「恐怖のロシアンルーレットよ!」「はぁ?」嬉々として机の上に立ち上がり、高らかに叫ぶ団長様を全員が見上げた。スカートの中身がギリギリだぞおい、とは言わないのがまっとうな男子マナーだ。「なんだ?今度はカラシ饅頭でも持って来る気か?」「ばっかねキョン!SOS団はそんじゃそこらの芸人じゃないのよ!」じゃあ何か、俺達は一流の芸人なのか。「これよこれ!」ハルヒは俺の言葉をいつもの通りスルーして何やら取り出した。小さな小瓶のようなモノだ。なんだソレは?まさか非常識な怪しい薬ではあるまいな。「みくるちゃん!とりあえず全員分のお茶!」「ひゃっはぁい!」哀れ美しい子羊さんは慌てて命じられるままにお茶を入れはじめた。「何でしょうか、その小瓶は…シロップか何かですか?」「だといいがな…。」イエスマンのお前なら中身が何か聞かなくても命令さえあれば一気飲み出来るんだろうよ。いっそそうしてくれないかハルヒ、俺はそれを飲むのはお断りだ。「古泉くん!これはロシアンルーレットなんだから、それ相応のモノじゃないと面白くないじゃない?」「では毒薬ですか?」「ひぃぇ?!」馬鹿かお前は。どうしてそう発想が極端なんだ。お前は本当に成績がいいのか?詐欺じゃないのか?みろ、お茶を入れてくださる天使様が怯えていらっしゃるじゃないか。お前のせいだバチ当たりめ。 「残念だけどそれは出来ないわ。みんな大切なSOS団だもの。」「涼宮さん…。」「…。」ちょっとまて。感動のセリフのようで悪いが『残念だけど』って何だ。「ま、と言う事で身体に害はないわよ!安心して飲みなさい!」ルールは簡単だ。全員分のお茶を用意する。コンピ研の部長を連れて来て、俺達にわからないようにどれかのコップに小瓶の中身を入れさせる。コンピ研の部長を追い出す。俺達がコップを選ぶ…以上。「さぁ!皆コップを持った?」「本当に害は無いんだろうな?!」「ふぇぇぇ~怖いですぅ~。」「ドキドキしますねぇ。」「…。」ふと長門を見てみると、何でもない顔をしてコップを持っている。どうやら小瓶の中身は大丈夫そうだな。命に別状はあるまい。「さぁっぐぃっといくわよ~カンパーイ!!」「「「「かんぱ~ぃ…」」」」「…味は何ともないな。」ぐいっと飲み干した俺を誰か褒めて頂きたい。「普通の…お茶ですね。」朝比奈さんも古泉も長門も、もちろんハルヒも普通の顔をしている。若干ハルヒは強張ってる気がしたが気付かなかったことにしよう。「いったい中身は何だったんですか?」「ふっふふ…。」ああ、嫌な笑顔だぞハルヒ。何だその最高にスリルを味わってます的な表情は。そして古泉、お前も笑顔が少し引きつっているぞ。変な味でもしたのか?「ネットで手に入れたのよ。すぐ効くって書いてあったけど…どうかしら?」「あ、あの、私は何ともないですぅ…。」「俺も…何も…ってお前、睡眠薬とかじゃないだろうな?!」もしそうだとしたら身体に害がある可能性もあるじゃないか。「違うわよ!もう…皆飲んじゃったし、言っちゃってもいいわね、媚薬よ。」「…は?」何ですと?今なんとおっしゃったのかこのぶっとんだ女子は。「媚薬よびーやーく。キョン知らないの?」「…しっ…知ってるとかそんな話じゃないだろ!」ああ、と天を仰ぎ、そして頭をかかえた。「なによ、アンタ大丈夫だったんでしょ?いいじゃない。」そんな問題じゃない。もし、もしもだ、朝比奈さんが飲んでいたらどうするんだ。頬を染めてモジモジされたりしたら俺はどうしたらいいんだ。俺が股間をおさえてモジモジするハメになるんだぞ。 で、誰なんだ?飲んだのは。皆普通じゃないか。全員を見渡す。と、消去法で推理してみよう。まず朝比奈さんではない。身体の火照りを隠し通せる方ではあるまい。ハルヒ、も違う。きっとハルヒなら顔を真っ赤にして「帰る!」と言いかねない。なら後は二人にしぼられる。長門…は飲んでも平気そうだ。まず効かないだろうな。残念だ。古泉…は多分何とか笑顔を保つと思われる。だが身体は俺と同じ男子高校生のはずだ。ではどうしたら結果がわかるだろうか。答えは簡単だ。俺はニヤついている古泉の耳にフッと不意打ちで息を吹きかけた。「ひゃぁっ…!」「…!」ビンゴ。ビクッと身体をしならせた古泉は、聞いた事もない声を出したのだ。奴は顔を赤くして耳を抑え、俺を恨めしげに見てきた。その目は訴えている。『せっかく堪えていたのにどうして暴いたんですか!』だろう。「あらぁ…?古泉くん、どうしたのかしら?」また嫌な表情してるぞハルヒ。エロおやじそのものだが、お前はその顔で全てをカバーしているな、羨ましいやつめ。「こ、古泉くんが飲んだんですかぁ~?」「…とても興味深い状態。」おいおい皆自分じゃないとわかると楽しそうだな、俺もだが。よく見ると古泉の息は少し荒い。手を握り締めて少し小刻みに震えている。「は…はは、やっぱり、賭けに、は…弱いようで、す。」少し笑ってみたがどうにも上手くいかないらしい。すみません、少し顔を洗ってくるか、水を浴びたいのですがよろしいですか?と途切れ途切れに伝えて来た。しかしそうはいかないみたいだぞ古泉。「色っぽいわね~!古泉くん!」「ぇ…?」「興味深い…観察の時間が欲しい。…駄目?」俺に効くのか長門。「ユキが自分から行動するなんて珍しいわね…いいわっ存分に観察しなさい!」そしてお前が答えるのかハルヒ。「す、涼み、やさん…!」「いいでしょ?女の子なら問題だけど…男子なんだし、気にすることないわよ古泉くん!どーんとしてなさい!」「ぁ…ぅ…。」どうやら相当ヤバイ状態みたいだが。このままは結構拷問だぞ。怯えたように俺を見られても困る。『助けて下さい、何とかして下さい。』と言う無言のメッセージはまぁ、届かなかったことにしよう。こらこら長門、古泉の横に椅子を持って来て真横から見すぎだ。穴が開くぞ。「触って…いい?」「…ひっ…?」どこをだどこを。そこまで興味深いのか?しかし局部は多分もう限界だと思うぞ。「流石にシャレじゃなくなるから股間はやめてやれ。」「髪だけ。…駄目?」「髪なら…いいんじゃないか?」「やっ…だ、ダメで、す…!」首を微かにふるふると振る。どう見ても股間がテント張ってるぞ古泉。ああ、もう立てないのか。と言うかこの古泉の状況を見てどうして反応するかな俺の息子は。そんな子に育てた覚えはありませんよ。「髪だけ。」長門の小さな指がすっと古泉の髪をすいた。「…ふっ…!」古泉は泣きそうな目で俯いてしまう。震えて必死に耐えているらしい。長門は何度も髪を撫でた。古泉の表情を観察しながらそっと触る。それをハルヒと朝比奈さんが動きを止めてじっと見ている。ハルヒ、顔が赤いぞ。「こんなに効くなんて思わなかったわ…。すごいわね…。」言いながら古泉の後ろに回り、首筋をすっと撫ぜた。「んっ…あ!」「おいおいハルヒ…。」「仕方ないじゃない。立てなさそうだし…このままもマズイんでしょ?」「それはそうだが…。」「じゃあとりあえずスッキリさせてあげなきゃ。」どういう理屈だ。いや、理屈は通ってる…のか?女子部員が部屋を出て古泉を一人にしてやればいい話じゃないのか?「ほらキョン、手伝ってあげなさいよ。」「…はいはい。」俺が椅子から立ち上がり古泉の横に立つと、驚いたような怯えた目が見上げてきた。「ほら、ちょっとベルト外すぞ。」「っ?ぃやっ!やめっ…!」「そのままじゃ辛いだろうが…長門、ちょっと手を押さえてくれないか?」「了解した。」長門は椅子に座ったままの古泉の後ろに立ち、ひょいと両手をつかんで万歳の格好をさせた。「やっ…やめてっ…やめて下さいっ!」カチャカチャと音を立てて古泉のベルトを外す。何をやっているのかね俺は。何を思ったかハルヒが両手を上げさせられた古泉の脇をYシャツごしにつうっと撫でる。「あっ…くぅ…。」感じてビクビクしている古泉は放って置いて、俺はとりあえずチャックを下ろしてやった。これで少しは楽になるだろう。ボクサー派か、古泉。もうシミが出来てるぞ。これは脱がしてやるべきだろうか。「やだぁ…やめっ、くださ…。」太ももモジモジさせて言うセリフかそれが。というか朝比奈さん?朝比奈さん大丈夫ですか?刺激が強すぎるんじゃないですか?「わ、わたしも触っていいですかぁ…?」前言撤回。そう言えば年上だったなこの人。ならば遠慮は要らないな。俺は古泉のパンツを下に引っ張り、窮屈そうなペニスを空気にさらした。「あぁっ…!」一瞬ゴムの所にひっかかっただけで非難の声を上げるな。長門は古泉を観察できて満足らしい、両手を万歳させてどこか嬉しそうなのは気のせいか。「古泉くん、汗いっぱいかいちゃってます~と、とりあえずボタン、外しますね。」「全開にしちゃって!みくるちゃん!」「ひぇえ~?ぜ、全部ですか?古泉くん寒くないですかぁ?」むしろ熱いと思うんだがそれは女子にはわからないものなのかもしれん。「ぁ…ぅ…。」撫でられてるだけでエロい声を出すな馬鹿。色々したくなってしまうだろう。お前は俺を別世界へ陥れるつもりか。「ひゃぅっ…!」ハルヒが突如古泉の生肌に触ると、びくっと古泉が震える。「肌綺麗ね~!」「すべすべですぅ~!」「ぁっ…はぁっ…!」こらこら男の脇腹を撫でながら普通の女子高生の会話をしないでくれ。あ~あ、古泉のこのおっ立ったモノを慰めるのは多分俺の役目なんだな。とりあえず俺はそのままギュッとわし掴んでみる。「ひあぁっーあっ…!」ビクビクッと背を逸らし、古泉は暴れた。長門が思いのほか強い力で両手を掴んでいるらしいから、びくともしない。薬がさらに効いてきたのか、古泉はよだれを垂らして喘ぐ。「あっ…やぁっ…ぅくっ…」ビクビクさせてついに嗚咽を漏らし始めた。「男子もここ、気持ちいいのかしら?」見ればハルヒが乳首をクリクリと人差し指で弄っている。そのせいか。「人によっては気持ちいいらしいぞ?」「じゃあ古泉くんは感度いいのね!さすが副団長だわ!」「ぁっ…ぃやぁ…!」何がさすがなんだか。「長門、ちょっとしっかり押さえててくれよ。」「了解。」そのまま俺は古泉のモノを激しく擦り上げる。「ひぁっ!あぁぁっー!」悪いな古泉、お前の為だ早くイけ。「っー!!」仰け反って古泉は精液を吐き出した。「はっ…はっ…はっ……ぇう…。」「泣いちゃダメよ古泉くん、怖かったの?痛かったの?キョンが下手なのね?後で怒ってあげるからね?」「もう大丈夫ですよぅ~。」愛でられてるな、古泉。羨ましいとはちっとも思わないが。「…まだ。」「ん?どうした長門。」「まだ、彼は満足していない。」見ればまだ古泉のペニスはおっ立ったままだ。結構な量出してたけどな、薬のせいか。「ぅ…ふっ…も、やだぁ…。」「困ったわね…さっきのは痛そうだったし。」いや、痛くは絶対なかったハズだ。むしろ気持ちよかったに違いない。泣いたのは男として精神上もう限界だったからに違いないのだ。「長門、腕が痛そうだ。体勢がもうちょっと何とかならないか?」「…乗せる。」長門は古泉の腰をさっと掴み、そのまま長机の上にドンと乗せた。何という早業。「凄いわね、力持ち~!」いやいやいや、そんなレベルではないだろう。そのまま長門は古泉の両手をまた掴み、頭の上に万歳させた。
「ふっ…も、やめてくださ…。」古泉はまだ観念していないのか、うつろな目で少し足をばたつかせている。残念ながら薬の効いた身体ではどうにもうまく動けないらしい。「さて…もう一回イかすか?」ふるふると古泉が首を振る。お前にはもう聞いてないよ。「前立腺を弄ってあげて。」「…へ?」長門さん、今なんと?「…予備知識が無ければ難しい。…おさえて。」変われと言うのだろうか。とりあえず俺は言われるままに古泉の両手を掴み、押さえる。長門は朝比奈さんのカバンからハンドクリームを取り出した。「借りる。」「は、はいどうぞぉ!」「ひ…やっ…やめっ!」かわいそうなくらい怯える古泉にさすがに罪悪感が沸いてきた。ごめんなぁ古泉。そりゃあ前立腺とか言われたら普通ビビるよな。一般男子高校生ならなおさらな。「やっ…こ、わぃ…!」「大丈夫。」「古泉くん、ユキが気持ちよくしてくれるって。大丈夫よ怖くないわ、私がついてるからね!」元はと言えばお前のせいなのだが。長門が素早い動きでズボンをひっぱり脱がした。もちろんパンツも一緒だ。古泉はめでたくYシャツと解け掛かったネクタイと靴下だけにされてしまった。もじもじと太ももを合わせて股間を隠そうとするがどう考えても無駄だろう。「足、持って。」「こうかしら?なんかプロレスみたいね。」「こうですかぁ~?い、痛くないですか古泉くん…。」ああ、何と言う光景か。男子高校生が裸にされて女子高に足を広げられてるなんてな。「…ぅっく…ふぅ…」もう抵抗も諦めたらしい。可愛そうな古泉、危うく俺がこうなってたかと思うとぞっとする。何もかもが終わったらアイスおごってやるからな。長門が何やら指にクリームを取り、古泉の股間あたりで指を動かしている。何をされてるのか解らないが、おおかたクリームをあの部分に塗られてるんだろう。「ひっ…ぃ…!」ガタガタ震える古泉の目が俺を見上げた。その目を見た時、俺の息子さんが暴れ狂ったのは誰も気付いていまい。「あっ…あっ…っく…やぁぁ…。」「今何してるんだ長門。」「指を入れた…二本目。」…聞かないほうがよかったか。「内部が慣れてきた。これから前立腺を探る。」「…ぅっ…く…やだっ…やだぁ…。」実況中継しないでよろしい!古泉が怯えてるじゃないか。みろ、ガタガタ震えて涙流して…キャラ崩壊してるぞ。「ーぃっ?!」ヒュ、と喉を鳴らして古泉が突如仰け反った。「見つけた。」「い、いやぁ!やだっ!放してっ放してぇ!」「こ、こら落ち着け。」暴れ出す古泉に慌てて片手で両手を押さえたまま、立ち上がったペニスを握りこんだ。そのままぎゅっと圧力をかけてやる。「ふぅえっ…!」古泉は驚いて硬直する。「このまま前立腺を刺激し続け、何度か達すれば薬の効果が切れる。」「だって!よかったわね古泉くん!」「しっかりおさえてて。」「古泉、ちょっとの間だからな。我慢しろ。」「やっ…や……ひぃぃっ?!」首をふって拒否する古泉を無視して長門の指が動きを再開させたようだ。暴れる古泉の腰が上下する事により時たま長門の手が見えた。指は二本ずっぽりと入っており、それが広げられ、さらにもう片方の手の指がその間を小刻みに出入りしている。「あぁーっ!ひゃっ…かっはぁっ…!」どうやら二本の指で広げ、前立腺を確実に一点集中で攻撃しているらしい。「やらぁっ…!っけてっ…はぁっあっ!」これで二度目の射精。容赦なく長門の指は動き続けた。「ふぇえっ…ぅっ…ぅあああー!」三度目…と言うか、空打ちと言う奴か。精液を出さずにイッたらしい。それでも長門の動きは止まらず、古泉は何度か空打ちした後に失神した。やれやれ…俺の息子さんはどうしたらいいんだ。トイレに行って来る。
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