【芸能事務所エーチーム評判】吉岡里帆「何回折れても立ち上がる」! 癒し系ブレイク女優の骨太な心意気
吉岡里帆(エーチーム所属)
「何回折れても立ち上がる」
癒し系ブレイク女優の
骨太な心意気
映画『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』
いまやテレビやCMなどのメディアへの露出が増え、目にしない日がないほどのブレイクを果たした女優・吉岡里帆。ドラマなどでは高い演技力が評価され、飛ぶ鳥を落とす勢いの彼女が、映画『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』で自身初となるナレーションに挑戦した。未知の領域に挑むことに、「怖さはありますが、人の思い込む力を信じている」と強い視線で語った吉岡が、自身の女優人生について語った。
吉岡里帆が本音を語る動画インタビュー
猫はどこか一匹狼的な可愛さといとおしさがある
――吉岡さんは無類の猫好きとお聞きしましたが、今回のお仕事はいかがでしたか?
吉岡里帆:大好きな猫ちゃんがテーマの作品なので、とてもうれしかったです。私は昔から岩合さんの作品が大好きで、写真集を買ったりしていたんです。だからお話をいただいたときは夢のようで、とても幸せな時間でした。
――語りのお仕事はいかがでしたか?
吉岡里帆:語りのお仕事って、メインで出演されている方にどこまで気持ちを近づけられるかが大事だと思いました。今回は主人公が猫ちゃんたちだったのですが、第三者の目線で邪魔にならないように「誰よりもやさしく、誰よりも愛情を持って見ていたんだよ」という岩合さんの気持ちになりながら声を入れさせていただきました。映像を観ていて、自然とこみ上げてくることが多く、言葉も無理な負荷をかけることなく自然と出てきました。
――猫のどういったところが好きなのでしょうか?
吉岡里帆:人に飼われていても、自分の足で地を踏みしめて生活しているという気高さがありますよね。どこか一匹狼的な可愛さといとおしさがあります。
――吉岡さんもそういう生き方を意識されていますか?
吉岡里帆:私もこの仕事をする以上は、地に足をつけて一生懸命作品に向き合っていきたいと思っています。
自分に合格点を出した瞬間、どこか後退してしまうような気がする
――「地に足をつけて」という意味では、いまや各作品に引っ張りだこですが、吉岡さんはご自身の評価についてかなり辛口な印象があります。
吉岡里帆:世間のお客さまに評価される立場としては、絶対自分で自分に満足してはいけないと思っていますし、自分を評価することもあまりしたくない。自分に合格点を出してしまった瞬間、どこか後退してしまうような気がするんです。だから自分に対しては、誰よりも厳しくいたいです。
――それでもドラマ等に出演し、高い評価を受けている印象があります。
吉岡里帆:ぬか喜びはします(笑)。「ドラマを観て感動しました」とか「心が動きました」と言われると、本当にやっていて良かったと思うし、感謝しかありません。同時に、悪い意見も同じぐらい価値があると思っています。何よりも映画館に足を運んでくれたり、テレビのチャンネルを合わせてくれたりすることがうれしいんです。
――女優を続けていく限り、ご自分に合格点を出すことはないのですか?
吉岡里帆:評価していただくことは素直に感謝しますが、自分に合格点は出さないと思います。
何回折れても、立ち上がる、それが私の女優人生
――吉岡さんは、常に高い目標を設定しているんですか?
吉岡里帆:実は自分の将来のことって、私自身も見えていないんです。意識的に、あまり先のことを決めないで前に進んでいるという感覚があります。「昨日の自分よりもっといい自分」という瞬間を、刹那的に生きていきたいという思いが強いです。
――そういう生き方って怖くないですか?
吉岡里帆:毎日挑戦だと思うと怖いです。でもやることが全部うまくいくわけではないので、失敗を含めて人生として意味があると思っています。何回折れても、立ち上がって繰り返していくうちに、いろいろな経験が積めると思うんです。そしてそのことが役の幅を広げることにもつながる。それが私の女優人生だと思います。
――これまで折れてしまった経験はありますか?
吉岡里帆:実際は折れているのもしれませんが、「折れたら失礼」という気持ちが強いのか、自分ではまだ折れていないと思っています。もちろん悲しいことや、身体が持たないなと思うことはありますが、この仕事って、私以上にがんばっている人がたくさんいます。そう考えると折れてはいられないです。
――限界を設けないことってシビアではないですか?
吉岡里帆:私は人の思い込む力を信じているんです。もしかしたら何もできない普通の一人の女性かもしれませんが、「自分は必ずやり遂げるんだ」って言い聞かせることで、奇跡的なことが生まれたりする。だから厳しいけれど、人間の底力を自分のなかに見出したいと思っています。
人が自分をどう思うのかは、あまり意識していない
――お話を聞いていると、かなり負けん気が強いのかな、と。
吉岡里帆:そういうパブリックイメージはあると思います。役柄もエキセントリックでアクが強いキャラクターが多いので。外でも自分を追い込むために「まだまだいけます」とか「ぜんぜん大丈夫」って言っていますからね(笑)。もちろん自信がなくてドキドキ怖いこともたくさんあるのですが、前向きに取り組めば、やりたいと思っている仕事も舞い込んでくると思っています。
――強いパブリックイメージを持たれることはどうお考えですか?
吉岡里帆:人が自分をどう思うのかは、あまり意識していません。いろいろな人がいるので、その人が思うイメージが正解だし、いろいろな意見があるのが普通。全部受け入れます。
――最後に、猫好きはもちろんですが、ネコにあまり触れたことがない人へ。どんなところに注目したらいいか教えてください。
吉岡里帆:猫を飼ったことがない人でも、岩合さんが撮られた野生の猫たちの姿って、どうしようもないぐらい愛くるしく、ちゃんとそこで一生懸命過ごしていることが伝わると思います。猫には心癒されるパワーがあるので、ぜひ観ていただきたいですね。
『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』
最終更新:2017年11月19日 19:43