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あれは、母方の実家である田舎の家に、一樹と二人で遊びに行った日のことだった。

「……おにいちゃん」
うとうとと眠りに着き始めた頃、誰かが俺の身体を揺らすのと同時に声が聞こえる。
誰だろうかと眠い目をこすり身体を起こすと、そこには不安そうな面持ちで立っている一樹が居た。
「どうした?」
俺は一樹の肩に優しく手を置いて言葉を続ける。
「また怖くて眠れないのなら遠慮なく俺の布団に潜っていいんだぞ」
「そ、それもあるんだけど……」
一樹はもじもじしたまま恥ずかしそうに股間を押さえている。
「僕、おしっこしたくなったけど、廊下が暗くて……」
ああ、この田舎の家は裸電球で夜になると真っ暗な状態になるんだった。
一樹が起きていた時間はまだ裸電球は付いていたが、今は当然の如く消している。
無論、電源を入れれば明るくはなるが、一樹の背丈では届く筈もなかった。
「ちょっとスイカを食べ過ぎたかもな。兄ちゃんが付いていってやるから安心しろ」
俺は一樹の頭を撫でて起き上がる。
「ありがとう、おにいちゃん」
こうして俺と一樹の二人はトイレへ向かって歩いた。

「まだかな……」
よほど我慢していたのだろう。
一樹は右手で前を押さえているせいか、いつもより歩く速度が遅い。
「もうすぐだからな」
「う、うん」
俺はもう片方の一樹の手を握って励ましつつ、一樹の歩調に合わせてゆっくりと歩いた。

そして、トイレの前に着いた時――
「ひゃっ!」
横に居た一樹が廊下で足を滑らせる。
「危ない!」
俺はとっさに廊下に尻餅をつきそうになった一樹を慌てて抱きかかえて声をかける。
「大丈夫か?」
「あ……」
転びはしなかったものの、足を滑らせた際に片手が股間から離れたと共に、
下腹部に入っていた力が一気に抜けたのだろう。
今にも泣きそうな一樹の声と同時に、耐えに耐えていた防波堤が決壊したかの如く、
一樹の股間の部分から黄色い液体が噴き出す音が流れ出す。
「あっ…あっ…」
一樹は慌てて両手を股間に当てて止めようとするが、無論それで止まるわけがない。
黄色い液体は一樹の両手と共に、身にまとっていた衣類と廊下の床を塗らしていった。