせた。 彼に任せてしまった僕のソレは、もう腹に着きそうな程反り返っていて。 たどたどしい刺激に、裏筋を撫でられる度に、腰が揺れてしまいそうで堪えるのに必死だった。 「それにさっきから、先っぽから透明なのが出てきてるけど…これ、お漏らし?」 …それは違います。 逐一実況され、恥ずかしくて堪らないのに感じている自分を認めたくなくて。 「それは…カウパー液、と…言って……うっ……」 説明しようとした丁度その時に、彼の指がカリ首を引っ掛かるように動いて、思わず呻く。 「今の所、良いんですか?」 彼が目ざとく重点的にそこを弄り始める。 良いんですかって、あなたも同じ男なんですから、それくらい解るでしょう。 何て言い返せる余裕も無くなって来て。 「答えてくれないと解りません。ここで、良いですか…?」 返事の無い僕に焦れたのか彼の手が少し乱雑に動き、爪先が敏感な鈴口を掠めた。 「ひあっ……っ」 思わず腰が引ける。それを誤解したのか、今度はそちらをぐりぐりと押してきて。 「く、ぅあっ…ちょ、ちょっと待ってくださ…、そっちは、ぁ、あぁっ…」 先走りのぬめりを借りながら与えられる強い刺激に上手く話せない。 「古泉さん…。凄い…やらしい顔してる……気持ち良い?」 彼も興が乗っているのだろう、亀頭を弄りつつも片手が幹を降り、袋の方まで揉んで来た。 僕よりも小さい彼の手に、頭から根元まで全体を弄られている。 先端からしとどに溢れる先走りが小さく水音まで立てていて、一層僕の羞恥を煽る。 「っ…き、気持ち良いですから…もうっ…限界で……っ」 恥ずかしさに思わず顔を覆い、僕はギブアップした。 もう直ぐ達せる。それで終わると思っていたけれど。 ギブアップした僕をどう思ったのか、彼の手がぴたりと止まった。 「え……」 思わず拍子抜けして顔から手を外し、彼を見る。 彼は嬉しそうに僕を見ていた。 「こんな感じで良いんですね。良かったぁ」 ……ええと、まぁ確かにやり方が正しいかどうかの話ではあったので。 僕がそれで良いと言えば、そこで終わるのも仕方ないのかも知れませんが。ですが…。 限界間際まで煽られた僕の熱は収まらない。 でも満足していそうな彼に続きを促すのも、示しが付かない。そんな気がする…。 持て余している熱を抑えようと、深く呼吸を繰り返して、気持ちを落ち着けようとしてみるけれど。 「でも、そんなに良かったですか?涙滲んでますし、それに…涎が」 僕の先走りに濡れた指が、僕の顔を指した。濡れて光る指先を見て、更に体が熱くなる。 慌てて手の甲で口と目元を拭った。 恥ずかしさで言葉が見つからない。それに僕の体は続きを欲していて。 ……あと少しだったのに。 もうあとは自分でしてしまおうかとも思うけれど。 それだと、さっきまであんなに自力でするのを拒んでいたのにと、彼に軽蔑されてしまうだろうか。 「ねぇ古泉さん」 おろおろと視線を彷徨わせていると、彼に呼ばれた。 「あと少しっぽかったですよね?」 射精まで。彼がそう言う。 返答に詰まっていると痛いほど張り詰めている僕のソレを突付かれた。疼きがより強まる。 恥ずかしくて居た堪れないけれど、体の欲求には逆らえない。僕は素直に頷いた。 彼は嬉しそうに笑い「最後までします?」と尋ねてきた。 「それとも自分で最後しちゃいます?」 提示された選択肢はどちらも甘い響きで。 年上としての矜持とかそんなものは、今の僕には意味が無かった──。 こんな事までしといて何だがこんな子供に『触って下さい』なんて口がさけても言えない。 しかしこのまま放置するのは不可能だった。 僕はおそるおそる自信に手を伸ばす。 彼の無言の視線が痛い。 「うっ…ぁ、はっ…」(気持ちいい…気持ちいい、気持ちいい!) すでに先走りでぬるぬるだったものは更に質量を増やしてじゅぷじゅぷと音をたてる。 今までにない興奮と快感を覚えた僕は確信してしまった。 僕は変態だったのだ――と。 「っ古泉さん、気持ちいですか…?」 目をつむり、必死に扱いていた手に触れられて、少しびくっとして彼の顔をみると先程と違って紅く上気していた。 心なしか息も荒い。 「ふ、ぃっ…あ、気持ちっ…れす、んっ」 「出ます?」 「は、はいっ…イくっ!」 「僕に見られてイキそうなんですか?」 そんな言葉にさえ感じてしまう僕は末期だ。 「も、出るっ!!」 先端に爪をたてると彼の目をしっかりと見つめたまま、うちももをびくびく震わせ最高に気持ちいい射精をした。
その日、数少ない年下の機関構成員からの頼み事は 僕の予想から大きく外れていたものだった。 曰く「えっちな事を教えてください」と。 何故僕に頼むのかと、固まりかけたけれども 精通したての年頃だろうし、他に近い年代の人が居ないのだから 仕方ないのかなと思うことにした。 「ええと…これは別に病気じゃなくってですね……」 「そんなの知ってます」 そうですよね。幾らなんでもそれくらい義務教育に入ってますよね。 学校に行けない時も多いとは言え。なら何を聞くんですか。 「自分でする時に、どうやるのかなって…」 それは…自分なりのやり方ってのがあるんじゃないでしょうか。 「あ、あのっやり方の参考にしたいんですっ!見せてくださいっ!」 なんでそうなるのかと小一時間問い詰めても良いですかっ! いたいけな眼差しで見つめてくる彼を前に、僕はどうしたものかと悩み続けるのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――― 「……触ったり上下に扱いたり、とかで良いんじゃないでしょうか…」 何でこんな具体的な話をしなければならないんでしょうか。 しかし真面目な顔で僕の話を聞いている彼を見ると 文句を言う気も削がれてしまう。 「扱く…?」 解りにくいですかそうですか。しかし実演だけは出来ません。 僕にも一応プライドと言うものがありまして。 「では僕がするのではなく、あなたのをお手伝いしましょうか」 彼の年齢を考えるとちょっと犯罪の臭いがするかも知れませんが、自分がするよりは…。 そう思い言い出したけれど、彼はあまり乗り気ではないようで。 「見せてはくれないんですか…」 寧ろ何故そんなに人のを見たがるんですか。 「だって…俺あんまり他人のを見たことないから…」 人のと比べたいんでしょうか…。それなら銭湯等へ行けば…って なかなか機会もありませんよね。 それこそ年配の構成員に頼めば、笑いながら見せてくれそうではありますが それはそれで彼にショックを与えてしまうかも知れないし…。 「…………見せるだけですよ。しませんからね…?」 大人に混じって生活をしている彼の望みを無碍には出来ないと僕は思った。 きちんと部屋に鍵を掛けてから、僕は椅子に浅く腰掛けベルトを外しファスナーを…。 「……」 ああ、凄い見られてる見られてる。正直物凄く気まずいです。 でも見せるために脱ぐからには、そんなに見ないで下さいとも言えない。 大丈夫相手は子供です。そして僕はこれからする事は性教育の為で他意は無い。 自分にそう言い聞かせて、ファスナーを下ろしてズボンを寛げ、下着からそれを取り出す。 ぷらんと出てきたそれを見て彼が呟いた。 「俺とちょっと違う……」 これで俺のと変わらないとか言われたら凹む所でした。ちょっとほっとしてみたり。 「大人になるとこうなりますよ」 まぁ僕もそこまで大人じゃないのですが。 「そうなんだ…?」 彼が不思議そうに顔を近づけて、まじまじと僕の性器を見つめる。 何だかそんなに間近に見られていると、おかしな気分になってしまいそうで怖いのですが…。 「これを触って扱くの?」 「そうですよ」 今は萎えて下を向いていますが、勃起と言って上を向くように…って ああ、触っちゃだめですってば! つんつんと指先で突付かれ、僕は大慌てで彼の手を止めた。 「見せるだけですと言ったでしょう」 「すんません…」 う、そんなに素直に謝られると…。 しかし彼の目線は僕の股間に向けられていて。自分でもそちらを見ると 情け無い事に今ので軽く半立ちになっているソレがあった。 思わず顔が熱くなる。たったあれだけで何て事でしょう…。 「…向きが」 いえ、言わないで下さい…。 しかし彼の指摘に僕の性器は更に反応してしまい。恥ずかしくて必死に誤魔化す方法を考える。 「ええと、このように次第に硬くなるので、それを更に刺激するのが普通です」 「普通の人って今みたいに簡単にこうなるの?」 えーと…それは個人差があると思いますが…。 「突付くだけ?」 「……今回はあなたに見られているから、でしょうか…」 何ですかこの羞恥プレイは。 「見せるだけでもこうなるんだ…」 いえ、それにもおそらく個人差が…。 って見せると勃つなんて僕が露出狂みたいじゃないですか! おそらく僕の顔は今真っ赤になっているんでしょう。 「古泉さんは見せると大きくなるんだ…」 だから言わないで下さいってば。自分が危ない人みたいで嫌になります…。 「まぁ勃起する理由も人それぞれと言う事で…。もう良いでしょうか」 今の問答で勃ってしまっているソレを無視して早く仕舞ってしまいたい。 「でもこのままだと大変じゃない?」 …痛い所を突いてきますね。 「そもそもこうなるのって気持ち良かったり、興奮した時なんでしょ?」 それはまぁ…そうなんでしょうね。 「じゃあ古泉さん、俺に見せて気持ち良いの?」 いえ、別にそれは…。 まぁ一般的に性的刺激を受けた時や性的に興奮した時に勃起する、と。 「なら今が…」 ……それはそれで置いておきましょう。お願いですから。 気にしないで下さい。もう見ないで下さい。 椅子に腰掛けている僕の両足の間に、彼はいつしか陣取る形で僕のを凝視している。 無理矢理足を閉じる訳にも行かないし、彼を力づくでどかす訳にも行かない。 「良いですか…もう…」 段々情けなくなってきてしまう。 どうして大した事は何もしてないのに、こんなに僕のは勃起しているのかと。 この場は何としてでも彼から逃げ出して、どこかトイレにでも立て篭もろうかと考えていると ふいに彼の手が伸びてきて、僕のそれに触れた。 「ぁっ……」 思わず声を漏らしてしまい、僕は咄嗟に口を抑えて動揺をやり過ごす。 僕よりも小さな手が僕のソレに触れる光景は、何だかとても倒錯染みていて……これはいけない。 ちょ、ちょっと待って下さい。何で勝手に触れているんですか。 嗜めるとおずおずと彼は手を離し、怒られたとでも思ったのかしゅんとして上目遣いに僕を見上げてきた。 まるでこっちが悪い事をしたような気分になってしまう。だがしかし。 「だって…凄い立っててつらそうだったから…」 いえいえいえいえ辛くないです。これくらい大丈夫です。 そう思わせて下さい。勃ってるのは否定出来ませんけれども! お触りは厳禁ですよ!なんて冗談で済ませられる状態でも無いのが我ながら痛々しい。 「人がするのを見たいとは言っていましたが、触ってみたいとは言ってませんでしたよね」 「そうだけど…」 よし、頑張れ僕。何とか言いくるめて、ここから脱出しなければ。 この後トイレに行くのは目に見えていますけれど。それは悟られてはいけません。 「でもこうなったら最後まで見せてくれても良いじゃないですか」 申し訳有りませんが全然良くありませんっ! こら、そこで口を尖らせて拗ねないで下さい。急に年下アピールしてもダメですよ。 「ならそっちだって、こんなになってるのに年上ぶっても説得力ないじゃないですか」 ……全く持ってその通りです。しかも一向に萎えないソレがとても情けない。 それにしても、僕は何時まで自分を曝け出したままに、だらだらと会話を続けているのかと。 「じゃあ、教えてくれなくても良いですから。僕がやるのを見て、間違ってたら直して下さい」 つい現実逃避をしかける僕に彼が言う。 まぁ、それなら良いんじゃないでしょうか……? そもそも間違いも何も、個人の好みでしょうから、こういう事は。 僕がそう言うと、彼は頷いて手を伸ばし動かし始めた。 ──僕のソレに。 ちょ、なんでそうなるんですか!自分のじゃないんですかっ!? 「既に立ってますし、出してくれてますし。こっちの方が効率が…」 そこで冷静に効率とか言わないで下さい…。 いえ、まぁ、これも教育の一環ではあるので、それはそれで妥当な言い方なのかも知れません、が…? いや本当にこれでいいのか僕。 「それに古泉さん、自分でやってみせてくれそうにないし…」 確かに人前で自慰をするような趣味はありませんが。でもこれも結構際どい気が…。 何だか見ていたらいけない気がしてきて、僕は思わず目を閉じた。 必死に頭の中で気を反らそうとアレコレ考えてみるものの 直接与えられる刺激に、僕の鼓動は次第に早まり。 「やり方、これで良いですか?……気持ち良いです?」 そう問いかけられると、年端も行かない彼にこんな事をさせてしまっている現実が付き付けられて。 それがまた倒錯した快感をもたらしていく。ああ、僕は危ない人だったのか。 「…大丈夫ですか?静かになっちゃったけど……」 返事をすると、余計な声まで漏らしてしまいそうで。 手で口元を覆いながら、僕は視線を彷徨わせた。 彼に任せてしまった僕のソレは、もう腹に着きそうな程反り返っていて。 たどたどしい刺激に、裏筋を撫でられる度に、腰が揺れてしまいそうで堪えるのに必死だった。 「それにさっきから、先っぽから透明なのが出てきてるけど…これ、お漏らし?」 …それは違います。 逐一実況され、恥ずかしくて堪らないのに感じている自分を認めたくなくて。 「それは…カウパー液、と…言って……うっ……」 説明しようとした丁度その時に、彼の指がカリ首を引っ掛かるように動いて、思わず呻く。 「今の所、良いんですか?」 彼が目ざとく重点的にそこを弄り始める。 良いんですかって、あなたも同じ男なんですから、それくらい解るでしょう。 何て言い返せる余裕も無くなって来て。 「答えてくれないと解りません。ここで、良いですか…?」 返事の無い僕に焦れたのか彼の手が少し乱雑に動き、爪先が敏感な鈴口を掠めた。 「ひあっ……っ」 思わず腰が引ける。それを誤解したのか、今度はそちらをぐりぐりと押してきて。 「く、ぅあっ…ちょ、ちょっと待ってくださ…、そっちは、ぁ、あぁっ…」 先走りのぬめりを借りながら与えられる強い刺激に上手く話せない。 「古泉さん…。凄い…やらしい顔してる……気持ち良い?」 彼も興が乗っているのだろう、亀頭を弄りつつも片手が幹を降り、袋の方まで揉んで来た。 僕よりも小さい彼の手に、頭から根元まで全体を弄られている。 先端からしとどに溢れる先走りが小さく水音まで立てていて、一層僕の羞恥を煽る。 「っ…き、気持ち良いですから…もうっ…限界で……っ」 恥ずかしさに思わず顔を覆い、僕はギブアップした。 もう直ぐ達せる。それで終わると思っていたけれど。 ギブアップした僕をどう思ったのか、彼の手がぴたりと止まった。 「え……」 思わず拍子抜けして顔から手を外し、彼を見る。 彼は嬉しそうに僕を見ていた。 「こんな感じで良いんですね。良かったぁ」 ……ええと、まぁ確かにやり方が正しいかどうかの話ではあったので。 僕がそれで良いと言えば、そこで終わるのも仕方ないのかも知れませんが。ですが…。 限界間際まで煽られた僕の熱は収まらない。 でも満足していそうな彼に続きを促すのも、示しが付かない。そんな気がする…。 持て余している熱を抑えようと、深く呼吸を繰り返して、気持ちを落ち着けようとしてみるけれど。 「でも、そんなに良かったですか?涙滲んでますし、それに…涎が」 僕の先走りに濡れた指が、僕の顔を指した。濡れて光る指先を見て、更に体が熱くなる。 慌てて手の甲で口と目元を拭った。 恥ずかしさで言葉が見つからない。それに僕の体は続きを欲していて。 ……あと少しだったのに。 もうあとは自分でしてしまおうかとも思うけれど。 それだと、さっきまであんなに自力でするのを拒んでいたのにと、彼に軽蔑されてしまうだろうか。 「ねぇ古泉さん」 おろおろと視線を彷徨わせていると、彼に呼ばれた。 「あと少しっぽかったですよね?」 射精まで。彼がそう言う。 返答に詰まっていると痛いほど張り詰めている僕のソレを突付かれた。疼きがより強まる。 恥ずかしくて居た堪れないけれど、体の欲求には逆らえない。僕は素直に頷いた。 彼は嬉しそうに笑い「最後までします?」と尋ねてきた。 「それとも自分で最後しちゃいます?」 提示された選択肢はどちらも甘い響きで。 年上としての矜持とかそんなものは、今の僕には意味が無かった──。 こんな事までしといて何だがこんな子供に『触って下さい』なんて口がさけても言えない。 しかしこのまま放置するのは不可能だった。 僕はおそるおそる自信に手を伸ばす。 彼の無言の視線が痛い。 「うっ…ぁ、はっ…」(気持ちいい…気持ちいい、気持ちいい!) すでに先走りでぬるぬるだったものは更に質量を増やしてじゅぷじゅぷと音をたてる。 今までにない興奮と快感を覚えた僕は確信してしまった。 僕は変態だったのだ――と。 「っ古泉さん、気持ちいですか…?」 目をつむり、必死に扱いていた手に触れられて、少しびくっとして彼の顔をみると先程と違って紅く上気していた。 心なしか息も荒い。 「ふ、ぃっ…あ、気持ちっ…れす、んっ」 「出ます?」 「は、はいっ…イくっ!」 「僕に見られてイキそうなんですか?」 そんな言葉にさえ感じてしまう僕は末期だ。 「も、出るっ!!」 先端に爪をたてると彼の目をしっかりと見つめたまま、うちももをびくびく震わせ最高に気持ちいい射精をした。

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