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清水×清水(シミズのジジョウ)01


○喫茶「BerryFields」

カランカラーン
徳永が店内に入るとベリ女の制服を着た清水がカウンターに座っていた
徳永「ぶっw清水!なんで女の制服着てんだよ!嗣永の真似か?」
清水「?」
徳永「とぼけなくていいよ!清水ちゃん♪」
清水「あっ・・・お兄ちゃんの知り合いの・・・確か徳永さん?」
徳永「いやいや演技してもだまされねーってwww」
清水「いや・・・あの」

徳永「っていうか・・・意外と似合ってるな・・・」
ブラウスから透けているブラジャーを見て
徳永「ブラまでしてるのか!?胸には何詰めてんだ?(ムニュ」

清水の胸を鷲掴みした徳永

清水「ひゃっ!」
慌ててその手を振りほどく清水
徳永「そんな必死に嫌がるなよwでも・・・本物みたいだなそれ!もう一回触らせろよ!」


清水×清水(シミズのジジョウ)02


カランカーラン

ベリ高の制服を着た清水が店内に入ってきた
清水「おつかれーッス!あー徳永くんもう来てたんだ」
徳永「おう清水か!おいおい見てみろよこの女装した清水・・・ってええっ!!!!?」
ベリ女の制服を着た清水のもとに行くベリ高の制服を着た清水
清水「佐紀、悪い待たせちゃって。もうすぐみんな来るからな」
徳永「え?あの・・・もしかして」

清水「ああ、ゴメン。これ、妹の佐紀。」

徳永「ってことは・・・本物の女の子?」
清水「そうだけど・・・なにか?」

佐紀「・・・胸触られた」

清水「へ?」
徳永「・・・・ゴメンなさい!!!女装してる清水だと思っておっぱい触っちゃった!」
清水「はぁ!!!?」


清水×清水(シミズのジジョウ)03


徳永「ごめんなさいごめんなさい!ホンット!マジでごめん!」
必死に謝るが徳永に背を向けてムッとしている佐紀
たいせい「フッ♪」
徳永「たいせいさん知ってたんでしょー!なんで言ってくれなかったんですかぁ!」
たいせい「おもろかったからや」
徳永「そんなぁ・・・」

いつもの位置に陣取りくつろぐ熊井、夏焼、須藤、菅谷、嗣永
菅谷「徳永くんはおっちょこちょいだなぁ」
嗣永「ぼくを女装させてイタズラしたバチが当たったんだよ!」
熊井「まぁ、そうだな・・・」
須藤「しかし、ホントにそっくりだな・・・」

お冷を配りにきた清水
清水「よく言われるよ。双子みたいって」

夏焼「で?その佐紀ちゃんが僕たちに用事があると?」
清水「じつは…」


清水×清水(シミズのジジョウ)04


~~1週間前~~
○清水の部屋

部屋のテレビで部活の練習風景を撮ったビデオを見ている清水
清水「うーん。やっぱりこいつの立ち位置は戻すか…」
コンコン・・・ガチャ
佐紀「…お兄ちゃん?」
清水「ん?どうした?」
机のノートに目線を置いたまま応える清水

佐紀「来週の日曜日って開いてる?」
目線はノートのままの清水。
清水「んー…部活だなぁ…関東大会も近いし」
佐紀「そう…」
清水「なんかあった?」
佐紀「ううん…別に…あれ?」
写真立てに入ったベリ高7人の集合写真に気づく佐紀
清水「ん?この前の修学旅行の時に撮ったんだ。」
写真立てを手に取り凝視する佐紀
佐紀「…この人タイプかも」
清水「ん!?どいつが?」
写真をのぞき込もうとする清水
しかし佐紀が抱えて隠してしまう
佐紀「誰か教えないけど・・・会わせて!お願い!」
清水「はっ!?」
~~~~~~


清水×清水(シミズのジジョウ)05


清水「という訳なんだ・・・」
須藤「つまり、この6人の中に清水の妹さんのタイプの人がいると…」
夏焼「フッ…そういうことだね」
熊井「…くだらねぇ。帰る」
立ち上がる熊井をなだめる嗣永
嗣永「いいじゃん!面白そう♪」
菅谷「清水くんは知ってるの?それが誰なのかって」
清水「何度かきいたけど教えてくれないんだ…でも」

徳永「ゴメンってばぁ・・・お詫びにパフェおごってあげるから!」
未だに必死に佐紀に謝り続けてる徳永を見ながら

清水「徳永くんじゃないのは確かだと思う」
清水、佐紀の元へ行き
清水「佐紀ぃ、そろそろ誰か教えてくれよー」
佐紀「…うん」
清水徳永を抜いた5人が並んで座っている前に立つ先
徳永「やっぱり俺は論外か・・・」
佐紀「わたしのタイプは…」

地味に緊張している7人…

佐紀「あなたです!」
佐紀のさした指の先にいたのは…


清水×清水(シミズのジジョウ)06


佐紀のさした指の先にいたのは…


嗣永だった
7人「えええええっ!?」
嗣永「ぼ、ぼくぅ!?」
須藤「まさか…だな…」
清水「まさか嗣永だったなんて…んぁ」

誰かに首根っこを引っ張られるような感じがした清水

熊井「清水…ちょっと来い」
清水「あわわ・・・!」
鬼の形相で清水を店の外に引きづり出す熊井

カランカラーン

菅谷「あらら」
夏焼「逆鱗に触れたみたいだね」
佐紀「?」


清水×清水(シミズのジジョウ)07

○店の前

超至近距離で清水を睨みつける熊井

熊井「お前なに考えてんだ?お?お?」
清水「ぼ、僕はただ…い、妹の好きな人を…」

熊井「やっていいことと悪ぃことがあるだろぉが!お?」
清水「熊井くんとか夏焼くんだろうなぁって思ってたから…まさか嗣永…くんだとは…ね」
熊井「てめぇ!嗣永が魅力ねぇっていいてぇのか!?」
清水「いぃ…いやっ!そういう意味じゃないんですよぉ…」

熊井「ほぉ…」

清水の頭の上に手を置く熊井
清水「いやーっ!頭メキメキだけはやめてぇー!!」


清水×清水(シミズのジジョウ)08

○店内

外の修羅場を無視して話を進めていく面々

夏焼「嗣永、どうするんだい?」

もじもじする嗣永・・・
嗣永「…うれしぃけど…でも…」

須藤「告られたんだからシャキッとしろぉ!」
背中をバーンと叩く須藤
嗣永「あ、ありがとう!!」
佐紀「あの…もし良かったらなんですけど…今度の日曜日に遊園地に行きませんか?」
嗣永にチケットを渡す佐紀
嗣永「今度の日曜日は何も用事ない無いからいいけど…」
佐紀「ホントですか?やった♪」
徳永「おいおい一気にデートかよ!」

菅谷「夢の国『Berryz宮殿』か…今度の週末俺も鈴木さんと行くよ!」
夏焼「キミもデートかい?」
菅谷「違うよ。鈴木さんの絵の資料集め。写真をね」
須藤(コミケ用の新作ネタだろうか・・・?)


清水×清水(シミズのジジョウ)09


カランカラーン

戻ってきた熊井
徳永「あれ?清水は?」

熊井「やり損ねた。意外と石頭だなあいつ」
手をブラブラして言う熊井

須藤「やる気満々だったのかよ」
静まり返る店内・・・

○店の外

清水「いてて・・・」
こめかみにアザができる程度で済んだ清水
清水(よりによって嗣永だったとは…余計なことしてなければいいけど)


清水×清水(シミズのジジョウ)10

○帰り道1

帰宅中の清水兄妹

頭を抱える清水
清水「いててて…」
佐紀「大丈夫?」
心配そうに覗き込む佐紀

清水「ああもう大丈夫大丈夫…」
佐紀「なんでやられたの?」
清水「・・・男の都合だ。でもホントにいいのか?嗣永で…」
佐紀「うん♪もう遊園地行く約束もしたし♪」
清水「嗣永と遊園地!?」
佐紀「うん!嗣永さんすんなりOKしてくれた!」
清水「おいおい…あんまり迷惑かけるなよ…」
佐紀「大丈夫だって!楽しみだなぁ嗣永さんとの初・デート♪」
清水「・・・心配だなぁ」
佐紀「ついてこないでよ。どーーーせ部活とバイトだと思うけど!!!」

清水「そうだけど・・・」


清水×清水(シミズのジジョウ)11


○帰り道2
一緒に帰っている徳永と菅谷

徳永「えっ!?お前鈴木と手握って歩いたことねぇの?」

菅谷「…っていうか正式に付き合ってるわけでもないし…好きだとも言ってないし」
徳永「俺なんてマリマリとスキスキ言って腕組んで歩いてるのに」

菅谷「マリマリ…センス悪っ」

徳永「じゃあ・・・お前こんどの日曜の時手握って見ろよ!!」
菅谷「だから今度のはデートじゃ・・・」
徳永「二人きりで行動だろっ」
菅谷「…うん」
徳永「じゃあデートだ!手を握れ!」

菅谷「…頑張ってみる」

徳永「ただし、しっかり手を洗ってからな!インキン!」
菅谷「分かってるよ!!もう!じゃあな!!!」
別れる菅谷と徳永。
徳永「・・・おもしろそうだな」
徳永、携帯を出して電話をし始める
徳永「もしもし?今度の日曜空いてますか?」


清水×清水(シミズのジジョウ)12


~日曜日~
○通学中
部活で学校に向かっている清水と須藤

須藤「いいのか?」
清水「なにが?」
須藤「妹のことだ。嗣永なんかに預けて…」

清水「大丈夫でしょ…嗣永だったら今日の勢いでヤっちゃったりしないだろうし」

須藤「いやいや…もし不良に絡まれたりしたら」
清水「それも大丈夫。ボディーガード頼んであるから」
須藤「ボディーガード?」

清水「これこれ」
髪をかき上げてこめかみのアザを見せる清水

須藤「あいつか!?心強いが…逆に不安だな」
清水「確かに」


清水×清水(シミズのジジョウ)13


須藤「ところで…そっちはもうすぐ関東大会だな」
清水「うん」
須藤「関東大会ってことは…」

清水「もちろんいるよ。キュー学」

須藤「…キュー学か」
清水「僕は須藤くんたちみたいに力はないけど、ここでキュー学に正々堂々と勝ってみせる」
須藤「相手は全国レベルだぞ。勝機はあるのか?」
清水「僕だって全国を見越しての戦略を練ってる。今いる6人は僕が骨折して部活が止まっても
   辞めることなく残り続けてくれた信頼できる仲間だ。チームワークでは負けてない」
須藤「おぉ…すごい自信だな」
清水「向こうもエースだった中島君がいなくなった分戦力不足だしね」

須藤「…楽しみにしてるぞ(バン!」
気合入れに背中を叩く須藤。痛みをこらえる清水
清水「うっと!ありがとう…頑張るよ」


清水×清水(シミズのジジョウ)13


○Berryz宮殿前

遊園地前で佐紀を待つ嗣永
嗣永(約束の30分前に来ちゃった…)

影でその様子を見ている熊井
熊井(やっぱり早くきたな…1時間前から張っててよかった…
    さて清水の妹が来る前に嗣永に声をかけてくるか…あっ)

嗣永の元に早くも佐紀が現れた
佐紀「あれっ!?嗣永さんもう来てたんですか?」
嗣永「清水さんも早いですね!!!」

隠れ直す熊井
熊井(くそっ!さすが真面目な清水の妹だな…)

嗣永の着てる服をジロジロ見る佐紀
佐紀「あれ?嗣永さんの着てる服…お兄ちゃんも同じの持ってる!」
嗣永「よく分かったね!実は清水くんから借りてきたんだ。
    こういうところで着てく服、家に無かったからさ」
佐紀「やっぱり、そうなんですか…」

嗣永「じゃあ…入りましょうか?」
佐紀「は、はいっ!」
園内に入って行く二人
熊井(よし…)
少し遠くであとつけて入っていく熊井


清水×清水(シミズのジジョウ)14

○園内

嗣永「清水…さん?」
佐紀「下の名前でいいですよ。名字だとお兄ちゃんと同じになるし」
嗣永「…じゃあ佐紀ちゃんで」
佐紀「はい♪」
嗣永「最初は何に乗りたいの?」
佐紀「えーっと・・・」

遠くの草むらで様子を見る熊井
熊井「この距離じゃ何しゃべってんのかわかんねぇな…」

熊井の目の前にイヤホンを差し出す手が
熊井「ん?…夏焼っ!?」
熊井の横で立っている夏焼。すでに自分のイヤホンを耳に挿している

夏焼「これで二人の声が聞こえるよ」
熊井「なんで聞けるんだよ?」
夏焼「昨日嗣永に御守りをわたしてあげてね…」
熊井「その中身がマイクってことか…相変わらずヤらしいことすんだなお前」
夏焼「へぇー…いらないんだね」
熊井「いやいや!わりぃねw夏焼くんwww」
夏焼「フッ♪」
熊井に補聴器を渡す夏焼


清水×清水(シミズのジジョウ)15


熊井「…ところで、なんでお前がここに来てんだよ。お前も清水に頼まれたのか?」
夏焼「いいや、ちょっと気になってね…」
熊井「気になる?」
夏焼「あの中で僕や、100歩譲って君を選ぶなら分かるが…嗣永を選ぶというのは
    理解できない。なにか彼女にウラがあると思ってね…」

熊井「ああ、なんか清水も同じこと言ってたな。
   …っていうかお前、ただ嗣永に負けたのが悔しかっただけじゃね?」
ヒュッ!!
熊井の急所目掛けて突きをする夏焼

熊井「うぉっ!?なんだよ?」
余裕で避ける熊井
夏焼「…イヤホン、取り上げるよ」
熊井「わ、わりぃ・・・(図星だったのかよ…)」
嗣永《僕はいい!1人で乗ってきていいよ!!》
熊井「んっ?」

イヤホンの向こうで聞こえる嗣永の叫びに耳を傾ける2人


清水×清水(シミズのジジョウ)16


○ジェットコースター前
佐紀「1人で乗ってもつまらないです!1回だけでいいですから!」
嗣永「うん…」
しぶしぶついて行く嗣永

○草むら
熊井「たしか嗣永って…」
夏焼「大嫌いだったね。ああいうの」
熊井「じゃあなんで遊園地に来ちゃうんだよあのお人好しは…」

しばらくしたら降りてくる2人

嗣永は号泣して腰が砕けて歩けず佐紀に支えられて歩いている
嗣永「う゛ぇ~~ん!怖かったよぉ!もう乗りだぐなぁい!!!」

佐紀「すいません、お兄ちゃん大好きだから男の人はみんな大丈夫だと思ってたんで…
   しばらく休みますか?」
嗣永「ごべんね…グス」
○草むら
心配そうに嗣永を見る熊井
夏焼「やれやれ…佐紀ちゃんが清水くんに見えるからどっちが男の子か分からなくなるね…」


清水×清水(シミズのジジョウ)17


○園内別所
鈴木「じゃあ・・・あの城をこのアングルで」
菅谷「うん!(パシャ!」
三脚を移動させてデジカメで撮る菅谷
菅谷「…これでいいかな?」

デジカメのモニターを覗き込み確認する鈴木

ドキッとしてサッと身を引く菅谷

鈴木「うん!バッチリ!」
菅谷「ほんと?よかったぁ・・・」
鈴木「ゴメンね…こんなことのために一緒に来てくれて…わたし機械に弱いから…」
菅谷「んっ?いいよいいよ!暇だし!」

鈴木、Berryz宮殿のマップを出して
鈴木「じゃあ次は…ここで!」
菅谷「うん、分かった」
目的地に向けて歩き出す鈴木
テキパキと三脚をたたんで後をついていく菅谷

菅谷(手を握る…今日こそは手を握る…!)


清水×清水(シミズのジジョウ)18


○園内別所
ようやく落ち着いた嗣永と次のアトラクションに向かう2人
佐紀「次は…メリーゴーランドでいいですか?」
嗣永「それなら大丈夫!」

○木の陰

険しい顔で見る熊井とニヤニヤ顔で見る夏焼

夏焼「いいふいんきになってきたね…」
熊井「…なんか楽しそうだなお前」

夏焼「いやー君の苛立ってる顔が面白くて面白くて」
熊井「てめぇ…いい加減に…」

夏焼「イヤホンのスイッチオーフ♪」

熊井「あっ…悪かったよ」
夏焼「ホント、面白いですねぇ♪」

熊井(後で覚えてろよこのドS野郎…)

おっさん《おいそこの僕ちゃんとお嬢ちゃん?》
熊井「んっ!?」
イヤホンから変な声が聞こえて来たので嗣永の方を見る二人


清水×清水(シミズのジジョウ)19


嗣永と佐紀がタバコをくわえた酔っぱらいのおっさんに絡まれてる

おっさん「君たちどぉこに行くのかなぁ?おじさんもついてきたいなぁ」

佐紀「嗣永さん…」
嗣永の後ろに隠れる佐紀
嗣永「えっ!?…あのぉ…今2人でいたいんで…」
おっさん「なんだてめぇ!!おれをぶぁかにしてんのくぁー?」

夏焼「こんな朝から酔っぱらってるのおっさんとか…夢の国が台無し…ダメな大人だね。」
熊井「嗣永と清水の妹が危険だな…よっし!俺の出番…んっ?」
熊井の携帯にメールが届く
熊井「なんだよこんな時に・・・」

メールの本文には
『俺がやる、さがってて』

と書いてある。送り主は

徳永《おーいそこの酒臭いおっさーん!》
おっさんの目の前には徳永と大江が立っていた


清水×清水(シミズのジジョウ)20

○木陰
熊井「徳永!?おいおいなんであいつらまでいるんだよ!」

夏焼「ただの野次馬根性だろ…大江さんまで利用して」

おっさん「なぁんだおめぇ?」
徳永「Berryz宮殿はタバコ禁止だよ!」
おっさん「あぁ?」

ヒュッ!

素早く足を上げおっさんがくわえていたタバコだけを蹴り飛ばす徳永

徳永「園内禁煙にご協力くださーい♪」
大江「おねがいしまーす♪」
おっさん「う…うわぁ!!!」

今の蹴りを見てビビって逃げていくおっさん

徳永「ふぅー…よっ!嗣永っ!」
嗣永「徳永くん!…なんでいるの?」
徳永「なんでってマリマリと夢の国のパトロール♪」
大江「そういうこと♪」

嗣永「マリマリ…センス悪っ」


清水×清水(シミズのジジョウ)21


嗣永の後ろにいる佐紀に気づく大江
大江「…あなたが清水くんの妹さん?ホントそっくりねぇ…」

佐紀「はい、はじめまして!佐紀と言います!購買の大江さんですよね?
   いつもお兄ちゃんがお世話になってます!」
徳永「へぇーそんなことまでしってるんだ!すごいねぇ」

徳永の顔を冷たい目で見る佐紀
徳永「あっ・・・ゴメン・・・」
佐紀「…嗣永さん、行きましょ!」
嗣永「え!?ちょっ!」
佐紀に引っ張られてその場を離れる嗣永

徳永「あらら…佐紀ちゃんまだ俺が胸触ったこと起こってるんだ」
大江「……徳永くん?」
徳永「はい♪」

徳永が振り返ると顔のひきつった大江がプルプル震えている
大江「胸触ったって…何?」
徳永「はっ!!!…あの、これには深~い事情がありまして…その」
大江「帰る!」
徳永「ちょっ…待ってよ先生ぇ!」
大江「先生じゃありません!」

○木陰
熊井「ありゃ相当尻にひかれてんだな…」
夏焼「見てるこっちが恥ずかしくなるよ…」


清水×清水(シミズのジジョウ)22


○喫茶Berry fields

午前で部活を終わらせくつろいでいる須藤と清水

須藤が袋からダンス部の衣装を取り出す
須藤「ほい。衣装の修復終わったよ」
清水「ありがとう!須藤くんが裁縫得意で助かったよ…うちの学校部費がぜんぜん降りないからね…」
須藤「まぁ…ほとんどが帰宅部だからな」
清水「お礼にお昼おごるよ。いつものでいいよね?」
須藤「ああ、よろしく頼む」
清水「マスター!ミートスパゲティ!ソース多めで!」

○Berryz宮殿園内

移動中の菅谷と鈴木
菅谷(普通はこの時に手を握るんだよな…)
鈴木の手をジロジロ見てタイミングを計る菅谷…
菅谷(よしっ!)


鈴木の手を握ろうと手を伸ばす菅谷・・・


清水×清水(シミズのジジョウ)23


鈴木「あっ!」
菅谷が手を握る瞬間に立ち止まる鈴木
菅谷(うぉっ!)
思わずビクッとして手を引く菅谷
鈴木「ねぇねぇあれ!」
菅谷「な、なに!?」
鈴木「あれ嗣永さんじゃない?」

鈴木の指さす方向には嗣永と佐紀がいる

鈴木(一緒に手を握ってるのは…女装した清水さん!?…そういう趣味もってたのね!!!ステキ!)
佐紀を女装した清水だと思い目をキラキラさせる鈴木

菅谷「ああ、嗣永と清水くんの妹が今日デートしてるんだよ」
鈴木「えっ?清水さんが女装してるんじゃないの?」
菅谷「うん、そっくりだけど妹の佐紀ちゃんだよ」


鈴木「……なぁんだ」
ガッカリする鈴木

菅谷(何で今ガッカリしたんだろう?悪いこと言ったかなぁ…ん?)


清水×清水(シミズのジジョウ)24


少し離れたところで張ってる熊井と夏焼を見つける菅谷

菅谷「熊井くんと夏焼くんもいるし」
鈴木「えっ!?ほんとだわ!」

さらに目をキラキラさせる鈴木
鈴木(あれはおそらく清水さんの妹に嫉妬する熊井さんと夏焼さん!!!
   あの関係は噂じゃなかったのね!!!事実は小説より寄なりとはこういうことだわ!)

鈴木「菅谷くん!あれ撮っといて!」
菅谷「えっ!?なんで!?」
鈴木「資料よ!!」
菅谷「なんの!?」
鈴木「絵のに決まってるじゃない!」
菅谷「はぁ・・・まぁいいや(パシャ」

首をかしげながら写真を撮る菅谷


清水×清水(シミズのジジョウ)25


嗣永「あっ!菅谷くんだ!」
撮影中に嗣永に見つかる菅谷
菅谷「おっ…おお」
佐紀「やっぱり今日はデートなんですね♪」
菅谷「ち、違うって!!!」

菅谷に耳打ちをする嗣永
嗣永「ねぇ菅谷くん・・・」
菅谷「なに?」
嗣永「しばらく一緒に行動してくれないかな?」
菅谷「はぁ?なんで?」

嗣永「初めて同士だから話がうまく続かないんだよぉ…お昼おごるからさ」
菅谷「おごるって…お金は?」
嗣永「清水くんからお昼代もらったんだ♪」
自慢げに財布を見せる嗣永
菅谷「それはお前のおごりじゃないだろ」



清水×清水(シミズのジジョウ)26


鈴木「ねぇ菅谷くん・・・」
菅谷「なになに?」
鈴木「嗣永君たちとしばらく一緒に行動しましょ」
菅谷「えっ!?そんな・・・」

嗣永「さんせー!さんせー!いいでしょ?佐紀ちゃん?」
佐紀「いいですよ。鈴木さんってキュー学なんですよね?すごく憧れてるんです!
   いろいろ聞かせてもらえますか?」
鈴木「うん!じゃあお昼食べに行きましょ♪」
佐紀「はい!」

佐紀の手を握り歩き出す鈴木

菅谷「あっ…おれの握る手が…」
思わず口走った菅谷の言葉を聞き逃さなかった嗣永
嗣永「…ごめんね、菅谷くん…」
菅谷「いいよ…慣れてるから」


清水×清水(シミズのジジョウ)27


○喫茶Berry fields

ミートスパゲティを食べている須藤
バイトの作業を始め机を拭いたりしている清水
須藤「清水、いいのか?」
清水「なにが?」
須藤「だから妹だよ。バイト休んで今からでも見に行けばいいのに」
清水「…なんか須藤くん僕より心配してるみたいだけど…佐紀のこと気になったの?」
須藤「ブホッ!!!」
スパゲティを吹き出しむせている須藤
須藤「そ…そういう意味じゃない!!」
清水「ごめんごめんw…まぁ心配はしてるけど、もう高校生な訳だし」

須藤の向かいに座る清水

清水「僕の家、両親が共働きな上に帰りが遅いんだ。そして部活やバイトで
   僕も遅いから夜は佐紀しかいないことが多くてさ…」
須藤「ほぉ…」
清水「寂しかったんだろうなぁって…だから嗣永と遊園地行くなら楽しい思い出にして欲しかったから
   嗣永に服を貸したりお昼代を渡したり、ボディーガードを熊井くんにお願いしたんだよ。
   今は部活やバイトを外せないからね」
須藤「部活は分かるが…バイトは抜けれるだろ」
清水「実はね…どーーーしても欲しいモノがあってさ」
須藤「欲しいもの?」
清水「うん」


清水×清水(シミズのジジョウ)28

○Berryz宮殿内レストラン

おしゃべりに花の咲く嗣永たち4人
その4人のテーブルから一番遠いところで様子を見る熊井と夏焼、そこになぜか徳永もいる
徳永「はぁ…しにたい」
夏焼「いつの間にいるんだよ君は」
徳永「はぁ…愛するマリマリを怒らせちゃったよ…どうすればいいかな!?
    恋愛マスターの夏焼先生!」
夏焼「まずはそのセンスの悪い呼び名から改善すべきだと思うよ」
徳永「それは譲れない!」

嗣永たちの話をイヤホンで聴きながらメニューリストを熟読している熊井
熊井「おい、おまえら好きなもん頼めよ。俺が出す」
夏焼「へぇー。君がおごるとはねぇ」
徳永「これは午後から雪が降りそうですね…あでっ!」
熊井にひっぱたかれる徳永
熊井「俺も清水から昼飯代多めにもらってんだよ。夏焼は盗ちょ・・・(ゴホン)御守り、
    徳永もおっさん撃退で協力してくれたからな。お返しだ」
夏焼「君にも『恩を返す』という精神があるんだね」
熊井「何を言う。俺は『友』を大切にする男だ!」
自慢げに親指で自分を指す熊井
徳永「自分のお金じゃないけどね…あでっ!」
またひっぱたかれる徳永
徳永「『友』を大切に扱えよ!」
徳永の訴えを無視しイヤホンに耳を傾ける熊井と夏焼


清水×清水(シミズのジジョウ)29


○嗣永たちの席
佐紀「菅谷さんと鈴木さんは美術館で出会ったんですか?」
菅谷「まぁ・・・そうだけど」
鈴木「絵の発表会でね…菅谷君が1番で私が2番だったの」
嗣永「うそ!?知らなかった…」
菅谷「学校でも表彰式したのに…」
佐紀「でもすごいですね!私ピアノやってるけど全然うまくならなくて・・・」
鈴木「ピアノやってるんだ?」
佐紀「はい、お兄ちゃんが初めて誉めてくれたのがうれしかったから続けてるんです。」
菅谷「ピアノかぁ…清水くんもダンスうまいから音楽兄妹だな」
佐紀「あー…ダンス…あっ、嗣永さんは何かあるんですか?得意なもの」
嗣永「僕は特に無いよ・・・」
菅谷「特技と言えば・・・不良に絡まれやすいところじゃね?」
嗣永「すーがーやくん!止めてよそういうの!」

○熊井たちの席
夏焼「…楽しそうだね」
熊井「まあな。清水の妹も満足だろ」

イヤホンが無いために暇を持て余す徳永
徳永「俺は最悪だけどな。佐紀ちゃんに嫌われ…マリマリにも怒られ」
夏焼「自業自得だろ」


清水×清水(シミズのジジョウ)30


○キュート学園のたまり場

ひとりで退屈そうに寝そべっている梅田
梅田「やっときたか…」
中島がやってくる
中島「何の用ですか梅田さん?」

梅田「お前…いったんダンス部に戻れ」

中島「えっ…なんでまた?」
梅田「カリ太野郎率いるベリ高が関東大会に出るらしい」
中島「ほぉー。初出場で関東とはすごいナリね。さすが清水…」
ダン!
梅田、起き上がり近くにあった木箱を蹴ると中島の胸倉を掴む
梅田「誉めてんじゃねぇよ!!」
中島「ひぃっ!」
梅田「今すぐダンス部に戻ってどんな手段使ってもいいから部員どもを潰せ!」
中島「なぜそこまで…」
梅田「うちが全国行けようがベリ高ごときに負けてちゃ話にならねぇんだよ!
    それが雑魚のお遊戯会でもな!」
中島「…しかしどうやって?」
梅田「自分で考えろ。キュー学1の策士だろーが!」
たまり場をあとにする梅田
中島「ふぅー…最近やられっぱなしだから余計に荒くなってるみたいナリ…
    確かに我がダンス部がベリ高に負けるのは我慢ならない。さて…」


清水×清水(シミズのジジョウ)31

~~夕方~~
○Berryz宮殿入口

Berryz宮殿から出てきた嗣永と佐紀

佐紀「今日はありがとうございました。」
嗣永「いやいやこちらこそ。楽しかったよ。」
佐紀「また、こういう機会があったら連絡しますね」
嗣永「うん!じゃあね!」

別れる二人

○草むら
その様子を見ていた3人
熊井「んぁー。終わった…」
夏焼「…1日大変だったね」
徳永「まぁ…嗣永の初デートは大成功!ってことで!」
熊井「さてと…ベリフィーにいる清水に一発かましに行くか」

嗣永「くまいくんっ!」


清水×清水(シミズのジジョウ)32


熊井「はぁっ?」

3人の後ろに嗣永が立っていた
一人だけあせる熊井

夏焼「おお、嗣永じゃないか」
嗣永「熊井くん…夏焼くん…今日一日ずっと僕と佐紀ちゃんのこと陰で見てたよね?」
熊井「バレてたのか…」
夏焼「気づいてたけどな、僕は」
徳永「俺もわかったし。そりゃ熊井みたいなでかいのは屋久杉でも隠しきれないからな…あでっ!」
またしても熊井にひっぱたかれる徳永

熊井「これはな!…清水に頼まれてだな…決してストーカーみたいなことじゃ・・・」
嗣永「ありがとっ!」

熊井「へっ!?」


清水×清水(シミズのジジョウ)33


熊井の手を握りブンブン振る嗣永
嗣永「熊井くんが近くにいてくれたから安心して佐紀ちゃんと一緒にいれたよ!」
熊井「あっ…そっか…そりゃあ…良かったな」

照れをどや顔でごまかす熊井

嗣永「今からベリフィー行く?お礼におごるよ!」
徳永「それ清水のお金だろ!」
夏焼「いつものツケと変わらないじゃないか…」
嗣永「いーじゃん!いこいこ!」

熊井の手を引っ張る嗣永

熊井「うぉっ!」
夕日に向かって走っていく2人を見て
夏焼「フッ♪なんだかんだであの二人が一番だね」
徳永「いやいや。俺と麻理子ちゃんとの方がラブラブだって!」
夏焼「…許してもらえるといいね」
徳永「はぁ…どーしよ…あれ?なーんか忘れてるような気が…」


清水×清水(シミズのジジョウ)34


○園内
夜のイベント「スッペシャルナイトパレード」に備えてまだ園内にいた菅谷と鈴木

菅谷(ここのパレードは最後で最高のチャンスだ…いいムードになったらギュッと握ってやる!)
鈴木のケータイがなる
鈴木「もしもし?えっ!?そんないきなりだよ!・・・分かりました」
ため息をつきながら携帯を閉じる鈴木
菅谷「どうしたの?」
鈴木「ごめんなさい…パパが久しぶりに帰ってくるから一緒にご飯食べようって…」
菅谷(そ・・・そんな・・・!)
引きつったまま笑顔で話す菅谷
菅谷「はは…いいよいいよ!行ってきなよ!スッペシャルナイトパレードは撮っとくから!」
鈴木「ホントにごめんなさい!じゃあ写真できたら連絡してねー!」

ダッシュで帰って行く鈴木

見送った後ひざをついてうなだれる菅谷
菅谷「結局…握れなかった…」

菅谷はこの後、カップルたちが溢れかえる中で
一人スッペシャルナイトパレードを泣きながら撮影していたという。