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俺と同い年の古泉が義父として我が家へやってきてから一週間。
こいつはとんでもないことを言い出した。
「いやいや、この年で親子一緒にお風呂に入る奴もそうそう居ないだろ」
大浴場や温泉など公共の施設ならまだしも、自宅の風呂に大の男が二人浸かるなんてのはそうそうあったものじゃない。
そもそもうちの風呂桶はそこまで広くないぞ。
最も、俺が尻込みする理由は別にあるのだが。
「こうして家族になったことですし、親子水入らずでお風呂もいいと思いますよ」
それに、少しでも父親らしいことをしたいんです。
頬をほんのり染めながらぽつりとつぶやいて、俺に向けて微笑みかけるその顔を見て、俺は断る言葉を失ってしまった。
……俺の理性持つかな。


「……自宅のお風呂でタオルを巻いてる人はそう居ないと思いますが」

古泉――いや、義父がお風呂場できょとんとした表情を見せる。
確かにそれはその通りなのだが、目の前にある裸体を見て無反応でいれるほど俺の体は不正直ではない。
真っ白い傷一つないつややかな肌に締まった体、両胸にちょこんとある桃色のさくらんぼ、視線を下に移すと、うっすらとした茂みの下にある、色素の薄い義父自身、そしてすらっとした長くすね毛一つない足。
自分でも何を言っているのか解らなくなってきたが、要するにこんな義父の全裸を見せつけられて、自分自身を抑えるのに精一杯だった。
幸いなことに、我が家のお風呂は大の男が二人揃って入るには狭すぎるから、湯に浸かってしまえば何とかなるだろうと踏んでいたのだが――
「一緒に湯船に浸かりましょう。時間の節約にもなりますし」
いやいや、どうなったらそういう結論に達する?
この狭苦しい風呂桶に男二人は収まらんぞ――と俺が言うより先に義父は風呂桶へ入り、俺にも入るよう促すと、こともあろうか自分の股の間に俺を体ごと挟めた。
「親子といえばこれでしょう」
義父は上機嫌で俺の体を引き寄せる。
……これって子供扱い?
いや、家族関係上間違いではないが。
だが、しかし。
背中に当たる胸板と二つの蕾、下には義父自身の感触、そして何よりも背後から囁かれる甘い声によって、俺自身は子供と称せない状態になっていた。