※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

久方振りに触れる、既に勃ち上がっていたそれは
軽く扱くだけでしっかりと幹を硬くした。
緩やかな快感が腰から背筋を這い上がり、古泉は鼻に掛かった吐息を漏らす。
扉越しに聞かれてはいないかと、それが不安で片手で口元を押さえた。
「俺の世界での古泉はさ」
ひたすら沈黙を守る古泉を気遣ってか、扉越しにジョンが語り始める。
「ああ見えて苦労性なんだぜ。確かに超能力者ではあるんだが
 それも特殊な限られた場所だけでさ。最早ハルヒの太鼓持ちって役割で。
 機関だってハルヒを楽しませる為に一芝居を打つ程なんだ」
いつもなら直ぐに嘲笑を思い出し、古泉の手は止まるのだが、
それを遮るかのようにジョンは言葉を紡ぐ。古泉は手を早めていく。
お前の知らない古泉はこういう奴なのだと。穏やかな声色で。
遅れてきた転校生と過ごした一学年。春が過ぎ夏になり、秋に越えて冬が来た。

腹に付きそうな程に反り返り、先走りでしとどに濡れている。
こんな状況で自慰に耽るなんて異常だと思いながらも、古泉の手は止まらない。
ジョンの声で多少誤魔化されてはいるが、手を動かす度に小さく響く濡れた音が
空気を僅かに震わせる程度の息を吐く声が、扉越しに聞こえているかも知れないと
そう思うと、それだけで鼓動が早まった。
羞恥心は確実に古泉の快感を助長していた。快楽で頭に霞が掛かる。
次第に自分の頭の中では意味を成さなくなるジョンの声を聞きながら
やがて古泉は静かに息を詰めて体を震わせた。

「胡散臭いんだが、でも悪い奴じゃないんだ。非常識にどっぷり浸かりながら
 それでも日常の学生生活も楽しんでいるように見える。
 だから、こっちのお前も毎日を楽しんでいて欲しいんだ」
一人語り続けるジョンの前で、個室の扉が開かれた。
「……そちらの僕とこちらの僕を同一視されても困りますが。
 でも、近いうちに元の世界に戻れると良いですね」
「ああ、そうだな。ってお前、早くないか?」
予想よりも早く出てきた事を言っているのだろう。そんなに早漏なのかと
言外に問われているようで、つい古泉は自尊心からこっそりと嘘を付いた。
「あなたの話を聞いていたら、見事に萎えてしまいましたよ」
ジョンは気付いているのかも知れないが、それについては言及する事は無く。
「しかし大分時間をとられてしまいました。涼宮さんを探しましょう」
拭い切れない恥ずかしさを隠すように古泉が笑みを浮かべれば
ジョンも安堵したのか、軽く笑い返した。