修学旅行 風呂場にて
千奈男「嗣永、おまえタオルとって見せてみろよ。興奮して大きくなったのか?ほら、ほら」
脱衣所で、ふざけて嗣永が腰に巻いているタオルを取ろうとする徳永
嗣永「やめてよ、もうやめてよ。」 必死にタオルを押さえる桃太郎
清水「嫌がっているじゃないか、止めなよ、徳永」 見かねて止めに入るキャプテン
キャプテンの制止にもお構いなしの徳永
そして、無残にもタオルを剥ぎ取られる嗣永
千奈男「おまえ包茎なんだな。だから必死に隠してたんだな。
土筆みたい、ちっこくてかわいいお子様サイズだな。」
嗣永「見ないでよ。もう見ないでよ。」
千奈男「土筆みたいなチンコだから、これから嗣永のこと、嗣氏って呼ぼうぜ。はい、決定。 」
下を向き黙り込む、嗣永。
泣いているのかと周りの人間が思ったとき、それまでに聞いたことの無い、低い声が脱衣所に響いた。
嗣永「なんだと!貴様、もう一度、『おれの名をいってみろ!』」
千奈男「あー怖い、怖い。包茎って言ったから怒ったのかな。嗣氏ちゃん」
その後のことは、だれも詳しく語ることは無い。そこには怒りに燃える鬼がいた。
頭から血を流して、顔中血まみれの徳永を引きずる半笑いの嗣永。散乱した竹篭、体重計、マッサージチェア・・・・。
割れたガラス扉、ひび割れた鏡・・・・。一言で表すのなら、地獄であった。
10人がかりでなんとか押さえ、動きを封じこめ事なきを得たが、
あのままにしておけば、確実に徳永は湯船に浮いていたであろう。そしてそれ以降、誰も彼を、嗣氏と呼ぶものはいない・・・。
最終更新:2009年06月08日 20:14