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目の前で倒れている少女が、不機嫌そうに単調な日々を過ごしながらも時折語る事があった。
その話に出てくるのは、宇宙人、未来人、超能力者、異世界人。
ただの一高校生でしか無い古泉は、当然それらには当て嵌まらない。
それでも少女の話に付き合うのは面白かったし
そう言った物は非現実的だからこそ、心惹かれるのだと古泉は思っている。
しかし。どうしても自分の手に負えない状況に陥ってしまうと
もしも己に何か人外の未知なる力でもあれば、もしくは何か怪しげな組織に知り合いでも居れば
少しは事態を改善させる事が出来はしないだろうかと
そんな夢のような事を考えてしまうのだ。

「早くしろよ」
男の声が現実を古泉に突き付ける。
俯いたまま古泉は膝をついた。
制服越しでは無く、直接肌に触れる舗装された硬い地面が不快感を助長する。
少しでも体を隠したいという意識が働くのか、やや前屈みになりながら
古泉は自分のペニスに右手を伸ばした。

緊張にすっかり萎えているそれは、震える手で軽く触れるだけでは反応を見せない。
「自分からやりたがった癖に勃たねぇぞ。インポか?」
「もっとしっかり握って擦れよ」
自慰に集中しなければならないはずなのに、野次に気が削がれる。
「イケメンちゃんは満足にマスすらかけない訳?仕方無ぇなぁ、オカズを提供してやるか。
 下向いてないでこっち見ろよ」
笑いを含んだその声に古泉が顔を上げると
リーダー格の男の手が涼宮のプリーツスカートを捲ろうとしていた。
「何をするんですか!」
「オカズって言ったろ。これ見てやれよ?」
遮るものも無く、あっさりとスカートは捲り上げられ、涼宮の下着が露にされる。
その様を正視出来ずに古泉は顔を背けた。
「見ないとダメだろぉが」
「パンツじゃ物足りないんじゃないすかね」
「いっそ脱がしてドーテー君にアソコ見せてあげちゃう?
 俺もこの女の見てみたいし。絶対女の方が良いって」
「や、やめて下さい……!」
この男達なら実際にやりかねない。脱がされたら後はどうなるか。
古泉は制止せずには居られない。

「だったら、お前がちゃんと勃起させりゃ良いんだよ。
 オマンコを見るより涼宮さんのパンツでオナニーする僕のチンコ見て下さいって言ってな」
手持ち無沙汰にスカートを弄りながら男が言う。
「ははっそれ良いな。ああ、ついでに実況して貰っちゃう?気持ち良いですぅ~って」
「そうそう、オナニーショーだもんな。それくらいは要るっしょ」
「決まりだな。あぁ、こいつのショーに飽きたら女を犯すか」
「まじっすか!」
「俺が良いって言ったらな。暴れたらコレ使えば良いし」
そこまで言って器具を持った男が古泉を見る。その目を細めて。
「さぁ、さっきの口上述べて続きをやれよ。その姿勢じゃ見辛いからな。
 アスファルトにケツ付けてマタ広げてチンコ勃てな」
「…………お…オナニーする僕を……見て下さい……」
従わなければ涼宮が犯される。
言われるままに体勢を変え、古泉はおずおずと脚を開いた。
古泉の局部が、陰茎だけでなく袋までもが複数の視線に晒された。
「涼宮さんのオマンコを見るよりパンツでオナる僕のオチンポを~だろ?」
「すっ……涼宮さん、の、ぉ……ンコより……」
「ちゃんと言えって」
「……オマンコを見るより、パンツでオナる僕の……オチンポを、見て下さい……」
泣きそうになりながら言う古泉に男達が沸いた。

彼らにしてみれば、同性とは言え自分達よりも遥かに容姿の整った相手に
卑猥な行為や台詞を強要する事に、ある種の嗜虐心をそそられているのだろう。
羞恥に目を瞑り必死にペニスを扱き始めた古泉に、次々と声が掛けられていく。
「おー勃ってきたじゃん。見られながらでも気持ち良いわけ?気持ち良いんだよな?」
「は、はい……気持ち良い、です……」
古泉は否定も出来ずに鸚鵡返しに答える。
若い性は直接的な刺激に反応しやすい。
羞恥と屈辱に目を潤ませながらも、その顔には次第に快感の色が浮かび始めていた。
「意外に露出癖でもあったのかぁ?」
「じゃもっと脚開けって。良く見えないぜ」
促され更に脚を開いた。

「そう言えば男でも乳首って感じるんかな。片手が暇だろ。やってみろよ」
古泉はペニスを擦りながら、上着のボタンを全て外していた胸元へと片手を伸ばす。
それまで自慰で胸を弄る事など無かったが、拒否は出来ない。
力加減も解らず、古泉は力任せに自分の乳首を摘んだ。
「どうなんだ?」
「…………解りません」
復唱すべき言葉が見当たらず、古泉は素直に答えた。
刺激に乳首は赤く色づいたが、不慣れな身ではそれを快楽とは感じられなかった。
男が胸で感じる訳が無いと、古泉の頭の中の何処か冷静な部分が言っていた。
「これだから童貞はダメだな。優しく触んだよ。……どうだ?」
「……くすぐったい、です……」
「そのまま続けてろ」
弄り続ける乳首がむず痒いとは言え、ペニスはこんな状況でも確実に快楽を得ている。
古泉はそんな自分が居た堪れなくなり、眉を寄せ赤く染まった目元を隠すように俯いた。
「顔はなかなか良いんだからさぁ。もう少し声出して喘ぐとかしようぜ?」
声を出さないように努めていた矢先に、そんな事を言われる。
「はい……ん……ぁ、ふぁ……っ」
意図的に漏らした喘ぎ声が妙に上擦っていて自分でも気持ち悪かった。

「人前で股開いて、チンコおっ勃てて気分はどうよ?」
男達の野次は止まらない。
「はっ……恥ずかし、です……」
「でも気持ち良いんだろ?寧ろ恥ずかしいのが良いとか?」
「はい……恥ずかしい、のが……気持ち良い……です……」
古泉は次第に言わされている事が本当の事のような気持ちになってきてしまう。
自分はこんなに浅ましかったのかと、心の何処かで愕然としながらも
ペニスは硬くそそり立ち、何時しか先端から先走りが滲んでいた。

「しっかり我慢汁出してるしな。イケメンの癖に随分変態臭いなこいつ」
「まぁその方が笑えるから良いんじゃね?あ、少し触っても良い?」
「何だよ、やる気になったのか?」
「ま、顔は良いからな。これがブサイクなら触りもしないぜ」
「違いねぇ」
男の一人が古泉に近寄り、無遠慮に乳首を抓り上げた。
「いっ……!嫌、やだ、痛……っ」
痛みに古泉は手を止めて身を捩る。下手だの何だのと残りの男達が笑った。
「ちげーよ。こうやって緩急つけてみたらどうなんだってな。
 しかし良い肌してんな。これで胸があったら最高なんだが。
 ああ、止めずにチンコは扱いてろ。そっちは触る気ねぇしよ」
そう言って男は今度は触れるか触れないか程度のゆるい刺激に変えた。
ずっと弄っていた乳首はぷっくりと敏感になっていて、むず痒さ以外の感覚を古泉に与える。
それでも自らの手淫と違って、他人に体を触れられるのには、やはり嫌悪感があった。
「や、嫌です……離してください……っ」
「おい、嫌がってるぜ?お前が下手糞だってよ」
「勃たせながら言っても説得力ねぇよ。ああ、嫌よ嫌よも好きのうちってか?
 何だよお前乳首も好きなのか。好きなんだろ?」
「や、…………す、好き、です……っ」
古泉は一瞬否定しようとするが、視界に入った涼宮の姿に肯定せざるを得ない。
「イク前にきちんとイクって言えよ」
「はい、あ、ぁっ……」
古泉は言われるままに肯定し、片手で自分を追い詰め、声を上げていった。

古泉を眺めながら、男は手に持ったスタンガンを弄っていた。
目の前には未だ意識の無い涼宮が下着も露に倒れている。
「なぁ。お前女の方が良いって言ってたが、今あいつ見ていてどう思う?」
古泉よりも涼宮に拘っていた男に声を掛けた。
「んーまぁそれなりに面白いっすけど、ちょっと物足りないですかね」
「じゃあ突っ込むとしたらどっちが良い?」
「そりゃ勿論女の方ですよ」
「そうか。わかった」

「ぁ、あっ……も、イきそう、で……」
乳首を弄られ、濡れて張り詰めたペニスを扱いて喘ぐ古泉が、限界が近いと訴える。
その直後に手を叩く音がし、古泉に触れていた男の手が止まった。
気にせず動かし続けようとした自分の手まで掴まれる。
「ぇ……?」
熱に浮かされた表情のまま古泉が辺りを見回すと、あの男と目が合った。
薄く笑って男が言う。
「ショーは終わりだ。お前じゃつまんねぇってさ」
何を言われたのか古泉は一瞬理解出来なかった。
「お前のはどっかお上品でイマイチ見てて面白くねぇんだよ。
 もっと派手にやるとか実況とかしてくれないとなぁ。
 あ、そいつが気に入ったんなら好きにしてて良いぞ。飽きたら女に移れば良い」
後半は古泉の胸を弄っていた男へ向けた言葉だった。
「ど、どういう……事…ですか……」
「飽きたら女を犯すって言っただろうが」
一転して古泉の顔が青褪める。
言われた通りにしていたつもりだったのに、それでは足りないと言うのか。
絶句する古泉の前で、涼宮を気に掛けていた男の手がその黒いブレザーに伸ばされた。
「やめ……、待って下さい!」
「お前の気合が足りねぇからだよ。もう少し面白おかしくやれってのにさ」
「どうしろと……!」
「自分で考えな。まぁ中途半端な余興にはなったからな。あとは彼女に相手して貰おうか」
男が離す間にも涼宮の上着のボタンが外されていく。
「んじゃとりあえず、こっちはこっちで続きでもするか」
古泉の肌触りを気に入ったのか、再び男の手が胸を這い始めた。

どうすれば涼宮を助けられるのか。
先程開放間際で止められた体に与えられる快感と嫌悪感が古泉の頭を鈍らせる。
しかし考える間にも涼宮の上着は脱がされ、ブラウスに手が掛かった。
「待って!待って下さい!」
体に纏わり付く腕を振り払い古泉が叫ぶ。
「どっちに待てっつってんだかわかんねぇぞ」
余りにも必死な古泉に一人離れていた男が笑った。
「す、涼宮さんだけは……!」
「女のパンツ見て勃起させてたお前が今更奇麗事言うなよ」
「それは……っ」
「それにお前だけ気持ち良くなってるのも思えばズルくね?俺らもしたって良いだろ?」
それらは強要させられたからで、好きでしていた訳ではないと古泉は胸中で否定する。
だが、それを言った所で火に油を注ぐのは目に見えていて。
「特にそいつは女好きだしなぁ?」
「良い女が居たら突っ込みたくなるのは当然すよ?」
男達を前に古泉は止める言葉が見つからない。

「そんなに言うなら、お前が変わりに穴差し出せば良いんじゃねぇの?」
リーダー格の男が言う。
「そ、そうしますっ」
涼宮を助けたい一念で古泉は反射的に同意した。
「何、掘られたいわけ?」
「まじかよ。童貞より先に処女失いたいとか笑えるんだけど」
既にここまで辱められたのだ。古泉はこれ以上何をされても大差無い気持ちだった。
先程男達の不興を買い飽きられたのは、促されるまで
そういった言葉を使わなかったからかとも考えた。
「僕を……掘って、下さい……」
古泉は、涼宮を気に掛けていた男を見つめて言う。
この男を止めるには、これしか考えられなかった。
「掘るってどこの穴使われるのかお前解ってんの?」
古泉に触っていた男が半ば呆れながら言った。
触れられるだけであれほど嫌がっていたのだから当然だろう。
実は古泉には解らなかった。答えられず口を噤む。
「ケツマンコだよ。ケツの穴。こーもん。アナル。OK?」
古泉が固まる。その反応の解りやすさは男達の笑いを買った。

「まぁヤられたいっつってんだから、してやれば?」
「ケツは男も女も変わらないだろ」
「そりゃまぁそうだけどさぁ……」
周りに言われ、渋々と男が涼宮から手を離した。
「使って欲しいんなら、ちゃんとお願いしろよ?」
「……僕の……あ、アナルを、使って下さい……お願いします……」
「しゃあねぇなぁ。四つん這いになってケツ向けろ」
屈辱的な姿勢だが涼宮の為だと、古泉は両手足を地に付けた。
誰にも見せた事の無い場所が人目に晒される。
「良い格好だなぁ。おい」
「でも明らかに入りそうにないよな。硬そうじゃね?ここ使った事あんの?」
「ありません……」
「だよなぁ。そういやお前ホントに童貞なの?それなのにヤられたいわけ?」
「どっ童貞ですけど……して欲しいです……お願いします……」
自発的に自らを貶める言葉を使う古泉に男達が笑う。
「入れて欲しいんなら自分で指突っ込んで解せよ。ケツ裂けたくないだろ?」
古泉は左手で体を支えて右手を後方に伸ばし、自分でも触れた事の無いソコに指を立てた。
しかし全く濡らしもせず、ただ緊張しているソコは指を受け入れる訳も無い。
押し付け立たせた爪が食い込んで痛いだけだった。

「見てらんねぇなぁ。これ使えよ」
ずっと離れていた男が何かを手に寄って来て、古泉の臀部に冷たくぬめる液体が垂らされた。
「何でローションなんて持ってんだよ。ヤる気あり過ぎ」
「良いだろ別に」
笑い合う声を背に、古泉はローションの滑りを借りて中指を無理矢理自分の中に突き入れた。
ソコは余りにも狭く、指を入れたもののどうすれば良いか解らない。
「動かして指増やしていくんだよ。チンコはもっと太いんだぜ?」
そう言われても、古泉は焦るばかりでなかなか指が増やせなかった。
「前も萎えちゃってんじゃん、かわいそー?」
「チンコ扱けば少しは良くなるかもな?ああ、ついでにこれの臭いも嗅げば?」
古泉の側に脱がされていた涼宮のブレザーが放られる。
言われるままに古泉はそれを手繰り寄せた。
「ちょ、ブレザーとか無いだろ。普通パンツじゃね?」
「脱がしても良いけど、そろそろ起きてもおかしくないだろ?
 女が起きて、乗り気なコイツが途中で止めてもつまんないしさぁ」
涼宮が起きるかも知れない。その言葉に古泉は恐怖を覚えた。
こんな無様な自分は絶対に見られたくない。
焦った古泉は恥も外聞も無く、ブレザーを顔の下に置いて肩だけで上体を支え
左手でペニスを擦って、穴を弄る右手の指をもう一本増やす。
強引に擦れば燻っていた快楽を呼び起こされて、萎え掛けていたペニスは再び勃ち上がり。
自分の指の圧迫感や不快感が上書きされて少し和らぐ事を古泉は知った。

「は、早く……して下さい……」
涼宮が起きる前に終わらせたい。
それだけを考え古泉は淫らな水音を立てながら先を強請った。
「随分積極的になったなぁ?そんなにブチ込まれたいのかよ」
「アナルに、ブチ込まれたいんです……っ」
古泉の様子に笑いが起こる。
「変態め。そうだ、女が起きても会話はするなよ。もししたら……解ってるな?」
「……はい……だから、早く……っ」
リーダー格の男の嘲りを受けながらも、古泉は早く終わらせたい一心だった。
「だってよ。やってやれ」
「女並みに喘がないとやめるからな?」
失笑気味に言いながら、男の手が古泉の掲げられた腰に掛けられた。
突っ込んだままの指が引き抜かれ、代わりに熱を持った男のペニスが宛てられる。
充分に解れているとは言い難かったが、男は気にせず押し入ってきた。

「ぅ……、く……っ」
予想以上の圧迫感に古泉は声が出せなかった。
痛みに震え、ブレザーに顔を押し付けて、ただ荒い息を吐く。
「……力を抜けよ、動けねぇだろ」
突き入れた男もきつそうだ。だが古泉は力の抜き方が解らない。
「やっぱ使えないってコイツ。締め付けられて抜くに抜けねぇし」
「それだけ名器って事なんじゃねぇの?」
古泉に入れたままの男を周囲が笑う。
「扱いてやれよ。少しは楽になるだろ」
「まじすか。俺がぁ?なぁおい、さっきコイツ触ってだだろ、助けてくれよ」
「良いけど、貸しイチな」
にやついた男が横から古泉の体に触れてくる。
「ぐっ……あ、ぁっ、苦し……っ」
「こうすれば楽になるぜ?」
腰を揺さぶられる古泉のペニスを男の手が扱く。
先程自分でやったのと同じように、局部から伝わる快楽が苦痛を上塗りした。
多少は体の緊張が解けたのか、突き入れた男が腰を動かし始める。
「あとは自分でやれよ?」
促され、古泉は両手で自分のペニスを扱いた。
扱けば扱く程、体に触れられる嫌悪感、貫かれている不快感も
直腸を圧迫する苦しさも、次第にどうでも良くなってきて。
生理的に滲み出した涙と、閉じきらない口から零れた涎とが
体の下に敷かれた涼宮のブレザーをより黒く染めた。

「思ったより順応してんじゃん」
「掘られたがってたのは意外とマジだったのかもな」
腰だけを引き上げられ貫かれながらも、痛みを忘れようと
必死に扱かれる古泉のペニスは快楽にぽたぽたと雫を垂らしている。
「ぅ、あぁ……ひぁっ!?」
動けるようになってきていた男は、好き勝手に腰を揺すり自分の快楽を追っていたが
それまでの呻きに近い喘ぎ声とは違う物が古泉の口から飛び出した。
「ああ、ここか?」
古泉の様子に気付き、男は腰の動きを少し変えた。
自分でペニスに与えていた物とは別の快感が生まれる。
「やっ…な、何で……こんなっ、ひ、あぁ……っ」
突かれる度に生まれる快楽が、それまで知っていた物とはあまりにも違う。
手の内にある自分のペニスはその強い快楽にビクビクと震え今にも達しそうで。
古泉は声も抑えきれず女のように喘いだ。

「……ずみ……くん……?」
一番聞きたくなかった声が快楽に溺れかけた古泉の耳に届く。
正気を呼び起こされ、はっとして涙に濡れて滲む視界でそちらを見れば。
どこかぼんやりと開かれた少女の瞳が自分を見ていた。目が合う。
どくんと体中の血が一瞬で沸騰したような感覚に襲われる。
その瞬間、古泉は深くアナルを突き立てられてペニスが痙攣するのを感じた。
自分の高い声を聞きながら、古泉の視界は白く塗り潰された。

古泉の意識が薄れたのは、ほんの僅かな間だけだった。
挿入していた男が強く突き入れ、そのまま達したのだ。
腸内に熱い物が注ぎ込まれるのを感じ、古泉は抑え難い悪寒に
涼宮のブレザーを噛み締め、悲鳴を何とか押し殺した。

軽く腰を揺すり、精液を吐き出すだけ吐き出して男が古泉の中から出て行く。
支えを失った腰は力無く地に落ち、尻穴から逆に溢れて出てくる感覚に
古泉は体を震わせた。
「意外と良かったぜ」
地に伏せ息も絶え絶えな古泉の尻を、男が軽く叩く。
「しかし彼女に見られてイクなんてなぁ」
「見られて感じるタイプなんじゃねぇの?」
「あーあ、彼女の制服まで精液飛んじゃってんじゃん。そんなに良かったのかよ」
体の下に敷かれていた黒いブレザーに古泉が出した体液が白く付いていた。
「汚したらダメなんじゃないのぉ?綺麗にしろよ」
古泉の傍らに居た男がブレザーを引き、汚れた箇所を古泉の顔に押し付ける。
口元に擦り付けられ古泉は顔を顰めるも、舐めろと言われ素直に舌を差し出す。
「どうだ、自分の精液は美味いか?」
無言で舐め取る古泉に返答が強要される。
「……美味し……です……」
涼宮には聞かれたくなくて古泉は掠れる声で小さく呟く。
聞き取りづらい声ではあったが、それでも男は満足したようだった。
「じゃ、次は俺がヤルかな。先に中に出されてんのは喜べねぇけど」
「ローション代わりって事で良いじゃねぇか」
「これで貸し二つな」
「おいおい勘弁してくれよ」
男達が位置を変え、再び古泉の腰は引き上げられた。

涼宮が最後に感じたのは、体の中を火花が走るような刺激だった。
一度ならず二度までも与えられた強烈な痛みに、
途切れていた意識は戻っても、最初はとても不明瞭で。
自分は何故こんな冷たいアスファルトに転がっているのかと不思議に思った。
目を開くと建物に囲まれた空が見えた。ここは狭い路地なのか。
近くで誰かの息遣いや体を動かす音、声が聞こえる。
嫌な感じのする笑い声に混じり、切なげに震える声。
裏返り高く聞こえるその声はとても辛そうで、でも聞いた事のある声で。
声の主を探すように視線を彷徨わすと、考えもしない光景が目に映った。

学校では常にその整った顔に微笑を湛え、物腰穏やかな少年が
見知らぬ男に背後から揺さぶられていた。
制服を羽織ったまま上体を黒い布──あれは制服の上着か。
それに押し付けられ、時折見える顔は真っ赤に染まり。
靴と靴下は履いているものの、その両足は剥き出しになっていて。
男が動く度に濡れた音が響き、肉がぶつかる音がする。
「……ずみ……くん……?」
最初何をしているのか理解出来なかった涼宮は、問い掛けただけだった。
だから、その声に古泉が気付き、目が合い、その目がとても痛ましげに揺れたのを
彼が悲鳴を上げて体を震わせたのを、全てを見てしまった事にただ胸が痛かった。

呆然と見守る涼宮の前で、別の男が古泉に圧し掛かる。
再び聞こえ始める濡れた音に、古泉の体が震える。
敷かれて居る制服を指先が白む程に握り締めているのが見えた。
男の動きが早まり、その手が古泉の体の前に回されると
顔を制服に押し付けながらも、抑えきれない声が聞こえてくる。
「ひぁっ……あ、あぁっ……んっ、ゃ、だっ……」
泣きそうなその声は明らかに拒否を示している。
その事に気付いた時、涼宮の胸の痛みは怒りに変わった。
「……古泉くんに何してんのよ!」
怒鳴りつけ飛び起きる。両腕に服が巻き付けられていたが
それは意外に緩く、身動きをそこまで妨げる物では無い。
そのまま立ち上がろうとして、背中に硬く小さい物が押し当てられた。

「何って、あいつがして欲しいって言ったんだぜ?」
動きを止めた涼宮の背後で男が言った。
涼宮は記憶を手繰り寄せる。
ブラウス越しに感じるそれは、自分の意識を失わせたスタンガンだろう。
「そんな事あるわけないでしょ!」
「ほんとさ。なぁ?」
「ああ、自分からオナりたいだの突っ込んでくれだの凄かったぜ」
「そうそう、お前の下着にも興奮してたしな」
「これは同意の下にしてんだよ。和姦ってやつ」
男の問い掛けに周りの男達が答える。
「こいつも喜んでるんだぜ。見せてやれよ」
上体を伏せていた古泉を男の手が引き上げる。
古泉は嫌がってブレザーで体を隠そうとするが、その腕も下ろされた。
膝立ちで背後から貫かれたまま、硬く天を仰いでいる古泉のペニスが晒された。
「ほらな。気持ち良いってさ」
男の手がペニスに触れれば、古泉は唇を噛み締めつつも快楽にその顔を歪ませる。
「……でも嫌がってたじゃない……!」
涼宮はショックを受けながらも、尚も問い掛ける。
「嫌よ嫌よもって言葉があるだろ?口だけなんだよ。嬉しそうじゃねぇか」
「嘘でしょ……無理矢理されてるんでしょ、古泉くん!」
涼宮の声にも古泉は応えない。応えられない。
視線すら合わせられずに、古泉はきつく目を閉じて声を押し殺そうとする。
やがて涼宮の前で、古泉に突き入れていた男が体を震わせ達した。
耐え切れずに漏らした声は、快楽の色が隠しきれて居なかった。

両足の間から精液を垂らしながら古泉は座り込む。
しかし休む間も無く、三人目の男が古泉に手を伸ばした。

古泉は男の上に座らされ、涼宮に見えるように脚を広げられた。
古泉のペニスは再び達しそうな程に張り詰めて濡れ光る。
精液塗れでペニスを咥え込むアヌスは真っ赤に腫れて
動かされる度にぐちゅぐちゅと音を立てていた。
「な、解ったか?」
涼宮の背後の男が言う。背中に当てられたスタンガンはそのままだ。
「……冗談言わないでよ。解る訳無いじゃない……」
今の涼宮には出来る事が無く、古泉の痴態を見ているしかない。
自分が寝ている間に何があったのか。何故古泉は何も言わないのか。
古泉の性格を考えれば、大体察しはついた。
だからこそ涼宮は黙って見つめるしかなかった。

涼宮の視線を感じながらも、古泉はそちらが怖くて見る事も出来ない。
男達に言われたように、彼女の問いに答える事も出来ない。
もし返事をしてしまったら、彼女も襲われるだろう。
涼宮が静かになってくれたのが少しばかり有難かった。
ずっと彼女の声を聞いていたら、古泉は羞恥と屈辱に苛まれ
どうにかなってしまいそうだったから。
視線なら目を閉じれば遮られる。
自分の体重で深々と突き入れられ、どうしても漏れてしまう声は
唇に血が滲む程噛み締めてやり過ごそうとした。

必死に声を抑える古泉に、男は不満を抱き乱暴に下から突き上げを繰り返す。
「一気に黙っちゃってつまんねぇなぁ」
「お前が下手なんじゃねぇのー?」
事を終えた男達が口々に持て囃した。
「っせーよ。ったく、そんなに女の前で喘ぐのが嫌なのかよ」
男は舌打ちをし、それからふと何かを思いついたように
古泉の耳元に顔を寄せた。耳打ちに古泉の顔色が変わる。
しかし拒否権は元より与えられていなかった。

暫くして諦めたのか、古泉は自ら腰を揺らし始めた。
自分で腰を上げて落とす。
無理矢理男にされるのとはまた違う羞恥と屈辱に、耐え切れない涙が頬を伝う。
早く終わって欲しいとそれだけを願った。
「泣く程気持ち良いって?」
「ついでにチンコも自分で扱けば?もうビンビンじゃん」
泣きながら快楽を得る為に体を動かす古泉に、煽られた男達が野次を飛ばし始めた。

最低なやつらだと歯軋りをせんばかりに口を噛み締め、涼宮は古泉と男達を見ていた。
古泉は自分を盾に脅されているに違いない。そうでないとこのような事をする訳が無い。
背後に居る男は用心深く涼宮の背に器具をつけたままだったが、
他の男達の目は古泉に向いている。彼らとの距離は多少有った。
自分が逆らわないと思わせられれば、この男の注意も
他所に向くかも知れないと涼宮は考えた。
幸いにして、両手に巻きつけられた古泉の物だろうズボンは
少しずつ動かせば緩んでいく程度の物だった。

男達の野次と古泉の喘ぎ声を聞きながら涼宮は機を待つ。
いつしか男の手が古泉の腰を掴んで突き上げ、
それにつられたのか古泉は声を上げて射精した。
古泉から男が離れていく。順番で行けば次はこの背後の男なのだろう。
「もう随分解れてやりやすいですよ」
「最後になっちまいましたが、どうすか」
男達が背後の男に声を掛ける。
男は涼宮の顔を覗き込み、その表情が強張ったままなのを見て目を細めた。
古泉の痴態に目を奪われて抵抗する気力が無いと踏んだのだろう。
「見てるだけでも結構面白いんだけどな。折角だしするか」
ゆっくりと立ち上がる。
背中から器具が離れたのを感じ、涼宮は動いた──。

──何よりも優先するべきは手に持つスタンガン。

振り返る反動を付けて両手で男の手を強打し、緩めていたズボンから強引に手を引き抜く。
そのままそれを男の顔に投げ付けて、ズボンを叩き落とそうとするその手のスタンガンを奪った。
直接的な力の勝負では、女は男に敵わない。
急いで涼宮は距離を取る。立ち位置で退路を確保する。
「てめぇ!」
「ふん、油断したわね!」
男達から怒号が響くが、涼宮は怯まず毅然と言い返した。