13-2

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59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 16:44:18.58 ID:+BgFG0420 そして痴漢ができなくなった俺。 何も痴漢をしたくなくなったわけではない。 本当は触りたくて触りたくてしょうがないのだ。 駅や電車で可愛い女の子を見かけると気持ちが疼く。 同時に、完治したはずの指に痛みが疼く。 いかにも無防備な女性と満員電車で密着しても・・・ 俺は手を出すことすらできなくなっていた。 季節が移ろい、そんな生活にも少し慣れてきた頃。 改札を抜けたところで俺は立ち尽くしてしまった。 朝倉涼子。 朝倉涼子が、人ごみの向こうで壁にもたれて俺を見つめていた。 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 16:50:05.53 ID:+BgFG0420 朝倉は少し微笑んでから、その大きいお尻で壁を押して立ち、 器用に人を避けながら真っ直ぐに俺に近づいてくる。 そして俺の前にゆるやかに立ち止まり、俺を見上げた。 俺は目を逸らすこともできなかった。 朝倉は左手を出して俺の右手を握り、翻って歩き出す。 この風景。右手に感じる柔らかい手の感触、その温度。 何もかもあの頃のままであった。 ただ俺を除いては・・・俺は、どうしてもドキドキできなかった。 あの日のときめきを、忘れてしまっていた。 階段で大きなお尻に弾かれて踊るスカートの裾。 俺はその中にある極上の、何度も堪能したはずのその肉感を、 思い出すことすらままならなかった。 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 16:55:33.72 ID:+BgFG0420 階段を上りきると、ちょうど到着した電車から乗客が降りてきたところだった。 朝倉は俺の手を引いて車内にずんずん入っていく。 そして自ら車内の角に、俺に背中を向けて立ち、手を離した。 さらに乗り込んでくる乗客が俺の背中を押し、朝倉の背中に密着させてくれる。 おそらくは最高のポジション。俺たちの下半身は完全に死角になっている。 目の前には極上の美少女。しかもこいつは痴漢を待っている。 こんな心の躍る状況にありながら、・・・俺はどうしても乗り切れなかった。 俺は意識的に腰を引いて朝倉に触れないようにしていた。 そうだよ・・・俺は、終わっちまったんだ。 朝倉よ、分かってくれ。分かってくれるなら・・・ やり直そう。痴漢なんかじゃなくて、もっと健康的に、お互いを知ろう。 出会いからやり直そう。幸せになろう・・・ 電車が動き出すと同時に、朝倉はその大きなお尻を突き出してきた。 66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:01:04.29 ID:+BgFG0420 朝倉のプリプリとしたお尻の谷間に、俺の萎えた肉棒が挟みこまれる。 朝倉はさらに誘うようにして控えめに腰をよじらせる。 ・・・やはりこいつの反応は正直だ。 体の構造上当然のことながら、俺の意思に反してむくむくと大きくなる。 そう。俺はこの快感のために下手を打ったのだ。 あっという間に硬くなるそれは、むくむくと脈打つように勃起して 朝倉のお尻の谷間にぐいぐいと食い込んでいく。 朝倉はきゅっとお尻を閉じてそれを刺激しようとする。 朝倉はこういうことが非常にうまい。欲しいところに欲しい快感が来る。 その上このお尻。スカートの上からでもはっきりした張りがあるのが分かる。 形といい大きさといい肉感といい・・・ まったくエロイお尻があったものである。それはまるで朝倉そのものであった。 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:06:28.46 ID:+BgFG0420 少しずつ思い出されるあの感じ。朝倉の生尻を揉みしだいたあの日。 そのお尻が、今俺を求めて、俺自身を挟み込んで刺激している。 触りたい。その全てを感じたい。 しかし・・・俺はこんな状況にありながら、なおも金縛りであった。 そう、俺は終わってしまったんだ。 パンパンに股間を膨らませながら言うことじゃないが・・・ 朝倉の腰の動きが止まる。異変に気づいたのだろうか。 分かってくれ、朝倉よ。俺はあの頃の俺じゃない・・・ 左手に冷たい感触。朝倉が指を絡ませてきたのだ。 ・・・折られる。 情けない話だが、足がすくんでしまった。 あの日メディアにボキボキにされた両手の指。その屈辱がよみがえる。 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:12:04.47 ID:+BgFG0420 俺は緊張から、相棒が萎えていくのを感じた。 とはいえそれは気のせいだった。朝倉のお尻に挟まれながら何をも放出せずに萎えるような 肉棒が果たしてこの世に存在するのだろうか。いや、ない。 俺の亀頭は今もって貪欲に朝倉のお尻を感じていた。 朝倉は少し俺の手を握って、そしてゆるやかにそれを離した。 同時に、電車の揺れに合わせて背中で俺の体を押す。 そして、素早く体を翻して俺と対面になった。 俺の肉棒が朝倉の腰を滑り、今度は彼女の股間に押し付けられた。 殺気。朝倉は上目遣いで俺をにらみつけた。 そこにあるのは殺気だけだった。 責めるわけでもなく、憎むわけでもない。ただ冷たい殺気が俺の体を貫いた。 また足がすくんだ。・・・そうだ、朝倉涼子はこういう人だった。 こんな朝倉を見るのは久しぶりだ。いつの間にか優位に立った気がしてすっかり忘れていた。 こいつは本来ドSで、俺はずっとそれに振り回されていたんだ。 俺の肉棒はするすると萎えてしまった。朝倉と体を密着させていながら。 逆に全身が緊張に硬直する。冷や汗が全身にじわりと滲んだ。 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:17:16.37 ID:+BgFG0420 俺は目を逸らすことすらできずに朝倉と見詰め合う。 視線は絡み合うこともなく、朝倉はまっすぐに俺を見ている。 ふ・・・と、にわかに朝倉の表情が緩み、少し寂しそうな表情を見せた。 そして朝倉のほうから目を逸らす。 同時に、朝倉の手が萎えてしまった俺の肉棒を握った。 そして、ズボンの上から優しく亀頭を刺激する。 ・・・なんだかんだ言っても、俺は未だに朝倉に振り回されている。 全身が硬直するような緊張感を覚えながら、肉棒だけはなおさらに硬さを増し、 あっという間に痛いほどのフル勃起に至らされた。 朝倉の手コキにもずいぶん泣かされたものだ。 車内で無理やり射精させられて恥をかいたこともあった。 あのときは喜緑さんもいっしょだったっけなあ。 朝倉の蔑むような目。抜いておきながら早漏を馬鹿にされたあの日。 あの時は・・・俺は、そこからもう一度勃起まで持っていったんだ。 朝倉を見返してやろうと思って・・・ 何であんなにギラギラしてたんだろうなあ。 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:22:03.32 ID:+BgFG0420 せっかく久しぶりに会ったのに。こんなに誘ってるのに・・・ 何もしてこないなんて・・・ あの日、私はあなたと一つになるつもりで電車に乗った。 結局、そこまでは行かなかったけれど・・・ ただ、怖いものなしの朝倉涼子様が、あなたに弱さを見せてしまった気がして、 何だか悔しいような、それでいて切なくて、忘れたいようで忘れたくない気持ちを抱いて。 なんとなくあなたに会いにくくなって、ずっとあなたのことを避けていた。 せっかく勇気を出してあなたに会いにきたら・・・これだもんね。 何があったか知らないけど・・・可愛くないじゃない。 まあいいわ。意地でもその気にさせてやるから・・・ 78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:27:27.24 ID:+BgFG0420 朝倉は親指の腹で器用に亀頭を刺激する。 ・・・まずいな。これじゃあの時と同じだ。このまま朝倉に体を任せていれば・・・ 出る。間違いなく出る。 やはりそれはまずい。今朝倉は明らかにご機嫌斜めである。 パンツを精液まみれにして「この人痴漢です」なんて言われたらもはや逃げ場はない。 どうすべきか。俺は快感で気の遠くなりそうなのを必死に耐えて考え・・・痛っ! 朝倉は、パンパンに膨らんだ亀頭の根元を指で握ってきた。 硬い肉棒に朝倉の指が食い込んで、押しつぶしてきたのだ。 そうだ。声を上げられるとか、そんな生っちょろい問題ではない。 朝倉は気に入らなければいつだって俺を殺す。ポケットからナイフが出てくる。 そういう奴なのだ。 朝倉の誘惑は脅迫の側面を持つのである。 82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:32:41.76 ID:+BgFG0420 ・・・何も恐怖にかられているのは今だけじゃない。 メディアに指を折られたことですっかり忘れていた。 俺はずっと・・・もっと大きな恐怖を感じながら朝倉に痴漢してきたのではないか。 朝倉は指の力を緩めて、また抜きにかかってきた。 少しずつ下っ腹がスースーしてくる。このままでは出るのも時間の問題。 そのとき、朝倉は俺をどうするだろうか。 あの時のように軽蔑の目で見られるだけならまだいい。 これだけ誘われておきながらまったく手を出さなかったら・・・ それは朝倉に恥をかかせたことになる。 あの頃の俺は・・・そうだ。その恐怖を、責めることで克服したのではないか。 責めて責めて、そうして恐怖に打ち克ってきたはずである。 俺は心を決めた。全身を硬直させたまま、震える両手を朝倉の腰に当てた。 85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:38:45.40 ID:+BgFG0420 俺の指が朝倉の腰に触れると、ぴくりと朝倉の動きが止まった。 しかし、すぐにまたクニクニと指を動かして俺を刺激しに来る。 ・・・そうだよな。こんなのじゃ不満だよな。 俺は肉棒が感じる快感を、朝倉の指の感触を、自らを鼓舞する酒に変えるつもりで、 思い切って朝倉のスカートに両手を入れた。 左右から朝倉の腰を抱く。パンティラインの感触。そしてすべすべとした肌。 それは指先に近づくほど柔らかさを増し、その先にあるお尻の感触を想起させた。 忘れかけていた感情が沸々と湧き上がる。 ・・・行く道行くだけよ。初めて朝倉に出会ったあの日。 あの日、お前のお尻に手の甲を押し付けた、あの時に俺の運命は決まっていたんだ。 もはや俺はお前から逃げられない。痴漢をやめることも出来ない。 ・・・朝倉、お前は罪な奴だ。俺をこんな気持ちにさせていいのか? また長門やみくるが俺に泣かされるんだぜ。 だから・・・お前も、いつかは泣かせてやらないと不公平だよな。 後悔するなよ。俺を刺激してしまったこと、後悔したくなる日が来てもよ・・・ 87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:44:14.13 ID:+BgFG0420 俺はぐっと朝倉に体を密着させた。 はらりと朝倉の指が肉棒から離れ、また朝倉の股間に押し付けられる。 同時に、俺の両手は朝倉を抱きしめるように、スカートの中で動き、 朝倉の・・・懐かしい朝倉のお尻の、柔らか味があってきめの細かい肌の感触を・・・・ 肌の感触? 朝倉は、こつりと俺の胸に頭をもたせた。 そのまま全身を脱力させて、俺と壁の間に身を任せた。 ・・・Tバック、か。 朝倉は今朝どんな気持ちでこのパンティを穿いたのだろう。 きっと俺との再会を楽しみにしていたのだろう。 ・・・可愛いところがあるじゃないか。これもまた朝倉涼子か・・・ すまなかったな、朝倉涼子。俺はもう大丈夫だ。 今日からまた・・・やり直しだな。 俺たちの関係が、痴漢によって結ばれた俺たちの関係が、今日からまた新しく始まるのだ。 90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:49:34.78 ID:+BgFG0420 俺は指を動かして、朝倉の大きなお尻を大きく撫でるようにしながら、 ゆるやかに力を込めて揉んでみた。 柔らか味のある質感からは想像できない弾力が指を押し返してくる。 ・・・相変わらず素晴らしい張りのよさだ。プリプリと張って極上の形を保っている。 それにこの肌。指に吸い付いてくるような瑞々しい肌。 こんな素晴らしいお尻を触れる俺は幸せ者である。 これほどの快感を忘れかけていたとはな・・・ もとより発射寸前まで興奮を高められていた俺が我慢できるはずはない。 俺はさらに力をこめて朝倉のお尻を握った。 朝倉の大きなお尻はぐっと凹んで、さらに強く俺の指を押し返す。 朝倉は俺の胸の中で少し頭を動かした。・・・どうだ、嬉しいか? 覚えてるぜ。お前はお尻の谷間を攻められるのが好きだったよな。 この体勢だとそこまでは責められないが、安心してくれ。 もう一駅、もう一駅やろうぜ。必ず満足させるから・・・ 91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 17:55:18.11 ID:+BgFG0420 がくりと電車が揺れて減速が始まる。俺は指の力を緩めた。 そして、その世界一美しい丘を、愛でるように優しく撫でてやった。 朝倉は二人の間にするりと手を滑り込ませて、また肉棒をつまんだ。 もとよりパンパンに張って放出を待っていた相棒である。 その上、朝倉の不意打ち。 しかも寸分の狂いもなく、いちばん感じるところを刺激してくる。 一瞬にして射精に至ったのはきわめて自然なことである。 どくどくと脈動し、パンツの中で暴れながら熱い液を噴き出す。 朝倉はそれでも手を離さず、優しく俺の股間に手のひらを当てていた。 足がすくむほどの快感にもかかわらず、さすがに精液の感触は気持ち悪い。 でも、その気持ち悪さも・・・どこか懐かしくて、悪くなかった。 痴漢行為による興奮の高まり、それが一気に放出されることによる弛緩。 俺は、かつて自分を突き動かしてきた衝動を完全に思い出した気がした。 朝倉は顔を上げて俺を見た。軽蔑の眼差し。口元に滲む嘲笑。 まったく早漏なんだから。このくらい我慢できなくて男と言えるの? ・・・また俺の負けだ。お前の誘いに乗って油断したんだな。 でも、まあ・・・それも悪くないか。 お前のその顔。・・・子供っぽい嬉しさを隠し切れない、いい表情するじゃないか。 94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 18:01:02.14 ID:+BgFG0420 扉が開いて、人波が俺たちをホームに押し出す。俺は朝倉に続いた。 朝倉はホームに降りて少し歩くと、不意に立ち止まって振り返った。 俺もあわてて立ち止まる。目と目が合う。 ・・・朝倉は屈託なく笑った。俺もつられて間抜けな笑顔を見せる。 朝倉はそれを無視してカバンから何か袋を取り出して、俺の胸に押し付けた。 俺があわててそれを受け取ると、すぐに身を翻してぱたぱたと小走りに走っていった。 これは・・・前に朝倉に痴漢したとき。というより、・・・一つになりかけた時。 朝倉の愛液と俺の精液で、朝倉の下半身がべとべとになったときに貸したジャケットだ。 俺は遠ざかる朝倉の後姿を見つめた。・・・まったく、せっかくのいい場面なのに。 さっき吐き出してパンツに張りついた精液が冷えて、さすがに気持ち悪くなってきた。 お前といると、どうも俺はしまらないなあ。 でも、それもまた忘れられない、忘れたくない思い出になる。 ・・・また、会おうぜ。 朝倉涼子編 終了

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