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痴漢(電車)×剃毛古泉」(2007/09/20 (木) 21:16:25) の最新版変更点

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僕は今痴漢に遭っていた。 満員電車で身動きも取れず、声を上げるにも男としてのプライドがそれを許さない。 僕は同性にもそういう目で見られる事は多くて。お尻を軽く撫でられる程度の痴漢なら 幸か不幸か、まぁ多少は慣れているとも言えて。 大体この手合いはそこまでしつこくは無いものだから。 そして僕は男だから、この程度で動揺していては……。 半端な慣れが裏目に出るというのも良くある話で。 いつしかお尻に触れていたその手は、前方へと回ってきていた。 車内の隅に追いやられている僕には、身じろぐ隙間も纏わり付く手を退ける余裕も無く。 制服のジャケットで隠れているのを良い事に、その手はズボンのファスナーにまで 手を掛けてきた。 ……これは明らかにまずい。 こんなにも積極的な痴漢は初めてで。 落ち着けと自分に言い聞かせても、僕の心臓はいう事を聞かない。 やがて隙間から手が忍び込み、下着を掻き分け、情け無い事に硬くなり始めている僕自身に触れた。 侵入してきた手が一瞬止まる。 何故止まったのかも想像がついてしまい。ますます自分がふがいない。 「…良い趣味してるな変態」 小さな囁きが聞こえた。 良くはないし、それ以前に僕の趣味では無いんですが。 それに変態というのは男である僕に痴漢しているそちらでしょう。 などと言い返せるはずもなく。 弱い部分を守るはずの体毛は僕のソコには無く。直接肌に指が触れるのが解る。 抵抗も、勿論言い訳も出来ずに、僕はこの場をどう切り抜けるべきなのかを 焦って上手く働かない頭で考えるのみだった。

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