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  • 『第一部 出会い』
  • 『修学旅行風呂場にて』




『第一部 出会い』


千奈男「ウィーッス、おいしい流しおーどんの店見つけたから行かね?」 

理沙男「おっ、いーねぇ。でも味噌ラーメンにしねぇか?」 

千奈男「昨日も行ったじゃねーか。今日はおーどんでいいじゃねーか。はい決まり」 

理沙男「まーいいや。みんなはどーする?」 

熊井「焼きそばランドじゃないのか?興味ないな。今日はペン習字に行くんだ。」 

夏焼「今日は、これから委員会があるんだ。悪いな。」 

須藤「悪いけど、おれ、バイトあるから。んじゃ」 
足早に教室を出て、駅に急ぐ須藤。 

千奈男「須藤さん、なんで、バイトなんかしてるんすかね?」 

理沙男「なんか買いたいものあるらしいぜ。詳しく聞いてないけど」 

理沙男「んじゃあ、4人で行こーぜ!」 

理沙男は帰る用意をしていた、清水と嗣永の肩に手を回しながら言った 

びっくりしながら 
清水「いいけど、今日はおごらないからな!」 

千奈男「まぁまぁ、とりあえず行こうや。なっ。嗣永も行こうぜ!」 

嗣永「う、うん」 

そんな感じでわいわい言いながら教室を出る4人


理沙男「あー食った食った!もう食えない」 

清水「結局、おれがすべて払ったんじゃないか」 

嗣永「僕の分までごめんね。自分の分は払うよ。いくらだっ・・」 

理沙男「あぁーあぁー、いいから、ぜんぜん気にしなくていいから。 
     キャプも700円奢ったぐらいでそんなに怒るなよー。今度奢ってやるよ」 

千奈男「おっかしーなー。流しおーどんって聞いたのになー。激安讃岐うどん屋だったな。 
     うまかったから、いいけど・・・。                               」 

理沙男「こっちの公園通って帰ろーぜ。近道だし、痒いし。」 

おなかいっぱい一玉70円のうどんを食べた4人は、腹ごなしに駅まで歩くことにした 
その途中、公園を通ることになった。そこは少し大きな公園で、よく部活の学生がランニングしている 
そこで、周りの人から頭ひとつ突き抜けた、ジャージ姿の熊井くんを見つけた。 

千奈男「きゃー、くまーいくーん。かっこーいいー。こっち向いてーー」 

徳永が茶化しながら声をかけた。 

熊井「うるさいよ。馬鹿。何か用でもあるのかい。今トレーニング中なんだ」 

理沙男「別に用事はないけど、友達に声をかけちゃダメなのかい?(ポリポリ)」 

熊井「そうじゃないが・・・。ぽりぽりするな。なっ。」 

清水「トレーニングって、ペン習字のかい?」 

嗣永「違うよね。次の大会にも参加するのかい?」


熊井「あぁ、まだ出るかどうかはわからないが、一応トレーニングはしとかないとな」 

嗣永「へー、えらいね。僕も応援してるよ。がんばってね。」 

千奈男「何か知らないけど、がんばれ。熊井ちょー」 

熊井「君だけには言われたくないな。言われなくてもやってるよ。じゃあね。」 

理沙男「じゃあね。明日学校で(ポリポリ)」 

熊井が走り出そうと思ったその時、熊井の顔を見ていて首が痛くなり、 
少し遠くを見ていた清水が声をかけた。 

清水「ねぇ、みんな。あの子は?」 

清水の目線の先には同じ年くらいの少年が足をかばう様にゆっくり走っていた。 

熊井「あぁ、あれは、キュート学園の有原だ。サッカー部だったらしいが試合中怪我をしたらしく、 
    復帰するためにあぁやってリハビリしてるんだそうだ。このまえ話した。」 

千奈男「どーした、どーした?キャプ、惚れちゃったのかい?電話番号聞いてきてやろうか?」 

清水「いやそうじゃないが・・・。彼の進行方向に・・・・」 

清水が指摘したかったのは、彼の進行方向に2人の男が歩いていたことだった。 

嗣永「あの制服は、モー商の制服ですね」 

千奈男「うわー、モー商ってちょーやべーとこジャン。やばいやばい」 

心配そうに見守る5人。何もなければいいのだが・・・。そんな訳はない。


有原「すいません。ごめんなさい。お怪我はないですか?」 

某J「スイマセンジャナイョ。ブツカッテキタノはソッチヨ。 
   バナナオトシテツブレタジャナイカ。ジュンジュンタノシミニシテタヨ。ベンショウスルアル」 

某R「ソウアル、10万エン。ベンショウスルアル。」 

有原に悪気はなかった。ただ運が悪かった。 
有原と2人がすれ違う瞬間、小石につまずいてバランスを崩した有原が某Jにぶつかってしまったのである。 
さらに、運が悪いことにこの2人はモー商の極悪中国留学生だったのである。 

有原「えっ、でも、バナナって10万円しないですよね。 
    ぶつかった事は謝りますが、お金は払えません。500円でしたらお払いします」 

某J「コウキュウバナナだよ。慰謝料コミだよ。ハヤク払うアル。 
   ソレトモ、アルケナイヨウニしちゃろうか?          」 

その、一部始終を見ていた5人は 

千奈男「うわー、最悪だ。あいつら絶対最悪だ。見なかったことにしよう。うん、見なかったことに。な。」 

ほかの4人は静かに、ただ静かに事の成り行きを見ている。たまにポリポリ聞こえる気がするが・・・。 

ひたすら謝る有原、聞く耳を持たない極悪2人。日が傾き周りが薄暗くなってきたとき 

某J「もーいい。てメー、ゴチャゴチャウルセーよ。」 
肩を付かれた有原がバランスを崩しその場に倒れこんだ。 

清水「もー我慢ならない。ちょっと行ってくる」 
肩を 

千奈男「やめときなって。絶対殺されちゃうよ。ねえ、キャプそんなにちっちゃいのに 
     やれるわけないよ。絶対話し通じる相手じゃないよ。言葉すら通じないよ。 
     3000年の奥義でラーメンにされちゃうよ。                    」 

清水「わかってるよ。おれが行ってもどうにもならない。 
    でも、誰かが行かなきゃ。彼やられちゃう。せっかく治ってきたのに・・・・。そうだろ?」 

熊井「キャプは正しい。正義感強いんだな。でもな、無謀なのと勇敢なのとは違うと思うぜ。 
    ・・・・・・・・分かった・・・・・・・。・・・・・・・おれが行こう。                    」 

嗣永「でも、大会が・・・・。一年がんばってたのに、出れなくなっちゃうよ。」 

熊井「言ったろ。まだ出るかどうかはわからないってな・・・・・・。      」 

嗣永「熊井ちょ」 

熊井がみんなの制止を振り切って行こうとした時、 
フードを目深にかぶり、うつむき加減でロードワークしていた人物が、有原の元に近寄った。 

##「どうした有原。何かトラブルか?」 

某J「ナカマラアルカ。オマエガ10万払うアルか。」 

##「立てるか有原?」 

有原「あぁ、大丈夫。尻餅ついただけだから・・・。」 

某J「ムシスルナ。10万エン。10万エンハラウアル。こっちムクアル」 

某Jが##の肩をつかみ振り向かそうとした瞬間・・・・。

砂袋を落としたような鈍い音が公園に響いた。 
どうやら、##が何かしたようだが5人の位置からは見えなかった。 

##「それで10万に足りるか?オーバーしてたら釣りは取っとけよ。」 
腹の辺りを押さえ両膝をつきうずくまっている某Jに##が言い放った。 


千奈男「今だ。行くぞ。」 
千奈男が走り出す。 

4人「えっ?えっ?」 
つられて4人が訳も分からずに走り出す。 


仲間の身に何が起こったかのか。 
彼に何をされたのか分かっていない某R。 

某R「ナニしたアル!ナニシタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 

セリフを言い終わる前に彼は3m先に飛ばされていた。 
千奈男が走ってきた勢いそのままにドロップキックを某Rの背中に食らわしたのである。 

千奈男「久しぶり!相変わらずだな。今のうちにそいつ背負って逃げろ! 
     あいつら、モー商の奴らだ。やべーから今のうちに逃げろ!おれ達も逃げる!」 

##「おめーも相変わらずだな。今はお言葉に甘えて逃げるぜ。じゃあ、またな!」 

有原を軽々と背中に担ぎ、##はガーっと走り去った。 

千奈男「おれ達もずらかろうぜ!」

千奈男「・・・・こっ、こっ、こっ、ここまで・・・・くれば、だいじょーぶか。」 
命からがら駅までたどり着いた5人。よほど辛いのか、その場に倒れこむ嗣永と清水 
息は荒いものの何とか立っている徳永と菅谷。息の乱れすらない熊井。 
途中でキュー学の2人とははぐれたらしい。 

熊井「千奈男聞いていいか?さっきの奴と知り合いみたいだったが・・・・?」 

千奈男「はぁ・・・はぁ・・・知り合いと言うか、小学校からの幼馴染だよ。 
     キュー学の矢島だ。幼馴染っていっても、あいつがボクシング始めてから、 
     久しぶりに会ったんだがな。今度の大会に出るって聞いたが・・・・・・。  」 

熊井「・・・・・・・そうか・・・。あいつがキュー学の矢島か・・・・。」 

千奈男「キャプも嗣永も大丈夫か?」 
手を上げ大丈夫だとアピールする嗣永と清水。まだ息が整わないのだろ。 

千奈男「梨沙男も大丈夫か?」 

梨沙男「あぁ、大丈夫だ。」 
さっきまでと少し違う。何か考え込んでいるような様子だ。 

千奈男「梨沙男も矢島が気にかかるのか?」 

梨沙男「いや、おれが気になっているのは、キャプのことだ。 
     さっきキャプがあいつら止めようとしたとき、千奈男言ったよな。ラーメンにされちゃうって。 
     キャプがラーメンにされたら、何味なのかなってずっと考えていたんだ。(ぽりぽり)    」 

あきれて言葉を失う3人。 

嗣永「小さいサイズの塩ラーメンだと思うよ」 その場にいたみんなが『そうかもしれない』っとなぜか納得してしまった。 

『第一部 出会い 完』 



修学旅行風呂場にて


嗣永「体も洗ったし、温もったし、そろそろ上がろうかな」 
湯船から上がり、入り口に歩いていく嗣永 

入り口付近の洗い場では、キャプテンと徳永が体を洗っていた 

清水「さっきから流しても流しても泡が消えないのは君のせいだったんだな・・・もう・・まったく」 

徳永「気がつくのがおせーよ。周り泡だらけにして」 

その泡の中に、石鹸があることを知らず、変な小走りの嗣永 
案の定、石鹸を踏み、足を取られひっくり返る寸前、 
ちょうどそこにあったバーを掴み、バランスを保つことができた。 

清水「大丈夫か!嗣永」 徳永「変な走り方してっからだよ。」 

清水「そもそも徳永がいけないんじゃないか!」 

嗣永「まぁまぁ、なんともなかったんだし、大丈夫だから、落ち着いてキャプテン」 

清水「今回は嗣永が言うから許すけど、徳永、次やったら許さないからな」 

徳永「へいへい、わるーございました」 

熊井「嗣永、何事も無かったのはいいが、そろそろ離してくれないか」 

嗣永「あれ熊井ちょー・・・えっ・・・もしかして・・これ・・・熊井ちょーの・・・・」 

熊井「みなまで言うな。お前こんなときまで小指立てるんだな。マイク握る時みたいになってるぞ」 
湯気で見えませんでしたが、ちょうど、桃太郎のいい位置にあったのは、熊井ちょーの・・・・でした。 
握って大丈夫ってことは・・・・、熊井ちょーは何に興奮していたのでしょうか・・・・・。ナニの話でした。