13-1

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:05:21.85 ID:+BgFG0420
日本の生活にもだいぶ慣れてきた。
もともと世界中を飛び回っていたメディアだが、こんなに長く
同一の国に住むのは初めてのことだった。
肌に合ったのだろう。ご飯は美味しいし、友達はみんな気持ちのいい人ばかり。
メイド服はやはり多少目立つが、特別気にかける者もない。
メディアは、レベッカ宮本を見守るという役目はもちろんのこと、
それ以上に日本での生活を楽しんでいた。

朝の満員電車も、はじめは異様に思われたが、慣れればどうということはない。
もともと順応性は高いし、体も強いほうだ。
初めは乗ることすら憚られたすし詰めの車内のわずかな隙間に、控えめに体を滑り込ませる。
すし詰めといえば寿司も大好きだ。
ジパングの黄金とはきっとこの豊富で上質な海産物のことだったのだろう。

ごとりと揺れて電車が動き出す。と同時に妙な気配・・・
お尻に手が触れている・・・恣意的に。恣意的に、偶然を装っている。
メディアは職業柄そういうことには敏感である。
しかし・・・なぜ?狙いは何だ?

メディア「これは・・・痴漢とかいうやつかしら」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:11:14.41 ID:+BgFG0420
俺には最近気がかりなことがあった。
このところ、駅でメイド服の女の子を見かけることがあるのだ。
最近はメイド喫茶やコスプレも市民権を得つつあり、街でそのような人を見かけることはある。
それにしても朝の駅にはいかにも不似合いだ。

しかもその娘が可愛いのだから始末が悪い。
その娘が着ているのはふんわりとしたメイド服で、目視しただけではお尻の感じは分からない。
つまり、それを確かめるには触ってみるしかないわけだ。
適度に引き締まったウエストから下に向けて盛り上がるその腰つきや、
瑞々しく張りのよさそうな健康的な肌を見るにつけ、
俺はそのスカートの中に存在するに違いない極上のお尻を想像するのである。

その人は、今俺の前で電車の到着を待っている。


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:16:31.33 ID:+BgFG0420
綺麗な女性を見れば飛びついてお尻を撫で回す。俺はそこまで愚かではない。
このメイドさん、ずっと気になっていながらこれまで指一本触れられなかったのだ。
メイド服が注目を集めてしまって死角を作りにくいというのが理由の一つである。
しかし、そのへんについては注意深く試行錯誤すればある程度チャンスは作れるもの。
それより俺を逡巡させていたのは、この娘の警戒心の強さである。

穏やかな表情。奥床しい身のこなし。
一瞥すれば痴漢にはもってこいの気の弱い娘にも見えるが、それは間違いだ。
目的意識をもって観察すれば分かる。この娘の周囲には緊張感が漂っている。
というより、この娘に近づくと俺の緊張感が高まる感じがするのだ。

後ろに目がついているのかと思わせるほどの感度で周囲の気配を感じ、
それでいて落ち着き払っていてつけこむ隙がない。
私服警官というのは雰囲気で分かるものだが、この娘の場合はそれとも違う。
張り詰めた水面のような、そんな不自然さすらない。諦観とも違う、もっとウェットな雰囲気。
こういうのが一番やりにくい。


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:22:24.29 ID:+BgFG0420
かといって簡単に諦めるにはしのびない美女である。
俺は彼女を見つけるたびに目で追っていた。
そして、今彼女の後ろに立っているのは、今日はちょっと様子を見てみようという魂胆なのである。

このところ、彼女の緊張感が少し薄れてきた感じがするのだ。
おそらく田舎から出てきたか、顔つきからすると外国に住んでいたのかもしれない。
満員電車に慣れていなくて、それでああして気を張っていたのだろう。
それが少しずつ慣れて警戒感が解けていったような、最近はそんな感じがするのである。

ひょっとしたらつけこむ隙があるかもしれない。
無理は禁物だが、その糸口を掴むことができれば・・・
きっと風船のように張りのいいその生尻を、この手中におさめられるかもしれない。

ホームに入ってきた電車。少しずつはっきりと見える車窓の人ごみ。
長くて綺麗な髪の向こうでするりと開く、今日の舞台への入口。
そこから吐き出される人の群れを避けながら、俺は少し手に汗を握った。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:27:55.55 ID:+BgFG0420
今日もいい混みかたをしている。
まったく電車というのを考えた人は天才ではないかと思う。
ドイツのモルトケは鉄道を軍事利用することを思いつき、
その戦法は戦闘そのものを変えてしまったという。
人間は似たようなことを考えるものだ。
俺は鉄道を、可愛い女の子の体を触る場所として利用することにしたのだ。
その行為は俺の性癖そのものを変えてしまった。

華奢な体を器用に車内へと案内する彼女。俺は人波を利用してそれに続く。
なにしろメイド服である。こんな人が人とは思えなくなりそうな人ごみの中でもそれは目立つ。
強引に追いかければ、周囲の乗客は「あいつ痴漢かな」と気づいてしまう。
触り始めたらなるべく彼女に集中したい。外患は誘致しないに越したことはない。
俺はつとめて自然に、車内の真ん中付近、彼女の真後ろに陣取ることに成功した。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:33:41.13 ID:+BgFG0420
扉が閉まり、電車が動き出す。
俺はまず彼女のメイド服、スカートをすこしつまんでみた。
やや厚めの素材。それに、パンティに至るまでには幾枚かの布がありそうだ。
一応、予測通り。それでは昨晩シミュレートしたようにやってみよう。
俺はいきなり右の手のひらを優しく彼女の右ケツに押し付けてみた。

スカートが厚めだったり、シャツをかみこんでいる場合、
もちろん手のひらに感じるお尻の感触はかなり制限される。
しかし、それは相手にとっても同じこと。
感度が落ちれば、それが手なのか何なのか、偶然なのか意図的なのかも判断しづらくなる。
たとえばコートの上からだったりすると、なかなか楽しみにくいのは事実だが、
その裏返しとして触りやすくもなるのである。厚着だと死角も作りやすい。
夏服の女子高生とは、当然責め方が違ってくるはずなのである。

なるべく手に力を入れず、指で包み込むようなこともせずに、
むしろ指は開かないようにしてそれが手であることを認識させないよう気を遣う。
手の甲から体を使って押し付けるような感じで責めていく。
相手の尻肉が圧力でぐにっと凹む。・・・想像より柔らかそうだ。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:39:16.89 ID:+BgFG0420
さて、ここからどうするかが問題である。
これ以上、昨晩のシミュレーションは役に立たない。
寝る前の痴漢シミュレーションは最終的に妄想に至るためである。
今のところ相手の反応は特にない。
このまま手を当てて控えめにお尻を楽しみながら到着を待つのは安全である。
しかし・・・もっと触りたい。もっと触って隙を見つけたい。
そんな気持ちに駆られるのは当然のことである。

みくるのような安全な子をいたぶって楽しむのは好きである。
しかし、痴漢にはロマンがある。
警戒心も精神力も強い、どうにも触れなそうな「固い」娘。
それを工夫して、精神をすり減らしてでも、時間をかけてでも・・・
その鉄のカーテンに封じられていたお尻を触ること。
隙につけこむことができれば痴漢奴隷にしてしまうこと。
痴漢の本当の楽しみはこういうところにあると思う。

働いて豊かになった人がなおも懸命に働き続ける資本主義の精神。
億単位の給料を得ながらもっと上手くなるために誰よりも練習する一流の野球選手。
ずいぶん次元が違うような気はするが、そういう気持ちは俺だって持っている。
だから、もう少し責めて様子を見てみたい。そう思った。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:44:54.94 ID:+BgFG0420
メディアは少々狼狽したものの、すぐに自分を取り戻して状況を理解した。
チカン。クラスメートがそれについて話しているのを聞いたことはある。
宮田などはしょっちゅう触られて大変だとも言っていた。

ただ、メディアには分からなかった。
電車の中で見ず知らずの女性のお尻を触る者の心理。
なぜそんなことをするのか。目的は。そこから何が得られるというのか・・・
少し興味はあったが、詳しく聞くのもなにか悪い気がしてそれ以上は立ち入らなかった。
きっと自分には関係のないことだと思っていた。

それがこうして自分の身に降りかかると・・・なるほど、嫌な気持ちになるものだ。
やり方が卑怯だ。
正面切ってアタックして自分の女にするわけでもなく、ただこっそり触るだけ。
人ごみにまぎれて隠れて、ただ体を触るだけの卑劣な男。
そんなのに勝手に体を触られるのだから、嫌な気持ちにならないほうがおかしい。
教授のセクハラとは全く異質の、異様な行為である。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:50:33.48 ID:+BgFG0420
俺は彼女の右ケツに当てた右手を少し動かした。
指を少し折りたたみ、スカートに押し込むようにして手をお尻にフィットさせていく。
指先は、彼女のお尻の谷間の尻たぶの部分、敏感な場所にぴたりと接した。

俺の指と彼女のお尻の間にあったのはシャツの裾のようである。
指先にその感触はなく、厚手のスカートの中にはもうパンティを感じることが出来た。
パンティラインとクロッチラインの重なった縫い目がぽこっと浮き出て俺の指に当たった。

俺はさらに指を曲げて、その柔らかな尻肉に指を押し込み・・・
たいところだが、ことはそう簡単ではない。
まだ警戒を解くには早い。一気に責めてうまくいけば万々歳だが、リスクが大きすぎる。
なにしろ痴漢の失敗は人生の失敗につながる。
まだ情報不足だ。責め方を決めるには心許ない。もうすこし様子を見よう。

俺はそのままギリギリ触れる程度のところで指を止めた。まだ目立った反応はない。
電車が揺れるたびに、指にはスカート越しにパンティの感触と尻たぶの形が感じられた。
緊張で縮み上がっていた下半身の相棒が少しずつ温まってくる感じがした。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 14:56:24.38 ID:+BgFG0420
痴漢に対して少しでも反応があれば責め方も引き際も決めやすい。
目の前にある彼女の後ろ頭は無反応である。こういうときは少しずつ責めてみるしかない。
この際大切なのは引き際を見極めることである。
何かしらの反応があれば、その情報を元に後日改めて責めなおすこともできる。
無反応では偵察にもならない。もう少し情報が欲しいところだ。

ただ・・・どうも不気味な感じが拭えない。
痴漢に気づかずに無反応なのか、気づいていて無反応なのか・・・
この娘の場合、その判別がきわめてしづらいのである。
初めて見たときに感じたような緊張感はないが・・・

かといってこのまま金縛りでは次につながらない。
俺は左手を出して、右手と同じように彼女の左ケツを身長に包み込んだ。
両手を出すと、痴漢行為も一気に本格的になる感がある。
片手で触るか両手で触るかは、相手次第というよりもむしろ
ポジション取りや周囲の状況に依存する要素である。
それに、両手でお尻を触っていれば、微細な反応も手に取るように分かる気がするのである。


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 15:01:48.93 ID:+BgFG0420
左手も出してきたな。メディアはすぐに気づいた。
おそらく相手は一人。右手と左手でお尻を触りに来ている。

メディアは状況を把握しながら、どうすべきか考えた。
      • どうしていいか分からなかった。
こういう目に遭うのは初めてだし、似たような状況・・・も思い当たらない。
こんなことになるなら、宮田に詳しく聞いておけばよかった。

メディアは気づかないふりで平静を装うしかなかった。


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 15:10:09.06 ID:+BgFG0420
彼女のメイド服のスカートが、お尻の真ん中を中心に凹んでいる。
俺の指がそれを押し込んでいるからだ。
しかし、その指をさらに深く、尻肉にまで押し込むには至らなかった。
俺の中指と薬指は、彼女のお尻の谷間に入り込んで、
そのきっと一番柔らかくて敏感な部分に触れているというのに・・・

ここを今責めるのはまだ危険だ。
俺が知りたいのは、まず彼女が痴漢に気づいているかどうか。そこである。
気づいていないのなら、控えめにそれに気づかせる必要がある。
となると、まずは親指のほうを動かしてお尻の側部を撫でてみるか。
それなら相手を刺激しすぎることもない・・・っ!

にわかに電車が大きく揺れて、車内の乗客は慣性力に傾いた。
俺は後ろから押されて、彼女にぐっと体重をかける格好になった。


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 15:16:11.78 ID:+BgFG0420
がくりと電車が揺れた。身動きの取れない車内でメディアは少しよろめく。
後ろの男がぐっと背中に倒れこんできた・・・っ!

揺れにまかせて、その手はぎゅっとメディアのお尻を揉んだ。
揉んだ、というより掴んだというべきか。
体重を支えようとしてついお尻に当てていた手を握ってしまったのだろう。
あるいは、それを利用して揉みにきたのか・・・咄嗟には判断ができなかった。

それだけではない。両方の手の真ん中から、メディアのお尻に当たったもの。
それが何であるか・・・想像に難くない。いや、硬いんだけど。

メディアは少しずつ不安を感じていた。
痴漢はお尻を触るものだと聞いていたけれど・・・もし、これがエスカレートしたらどうなるのか。

男はあわてた風に指の力を緩めたが、「その」感触は「それ」が離れても消えなかった。
メディアはその感触の記憶をかき消すように、必死に平静を保った。


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 15:21:49.03 ID:+BgFG0420
痴漢に集中して電車の揺れに対応できなかった。足の反応が遅れてしまった。
俺は彼女のお尻を思いっきり両手で握ってしまったのだ。
ぐにゃりと変形するお尻。・・・肉厚で柔らか目のお尻である。
この柔らかさでこれだけの形ということは・・・肌はきっと・・・
いかんいかん。今は非常事態だ。堪能している場合ではない。
俺はあわてて体勢を立て直そうとするが・・・
俺の体は完全に彼女に密着し、両手で握ってほどよく広がったその谷間に、

あろうことか半勃起の亀が押し付けられてしまった。
同時に両手の力を緩めたものだから、バランスを取ろうとして力を入れた
彼女のお尻がきゅっと閉じて・・・それを、挟み込んでしまったのだ。

俺は肝を冷やした。そしてあわてて体勢を立て直した。
もはや言い訳は無用。ここまでされて痴漢に気づかぬ者はおるまい。
しかし・・・彼女の後ろ頭は、それでも無反応に徹していた。

彼女は、痴漢に気づいてもなお無反応だったのだ。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 15:27:25.43 ID:+BgFG0420
かといって油断して責めてはいけない。いけない・・・いけない!
俺の意思に反して、俺の指はふたたび彼女の柔らかいお尻を握ろうとしていた。
ゆっくりと、少しずつ力をこめるようにして・・・
彼女のほうもさすがに反応する。きゅっとお尻を閉じて避けようとする。
俺はゆっくりと指を動かし始めた。くすぐるように尻たぶを刺激する。

指がパンティラインを通過するたびに、肉棒に血液が回って大きくなる。
      • どうもこいつだけは言うことを聞いてくれない。
指のほうは制御のしようがあるが、こいつの感度は指の比ではない。
柔らかくて豊かなお尻に挟み込まれて理性を失ってしまったようだ。
本当は手で触るほうが好きなのだが、こいつはそんなのお構いなしである。

      • 大丈夫だ、結果オーライ。ラッキーを拾ったということだ。
彼女は抵抗もなく、身をよじって避ける風でもない。少し体が硬直してきただけだ。
無反応。意外と責めやすいではないか。
いける。この分ならかなり責めこめそうだ・・・

俺は今度は敢えて彼女を刺激するように指を動かしながら、
その大きなお尻をゆっくりと優しく揉んでやった。


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 15:32:37.53 ID:+BgFG0420
急に積極的になった大きな手。メディアは少し狼狽した。
そして全身を硬直させて耐えた。結局、やられるがままである。

      • こんなとき、ベホイミちゃんならどうするだろう。
愛と正義の魔法少女なら、どうするのが一番正しいのだろうか。
すりすりとお尻の敏感な部分が刺激され、お尻に指が食い込んでくる。
メディアはぞくぞくと震えそうになるのを必死に耐えた。
いいようにお尻を揉まれながら何もできず、ただ「あの」感触だけが消えない。

宮本先生も・・・
もしかしたら宮本先生もこんな目に。
      • まさかね。
でも、まさかと思っていた自分がいまこんな状況に立たされている。

もうすぐ駅だ。もう少し我慢すれば、・・・なかったことにできる。
何もなかったことに。なかったことに・・・

お尻の谷間で、どうしても「あの」感触は消えてくれなかった。


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 15:38:56.71 ID:+BgFG0420
      • なかなか可愛い奴じゃないか。
もう駅が近い。なに、別れを惜しむことはないさ。
必ずまた触ってやるから。だからこれは別れじゃない。約束だ。
約束の担保に、もうひとつだけしておきたいことがあるんだ。

メイドさんのパンティってのはどんなもんだか興味があるんだ。
お前のメイド服は装飾もあってなかなかカッコイイ。
じゃあパンティはどうなんだよ。
やっぱりレースなんかの派手な奴なのかな。
それとも何のことはない真面目な高校生みたいな地味な奴なのかな。
ご主人さまにご奉仕するためのエッチなパンティなのかな・・・

今日からは俺がご主人様だからよ。
俺はTバックが好きなんだ。
手品だ。今からお前のパンティをTバックに変えてやる・・・
俺は彼女のスカートを指でつまんで、するするとめくり上げた。


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/20(金) 15:45:03.88 ID:+BgFG0420
めくり終わらないうちに電車はまた大きく揺れて減速し始める。
慌てるなって・・・俺はそういうことには慣れてるんだ。すぐにめくって・・・

俺の両手に冷たい指が触れ、指を絡ませてきた。
      • おかしい。
俺の推測が正しければ・・・
全身の血の気が引くのと同時に・・・

ブレーキ音と喧騒の中で鈍い音がして、両手に激痛が走った。
それも並みの激痛ではない。指がありえない方向に曲がったのが分かった。
つい声が出そうになるのを必死で噛み殺した。

扉が開いて人波が俺たちを車外に追い出す。人がぶつかるたびに痛みが増す。
彼女は・・・そう、あんな目立つ人、どうして気づかなかったのだろう。
桃月学園のメディアさんだ。
メディアさんは小走りに人ごみの中に消えていった。

その背中を見つめて考える。
油断した。でもあの反応ならもっと責められたはずだった。決して負け惜しみではない。
ただ、我を忘れて責め急いでしまった。その代償は・・・あまりにも大きかった。
時間が戻るなら、もっとうまく責められるのに。
あの柔らかいお尻、きっとパンティまで脱がせて生で堪能できるのに・・・

ふと指を見ると、色は毒々しい青に変わり、痛々しく膨れ上がっていた。

メディア編 終了

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最終更新:2009年03月22日 09:37
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