宮崎都子が俺の嫁になった経緯


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43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 18:03:30.24 ID:RbXTXXOB0
じゃあみやみやが俺の嫁になった経緯について番外編で説明しよう

好きだ。
夕焼けで赤く染まった教室に響いた俺の言葉は、まだ少し冷たい風に運ばれて
窓の外に流れて行った。
俺と都はただ言葉もなく見つめあった。
グラウンドのさわやかな声が、むしろ静寂を増長する。

都の肩が少し震え、目が潤む。静寂。
気まずい・・・
俺は次の言葉を発しようと口を開きかけた。
同時にみやみやは俺の肩に手をあてた。

「ありがとう。・・・でも」みやみやの声が震えている。
「・・・怖いの。また裏切られたら、って・・・」



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 18:08:01.48 ID:RbXTXXOB0
俺はにっこりと微笑もうとしたが・・・顔が動かない。
俺は無表情になってしまった。みやみやはゆっくりとうつむいた。

「・・・嫌、なのか」俺はやっと言葉を発した。緊張でふるふると震えている
「嫌じゃない!」みやみやは顔を上げて、はっきりした声でそう言った。
涙が溢れ出している。「嫌じゃ、ないよ・・・私も、好き。だけど・・・」

優しい言葉も、強引な言葉も通用しない。
あの日以来、みやみやの心は閉ざされてしまった。
しかし今、みやみやはその心を開こうとしている。
開こうとしているが・・・みやみやはまたうつむいた。



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 18:14:58.10 ID:RbXTXXOB0
「・・・なあ、俺の目を見てくれ」
みやみやはまた顔を上げた。風でカーテンがふわりと揺れる。
      • 見つめあう二人。

みやみやは耐えられなくなって目をそむける。俺はみやみやの首筋に手をやった。
びくっと震えたみやみやは、また涙に濡れたその目で俺を見つめた。
「目を、そらさないでくれ」

俺はみやみやへの誠実な愛を視線に託した。
少しずつみやみやの手の力が抜けていく。そして涙が溢れ、とめどなく流れた。
俺はみやみやを胸に抱き寄せた。みやみやは俺の胸にしがみつき、声をあげて泣いた。

爽やかな風が窓から吹きぬける。みやみやの髪がさらさらと動く。
その風は、みやみやの心の中を吹き抜けていったかのようだった。
楽しい思い出。そして・・・辛い記憶が、風に当たって乾いていく。
みやみやの泣き声が小さくなる。ぐずぐずと鼻をすする音だけが残る。



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/03/29(土) 18:18:12.75 ID:RbXTXXOB0
「・・・ありがとう・・・」
みやみやは顔を上げもせずに言った。
いとおしい・・・俺は力強くみやみやを抱きしめた。

みやみやの前の彼氏は、痴漢で逮捕された。
みやみやに見捨てられ、あんなに仲のよかった友達にも見放され・・・
そして、いなくなった。退学だか転校だかしたらしい。

俺は絶対にお前を裏切りはしないぞ・・・
夕焼けに染まる教室。グラウンドから聞こえる爽やかな声。清涼な風。
俺はいっそう強くみやみやを抱きしめた。

以上番外編
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