月が綺麗な晩だった。俺と古泉はこっそりと宿を抜け出して、モーターボートで夜の海へ繰り出した。波が静かに揺れる。聞こえるのは波の音と、二人の息遣いだけだった。首筋から胸へ、ゆっくりと舌を這わせて行くだけで甘い声が上がる。「だめ、そんなにしちゃ、やっ…んぅっ」冷えた月の光に浮かび上がる、白い身体は綺麗だった。触るのがためらわれるくらいだけれど、それを汚す事への興奮が勝る。「古泉…もっと声出せよ」胸の飾りをしつこいほどに弄ってやると、そこはぷっくらと赤く色付いた。十分感じてる筈なのに、古泉はいやいやと首をふる。「や…です、恥ずかし…あぅっ」「誰も居ない。俺と、お前しか。そうだろ…?」「ふぁ、だ、だって…ひゃっ?!」薄い腹を手でゆっくり撫で回してやると、腰がうねって逃げ惑うように動く。「だって…なんだ?」耳元へ唇を寄せ息を吹き掛けるように囁くと、ジワリと濡れた目で、古泉は空を見上げる。「月が…見てます」「はっ、見せつけてやれば良いさ」古泉の言葉を鼻で笑い、よりいっそう快感でよがらせる為に俺は手を古泉の下肢へとゆっくり伸ばした
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