201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 05:14:38.88 ID:KFqdEZHK0
早朝の友 番外編
俺「あ・・・琴吹さーん!」
紬「あ!・・・○○くん、来てくれたんだ」
俺「うん、さっきのステージすごくよかったよ」
紬「あ、ありがとう」
俺「すごく活き活きしてたよ。楽しそうな感じでさ」
唯「おーいむぎちゃーん!」
俺(おーい麦茶?伊藤園?)
紬「は、はーい、ちょっと待って、すぐ行くから」
律「お!なんだよその男・・・彼氏?もしかして許婚・・・」
紬「そ、そんなんじゃないってば!」
澪「音楽室に集合ね!話が終わってからでいいから」
202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 05:17:48.86 ID:KFqdEZHK0
俺「雰囲気のよさそうなクラブだね」
紬「うん、毎日楽しいの」
俺「むぎちゃん、って呼ばれてるんだ」
紬「う、うん・・・」
俺「俺もさ・・・琴吹さんのこと、むぎちゃんって呼んでいい?」
紬「・・・え?」
俺「・・・なんていうか、その・・・」(赤面)
紬「つむぎ」
俺「え?」
紬「つむぎ、って呼んでほしいな。だって、○○くんは
私にとって・・・すごく、・・・特別な人なんだもん」
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/07/18(土) 05:28:02.02 ID:KFqdEZHK0
俺「あ、あの・・・」
紬「・・・はっ!ご、ごめん!私ったら、さっきの演奏で熱くなってそれで・・・むぎゅ!」
俺(紬を抱きしめて)「・・・情けないな、俺。琴吹さんに先に言われちゃった」
紬「・・・ちがうでしょ」
俺「・・・つむぎ」
紬「・・・」
俺「・・・ちゃん」
紬「・・・いくじなし」(俺にしがみつく)
にわかに吹き抜けた生温かい風が紬の髪を揺らして、
それが俺の首筋に絡みつく。
吹き抜けた風は校舎に突き当たってまた空へと帰っていった。
それはきっと、別々の高校に進学して離れ離れになった二人を、
結び続けてくれた神様だった。
ゆるやかに移ろいながら、やがて必ず帰るべき場所。
俺にとって、それは・・・この人なのである。
締め方を考えてなかった番外編 終了
最終更新:2009年07月18日 13:10